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委員会会議録

質問文書

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令和5年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田内 浩之 議員
質疑・質問日:07/06/2023
会派名:ふじのくに県民クラブ


○田内委員
 それでは昨日に引き続いて、分割質問方式でよろしくお願いいたします。
 まず昨日質問させていただいた建設委員会説明資料92ページ遠州灘海浜公園についてです。
 浜松市との連携について御質問させていただきます。
 野球場を含む遠州灘海浜公園の整備は県所管ではありますけれども、高塚駅からのアクセスを含めて公園の周辺整備計画が一体になって進んでいかなければなかなか採算ラインには乗らないのではないかと思っております。
 昨日も多目的な使い方でとお話させていただきましたけれども、多目的ドームになったとしてもなかなか単体では採算ベースには乗らないので、まち一体でやったほうがいいですね。
 アメリカのスタジアムやアリーナにモデルとすべき事例がたくさんあると思っています。最近も北広島市のエスコンフィールドはまちごと開発されていてとてもいい事例だと思っております。
 これまで皆さんは球場及び公園単体の絵を描いていただいたと思うのですけれども、これからは周辺のまちづくりを浜松市と協働して道の駅だけではなくもっと大きく居住施設や宿泊施設、商業施設、娯楽施設なども含めた魅力的なまちづくりを描いていただくとドーム球場そもそもの在り方もまた見えてくると考えています。
 そこで、浜松市や経済界と協議を早急に進めていくべきと考えておりますが、そこに関しての所見をお願いいたします。

○伊東公園緑地課長
 これまでも浜松市や浜松商工会議所と協議を行い連携を図っておりますが、さらに情報共有を図りながら野球場を含めた公園との相乗効果による周辺のにぎわい創出に取り組んでまいります。

○田内委員
 御答弁ありがとうございます。
 要望とさせていただきますけれども、やはり民間企業の知見をフルに活用していい御提案を頂ければと思いますのでよろしくお願いいたします。

 それでは次の質問に移ります。
 私の地元に関係することでもありますが、説明資料84ページ浜名湖の舟運について質問させていただきます。
 ミナトリングにも関わってきますけれども、浜名湖花博20周年事業において舟運でお客様を運ぶ計画がされていると御報告頂いています。また花博が終わった後も事業として継続できないだろうかと模索していることも報告を受けているところです。
 そこで浜名湖花博20周年事業、そしてその後県としてどのように舟運事業の実現に関わっていくのかお伺いさせていただきます。

○木村建設政策課長
 浜名湖花博20周年事業の実施に当たり、県では経済産業部農芸振興課浜名湖花博20周年記念事業推進室を中心に開催に向けた検討が進められております。県や浜松市、湖西市、県内の農林水産団体、緑化団体、商工観光団体等で構成される浜名湖花博20周年記念事業実行委員会内に舟運部会を立ち上げ、実施に向け漁協等の地元関係団体や浜松、湖西両市関係課と航路や運営方法等の検討を進めていると聞いております。
 交通基盤部では県が、二級河川都田川の河川管理者及び地方港湾浜名港の港湾管理者であることから、舟運実施に必要な占有手続や環境整備に可能な限り協力してまいります。
 次に、浜名湖花博20周年事業以降の舟運についてであります。
 浜名湖花博20周年記念事業以降も継続的に進めていくためには、浜松、湖西両市を中心として浜松・浜名湖ツーリズムビューローや関係団体、地元観光協会等地元が一体となって主体的に取り組んでいくことが重要であります。
 浜名湖花博20周年記念事業で実施した舟運の実績を踏まえ、事業として成立するか、利害関係に問題が生じないかなど運用面を含めて慎重な検討が必要であると考えております。
 県といたしましては、浜名湖観光圏の枠組みを活用してこれまでのミナトリングの活動を通じて得た経験やノウハウ等のアドバイスや桟橋等の県有施設を活用した舟運事業の実施に向けて可能な限り協力してまいります。

○田内委員
 御答弁ありがとうございました。
 1点質問させていただきますけれども、桟橋の整備についてどこの桟橋整備をしていただけるのか、もう少し具体的にお聞かせ頂けるとありがたいです。

○原田港湾整備課長
 令和5年1月から向島地区の浮き桟橋の設計業務に着手しておりまして、令和5年6月末に設計が完了いたしました。
 引き続き工事を発注いたしまして、令和6年春の浜名湖花博20周年記念事業の開催に間に合うように桟橋の整備を進めていきます。

○田内委員
 御答弁ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。
 県はとても前向きに取り組んでいただいていると思っているので感謝しかないです。実現のためにはやはり地元が汗をかかないといけないと思っています。
 この舟運に関しては地元の遊船組合の方々が結構前向きなんですけれども、遊船組合はカキ養殖の漁師になりますのでPRやマーケティング、おもてなしに関しては民間事業者が入ってこないとなかなか実現不可能と考えております。地元の観光協会や民間事業者がやっていただけるよう私もしっかり汗をかいていきたいと思いますので、また御指導頂ければと思います。よろしくお願いいたします。

 次の質問に移ります。
 道路について3つお願いいたします。
 まず1つ目、都市計画道路大倉戸茶屋松線についてでございます。
 県の皆様の御協力で、整備が着々と進んでおります。工業団地の北側区間についても整備が望まれているのですが、整備の方向性と現在の状況をお伺いさせていただきます。

 2つ目は県道豊橋湖西線です。
 これも地元からの御要望にお答え頂き、県道豊橋湖西線の古見交差点から川尻交差点のバイパス工事事業が決定いたしました。本当にありがとうございます。
 工事等、今後のスケジュールを教えていただければと思います。

 それから3つ目、国道301号線の利木地区の自転車走行空間整備についてでございます。
 国道301号線の空間整備に関しては、瀬戸の橋から徐々に南下しています。
 ただ、ハマイチコースのメインルートでもある国道301号線の利木地区はとても狭く、特に国道301号線のルートは大企業に製品を納入する大型トレーラーがとても多く通る場所です。トレーラー2台と自転車が並んだらぎりぎりのところをサイクリストが走り怖い思いをする状況で、そこの整備計画がまだ立っていない認識ですので、どのようにお考えなのかを質問させていただきます。よろしくお願いいたします。

○森西景観まちづくり課長
 都市計画道路大倉戸茶屋松線の整備の方向性と現在の状況についてお答えします。
 残りの未整備区間であります工業団地北側の一部区間につきましては、湖西市が北側の市中心部とのアクセス向上とさらなる工業用地の需要に対応するため、今年度国の補助金を活用し新たな土地区画整理事業の実施に向け、施行区域の検討や地元調整に着手しております。
 県といたしましては、新たな土地区画整理事業の事業化に向けた湖西市による施行区域の検討や事業費補助制度の利活用の検討に対して技術的助言を行ってまいりたいと思います。

〇松岡道路整備課長
 県道豊橋湖西線古見交差点から川尻交差点までのバイパス整備についてお答えいたします。
 こちらは延長約700メートルのバイパス整備でありますけれども、令和4年度に事業着手いたしまして現在測量と設計を進めております。
 今後は、この設計の中で詳細な図面がある程度固まった段階で地元説明会を開催していく予定でございます。

 続きまして、利木地区の整備についてございますが、8番委員がおっしゃるとおり今のところ整備計画はございません。
 県といたしましては、引き続き地域の皆様や湖西市などの関係者と連携し通行空間の改善に努めてまいりたいと考えております。

○田内委員
 御答弁ありがとうございました。
 要望とさせていただきますけれども、利木地区の自転車走行空間に関しましては、サイクリストの方々からと一番怖いとお話を伺います。まだ未計画と認識しておりますけれども、ぜひ計画にのせていただくよう、御検討頂けるとありがたく思いますので、よろしくお願いいたします。
 あと1点要望ですけれども、浜松湖西豊橋道路に関しましても国の事業とはいえ、ぜひ県の皆様のお力が必要ですのでまた前向きに取り組んでいただけるとありがたく思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、次の質問に移ります。
 私の地元の二級河川入出太田川について質問させていただきます。
 こちらに関しましても、私が12年前に当選してから水害対策として様々な事業を入れていただいて本当に感謝しているところでございます。
 近年の事業内容と今後事業を入れていくものがあれば、御答弁頂けるとありがたいです。

○杉山河川海岸整備課長
 入出太田川は浜名湖との合流点から天竜浜名湖鉄道までの約2.3キロメートルについて昭和54年から平成21年まで補助事業により改修を進めてきました。その後は上流区間を含め、県単の緊急事業等により河道拡幅や護岸工及び堆積土砂の撤去等を順次実施し、治水安全度の向上に努めております。
 近年、豪雨が激甚化していることから、湖西市と連携し対策について情報共有するとともに、引き続き河川のパトロールや地元の要望、また緊急度に応じて整備を進め治水安全度の確保を図りたいと考えております。

○田内委員
 御答弁ありがとうございました。
 こちらも要望とさせていただきますけれども、6月2日の大雨のときは浜名湖が大潮だったので入出太田川の危険水域まであと50センチぐらいでした。浜名湖が結構水を受けてくれる状況下でありながら50センチまで迫っており、そのときの状況が悪ければひょっとしたらまた決壊していたかもしれませんので、しゅんせつをはじめ水害対策に取り組んで頂けるとありがたく思いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは最後の質問です。
 AIオンデマンド交通について質問させていただきます。
 AIオンデマンド交通はいろいろな種類がありまして、例えば民間会社のサービスですとモビですとかヴィアが有名かと思います。
 例えば、モビは通信会社のKDDIと高速バスを主に運行してるウィラーの2社で合弁会社を作ってサービスを提供しています。
 皆さんには釈迦に説法かもしれませんが、サービス内容としては50メートル間隔ぐらいに仮想のバス停があって、タクシーと同じでバス停から携帯電話のアプリで呼ぶと、すぐ来てくれて目的地まで届けてくれるサービスです。
 このモビのとてもすばらしい優れたサービスはサブスクビジネスになります。1回幾らではなくて、1か月定額5,000円から6,000円で、7時から22時まで乗り放題になります。
 例えば、湖西市は6万人ですけれども、同じ行政規模の香川県三豊市はこのサービスを開始してます。
 今後、湖西市のような小さなまちを含めて、こういった公共交通政策はとても大事になってくると思うんですね。
 ただ、そういったサービスを導入するときにハードルになってくるのが、民間会社ですので、参入して利益ベースに乗るのか乗らないのところでちゃんとした調査をかけないといけないんですね。
 モビに湖西市だったらどのぐらい調査費用がかかりますかとお話を伺ったところ、大体150万円から250万円ぐらいかかりますということなんですね。
 とてもいいサービスで、公共交通サービスがしっかりしているまちこそ人が集まってくると思います。ぜひ県としてもAIオンデマンド交通に前向きに取り組んでいただきたいと考えておりますので、ぜひそういったサービスに対して県のお考えを御答弁頂けるとありがたいです。

○平野地域交通課長
 AIを活用して利用者の予約に対してリアルタイムに最適な配車を行うAIオンデマンド交通につきましては、待ち時間の短縮、それから先ほどもお話がありました乗降場所が多数あることで、利用者の利便性向上のほか、運行についても効率化に寄与するものと理解しております。
 AIを活用したオンデマンド交通につきましては、県地域公共交通活性化協議会で先行事例を紹介するなどして研究してまいりたいと考えております。

○田内委員
 御答弁ありがとうございました。
 このAIオンデマンド交通の分野は、今どんどん民間企業が参入している分野です。著名なところでも約8社。特に先ほどのモビもそうですが、大企業が出資しているケースが多々あります。大企業が出資するということはイコール将来採算性が見込めるためだと思います。
 先ほどの話に戻りますが、取っ掛かりの調査費等々に関してはハードルがあると思いますが、その調査結果が商業ベースに乗ると思ってくださったなら過疎地を含めてどんどん参入してくれると思いますので、そこに対する助成等々御検討頂けるとありがたいと思います。
 その後実際に運行になったときには、なるべく行政のお金は少ないほうが継続性は高くなると思いますので、自立を促したほうがいいと思いますけれども、ただ繰り返しなりますが、取っ掛かりのところだけでも御支援を頂けるとありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上で私の質問は終わります。

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