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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:林 芳久仁 議員
質疑・質問日:12/14/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○林委員
 分割質問方式でお願いいたします。
 最初に、静岡県の新ビジョン評価書案の中に、国際クルーズ船はガイドラインが示されておらず再開の目途が立たないとありますが、先日来年3月1日の清水港への国際クルーズ船寄港が日本における国際クルーズ再開の初となる予定との報道がありました。これは受入れに関するガイドラインに則り安全対策を着実に進め、受入れ環境の改善や顧客満足度の向上に努めてほしいと思います。 
そこで質問しますけれども、ガイドラインの内容、国際クルーズ船寄港の見込みを踏まえてどのように対応していくのか。
 また、今回はコロナの関係で外国からクルーズ船が来ていないこともありますので、3月1日以降のクルーズ船について、コロナの感染状況が終息までいかないにしてもある程度収まれば入ってくることについて当局としてどう考えるかお尋ねします。

○吉住港湾振興課長
 国際クルーズ船の寄港再開についてでございます。
 先月11月15日に国交省の監修の下で外国クルーズ船の業界団体である日本国際クルーズ協議会が、国際クルーズ運航のための感染拡大予防ガイドラインを発出いたしました。これによって国際クルーズ再開の準備が整いました。
 このガイドラインは、船における新型コロナウイルス感染拡大を予防する責任の主体が外国船を運航する運航会社にあるという基本姿勢に立ち、日本において外国船の運航に関わる全ての事業者がこのガイドラインに基づいた運行をすることになっております。
 内容につきましては、例えば新型コロナウイルス感染者が発生した場合には、外国船の場合、軽症あるいは無症状などは船内での隔離を基本としておりまして、船医が重症であると判断した場合には陸上隔離を検疫所などに要請することになっております。今まで運航していた国内のクルーズ船は、軽症、重症に関わらず必ず寄港地で罹患者を降ろす方針だったので、そこが大きく違っております。そうした意味でコロナの対策につきましては今後、水際対策を担当しております検疫所あるいは海上保安庁とも連携を密に取りながら受入れの準備を進めていきたいと考えております。
 また国際船寄港の見込みにつきましては、ガイドラインの発出の際に併せて国際クルーズ協議会の調べとして全国で166本の外国クルーズ船の運航が予定されていると発表され、この中には本県港湾の3月1日の寄港をはじめとした県内港湾42回の寄港計画も入っております。
 そうした意味で先ほども申し上げましたとおり、今後は清水港に整備したCIQ施設等を活用いたしまして、ガイドラインの遵守及び感染拡大防止について関係機関との連携を密に取りながら準備を進めていきたいと考えております。

○林委員
 ありがとうございます。
 42回ということで大変すばらしいと思います。
 この間テレビで見ましたけれども、船会社も客船の部屋における新型コロナウイルス感染時の整備を進めて基準もできたということですが、全ての客船に新型コロナウイルス感染対策がされていると解釈していいですね。

○吉住港湾振興課長
 ガイドラインの中で日本で運航する外国船の運航会社は全てこのガイドラインに基づき運航すると定めておりますので、全ての客船に新型コロナウイルス感染対策がされていると考えていただいて問題ございません。

○林委員
 ぜひ楽しみにしていますので、よろしくお願いします。

 次に、台風15号により土砂が堆積した河川がたくさんありますけれども、その中で私たちが住む静岡市清水区が本流の巴川もあふれてしまって、床上床下浸水が発生しました。巴川では河口から6.6キロメートルまでの区間を掘削するという計画が前からありました。令和3年には設計と測量は済んでいるはずなんですけれども、予定どおり来年度予算の中に取り入れていくのか確認したいと思います。

○八木河川海岸整備課長
 8番委員御指摘のとおり、巴川の治水計画の中で、巴川本川の掘削が河川整備計画に位置づけられています。
 スケジュール的には現在橋梁の架け替えを伴うことから、橋梁の管理者である静岡市と調整をしているところでありまして、引き続き来年度は橋梁の統廃合や橋梁の架け替えに伴う負担金の調整も含めて静岡市と協議、調整を進めていきたいと考えております。

○林委員
 橋梁整備をした上で掘削するのか、同時に並行していくのかについてお伺いします。

○八木河川海岸整備課長
 河道掘削をするにあたって、河床を下げる形になるものですから、下げたことによって橋梁が不安定になるものについては補強や架け替えの必要が生じてまいります。
 ですので、その辺のチェックも含めて今後調整をしていきたいと考えております。

○林委員
 調整をするのは大変ありがたいことですけれども、どこまで調整して答えが出たときにそこから整備が入るのか、期間をはっきりしていただければありがたいです。それはどうでしょうか。

○八木河川海岸整備課長
 橋梁管理者は基本的に静岡市になるものですから負担金もございますので、その辺も含めて調整は鋭意進めていきたいと考えておりますが、実際に河道掘削に入る前に橋梁の架け替え工事が必要となってまいります。
 架け替え工事自体が3年から4年かかる想定ですので、実際に河道掘削に着手するのは基本的にはその先になると考えております。

○林委員
 とにかく静岡市と早く協議していただきたいし、また自然災害が起きないとも限らないわけですからね。その辺はよく話合って決めていただいて、工事にかかっていただきたいです。

 次に移ります。
 港湾管理条例の改正についてです。これは電線共同溝使用料の改定でありますけれども、港湾の重要なインフラの1つである臨港道路において電線柱の地中化や港湾の防災、安全・円滑なコース確保、景観形成などを図ることは重要であります。県内では、清水港日の出地区の臨港道路において電線共同溝が今年度に完成する予定と聞いており、県内港湾においても電線柱の地中化が進むことを期待いたします。
 そこで質問ですが、港湾管理条例改正の目的及び内容をお伺いします。

○北川港湾企画課長
 現在、清水港日の出地区の日の出埠頭1号道路において、新たに電線共同溝の整備を進めております。今回の港湾管理条例の改正は、この電線共同溝に設ける電線等に係る使用料を追加するものでございます。
 電線共同溝の使用料については、いわゆる道路法の道路は県道路占用料等徴収条例で料金が規定されておりますが、港湾条例には類似の規定がございません。したがって適正な使用料を電力事業者等、電線共同溝の利用者から徴収することができません。このため今回条例改正により、臨港道路に係る電線共同溝の使用料を定める所要の改正を行うものです。なお使用料の額につきましては、県道路占用料徴収条例に規定されている額に準拠しております。

○林委員
 はい、わかりました。
 次に、清水港等特別会計についてでありますけれども、第137号議案の債務負担行為の補正であります。
 清水港の荷役機械整備事業工事契約について、工事予定額、債務負担行為限度額、期間を変更しているけれども、この内容についてお尋ねします。

○市野港湾整備課長
 清水港荷役機械整備事業工事につきましては、富士見埠頭で供用中の荷役機械が設置から30年以上経過し、老朽化がかなり顕在化しております。この荷役機械1基を新たに製作し、併せて受変電設備も更新する工事でございます。
 当工事につきましては、約15か月の工事期間を要することから、令和4年2月議会におきまして令和4年度から5年度までの2か年で事業費15億円の債務負担行為を申請し承認されておりました。工事にあたり設計業務を進めましたところ、免震装置などの新規機能の追加や資材価格の高騰などにより工事費が増大し承認されている債務負担行為の限度額を超過することが判明しましたので、事業費24億3000万円に債務負担行為の補正を行うものでございます。
 また、これに伴い令和5年度内の工事完了が困難となりましたので、債務負担行為を令和6年度までの3か年に延長するものでございます。

○林委員
 長い間ありますので老朽化していることは分かりますけれども、ほかのところもありますので計画を組んでメンテナンスをしていただいて、なるべく少ない金額でやっていただくよう、ぜひよろしくお願いして終わります。

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