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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和元年決算特別委員会文化観光分科会 質疑・質問
質疑・質問者:田内 浩之 議員
質疑・質問日:10/28/2019
会派名:ふじのくに県民クラブ


○中田委員長
 それでは、休憩前に引き続いて分科会を再開いたします。
 質疑を継続します。
 発言を願います。

○田内委員
 分割質問方式でお願いします。
 まず1点目ですが、平成30年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書15ページの世界も視野に入れた文化芸術を創造・発信する活動の推進のうち、静岡国際オペラコンクール開催事業費、16ページの第22回伊豆文学賞・伊豆文学塾の開催ですが、端的に両事業の成果を御答弁いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○紅野文化政策課長
 オペラコンクールの開催事業費の成果ですが、3年に1回開催する国際コンクールを来年度開催しますが、多くの方にオペラに親しんでもらうために県民オペラ講座を5カ所で開催して多くの方に見ていただき、オペラが敷居の高いものでなく身近なものになる一助になったと思っております。
 伊豆文学賞・文学塾の開催ですが、東部地域、主に伊豆地区が静岡県の文学の重要な文化資源になっておりまして、伊豆地区を中心に作品を集めるとともに表彰やフェスティバルを開催することで東部・伊豆地域の文学を切り口に地域の文化資源を発信できたらと考えております。

○田内委員
 御答弁ありがとうございました。
 要望とさせていただきますけれども、オペラコンクールですが、オペラはなかなか敷居が高くて、例えば私の同級生50人にオペラを見たことがある人と聞いたら多分ゼロだと思います。先日の代表質問でも申し上げさせていただいましたがスクラップ・アンド・ビルド――事業の改廃をこれから行っていかなければいけない中でオペラコンクールの開催に関しては改廃の対象になると考えています。以前ふじのくに士民協働事業レビューでも県民オペラ開催事業が取り上げられたと思いますが相当厳しい指摘があったと思いますのでしっかり受けとめていただいて、決算は効果をしっかり見て、次年度だとなかなか間に合わないので次々年度にやるべきかどうか考えるためのものですのでしっかりと検討いただきたいと思います。
 伊豆文学賞・伊豆文学塾に関しましては私も勉強不足ですので、事業が続行すべきものなのかしっかりと勉強させていただいて意見を述べさせていただきたいと思いますので、またいろいろと教えていただきたいと思います。

 2点目です。
 説明資料の37ページ、外国人留学生の受け入れ促進ですが、事業としては非常に意味があると思っておりますので2点伺いたいと思いますけれども、どういう学生に静岡県に留学に来てもらいたいのかある程度明確にする必要があると思いますので、どういった学生をターゲットとして取り組んでいるか御答弁いただきたいと思います。

 また、説明資料38ページに日本留学フェアへの参加とありますが、モンゴル、インドネシア、ベトナムと3つのブースを出展しております。ブースを出展した中で一番成果が出た国を教えていただきたいと思います。以上よろしくお願いいたします。

○室伏大学課長
 まず、留学生の受け入れのターゲットについてです。
 高校生、大学生がターゲットとして考えられますが全国的に見て本県の外国人留学生は非常に少ない状況で、また海外に行きましても本県のことを知らない学生が非常に多いことから、日本留学フェアにおいては本県のことを知ってもらう入り口として幅広い学生への周知に心がけています。その上で数がふえてきた段階で高度人材といいますか、本県を将来しょって立つ高度人材にも来ていただけたら非常にありがたいと思っておりますけれども、数が圧倒的に少ない実態がありますので、まずは裾野を広げて幅広い人材を期待しているところです。

 次に、日本留学フェアにおける成果のあった地域です。
 日本学生支援機構が取りまとめておりまして、70ぐらいのブースが出展する中の1つとして、また日数も2日から1日ですので相談を受けた件数にもばらつきがあります。特に我々が相談を受けた件数は1日であったインドネシアが相対的に高いものがありましたが、実際に現地に行った者に話を伺いますとベトナムにおける日本に対する留学熱が非常に高い、あるいは就職熱も入っているかもしれませんけれども、目的意識を持って質問してきたと聞いております。実際に近年ベトナムからの留学生数も非常に伸びておりますので、アウトカムを考えますとベトナムでの成果が一番上がっていると考えております。

○田内委員
 御答弁ありがとうございました。
 非常に必要な事業だと思いますので要望とさせていただきますけれども、事業をやってみた結果として国を絞るとか、学生の種類を絞っていくとか、いい方向に変えていただければありがたと思いますので、よろしくお願いいたします。

 3点目ですが、説明資料の79ページ。子ども観光大使認定です。
 事業自体よく理解しているつもりですけれども、事業の効果について御答弁いただきたいと思います。

○川口観光政策課長
 子ども観光大使は、主に小学生における観光に対する興味を植えつけるために自分の住んでいる地域の魅力を知ってもらうため、土曜日か日曜日のどちらかに2時間ぐらいの講座を設けて昨年度は全13回行いました。この年代において静岡県を好きになってもらう、地域の魅力を知ってもらうこと、また保護者も東部の方が西部へ、西部の方が東部へ、中部へと移動する中で意外な気づきがあるなど副次的な効果が出ております。
 子ども観光大使認定の講座を3回受けると子ども観光大使に認定されますが単に認定を受けるだけでは実際の活動につながっていかないこともありますので、花フェスタのオープニングで観光客に対しておもてなしをするとか、ラグビーワールドカップ2019の9月28日のエコパスタジアムで開催された日本対アイルランド戦の愛野駅において新聞でつくったかぶとをかぶって外国人と触れ合ったり、自分で折り紙を折って渡してコミュニケーションをとるなどおもてなしの心の醸成にもつながっていると考えております。

○田内委員
 御答弁ありがとうございました。
 要望とさせていただきますが、観光に対する興味や理解を教育の早い段階から促すのは非常に理解できるんですけれども、ほかのやり方もあるのかなと思っておりますので、対象になる子供が狭過ぎるとの印象を受けます。決算の内容を見て、成果を見てからやり方をもう一度御検討いただけるとありがたいかなと思いますので、よろしくお願いいたします。

 最後の質問ですけれども、ぜひ植田文化・観光部長にお答えいただきたいと思います。
 繰り返しになりますけども、私たちの会派の阿部代表の代表質問にもありましたとおり、来年度予算に向けたスクラップ・アンド・ビルドを進めてほしいとお伝えしました。それを進めるに当たり決算は非常に大切だと思っておりまして、当然民間企業の決算はダイレクトに来年度予算につながっていきますが、文化・観光部として決算の結果を今後の事業の改廃――スクラップ・アンド・ビルドにどのようにつなげていくのかお答えいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○植田文化・観光部長
 それこそちょうど当初予算に向けて部内でいろいろ考えているところです。新しいことを創造しながら事業を考えていくのが1つと、今までの事業実績をもとにやめるものはやめる、今あるものを変えていくのもありますけれども、基本的には一からやり直すのが基本だと思っております。ただ長く続けるのがいいものも中にはあると思いますので、その辺は議論を通じていろんな方の意見を聞きながら進めていきたいと思っております。

○田内委員
 御答弁ありがとうございました。
 要望とさせていただきますけれども、やはり何かをやめるときには当然周囲から抵抗があるので非常にやりにくいと思いますが、もうやらなきゃいけない段階に来ていると思います。私たち議員にも言えることですが今まではあれやれこれやれと要望を出してきたんですけれども、これからはあれをやってほしいのでこれを削るべきだとかしっかり県に言わなければならないなと思っています。植田文化・観光部長の天竜浜名湖鉄道での働きぶりを拝見しておりましたが、効果のある事業を進めながら効果のない事業を整理されたことは高く評価しております。引き続きその路線で決算の結果をしっかりと生かして来年度予算に反映していただきたいと思いますので、ぜひ頑張っていただきたいなと思います。

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