本会議会議録
質問文書
令和5年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 勝俣 昇 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 10/31/2023 |
![]() | 会派名: | 自民改革会議 |
○勝俣委員
一問一答方式でお願いします。
職業能力開発費のうち、離職者等再就職支援事業費が2億6900億円余の予算に対して1億8800万円の執行で執行率は69%であります。先ほどの職業能力開発費は全体では90.8%の執行率です。ハローワークが出している今年9月の雇用労働統計を見ると、雇用者の都合で解雇されたことが圧倒的に多くて、そういう人たちが再就職をする目的でこの事業があると思うのですが、今労働力不足の中で執行率が大変低く多くの不用額が発生しております。この辺の評価をどのようにされているのかお聞きします。
○佐野職業能力開発課長
今、1番委員から御指摘がございましたように、離職者等再就職者支援事業は離職した方が再就職のために職業訓練を受ける費用として計上しているものになります。2月議会において1億5550万円の減額補正を行わせていただきましたが、2月補正時点で受講者募集中あるいは今後募集するコースについては定員で所要額を見込ませていただきました。しかし実際の受講希望者が見込みを下回ったことにより不用残が発生しました。
○勝俣委員
その評価をどのように見ているのか、何で受講者が少なかったのか、お願いします。
○佐野職業能力開発課長
その評価ということですが、離職者訓練の受講者は求人状況の改善に伴い少し減少している状況がございます。ですが雇用のセーフティーネットであるため、ある程度の規模――リーマンショック時並みに離職した方の再就職者数に対応できる――の予算を確保させていただき準備しておりましたが、再就職するための職業訓練を希望される方がそこまで増えなかったことが原因と考えております。
○勝俣委員
現在、物価高騰や社会情勢の中で一番人材不足なのは建設業だと聞いています。それとその他のサービス業、製造業や運輸業ですか、そういうところの求職数については多分下がっているんですね。
今おっしゃったように、このメニューが工業技術系、製造に特化したような内容の職業訓練なんですよね。担当する部局が違うのかもしれませんが、建設関係は人材が足りない状況が見て取れます。
先ほど3番委員の質問の中で私もなるほどと思ったのが、県として何をしたいのかという中で、現在国を挙げて半導体産業を進めようとしています。私たちはこの委員会視察で熊本県立技術短期大学校に視察に行きました。ここは来年4月から半導体学科を始めるそうです。これは周りにそういう企業立地が増える中で先端的な取組をしています。
サプライチェーンの関係で、例えばこのような半導体を扱える人を求めた場合に、対応できる人材がいるようなところでなければ企業の進出も少し懸念される中で、静岡県としてはどういう産業を進めるんだ、その中で例えばこういうところの予算、不用額が発生すればそれを有効に活用して県として人材を増やしていく、育成していく、そういうところをしっかり取り組んでいただきたい。具体的にこういうものだとは申しませんが、その辺のビジョンを明確にしていただく必要があろうかと思います。これは意見として申し上げて質問を終わります。
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