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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和元年6月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:牧野 正史 議員
質疑・質問日:07/02/2019
会派名:公明党静岡県議団


○牧野委員
 分割質問方式で2点ほど質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
 まず、6月27日の一般質問で良質で低廉な工業用水の安定的な供給を継続するために、東駿河湾及び富士川工業用水道において両工業用水道の間で効率的な水運用や施設及び管路網の再編の検討に着手したとの答弁がありましたが、より詳細な取り組みがあれば教えていただきたいと思います。

○天野水道企画課長
 御質問のあった東駿河湾工業用水道と富士川工業用水道につきましては、現在富士市の岳南地域のユーザー延べ82社に給水しております。近年大口のユーザーの相次ぐ利用廃止によりまして、経営状況が急速に悪化しています。これを受けて昨年度より企業局ではこの2つの工業用水道の効率的な水運用と施設、管路網の再編に着手したところです。
 具体的には、現在東駿河湾工業用水は富士川から取水して管路を敷いており、富士川工業用水道は芝川から取水して管路を敷いております。それぞれ別々の管路でユーザーに水を供給しているわけですが、供給先の工場等のユーザーが同じ富士エリアにある状況です。給水区域が重複していることから2つの施設の統合を含めて2つある管路を統合して配水方法をシンプルなものにすることに加えて、水源として2つの川を使っていましたが、融通したり1つにまとめるといった複数の運用案を現在検討しております。具体的には大きく分けて4つほどのパターンを考えておりまして、現在精査しているところです。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 最近産業構造が急速に変化しまして、大口ユーザーの撤退も確かにあると思います。今までは大体1つの産業製品ラインが約20年の寿命と言われていたんですけれども、ここ最近はもう5年、10年ぐらいで次々と工場も新しい製品をつくるようになって水を使わなくなることがありますので、ぜひ次にどうなっていくのか見通して取り組んでいただけたらと要望したいと思います。

 2つ目の質問なんですけれども、6月24日に最大震度4の地震が県内でありました。近年地震により老朽化した水道管が破裂し、断水したニュースがあったのは記憶に新しいところです。
 そこで、委員会説明資料3ページのとおり第3期耐震計画等に基づき地震対策に取り組んでいるとのことでありますが、耐震計画の進捗状況について教えてください。また現在の耐震化状況は全国の状況と比較してどのような状況かわかったら教えていただきたいと思います。

○相坂委員長
 進捗状況として先ほど説明のあったものに追加があればで結構です。

○天野水道企画課長
 進捗状況につきましては、こちらに記載のとおり、現在それぞれ浄水場管路等についてパーセンテージが出ております。進捗状況につきましては平成26年から令和5年までの10年間の計画の中でちょうど半分まできております。その中で28施設が完了しておりますので、残りは18施設で計画どおりに進んでいるところです。
 もう1つとして全国の状況と比較してどうかですが、現在浄水場等の工業用水道施設の耐震化率につきましては全国平均が出ておりません。したがいまして水道について厚生労働省が浄水施設と配水池の2つに分けて発表している最新の資料により御説明させていただきます。
 まず、水道施設の耐震化は浄水施設が29.1%、配水池につきましては55.2%で表の1番と比較して本県の工業用水道は平均して75.4%ですので、比較的進捗しています。管路につきましては厚生労働省と経済産業省の発表によると、おおむね水道の場合基幹管路と工業用水の管路につきましてもおおむね4割と発表されております。それと比較しまして(2)の表を見ていただきますと本県は47.4%で、耐震化率的には少し良い状況です。

○牧野委員
 水道管が破裂した場合に緊急復旧する作業依頼先はもう既に決まっているのでしょうか。またその予算はどの程度とられているのでしょうか。

○天野水道企画課長
 漏水したときの復旧の状況、対応としてはまずそれぞれの施設に震度計がついておりまして震度5強の地震があった場合に、例えばポンプ施設等は非常用停止装置により停止し、配水池等は緊急遮断弁で停止するようになっております。万が一そういった状況で漏水した場合は、地元の建設業協会等と災害協定を結んでいることから復旧を依頼することとなります。当然大きな漏水の場合は人的にも厳しいので、ときには企業局OBの災害サポーターネットワークから50人ほどの水道技術者に応援をお願いする状況をとっております。
 また、予算については現段階では設けているわけではなく、そのときの対応により予算化したりユーザー等と調整したり、国庫補助等を申請しながらやっていきたいと考えております。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 きょうの新聞でも見られたと思うんですけれども、豪雨などの災害が多発しておりまして現在全国で1万6000件ほどインフラ被害が出ております。まだ復旧してない箇所もありますし起きてからだと遅いので、ぜひ先に更新等により少しでも被害を少なくしていただけたらと要望しまして私の質問を終わります。

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