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委員会会議録

委員会補足文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年1月脱炭素社会推進特別委員会
委員間討議の開始、委員間討議の終了 【 討議 】 発言日: 01/26/2022 会派名:


○鈴木(澄)委員長
 これより、調査報告書の作成に向けた委員間討議を行います。
 前回までの委員会において、各委員の皆様や参考人から頂いた御意見を踏まえ、正副委員長で取りまとめた報告書案を事前に送付させていただきました。
 本日は、まず、私から報告書案の内容を説明し、その後、委員の皆様から御意見を頂き、最終の調査報告書を取りまとめていきたいと思います。
 それでは、資料1を御覧ください。
 まず、1ページ目に、調査の概要、委員会の運営方針、そして調査の観点が記載してあります。
 2ページから10ページは、第3回委員会で調査しました関係部局の取組状況が記載してあります。
 11ページから26ページは、第4回及び第5回の委員会で行いました参考人からの意見聴取の概要が記載してあります。
 そして、これらの調査結果、委員間討議の結果を踏まえた当委員会としての提言は、27ページからの記載となります。
 提言(案)は大きく6つの項目で構成されています。
 まず提言1として脱炭素社会の実現に向けた機運の醸成、次に提言2として省エネルギーの推進、次に提言3として再生可能エネルギーの普及促進、次に提言4として地域交通の脱炭素化、次に提言5としてカーボンニュートラルに向けた取組、最後に提言6として企業等への支援としています。
 最後に資料編として、35ページに別表1の委員会の活動状況、36ページに別表2の委員名簿を添付してあります。
 なお、27ページからの提言部分につきましては、資料2として報告書から抜粋いたしましたので、そちらも御利用ください。
 それでは、まず初めに、報告書の提言部分につきまして、御意見などがありましたら、御発言願います。

○杉山(淳)委員
 意見を紙にまとめてきたんですけど、配付は可能でしょうか。
(発言する者あり)

○鈴木(澄)委員長
 口頭で説明を願います。

○杉山(淳)委員
 県は既に、第4次静岡県地球温暖化対策計画案を発表しておりまして、現在、県民に対してパブリックコメントの募集をしております。その計画案を意識した提言にしていく必要があると思っております。これはただの意見ですけれども。
 具体に話を少しさせていただきますと、昨年、菅政権が打ち出した国の目標が、2013年比、2030年までに46%削減で、それよりも高い目標を設定すべきという意見が入るといいなと思います。また、他の事業と同列ではなく、地球規模の大きな大切な課題として捉える表現にしていただけるところがあれば、していただきたいと思っております。
 あと、国立環境研究所の日比野先生が盛んにおっしゃっていたんですが、ライフスタイルの変革、産業構造の変革、技術革新の推進、それによって脱炭素を目指すという趣旨の意見を取り入れる表現を全般的に入れていただけたらなと思っております。
 全ての脱炭素の元凶である、石炭火力ゼロなどを目指す国の方針に協力していく姿勢についても、どこかで触れられないかと思います。
 提言1について、県民の機運の醸成なんですが、今、県民に対して呼びかけている海洋プラスチックごみ防止の6R県民運動のような、具体的な脱炭素の県民運動を提起したらどうかと思っております。
 また、県民の意識の向上に向けて、若者や主婦層を含めた県民の代表から、広く意見を吸い上げる仕組みを作ったらどうかについても、ぜひ触れていただけたらと思っております。
 次に、同じく提言1の(2)の環境教育の充実ですが、脱炭素の推進の際に、従来の価値観とは違う対応が必要な場合も多々あり、今までの価値観、今までの知識では、正しい知識じゃなくて、新たな正しい知識を広めていく必要があります。具体には、これも環境研究所の日比野先生から議員の質問に答えていただきました、現在のごみ減量で実施している食品回収トレーの場合で、お湯を用いてきれいにして回収することが、かえって化石燃料を使ってしまっている従来のごみ減量の取組が、脱炭素にはそぐわないことも、しっかりと説明があったわけですので、1つの例としてそれに触れようというんじゃなくて、従来の価値観と違う対応が必要になっていることについて、説明を加えたらどうかと思っております。
 次に、省エネルギーの推進ですが、住宅の問題は大変大きな課題でして、提言2では住宅の新規建設と既存住宅の断熱改修の話が同じ項に入っているのですが、ぜひこれを2つに分けて、1個1個重要な課題ですので、項立てをしていただけたらなと思っております。
 次に、提言3(2)の住宅への蓄電池設備の導入促進ですが、EVは災害時に大変有効な蓄電池として活用できるため、EVについて、蓄電池を実際に積んでいるので災害時の有効性についても、ぜひ何らかの形で触れていただけたらなと思っております。
 特にEVの日中の充電は、今後恐らく太陽光発電がある程度の水準に達したときに、有力な蓄電になるんじゃないかということです。また太陽熱温水器についても、今回の委員会の中ではほとんど触れられておりませんでしたが、かなりの高温のものができることは、将来有効性があるということですので、これについても、再生可能エネルギーとして、十分機能するものだと思いますので、将来の施策に向けて触れてほしいと思っております。
 次に、地域交通の脱炭素化ですが、コンパクトなまちづくりと地域交通の脱炭素化という項に、日比野先生がお話しをされた自転車の利用についてどう考えていくのか、考え方にぜひ触れたらどうかと思っております。
 また、私、勘違いをしていて、会派の中で御意見をいただいたんですけれども、次世代の自動車製造のための技術開発とか、提言6にあります企業への支援について、燃料電池とか、グローバル競争に勝ち抜くために国全体で考えなきゃならない大きな技術開発については、国の課題なんですが、モーターの軽量化とか、中小企業が取り組むべき課題もあるので、その辺のところは分かりやすく書いていただけたらなと思っております。
 最後に参考人の意見のところで、私、今、日比野先生の講演の内容を多々引用したんですが、ごみ減量に際して、従来の価値観と違う対応が必要だという点について、ごみ減量のトレーの回収で、現状で湯で洗ってきれいにすることは、脱炭素化として現状ではナンセンスですが、将来、再生可能エネルギーが充足した段階では有効だというような表現があったと思うんですが、そういうことをぜひ加えていただきたいと意見として申し上げます。

○鈴木(澄)委員長
 ありがとうございました。
 ほかに意見はございますか。

○中沢(公)委員
 正副委員長に確認ですが、今、9番委員が言ったことは、今日に至るまでに会派で吸い上げたものが正副委員長に上がってきていて、この報告書案ができているんじゃないんですか。今の話を今日平場でやったら、評価なんかできるわけないんだから、評価できないものを上げられたら、日程を組んでもう1回委員会をやってもらうしかない。正副委員長、これはどういう運営をしているんですか。

○鈴木(澄)委員長
 私どもでたたき台を作り、事前に配付をして見ていただいて、先ほど御指摘が最初にあったように、可能であればというか、ルール上と言ったほうがいいのかもしれませんが、事前に出していただいて、それをそしゃくした上で、今日の会議には、今の御意見等が反映されているという前提で最終調整をすることが望ましいと思っていますので、それができなかったということは、私どもとしては残念に思います。

○中沢(公)委員
 そんな運営なら、今日は委員会で評価できないですよ、急にそんなこと言われたって。
 出すものを出すなら、こっちだって二、三日くれという話になる。そのために今までの時間的猶予があったわけでしょう。それで正副委員長に報告書の取りまとめの一任をしているわけでしょう。こんなものがこの委員会最終日に出てくれば、因縁以外の何ものでもない。
 申し訳ないけれども、そのためにそちらも会派から副委員長を出しているんでしょう。正月にどこへ行っていたのか知らないけれども、それぐらい仕事としてやってくれないかな。
 今の意見について検討するなら、今日はもう散会にしてもらわないと、評価しようがない。後日、改めてやってもらうしかない。もしくは、取下げだよ。これは委員会メンバーとしての責務の問題だよ。
 今のこの段階で、中身がいいとか悪いとかの評価をしようがない。

○杉山(淳)委員
 私が詰問されているような部分もあると思いますが。

○中沢(公)委員
 いやいや、だから委員会メンバーがいるわけでしょう。おたくも会派に副委員長もいらっしゃるし、先輩議員もいらっしゃる中で、何もしないでここに至って今、言っているんですか。経緯が全くよく分からない。そのために正副委員長に報告書の取りまとめを一任して、そちらからも副委員長が出ていて、そして今日に至ってそんな御託を並べられて、今日の今日でその意見に評価なんかできないと言っているんです。どうしてもそれを評価したいって言うんだったら、もう1回委員会をやり直してくれと言っているんです。

○杉山(淳)委員
 意見を申し上げて、最終的には正副一任でお任せするということじゃ駄目なんでしょうか。

○中沢(公)委員
 じゃあ、みんなが言いたい放題で言って、他の委員の意見にそぐわないことでも、全部報告書に反映できるということになる。あなたの意見が全てじゃないし、あなたの意見が正しいなんて私は思っていない。仮に間違ったことを言っているとか、自分たちの意見にそぐわないことがあったとしても、全部正副一任で、自分たちの委員会メンバーとしての意にそぐわないものがあったとしても、全部報告書に反映されるってことでいいんですね。

○杉山(淳)委員
 そういうことではなくて、それも含めて正副一任では駄目でしょうかということです。

○中沢(公)委員
 我々はこれまでそんな協議をしたことはない。誇りを持って議員をやっているので。単なる評論家じゃないんでね、我々は。責任を持って議員をやっていますから、それは無理です。そのために委員会で協議をやっているんだから。

○鈴木(澄)委員長
 御意見はごもっともでありまして、時間を作って報告書をまとめる段階で、実はいろんな方たちからいろんな提言、あるいは御自分たちがさらに深掘りといいますか、いろんなところに行ってお話を聞いたり、現地を個人的に視察されたりして取りまとめていただいたものを、この提言書としてまとめてきました。そういう意味で、現状、ここである1つの線を引いて、取りまとめをしたという解釈で、正副委員長としては今日臨んでおります。お話はいろいろ聞かせていただきましたが、その中で幾つかは、表現の違いはあったにしても、反映されているものもあると認識しています。ただこれを、今、2番委員がおっしゃったように、皆さんにもう一度、意見を求めることになると、意見書の最終取りまとめの考え方としてどうなのかなと。語句がどうであるとか、ちょっとこの部分にこんな文言をつけ加えるという範囲内であれば、収まる話だと思いますけれども、協議内容が後ろに戻ったような委員会の進行になりますので、そこは一線を引くためにも、お話は聞きましたが、現時点ではそれを全て反映するという作業には移れない。また委員会の運営としても、皆さんにそれを求めることはできないことを申し上げたいと思います。

○佐野委員
 よろしいですか。すみません。
 会派の中の調整が足りなくて、個人、個々に任せていて、会派の委員メンバーでの共通理解がなされていない個人的な意見ではありましたので、9番委員の発言の中で、少しでも取り入れられることがあったら、この提言書のここにこれを書き加えていただきたいという具体的な1点でも、どうしてもここを変えてほしいとか、ここに加えてほしいという話に絞って提案していただければ、委員長、副委員長もそれを鑑みてくださるかなと思うんですが、すみません、会派の調整不足だったので。

○鈴木(澄)委員長
 先ほど私が述べたような形で進行させていただきますので、そこを御理解いただきたいなと思いますが、それでよろしいですか。

○中沢(公)委員
 だから、それは受け入れられない。

○杉山(淳)委員
 せめてということでしたら、ちょっと強調したいところだけ、発言してよろしいですか。

○中沢(公)委員
 1回休憩して、そちらでやってください。申し訳ないけれども、副委員長を出しているんだから、もう1回、3人で話し合ってください。私はそんなでたらめはやりたくないです、幾ら何でも。大人として、責任ある立場として仕事をしているんだから、何でもありはもう勘弁してください。そのために役職をしょっているんだから。1回休憩して、そちらの会派の意見を整理してくれないでしょうか。そんなでたらめに付き合わされたんじゃ、たまらない。もうちょっと紳士的にやろうよ。でたらめ過ぎる。

○鈴木(澄)委員長
 休憩を取った上で、結果は副委員長の田口委員から報告をいただきます。
 では、ここで休憩とします。再開は10時50分といたします。

(休 憩)

○鈴木(澄)委員長
 休憩前に引き続き、会議を続けます。

○田口委員
 先ほどの発言、大変失礼をいたしました。会派の中での調整が整っていませんで、恐縮でございます。
 今、3人で話をして、発言を取り消すということも話をしたんですけれども、もう話は皆さん、聞いていただきましたので、それはそのまま残していただいて、その上で、1か所だけ、本人がこれまでの委員会でも触れたところについて、ぜひ御考慮いただきたいという話であります。
 提言1の(2)の環境教育の充実のところで、先ほども9番委員が触れておりましたけれども、やはりCO2の削減には、従来の価値観と違う対応が必要な場合が出てくることについては、もう少し強く触れていただきたい、それを追記していただきたいという意見でお願いしたいと思います。

○鈴木(澄)委員長
 分かりました。

○中沢(公)委員
 ちょっと確認ですが、それ以外はなしで、聞き置くだけですね。
 今度は、今、田口副委員長が言ったことを反映した文章を見させてもらわないと、評価ができませんね。

○鈴木(澄)委員長
 補足をさせていただきます。
 まとめてきた立場からすると、今の言葉は私どもが議論した最後に、ライフサイクルアセスメントという言葉を入れさせていただきました。つまりこれは、今、9番委員がおっしゃったような価値観も含めた中で、今までの視点では、ある1点についての議論、環境施策を進めてきたものですけれども、全体を通してどうあるべきかを考えたときに、このライフサイクルアセスメントという考え方を導入すれば、まさに本当の意味での環境に配慮した施策が、また産業界でも使われることを意識して入れてありますので、包含されていると、今の思いは受け止めて表現されていると御理解いただければありがたいと思います。

○中沢(公)委員
 11番委員、訂正なしでいいですね。

○田口委員
 はい、よろしいです。

○中沢(公)委員
 じゃあもう、何にもなしですね。

○鈴木(澄)委員長
 よろしいでしょうか。
 ほかの委員の御意見等を求めますが、いかがでしょうか。

○佐野委員
 私もカーボンニュートラルと、これまでのもったいない運動とは、県民の意識を変えていかなければいけないということを、それは自分の中の気づきでもあったので、何回か発言させていただきました。
 それで、ここが、今の9番委員の意見と共通すると思ったんですが、それは全部、このライフサイクルアセスメントに包括されているわけですね。もったいないだけではなくて、脱炭素を意識した消費行動まで包括しているという意識でいいですか。

○鈴木(澄)委員長
 そうですね。個人的な意見も含めて申し上げると、環境の話は、啓発の段階では、地球温暖化について、今までもずっと、これからも取り組まなきゃいけないという基本は変わっていないはずなんです。そこが少し追いやられていた部分があって、今回の脱炭素で数値目標が立てられて、何年までに達成するとなったときに、それが改めて返ってきたような、全体を見ながらそういう議論になってきたので、県の今の事業の進め方の中で、環境教育については少し表現が変わっていますが、基本的な部分は変わっていないと思います。そこは非常に重要なポイントだと思っていますので、もう一度その部分については、県民にとって分かりやすいという意味で、補足が必要かどうか、正副で検討させていただきたいと思います。

○佐野委員
 続けていいですか。
 今までの協議の中で、私も出したかどうか分からないんですが、今の消費行動とか環境教育の部分の配慮した行動とあるんですけれども、エシカル消費って言われていますよね。消費者が環境に配慮したエコな消費活動をするという。そのエシカル消費という言葉を入れると分かりやすいかなと思ったんですが、今までの委員間討議では出ていなかった言葉ですか。

○中沢(公)委員
 そんな言葉は出ていない。

○佐野委員
 出ていなかったかどうか。

○中沢(公)委員
 だからそちらの会派の皆さん、突然降って湧いたようなものは、もうやめてくださいよ。

○佐野委員
 確認です。

○中沢(公)委員
 我々は思いつきで仕事をしているわけじゃないもんですからね。突然降って湧いたように、言われちゃうと。だから、もう1回日程を作って委員会をやればいいと言っているでしょう。

○佐野委員
 そのほうがより分かりやすいかなと思ったんですが、それは確認です。

○鈴木(澄)委員長
 環境の話は、ここにきて何か新しい言葉が出てきているようには感じますが、基本的には、以前から言っているグリーン購入とか、全部つながっていることがあるので、そこらを含めて、今までの取組とこれからの取組の中でのスムーズなつながりを明確にしていく上での課題、今おっしゃったことも含めて、若干そこはまた大事なポイントかもしれませんので、私どもで検討させていただきたいと思います。

○佐野委員
 それならライフサイクルアセスメントという言葉も、今までの協議の中で出たかどうか。

○鈴木(澄)委員長
 もともとある話です。

○佐野委員
 エシカル消費も、もともとある言葉ですので、そうして、一言一言言っていくと詳論が成立しなくなるので、私はそこを確認させていただいて、そういう表現の仕方もあることを言わせていただきました。

○鈴木(澄)委員長
 分かりました。

○伊丹委員
 私は、この報告書は非常によくまとめていただいたなという感想です。
 ここまで議論してきた内容を、細かいところまで本当に網羅されている。自分の発言なんかは特によく分かる部分ですが、よくまとめていただいているなと思います。
 9番委員のトレーの関係ですが、私もその視点はすごく関心がありまして、日比野先生のお話も含めて、私もある程度意識があった中で、この報告書を読んだときに、この28ページの部分で、一歩踏み込んで、価格が高いとしても、環境に優しい商品、環境に配慮した事業活動に取り組む企業の商品を選択するなど、環境に配慮した行動を実践する必要があるといった表現が、しっかり入っていると思いましたし、全体的に最初に申し上げたとおり、よく取りまとめていただいているなという感想です。

○諸田委員
 私も5番委員と同じように、たくさんしっかりとまとめてくださっているなと思っております。
 私が問題提起させていただいたカーボンニュートラルに向けた取組のところも、ブルーカーボン生態系の活用とか、カーボン・オフセット制度の導入とか、様々なことをしっかり入れていただいたことに感謝いたします。
 1点、もし可能ならば、早生樹等というところで、考慮されて、幅広い表現にしているとは思うんですけれども、中部電力の話の中で、具体的に早成桐を一生懸命やっているとのことでしたので、もし文言として早成桐という表現を使えるところがあるならば、入れていただければ、特別委員会としても県に対して、そういうところに思い入れがあるんだよと言えるんではないかなという思いです。検討していただけたらと思います。

○中沢(公)委員
 関連なんですけれども、中部電力の参考人招致で早成桐という言葉が出たときの「せい」は、成功の成で、成るという字なんです。この提言書では、生まれるという字になっていますよね。論文とか見聞とか様々なものをひもとくと、実は両方使っているんで、恐らくまだ定義が定まっていないんだろうという解釈が成り立つわけです。
 だから、1つのレポートとしてまとめる上では、統一するか、もしくは早生樹のところに、どっちでもいいんだけれども、例えば生きるを使うなら(成)とか、両方入れ込んじゃったほうがいいんじゃないか。もしくは、中部電力の資料に沿って成るなら成るで統一したほうがいいとか、何かその辺はあるような気がしますね。同一レポートなんでね。
 あとは、7番委員が言ったことも反映できれば、なお分かりやすいと思います。

○鈴木(澄)委員長
 分かりました。
 現状、早成桐という表現は入っていないと思います。早生樹という形で、少し広く間口を作りました。そういう意味で、一般的に使われている早生樹という表現をそのまま使っていきたいなと思っています。具体的なところについては、恐らく今後、委員の皆さんも含めて、ほかのところで、また社会的にも、早成桐等の名前が出てきたときに、どう関心を高めるかにつながると思いますが、現状はまだ、いわゆるプロトタイプの話だと思っていますので、とりあえず広く早生樹、今までとは違う観点でこれを導入していこうということで、現状、一般的に使われている早生樹のままで使っていきたいなと思っています。
 そういう意味では、早成桐という言葉は使っていないので、早く生まれるという形をそのまま使わせていただく、意識の中には早成桐も含めてということです。それが、この後の規制緩和等の中でも、関連する触れ方をしており、従来の早生樹に対する、今の森林行政も含めて、その部分をどう変えていくかがそこに網羅されていると私は考えているので、御意見としては賜りましたけれども、御理解いただきたいと思っています。

○野田委員
 提言4の(2)で、私、欠席したのでその委員会の議論を、もしかしたら十分に把握していないところがあるかもしれませんが、全体に、この(2)については一般論的で、何か具体策が少し足りない、非常にざっくりとしている印象を持ちました。委員会の中で、もう少し具体的な県有地に率先してスタンドをつくるとか、高速のサービスエリアに設置していただくように要望するとか、そういう御意見が出てなければこのままだと思いますけれども、何か印象として、そういう感じを持ちました。

○鈴木(澄)委員長
 最後に触れられました充電スタンドや水素ステーション等のインフラ整備は、この中に盛り込まれています。次世代自動車そのものの定義ということではなくて、これからまた新しい技術も出てくるでしょうから、とりあえずは次世代という表現が一般的に使われているので、その言葉の中で収まる、現状考えられるような、そしてそれを普及するためのインフラ整備に強調を置いて、書かせていただいています。
 踏み込むことになると、ある程度流れが特化してきたものになると思いますので、提言としてはこのあたりで、少し緩やかな表現のほうがいいのかなと私は考えました。

○牧野委員
 私も、提言1にもう総則的に大体まとまって、よくできた報告書だと感じております。
 そういった中でも、県内企業が実現した脱炭素社会の様々な市場において競争優位性を獲得することができるよう、情報提供に努めるとともにという部分が、まさに一番最後に載ってるESG金融のことを言っているんじゃないかなと感じました。なので、今後、環境経営に頑張る企業とかに、インセンティブをつける方向でいくのかなということも感じました。
 あと、環境教育が、結構自分では引っかかっていて、何か、今の子供たちに環境を押しつけているような感じにも受けられるんですけれども、この文章をよく読むと、次世代を担う子どもたちが、家庭や学校、地域等のあらゆる場において、脱炭素社会の実現について理解と関心を深めるとあり、これは逆を言うと、我々大人たちの責任もしっかりとここに反映されていると読めるので、この文言でよかったと思います。

○鈴木(澄)委員長
 ほかに意見はあるでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
 よろしいですかね。
 御提言等についても、いろいろ御意見を頂きました。
 全体を通して、改めてもう一度、確認しますが、何か御意見等ございますでしょうか。
(「なし」と言う者あり)
 なければ、御意見等も出尽くしたようですので、この辺で委員間討議を終了したいと思いますけれども、いかがでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 本日、各委員から頂きました御意見や御指摘いただきました内容を参考に、報告書の修正見直しをいたしますが、最終的な取りまとめは正副委員長に御一任いただくことで、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と言う者あり)
 それでは、そのようにさせていただきます。
 正副委員長で取りまとめた報告書につきましては、2月上旬に皆様にお届けした後、当委員会の報告書として、2月定例会開会日に議長に提出する予定であります。また、2月定例会で調査報告書を議場配付の上、私から報告する予定でいますので、御了承願います。

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