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委員会会議録

質問文書

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平成30年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:12/14/2018
会派名:公明党静岡県議団


○前林委員
 それでは、一問一答方式で2問だけですが、よろしくお願いいたします。
 最初に、先ほど小嶋警察本部長から交通事故関係の御説明をいただきました中で横断歩道歩行中の話があったのですが、日本自動車連盟――JAFの全国調査の結果が先日公表されて新聞掲載されました。信号がない横断歩道を渡ろうとする歩行者がいた場合にどう判断しますかとのことですが、一時停止をしますとの答えは長野県が一番多くて58.6%、何と静岡県が2位で39.1%、ひどいところでは最下位の栃木県は0.9%で100人のうち99人はとまらないとのことです。それから広島県も1.0%で同じく99人はとまらないとのことで全国的に見て一時停止率が非常に低い調査結果で驚きました。そんな中で静岡県が39.1%で全国2位ですが、冷静に考えたら39.1%では3台のうち2台はとまらないとのことですから決して褒められた数字ではないと感じました。
 そういう意味で、横断歩道に関連した交通事故の実態について先ほど御案内がありましたけれども、これまでの経過と現在の傾向についてお答えいただきたいと思います。

○小川交通部参事官兼交通企画課長
 初めに、横断歩道横断中の交通事故発生状況についてお答えいたします。
 本年10月末現在の横断歩道横断中の事故につきましては、発生件数は607件、前年比プラス78件、亡くなられた方は8人、前年比プラス1人となっております。
 過去からの推移でありますが、昨年までの5年間の発生状況を見ますと件数は700件台、死者は10人前後とほぼ横ばい状態で推移しています。
 全事故に対する発生割合ですが、10月末現在で全事故の2.6%を占めており、過去5年で見ますとおおむね2%台の横ばい状態で推移しています。

○前林委員
 ありがとうございます。
 運転免許を取ってから、もう45年ぐらいたっているんですが、自分の記憶をたどりますと横断歩道で歩行者がとまっていたら道を譲るのが基本中の基本だと教わった覚えがあるにもかかわらず、一時停止をしない車が非常に多いことについて交通事故防止の観点から情けない気持ちがします。
 新聞記事を見ますと、なぜとまらないのかというと自分の車がとまっても対向車がとまらないとか、後続車が来ていないから自分が通り過ぎてしまえば渡れるとか、立っているけれども渡るかどうかわからないとの理由を回答している方がいますけれども、交通事故防止で歩行者を守る観点は非常に基本的で大事な部分だと思います。今後の取り組みとしてどんな形で意識啓発していくのか教えてください。

○小川交通部参事官兼交通企画課長
 静岡県は、全国に比べとまる率は高いものの、7番委員御指摘のとおり6割の方がとまらないことは事実であります。今後の取り組みにつきましては横断歩道に関する基本的な交通ルールである横断しようとする歩行者がいる場合は手前でとまって横断者の通行を妨げない歩行者優先義務、さらには横断歩道を通過する場合は横断しようとする歩行者がいないことが明らかな場合を除き、その手前で停止できる速度で進行しなければならない減速義務の2つの義務を運転者に浸透させるため広報、啓発に努めてまいりたいと思います。
 並行して、当県につきましては全国に先駆けて横断歩行者妨害の指導、取り締まりを強化していますので守らないドライバーに対しては指導、取り締まりを今後も継続して強化していきたいと考えております。

○前林委員
 ここも、ざっと見て結構な人数がいますけれども私たちは必ずとまるようにしたいと思います。よろしくお願いします。

 2つ目の質問に入りますが、110番通報で不要不急の件数が多いとのことですが、10年ほど前に同じ情報をいただいて質問したときにどんな内容のものがあるかと言ったら、夜話し相手がいなくて寂しいから110番に電話するものもあるとのお話を聞いたことがあるのですが、現在の不要不急の110番通報にはどんなものが含まれているのか、概略で結構ですので教えていただきたいと思います。

○植田地域部参事官兼地域課長
 7番委員御指摘のとおり、不要不急の110番通報につきましては、真に緊急を要する110番を阻害する非常に重要な問題でございます。
 不要不急の110番通報の件数については、広報啓発活動の効果もあるのか年々減少傾向でございますが、まだまだございますので引き続き広報啓発活動に努めていきたいと考えております。
 不要通報の内容等でありますけれども、いたずらやかけ間違いであります。また不急通報は緊急に警察を必要としない要望や相談でございます。
 主ないたずら電話としましては、酔っぱらいからの電話、あとは病院の神経科等の公衆電話からの通報で支離滅裂で何を言っているかわからないものでございます。
 また、不急通報でございますけれども、例えば各種照会で主として運転免許証更新、住所変更、落とし物、拾得物の問い合わせでございました。
 この中で、特異なものといたしましては銀行に行きたいけれどもぐあいが悪いのでかわりに行ってほしいとか、毛虫を駆除してほしいなどがございました。引き続き不要不急の110番通報を防止するために広報啓発活動に努めてまいりたいと考えております。

○前林委員
 110番通報は、非常に大事なホットラインで全ての県民が110番通報の重要性を認識してほしいと思いますが、例えばいたずらとか不要な電話が110番通報でかかってきたときに警察としてはどう対応されるのか教えてください。

○植田地域部参事官兼地域課長
 そういうものは、指導を行いますけれども、悪質なものにつきましては、例えば業務妨害などを含めまして事件化するなどして対応しております。

○前林委員
 わかりました。
 先ほどの植田地域部参事官兼地域課長の答弁にありましたように、広報活動等の成果であるのか不急不要の110番通報が大分減ってきてはいるのですが、まだ数値的にはかなり多いことから当たり前のことですけれども110番通報で警察業務を妨害しないような認識を県民が持つことができるように広報活動をぜひよろしくお願いしたいと思います。

○渡瀬委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は13時15分とします。
( 休 憩 )
 休憩前に引き続いて、委員会を再開いたします。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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