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委員会会議録

質問文書

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令和5年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:相坂 摂治 議員
質疑・質問日:03/02/2023
会派名:自民改革会議


○相坂委員
 おはようございます。
 それでは、一括質問方式でお聞きしたいと思います。
 1点目は、議案第1号の一般会計予算に関してです。
 まず、警察調査整備事業費中の下田警察署建設の件ですが、建設場所とその選定理由を伺います。

 次に、交通安全施設等整備事業費に関してです。
 教育委員会でも伺ったんですが、電気料金等の高騰が今大変課題になっているかと思います。そこで、信号機の稼働に当たっての電気料金の変化について伺います。
 さらに、耐用年数の過ぎた信号制御機で何とか維持して使っているものが複数あることも課題になっているとのことですので、全体の中で信号制御機の耐用年数がどのような課題になっているか伺いたいと思います。

 2点目は、議案第24号の地方警察職員定数条例の一部を改正する条例について伺います。
 これから定年延長が随時始まっていきますけれども、人件費の総枠で考えると定年延長で残る方が増える場合に新しい方をどうやって入れていくかといった課題が出てくると思います。今後、メリット、デメリットも含めて定年延長制度をどのように運用していくのかお伺いします。

 3点目は、定期演奏会についてです。
 大変恐縮ですが、この間の警察音楽隊の定期演奏会に初めてお邪魔し、とても楽しませてもらいました。ただ1人で行ってしまい、最後までいられなかったんですけれども、次回は家族を連れて行きたいなと思ったところです。
 せっかくですから当委員会できちっと取り上げ御紹介したい気持ちもあるのですが、今回お聞きしたいのはコロナ対応です。やはり同じように制約を様々受けていたと思うんですが、今後コロナの収束、あるいは5類への引下げと状況が緩和していく中で、活動をどのように再開して充足を図っていかれるのか。予算の確保等も含めてお聞きしたいと思います。

○鈴木警務課長
 下田警察署についてお答え申し上げます。
 最初に、下田警察署の建設場所についてです。
 下田警察署は昭和47年に建設した古い警察署でございます。県の第4次地震被害想定において津波浸水域にあることも含め、建て替え等の必要な警察庁舎として部内検討を進めてきたところです。その検討を踏まえまして現在警察署がある場所に津波等による浸水対策を講じ、令和9年度の開署を目指して庁舎を建て替える方針に決定したところです。
 また、建設場所の選定理由ですけれども、犯罪や交通事故の発生状況、交通アクセスなどのほか、住民の皆様の利便性を考慮して現在地への建て替えとしました。

○石川交通規制課長
 信号機に係る電気料金と耐用年数が超過した制御機の今後の整備についてお答えします。
 信号機に係る電気料金は、令和4年度において当初予算では約5億1000万円を計上しておりましたが、大幅な値上がりにより約5億9000万円、プラス8000万円の執行を見込んでおります。
 次に、信号制御機についてですが、県内には約6,800基が整備されており、うち約20%の約1,300基が警察庁の定める更新基準を超過している状況です。こうした更新基準を超過した制御機をなくすためには年間最低でも360基の更新が必要であります。このため、令和5年度は約360基の更新を計画しており、今後も同数を維持して適正な管理に努めてまいります。

○鈴木警務課長
 議案第24号についてお答え申し上げます。
 定年延長制度のメリット、デメリットです。
 まず、メリットは高齢期の職員が持つ豊富な知識、経験等を警察業務に引き続き最大限活用できる点が挙げられます。一方デメリットは、定年引上げ実施期間中は原則定年退職者が2年おきにしか生じないため、新規採用人数が年度により大幅に変動いたします。そのことから安定的な人材確保が困難になる点が挙げられます。
 今回の条例改正案は、デメリットを緩和するため定年退職者が生じない年でも50人を限度に条例定数を超えて新規採用することを可能とするものです。

○成宮総務課長
 警察音楽隊の今後の活動についてお答えいたします。
 警察音楽隊は各種イベントでの演奏を通じた防犯や交通安全の広報啓発活動を例年は190回ほど行っておりました。またコロナ禍で有観客での演奏活動が困難となった時期には、被害防止などの動画を県警察のユーチューブチャンネルに投稿するなどの広報活動にも取り組んでまいりました。先月には4年ぶりに有観客での定期演奏会を開催することができ、今後は感染症対策に配慮しつつ各種イベントでの活動と動画配信を併用しながら演奏を通じた広報活動を積極的に行ってまいります。
 予算の確保状況につきましては、警察音楽隊の活動予算として各種楽器の整備、維持管理、楽器の購入費、カラーガードの報酬など1900万円余を確保しているところです。

○相坂委員
 ありがとうございました。
 幾つかもう一度伺いたいところがあります。
 1つは下田警察署の建て替えの件です。
 津波、耐用年数の問題等は分かりましたけれども、現庁舎は昭和47年に造られたとのことですから、せんだって近年整備された浜松西警察署を視察させていただきましたけれども、今回整備する庁舎には当時のものよりも津波対策も含めた警察署の安全や機能の強化、今の時代の電源確保、安全機能強化、デジタル化を含めた様々な分野の技術を警察署には取り入れていくことになるかと思います。これまでにない工夫について少し御紹介をお願いしたいと思います。
 次に、電気代の話ですけれども、私の地元には静岡南警察署――大変狭くて設備もきっと古いんだろうとお見受けしています――があります。電気代の高騰があり、節約等も含めて様々な御尽力をされていると思いますけれども、快適な職場づくりにも心がけて工夫を凝らしていただきたいと思いますし、充実が図れるものであればそういったことにもつなげていただきたいと思います。

 次に、定年延長の件はもう1つ質問させていただきたいです。
 2年に1回しか退職者が生じないので毎年50人くらいは採用できるようにしようとの御説明だったと思います。条例定数を超える50人くらいの部分の予算対応はどのようにしていくのか教えてください。

○鈴木警務課長
 まず下田警察署の建物更新についてです。
 県警察はこれまで裾野署、浜松西署といった警察署を新たに造ってきており、その中で検討事項、改善事項が出てきております。そうしたものを新たな建物に取り入れているほか、太陽光発電などを適宜検討しながら進めていきたいと考えております。

 次に、定年延長に関する人件費の関係です。
 採用直後の警察官――巡査の給料を基準として1人当たり年間500万円程度用意しております。最大数の50人でいいますと、約2億5000万円ほどの経費が必要となってくるとの試算です。

○大村総務部参事官
 下田警察署建設における工夫について補足させていただきます。
 1つは、御心配されていると思います津波対策関係で敷地のかさ上げ、1階をピロティー構造にする等の方法を検討しております。
 その他の機能につきましては、犯罪被害対策などの設備の充実等で脱炭素に配慮した構造も取り入れたいと考えております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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