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委員会会議録

質問文書

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令和4年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田内 浩之 議員
質疑・質問日:10/06/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○田内委員
 一問一答方式で3点お願いします。
 1点目です。警察官の採用試験についてお伺いします。
 報道によると、本県の警察官採用試験の受験者数は大分減ってきていると伺っております。特に昨年度は10年前の受験者数と比較して約65%落ち込んでしまったとのことで、特に大卒の受験者数の倍率は2.4倍と全国で一番低くなってしまったそうです。優秀な人材を確保するにはできるだけ優秀な多くの若者に警察官を受験してもらい、その中から選ぶようにしなければいけないと思いますけれども、現状をまずどのように分析されているのか。今年度の採用試験はどうだったのか。引き続き優秀な人材を確保するためにどのような取組を推進していくのかお伺いします。

○鈴木警務課長
 まず、現状をどのように分析しているかについてです。
 警察官の採用情勢につきましては、民間企業の採用意欲の高まりや少子高齢化に伴う受験可能人口の減少などから本県警察におきましても受験者数の減少傾向が続いております。とりわけコロナ禍におきましては、県をまたいだ往来の自粛あるいは試験日程の延期などによって大学生では県外からの受験者が激減しているほか、高校生では民間志向の強まりにより受験者数の低水準が常態化しております。こうしたことが減少の主な要因と考えております。
 次に、今年度の警察官採用試験の状況です。
 春に行いました大卒または大卒見込みの方を対象とした警察官A第1回採用試験では受験者数は418人、最終合格者数162人、競争倍率2.6倍であります。令和3年度と比較しますと受験者数は54人の増加、競争倍率はプラス0.5ポイントでございました。
 また現在行っております警察官A第2回採用試験では受験者数は102人であり、令和3年度と比べますと1人減少、大卒以外の方を対象とした警察官Bの採用試験では受験者数は372人で、前年度と比べますと63人減少しておりますけれども、最終的な競争倍率につきましては前年と同程度となるものと見込んでおります。
 最後に、優秀な人材を確保するための今後の取組についてです。
 本県警察では、危機的状況にあります警察官採用情勢を踏まえまして、まず県外大学に対する取組の強化による受験者数の回復、さらに県内高校に対する取組の強化による受験者数の底上げを図ることが不可欠と考えており、取組の柱として進めているところです。具体的には採用担当者やリクルーターによる県内外大学等へのアプローチを強力に進めているほか、オンラインを活用した説明会の開催や動画の配信、ワンデー仕事体験等の各種対面型イベント、SNSによる魅力の発信、さらにはリクルーターに対するスキルアップ研修会等による活動スキルの向上などに取り組んでいるところです。
 県警察といたしましては、これまでの取組を検証、改善しながら、引き続き優秀な人材の確保に努めてまいります。

○田内委員
 御答弁ありがとうございました。様々な努力をされているのがよく分かりました。
 要望とさせていただきますけれども、最近の若い学生さんとお話をしていると、私も45歳ですけど私たちの世代よりも何か世の中の役に立ちたいとの考えを持っている学生さんが多いととても感じます。約12年前に県議会議員にさせていただき、警察の方の動きを見ていて感じたのは、私たち市民の見えないところで物すごく努力しながら地道にすばらしい仕事をされていることです。ですので、先ほどSNSのお話も出ましたけれども、例えばマスコミさんに皆さんの地道な仕事を取り上げてもらうなどの形で若者に訴求する――PRという言い方はよくないかもしれないですけれども、警察官はすばらしい仕事だというPR活動を地道に進めていく。そういったところが若者にリーチできれば興味を示し、受験数増につながるのかなと感じています。また引き続きの御努力をお願いできればと思います。よろしくお願いいたします。

 次の質問に移ります。老朽化交番の建て替えについてです。
 各地域の老朽化した交番を建て替え、更新していくことは地域の課題だと思います。私の地元にも白須賀交番がありまして、その建て替えについて地元から強い御要望を頂いております。
 そこで、一般論でお伺いします。交番の更新についてはどのような基準や方針で進めているのかお伺いさせていただきます。

○楠ケ谷地域課長
 老朽化した交番の建て替え方針と基準についてお答えいたします。
 県警察では、老朽化した交番・駐在所の建て替えを随時行っておりますが、現在は厳しい財政情勢を踏まえつつ、まずは老朽化が著しい施設、再開発計画等により移転せざるを得ない施設、さらには津波浸水区域など自然災害の被害を受けるおそれがある施設を優先的に整備する方針で建て替えを実施しております。
 次に、基準でありますけれども老朽化による建て替えの基準は木造で30年、非木造で35年を目安にしており、対象となる施設は本年10月1日現在で140か所余りに上ります。地域の諸事情や移転先の確保を勘案し、順次適正な整備を進めております。

○田内委員
 御答弁ありがとうございます。140か所余りとのことで、大分ウェイティングリストに溜まっているなと感じました。やはり早急に進めることが大事かと思いますので、ぜひしっかり要求していただきますようよろしくお願いします。私たちも応援させていただきます。

 最後の質問です。
 警察署の白バイの運用について質問させていただきたいと思います。
 交通事故削減のために白バイの取締りやパトロールはとても効果的だと思います。そこでお伺いさせていただきますけれども、各警察署では1台以上白バイが配置されているのでしょうか。また白バイを運転できる交通課の署員さんは各警察署に配属されているのでしょうか。そして警察署の白バイの運用に関する考え方についてお伺いさせていただきます。

○久田交通企画課長
 警察署における白バイの配置と白バイを運転できる交通課員の配属状況についてお答えいたします。
 令和4年8月末現在で、白バイは各警察署に1台以上配分し、白バイ乗務員は各警察署の交通課に1名以上配属しております。
 次に、警察署の白バイの運用に関する考え方についてです。
 白バイは、抑止力、警戒力、機動力を活用した活動を基本に管内の交通事故多発路線、幹線道路等におきまして飲酒運転や著しい速度超過、信号無視等の重大事故に直結する交通違反の指導取締りを行うほか、白バイの姿をドライバーに見せることで安全運転に努めてもらうべく交差点などで駐留警戒や赤色灯を点灯させたレッドパトロールに力を入れているところです。引き続き積極的な白バイの運用に努めてまいります。

○田内委員
 御答弁ありがとうございました。要望とさせていただきますけれども、ちょっと感覚的な物言いで大変申し訳ないですが、昔よりまちで白バイの姿を見かける機会が減ったと感じるところです。
 先ほどの警察官採用の話ですけれども、結構白バイは格好いいじゃないですか。採用面でも効果もあると思いますし、先ほどおっしゃったように抑制効果、特に私の地元だけではないと思うんですけれども、特に朝お子さんたちが通学している交差点などに、朝の通勤で急いでいるのはよく分かりますが結構赤信号で突っ込んでいる車を見かけるときがあります。白バイを結構積極的に運用していただくと大分抑止効果があるかと思います。積極的な運用をお願いしたいと思います。要望とさせていただきます。

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静岡県議会事務局議事課

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