• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和元年6月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:江間 治人 議員
質疑・質問日:07/02/2019
会派名:自民改革会議


○江間委員
 それでは、2問お願いしたいと思います。
 まず、厚生委員会資料1の17ページの民生委員の改選につきまして、8番委員からも質問がありましたし、9番委員にも触れていただきました。今年度が改選時期で私もよく自治会の会合に出るんですけれども、現場では非常に苦労されている。これを皆さんに認識していただきたいと思います。
 ちょうど7月は候補者を県に推薦する時期ですけれども、市町の改選候補者の集まり状況を県で把握されているかどうか。

 それから、3年任期ですので更新される方もいるし1期でやめる方もいる。最近は1期でやめる方が多いと聞いています。民生委員の人数を確保するにはなるべく長くやっていただきたいところでございますが、平均任期、何期ぐらいやっていらっしゃるのかわかれば教えていただきたい。

 民生委員、主任児童委員を確保するのが大変で、私も40代のころに主任児童委員を6年間やりました。誘われたときに年に1回か2回の会合に出るだけだからと言われて、そんな役でもいいならいいですよと言ったら、とんでもないですよね、月に2回は当たり前です。それでも人間関係と地域性があったもんですから6年やりました。主任児童委員なので民生委員よりまだ楽だったんですが、相当なニーズがあります。
 主任児童委員をこれから確保していくに当たって、先ほど協力員制度の話がございました。制度設計についてのタイムスケジュールを教えていただきたいのと、協力員を誰がどうやって集めるのか。この辺について、県の所見がありましたらお願いしたいと思います。

○桑原地域福祉課長
 民生委員の一斉改選に伴う状況等についてお答えいたします。
 まず、現在の集まりぐあいについて、委員会説明資料の17ページでは7月に市町において候補者選考、県へ推薦となっていて現在の状況ですけれども、市町で7月中に推薦調書を取りまとめて7月末に県に出していただくスケジュールになっておりますので、今のところは県として市町の集まり状況の把握はまだできていない状況です。

 次に、民生委員の平均任期ですが、1期が3年間で3年ごとに一斉改選ですから、一番短い方は1期3年でやめる。長い方は2期、3期、4期と続けて、10年以上続ける方もいらっしゃいます。平均の数字は統計としてはないんですけれども、どのくらい務めていらっしゃったかの割合で言いますと、6年から10年、つまり2期から3期の間でやめられる方が全体の47%なので、大体2期から3期くらいで終えられるのかなと見ています。

 協力員制度の導入に当たってのタイムスケジュールですけれども、12月1日の改選期に合わせて導入を図っていきたいと考えております。委員会説明資料には詳しく書いていませんが、市町の改選期に合わせて導入しますので、既に6月ころから改選に当たっての事務説明会等を市町、市町民生委員・児童委員協議会の担当者を対象に行っておりまして、その中で協力員制度の導入等につきましても情報提供しております。
 協力員制度では、ペアサポーターと言って家族の方になっていただく、OBの方になっていただくとともに、エリアサポーターとして有資格者の方――社会福祉士の方、看護師の方など資格を持っている方がボランティアとして地域で貢献する形を考えていますので、有資格者の各団体、社会福祉士会、ケアマネジャー協会、介護福祉士会等にもお願いに回っているところでございます。
 スケジュールとしては、最初にお話ししたように12月1日に合わせて、自分が民生委員になるに当たって家族をペアサポーターとして登録手続きができるように、立ち上げは同じ時期に間に合うようにさせたいと考えています。

○江間委員
 候補者の集まり状況についてはまだ募集中とのことでありますが、市町が7月中の締め切りというと、地元自治会は恐らく5月か6月ぐらいにリストアップされるんじゃないかなと思います。その状況を県も市を通して把握しておくべきで、厳しいのかどうなのかを含めてもっと早目に市町をフォローしていく必要があると思います。それほど現場は厳しいと思います。
 それから、平均期数が年数で言うと6年から10年、47%とのことですが、残りの半分は1期で終わるのか、それ以上やっていらっしゃるのかもう一度教えていただきたいと思います。
 任期については2期以上やっていただける方が半分であれば、なるべく2期、3期やっていただくような内容に変えるとか、75歳が更新年齢で今は60代で働いている人がいっぱいいて、そこも候補者として削られていますので、本当に限られた年代の中で選ぶことになります。年齢的なことも努力義務と書いてありますけれども、その辺も柔軟に対応されたらどうかと思います。

 協力員制度について、本会議の質問だったか答弁の中だったか忘れましたが、次の民生委員候補者を協力員として探すみたいな話があった気がするんですが、それについても教えていただきたいと思います。

○桑原地域福祉課長
 任期が6年から9年くらい、10年未満の方が一番多くて47%で、それ以外の方は1期から2期、6年未満の区分けでしか統計データがないんですけれども、それが全体の40%でした。
 ただ、10年以上やっている方もいらっしゃって、10年以上の方は13%くらい、全体で100%です。
 先ほどの答弁で漏れていた協力員の募集方法について、市町にも声をかけて協力をお願いしますし、先ほど言ったように、各資格者団体等を通じて声かけしていただきたいと考えています。
 民生委員の数については、ことしの定数が約4,300人ですけれども、一斉改選時に十分にそろわないことがあります。定数の97%くらいで推移しています。民生委員になることをちゅうちょされている方もいらっしゃると思いますので、協力員を自分で見つけると言うか、家族が協力してくれればやってもいいよとか、OBが協力員になってくれればやってもいいよというように、民生委員になる方の負担を軽減するためにも、協力員制度が役に立つのかなと考えています。
 そういった方がペアでいらっしゃれば、1期ですぐやめることなく、2期、3期と続きますし、今まで協力員だったけれども民生委員の活動の様子がわかるから、今度は自分が民生委員になってもいいよと言う方が出てくると期待しています。

 協力員制度の導入、支援策については、これまでも県では平成25年、平成28年の3年ごとの一斉改選のたびに支援策を検討しています。研修制度を見直したり、活動の手引きをつくって配布したりと、今回も一斉改選に向けた支援のやり方を考える中で、ことしの3月から活動支援の検討委員会を開きまして協力員制度について検討しており、委員からペアサポーターやエリアサポーターの御提案をいただいて、県として導入しようと考えているところです。

○江間委員
 ありがとうございます。
 2期以上やっていただく努力をしていただく中に、協力員制度はあるのかもしれません。
 私は、家族がペアでやるって言うと余計嫌になっちゃうかもしれないので、どっちかといったら次の候補者に民生委員の仕事って何なのかを理解してもらうための協力員であったほうが、次につながるかなと思います。また御検討いただければと思います。

 もう1つ、自殺者の状況と取り組みについて資料61ページにあり、徐々に減っていることに関してはいろんな施策の成果もあるかなと思いますが、他県と比べて静岡県はどういう状況で、都会に多いのかあるいは地方に多いのか、傾向があれば教えていただきたいと思います。

 それから、自殺の原因、理由を分析されていれば、特にこの若い世代にふえていることについて教えていただきたいと思います。

 3つ目が、対策として若者こころのSOSサポート事業がありますが、この中にSNS、インターネット、ライン相談の実施とあります。確かにラインはほとんどの方がやっていると思いますが、どのような成果が出ているのか、どう検証していくのか。
 以上3点お伺いします。

○福原精神保健福祉室長
 他県の自殺の状況といたしまして、一番少ない1位は徳島県で10万人当たり12.4人でございます。最下位は和歌山県でございまして、10万人当たり21.2人となっております。

 理由の分析でございますが、今回の調査では理由がないものですから警察庁の自殺統計で遺書を残して亡くなられた方の原因、動機などを特定できたところからいきますと、一番多いのが健康問題42.3%、次いで経済生活問題が20.1%、3番目が家族問題で17.2%となっております。

 SNSの効果でございますが、去年夏からSNSを始めまして去年の夏は223名、ことしの春が113名、ゴールデンウイークの数字は集計中ですけれども、百何十人と聞いております。
 電話や対面で相談しにくい方にとっては大変アクセスしやすいものと聞いておりますので、効果としてどれだけとめられたかはわからないんですけれども、周りから孤立している方にとっては非常にアクセスしやすく、特に若い人はSNSとか使う方が多いので、効果があると思っております。

○江間委員
 ありがとうございます。
 原因の最後が聞き取りにくかったのでもう1回お願いしたいと思います。
SNSの成果については、数字を伺ったら確実にあるとは思います。ただ時期的なもの、タイムリーにPRする内容かわかりませんが、ぜひ周知できる方法を考えていただきたいと思います。
 2点お願いします。

○福原精神保健福祉室長
 声が聞き取りにくかったということで、もう1回、原因について報告します。
 1番目の原因が健康問題で42.3%、経済生活問題が20.1%、家族問題が17.2%となっております。

 PRですが、SNSを使う方は高校生が多いということで、自殺の統計を取っていきますと夏休み明けと春休み明け、ゴールデンウイーク明けにピークがございます。
 そこに合わせまして、各高校の全員にラインの番号と電話相談の番号を合わせたものをお配りしまして、悩みがあったらここに相談してほしいと、時期を見て集中的に取り組むようにしております。

○江間委員
 ありがとうございます。
 自殺者の減少については、先ほど2番委員からのお話にもありましたが家庭の問題、教育の問題、特に命の教育も今後、県教委でも取り組んでほしいと思います。経済的な問題による高齢者の自殺もフォローしていただきたいですが、若者がふえているとのことで、ここの人数が減少傾向になるようぜひ知恵を出していただければと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp