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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和元年6月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山田 誠 議員
質疑・質問日:07/01/2019
会派名:自民改革会議


○山田委員
 分割質問方式で数点伺います。
 まず産業委員会説明資料の14ページ、マリンバイオテクノロジーを活用した産業の振興ですが、予定日は7月1日ということで、まさにきょうが設立予定日であります。静岡市も現在海洋文化都市の推進をいろいろ考えている中で、清水港に海洋文化に関係する施設を整備する計画が上がっていると聞いております。
 マリンオープンイノベーション機構について資料に役割等がいろいろ書いてあるんですが、現在法人を設立しフォーラム会員を募集する段階だと思います。そんな中でまず1つとして県が300万円の基本財産を出資していますが、今後の運営費の確保についてはどのように財団として動いていくのかお聞かせいただきたいと思います。

 もう1つとして静岡市は海洋文化都市を目指していますが、今後の事業連携について現在考えられているのか、またもし考えているのであればどのような形が考えられるのか、また連携しているのか伺いたいと思います。

○池ケ谷産業イノベーション推進課長
 マリンバイオテクノロジー関連の御質問を2点いただきました。
 まず1点目の基本財産である300万円以降の運営に関する財源確保についてですけれども、こちらの事業につきましては地方創生交付金を活用して5年間取り組んでいく計画です。その財源が2分の1確保できます。当面はそういった形で進めてまいりますけれども、財団設立以降は独自事業も展開しますので、自主財源の確保についても努力したいと考えております。

 それから、2点目の静岡市との連携についてです。本事業の推進に当たりましては、研究開発や産業応用にとどまらず海洋を核とした地域づくりの展開を考えておりまして、昨年度策定しましたマリンバイオ産業振興ビジョンにおきましても海洋をテーマとした地域づくりの展開を基本方針の1つに位置づけたところです。
 このため、先行して海洋産業クラスターの取り組みを進めている静岡市や海洋を核としたまちづくりを目指す清水みなとまちづくり公民連携協議会との連携は非常に重要だと認識していまして、昨年度設立いたしましたプロジェクトの推進組織にも静岡市と協議会にも御参加いただいて連携しながら取り組んでおります。
 さらに、静岡市が運営している海洋産業クラスター協議会は平成28年設立ですけれども、設立当初から県も参加いたしまして、水産技術研究所も研究プロジェクトに取り組むなど、市と連携して事業の推進を図っているところです。

○山田委員
 よくわかりました。
 静岡市との連携もしっかり考えていますし、こういった事業をやっていく中で一番大変なのは自主財源の確保じゃないかなと思います。自主財源がなければいろんな事業をやりたくてもなかなかできない。せっかく地方創生交付金も2分の1補助があるので、できるだけさまざまな形で産学官金とみんなで協力して、この要旨にもあるとおり静岡県の特徴ある駿河湾や生息する海洋生物の多様性を前面に押し出して、日本をリードするぐらいのものを静岡県から発信できるように皆さんの力でともに頑張っていただきたいと思います。

 次に、2点目ですが、ふじのくにショールーム関連について伺います。秋葉原に静岡の物産を並べているCHABARAというものがあります。ただあそこはどっちかというと共同店舗の中の一角でやっているものですから、私も見に行ったときに市場みたいなものかなという感じで、1つの独立した店舗じゃないため非常にいい面もあるんですけれども、反面わかりにくい部分があります。
 静岡県としては、ふじのくにショールームを何とか東京にということですが、そしてまたもう1つあるのはU・Iターンとか観光の情報発信等が実はいろんな形で現在ばらばらになっているのが静岡県の東京都内にある施設じゃないかなと思います。有楽町やほかのところにそういった施設が幾つかある中で、1つにまとめてここへ行けば静岡県のしっかりしたものがあるんだというものの、なかなかいい場所が見つからなくてずっと懸案事項となっているわけです。この部分は早く手をつけるべきじゃないかなと思います。
 特に、オリンピックがもう来年に迫っている中で静岡県はこういうものなんだと示していくべきじゃないかなと思っています。
 例えば栃木県は、以前視察に行ったときに話を聞きましたら、最初スカイツリーの下のソラマチにどんとショップを出したと。確かに家賃は非常に高額ですが、その分の集客が見込めることから売り上げが非常に伸びたと聞いています。
 そういったことがリピーター獲得にもつながるし、また今さまざまな課題があるふるさと納税でも静岡県内にはたくさんあるわけですね、そういったものもあるんですよとPRして県が市や町の支援をしていくことが重要じゃないかなと思います。そういった中での設置に向けた現在の進捗状況、今後の予定について伺いたいと思います。

○土泉マーケティング課長
 現在の進捗状況と今後の予定について、回答申し上げます。
 現在ソフトの整備につきましては、2番委員のお話にもございましたとおり物販とか飲食にとどまることなく静岡県全体のさまざまな魅力を発信できるショールームとして整備していく形で、庁内の関係各課で横断的に設けておりますタスクフォースの中で現在議論を進めています。そして必要な機能を満たせる物件を今探していますけれども、現在賃料の高騰や空室率の低下といった厳しい状況もございまして、なかなか条件に見合う物件がありません。この状況も踏まえまして、実は先月末までの期間で民間のアイデア募集を行ったところでして、そういったものも今後は参考にしながら、効果的な事業を進めていける議論を深めたいと考えています。なるべく早く議論いたしまして整備を進めたいと思います。

○山田委員
 空室というか、条件に合う施設がなかなかないということですね。非常に苦労されて最初からものを設置するところからずっと皆さんが動いてくれていて、時間がかかっているのはよくわかります。ただそうはいっても本当に静岡県を大きくPRするチャンスであると思います。物件を全部そろえるのは大変だなと思いますが、全てを一遍に集められなくてもまずは優先順位をつけ、契約をする中で途中で新たにいい物件ができてきたら移転することも念頭に置いてぜひとも設置に向けて努力を続けていただいて、経済産業部が中心となってやる部分が大きいのではないかと思います。ぜひとも力を注いでいただいて、しっかりとした施設ができるように期待したいと思います。以上で質問を終わります。

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