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委員会会議録
質問文書
令和４年10月28日逢初川土石流災害検証・被災者支援特別委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 廣田 直美 議員 |
| 質疑・質問日： | 10/28/2022 |
| 会派名： | ふじのくに県民クラブ |
○廣田委員
では、廃掃法関係について、関連してお伺いしたいと思います。
もう既に、危険性を軽減、除去するためにできることがあったと認めていらっしゃいます。
そして、県と市との連携不足、そして、県内部の連携不足で、意識改革が必要だということを認められていますが、やはりこの県内部の連携が不足だったからこそこういった危険回避ができなかったという点を捉えて、聞いていきたいと思います。2010年以降、廃掃法関係で、いろいろ健康福祉センターも含めて、源頭部を含めた地域を御覧になっているかと思います。
まず、確認ですが、ここで、行為者の特定ができなかったから何もできなかったみたいな結果報告をされているんですけれども、行為者の特定にどこまで努力されたのかをまずお伺いします。
○片山廃棄物リサイクル課長
廃棄物における行為者ですけれども、土砂は廃棄物処理法の対象外ということでございます。
まず、崩落した源頭部分でございますけれども、2010年８月に一時土砂とともに木くずが混入されたことがございました。
これにつきましては、指導によりまして、関係者により、木くずが取り除かれました。その後も、健康福祉センターがパトロールや監視を継続して、廃棄物が増えてないかを確認しています。
それ以外に、崩落した源頭部分でございますけれども、廃棄物が投棄された事実を確認した記録がございませんので、その崩落した部分につきましては、それ以外の廃棄物については、分からないということでございます。
それから、源頭部の上の部分でございますけれども、少し離れたところに、産業廃棄物のがれきが野積みされた場所がございまして、そこは、通称Ｃ工区と呼ばれておりますけれども、そういったところがあったということでパトロールをしていたということでございます。
調査につきましては、前の土地所有者が関係する複数の事業者が関わっていることは分かっております。ただ、推定はできていますけれども、いわゆる行政処分を行うというレベルまで、事実関係を認定できなかった状況でございます。
○廣田委員
行為者が特定できなかった経緯は理解できました。その代替手段ができると思うのですが、土地所有者に対して、他市で、そういった事例があると思いますが、その辺は検討されたのでしょうか。
○片山廃棄物リサイクル課長
土地所有者を検討したかでございますけれども、土地所有者に措置命令をかけられないかにつきましては、廃棄物処理法上でございますけれども、土地所有者というだけでは、措置命令はかけられないと考えております。
○廣田委員
その件については、また改めて、質問させていただきたいと思いますけれども、その後、唯一健康福祉センターに対して、通報や情報提供が2011年以降、2014年、確か2015年、2017年にあったと思います。それに対して、明らかに内部連携が取れなかったから、ほかに情報提供をしなかったということを認めていますけれども、やはり１つの法律に固執したことによって、こういった連携が取れなかったと私は思っています。本当に廃棄物法に関連したことにしか問題意識を持てなかったのか。やはり盛土があるということは、知っていらっしゃると思うんですよ。その引継ぎができてなかったかもしれませんけれども、現場にも行っていたり、唯一動いていたのが、こちらの部署だけですけれども、その辺の問題意識について、御見解をお願いいたします。
○片山廃棄物リサイクル課長
廃棄物を担当する所管部署といたしましては、廃棄物という廃棄物処理法に基づく観点で指導実施をするということで対応しておりました。ということで、土砂災害の危険性の認識というのは、なかったと捉えております。
○廣田委員
もうこれ以上質問しようがないんですけれども、やはり本当に県内部の連携、情報共有、市との共有が、明らかにできていなかったから、こういった危険回避ができなかったことが、よく分かったような気がします。
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