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委員会会議録

質問文書

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令和5年6月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:盛月 寿美 議員
質疑・質問日:06/23/2023
会派名:公明党静岡県議団


○盛月委員
 よろしくお願いいたします。分割質問方式で質問させていただきたいと思います。
 初めに、厚生委員会資料1の25ページの生活保護の状況及び生活困窮者対策でございます。
 (1)県内の被保護人員等の推移について、令和4年度等の人数、被保護世帯数、それから保護率、を御報告頂いていますけれども、この数字を見るとやはり増加しております。要因は様々あるかと思います。高齢化も進んでいますし、またコロナ禍が長引いたことも大きな要因の1つかなと思っておりますが、この推移についてどのように分析をしておられるのか、また全国的に見て静岡県はどういう特徴があるのかお聞きしたいと思います。お願いします。

○宮島地域福祉課長
 まず承知のとおり、コロナ禍の長期化そしてそれに追い打ちをかけるような物価高、やはりこれが大きかったと思っています。
令和5年6月、厚労省から増加の要因につきましてコメントが出ております。新型コロナが長期化する中、物価高など社会経済の状況やコロナ禍で行われていた各種施策の縮小などにより国民生活の様々な局面で影響が出ていると、これまで行われた施策が終わってきたことの反動ではないかという見方をしています。
 どのような分析をしたかですが、県としても国と同じように思っております。そして静岡県の特徴につきましては、国の動向は非常に相談件数が伸びていますが、静岡県はそこまで伸びておりません。ただ生活保護は急激ではないんですがやはりじわじわと伸びていると考えられます。

○盛月委員
 相談件数がそれほど伸びてないということはちょっと意外ですけれども、一人一人は本当に困って相談をされる方々だと思います。町は県が事務をやっていただいていると思いますが、各市の生活保護の事務に関して相談したい側の方から市の対応にちょっと不満があるとの御相談を受けるケースがあります。そういったときには県から市との連携を取っていただいて、場合によっては助言とか指導していただくこともぜひお願いしたいと思っております。
それから、生活保護を受けているけど働きたいと思っている方の就労支援についても引き続きしっかりと取り組んでいただきたいとお願いいたします。

 次の(2)生活困窮者対策(新型コロウイルス感染症対策関連)で、生活福祉資金の特例貸付について、令和5年1月から償還を開始したとの御説明を先ほど頂きました。
しかし、生活が改善せず困窮しておられる方はなかなか返済をするのが大変ということで、償還免除または猶予の申請をされ、その決定件数の御報告も頂きました。(イ)のところに表があり1万868件の免除が決定したとのことですが、金額にするとどれくらいの金額になるのか教えていただきたいと思います。

○宮島地域福祉課長
 令和5年4月末現在で、30億8600万円余となりました。

○盛月委員
 今回の資料で件数は報告頂いております。これからまた継続的に件数は報告頂けると思いますが、ぜひ金額も御報告頂けると大変ありがたいなと思っています。
 免除あるいは猶予を申請してこられる方の件数はこうして表面に出てきますけれども、実際には本当に生活に困窮していて、免除等申請はしないけど返済がなかなかできない方も目に見えてこない部分でかなりの件数あるのかなと思っております。本当に一人一人の生活再建ができているのかどうかきめ細かく支援していただきたい。市町との連携も大きくなるかと思いますけれども、最近よく言われる伴走型で困窮しておられる方をしっかりと見て支援を進めていただきながら、基本的には貸付けですので返していただけるよう、大変だと思いますが業務を進めていただくことをお願いしたいと思います。
 先ほど申し上げましたとおり、今回6月の定例会で初めて御報告頂きましたが、今年の1月から返済は始まっておりますので、継続してこの返済の状況をこれから定例会ごとに御報告頂けるとありがたいです。よろしくお願いいたします。

 次は、資料1の27ページの少子化対策の主な取組について伺います。
 少子化対策については、県としても最重要課題として取り組んでいただけることと存じます。何か一つこれをやれば一気に少子化が解消できるかというとそうではなく、本当に地道にやっていただくことだと思っております。
 (2)の表の中で、一番下にしずおかふじさんっこ推進事業費とあり、高校、大学等の学生向けライフプラン出前講座、それから子育て支援団体への助成を通じた学生と子育て世代との交流や育児体験の機会の提供を新規の事業で行っていただけるということでございますが、どんなことをやるのか詳しくお聞きします。

○鈴木こども未来課長
 このたび新規で事業を進めることになりました高校、大学等への学生向けライフプラン出前講座を御説明します。
 若い人たちがこれからの結婚、出産、育児に関してなかなか自分の思うような生活が描きにくくなっている。それは経済的な理由も含めてだとは思いますが、やはり子育てが皆さんの生きがいにもなることを知っていただく必要があるかと思いまして、中学、高校、大学を含めて今年はモデル的に13校で出前講座を行う予定です。キャリアコンサルタントの方なども講師に招きながら、その学年なりの将来のライフプランを描いていただきたいと思っております。
 それからもう一つ、子育て支援団体への助成を通じた学生と子育て世代との交流や育児体験の機会の提供は県内各地域で活躍していただいている子育て支援団体に補助金を出す補助事業になります。少子化になってきますと近所にお友達も少なくなってきますし、兄弟も少ない、親戚にいとこも少ないこともあり、実際にお子さんたちがさらに小さい子供たちに触れる機会も少なくなっているので、社会全体で子育てや子供に触れる機会を創出するために子育て支援団体さんの協力を得ながら地域での育児体験機会を提供する事業となっております。

○盛月委員
 分かりました。ぜひ本当に将来に希望を持てる、夢を描けるような事業になるよう期待しております。
 少子化対策の取組一覧表でいろいろ書いてあり、きっとやってくださると思いますが、ここからは女性の健康支援、やはり若いときから自分の体を大切にする、また将来の妊娠、出産を希望されてる方がそこに向かっていけるような取組についてお伺いします。
私もそうでしたが、若いときはなかなかそういうことを意識しないで終わってしまうと思います。ただそういう健康面で気をつけることだとか、何か意識啓発したり行動につなげていける取組がありますか。あったら教えていただきたいし、もしその辺が足りなければ、そこは充実をさせていただきたいと思っています。

○村松こども家庭課長
 若い女性の妊娠、出産に向けた健康づくりに関する取組ですが、8番委員御指摘のとおり、妊娠前の若い世代を対象に健診などで体の健康面を把握していくことが非常に重要でございます。
 健診などで治療可能な不妊リスクを明らかにして将来の妊娠に向けた望ましい食生活、あるいは喫煙や飲酒などといった生活習慣の改善に関して健康管理を促す取組、いわゆるプレコンセプションケアが今重要だと言われてきております。
 そのため県では、今年度から新たに産婦人科医や助産師などの専門家の助言を受けパンフレットを作成し、プレコンセプションケアの健診を周知する取組を進めていきたいと考えております。また医療機関の研修の際に健康指導を実施するための教育媒体の作成も行う予定でおります。
 加えまして、一般の県民の方向けの啓発として、プレコンセプションケアに関する講演会も県の産婦人科医会などの関係機関の御協力を得て開催し、県民の皆様に周知を行っていきたいと考えております。

○盛月委員
 御答弁ありがとうございました。その辺はとても大事なことをしっかり進めていただけいるという認識を持ちました。若い世代ですので学校、教育委員会と連携が必要だったり、また民間の企業の御協力が必要な部分も多いと思うので、全ての世代、特に意識を持った人とか特定の人だけではなくて全ての女性が本当に健康な体をつくる意識をしっかりと持って行動できる体制にしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 それから、資料1の31ページから32ページまでのところで児童虐待・DV(ドメスティック・バイオレンス)の現状と対応とあり、相談件数の推移を先ほど御説明頂きました。
 相談件数も増えている中で、(2)イ令和5年度DV防止に係る主な取組にDV相談ダイヤルの多言語化対応とございます。これは外国人の方の相談が増えているということでしょうか。多言語化で対応して相談を受けている体制があることをこの資料を見て初めて知りましたが、DV相談ダイヤルの多言語化対応を始めた経緯、それから令和4年度からこの対応を始めていただいてるとお聞きしましたが令和4年度の相談の実施状況、また多言語となっておりますが何語に対応しておられるのかお聞きします。

○村松こども家庭課長
 まず、私どもで把握しております外国人の方の相談状況ですが、女性相談員を設置している機関である県の女性相談センター、あと4つの県健康福祉センター及び各市福祉事務所に令和4年度は190人、その前の令和3年度は182人、その前の令和2年度は245人と、相談に来られている数は一定程度あると認識しております。
 やはり外国の方は、自分のお気持ちであるとか状況を上手に説明できないだろうと、それに対する対応が必要だということで昨年度6月から多言語による電話相談ダイヤルを導入したものでございます。
 ダイヤルの言語については、英語やポルトガル語、中国語、フィリピン語等21言語で対応しております。昨年度の実績ですが、電話を活用した相談について昨年度は2件となっております。

○盛月委員
 県全体のこれまでの相談窓口で相談があった件数に比べてこの相談ダイヤルで御相談を受けた件数はまだまだ少ないと思っており、まだ周知が足りないのかなと思います。もうちょっと工夫し、ここで対応ができるよと周知をしていただいて、相談がなかなかできないでおられる方が相談できるようにしっかりと対応していただきたいと思います。お願いいたします。

 それから資料1の34ページの静岡県医療的ケア児支援センターの運営状況であります。
 こちらについては定例会の本会議で質問させていただきました。このセンターについては保育、福祉、教育等の各分野に精通した専門家をアドバイザーとしてしっかりと配置していただきたいと繰り返し申し上げておりました。今回そのような体制になったということで大変感謝申し上げます。
 先ほど看護または学校の関係の相談が多いと御報告がありました。本会議の質問でも紹介させていただきました東京都世田谷区にある支援センターHi・na・taにはこうしたアドバイザーの方がおられて、とにかく学校関係の相談が多いから学校へ何度も行っていろんな調整をしていると聞いております。アドバイザー1名の方が今どのように動いているのか、相談があった内容について実際に課題が解決の方向に向かった事例がありましたら教えていただきたいと思います。お願いします。

○下青木障害福祉課長
 アドバイザーにつきましては、既に4月から配置をしており、週1回来ていただき相談等に対応していただいているところです。
 アドバイザーの方は、これまで重症心身障害の施設で長く御経験がある方で、福祉だけでなく教育等の分野にも精通していらっしゃいます。週1回来ていただいておりますが、今年度はセンターで相談を受け付けるだけでなく出張相談会の開催を予定しております。出張相談会は県内の東部と中央と西部の特別支援学校、それから東・中・西の医療機関の6回開催を予定しております。
 それからこの1名の方とは別に、その出張相談会には、医療的ケア児コーディネーターを修了された方やふだんから医療的ケア児等が通う施設の方にも別途スポット的に来ていただく予定をしております。
 相談内容で学校関係が多いということでございますけれども、例えば学校の看護師さんが学校側に御自身の要望を伝えたいけれども、どうやって伝えたらいいのか、そういった相談が多いと思っております。
 成功事例、あるいは何かつながったことがあるかで、アドバイザーだけの成果ではないですが、例えば今年度から磐田市では市内の保育所や幼稚園に訪問看護師を派遣して医療的ケア児を受け入れる事業をしていると。事業を行うに当たり医療的ケア児支援センターに御相談頂きまして、訪問看護ステーション等の情報提供をしたことにより事業を開始することができたとの御報告を頂いております。
 それからアドバイザーの方には、県内の重症心身の方の通う施設等に非常に精通している方ですので、例えば事業所から医療的ケア児を受け入れるに当たって看護師の加算等の運営面での相談があったときに、類似施設の施設長などを御紹介し大変参考になったとのお声を頂いているところです。

○盛月委員
 分かりました、ありがとうございます。これから本格的な活動になると思います。アドバイザーの方は当事者また保護者の方にしっかりと寄り添って、そしてできれば機動的に動いていただくというか動き回っていただける、そういう活動を期待しておりますのでよろしくお願いいたします。

 それから、(仮称)静岡県動物愛護センター基本計画(案)についてでございます。
 こちらについては基本計画を設定してから令和7年度の開所に向けて着々と進めていただいていると。私も議会で何度か質問させていただきまして、センターの改修、建て替え、移転とここまで進めていただけたことで感謝申し上げます。
 昨年9月の本会議で、この新しくできる(仮称)静岡県動物愛護センターの業務に職業犬の普及も入れることを検討していただきたいと質問させていただいたところ、ファシリティードッグなどの職業犬については関係団体や有識者の皆様の御意見を伺いながらその有効性や活動内容について広く県民の皆様に知っていただき普及につながるよう検討してまいりますとの御答弁を健康福祉部長から頂きましたが、基本計画を見ますとこの部分が全く抜けているのではないかと思っております。この辺についてどうでしょうか。

○太田衛生課長
 病院で活躍するファシリティードッグ、タイ君をはじめ盲導犬や警察犬など多くの職業犬が県内でも活躍しており、私たちの生活において重要な役割を担っております。新たな動物愛護センターでは人と動物の共生する社会を目指した動物愛護や適正飼育の普及啓発の拠点として、職業犬も含めた動物と人との関わりについて情報発信をしてまいりたいと考えております。
 具体的には、新たに研修ルームや啓発展示エリアを新設しまして動物愛護教室や動物愛護に係る様々なイベントの開催、また啓発動画や啓発資料を展示することを予定しております。このような様々な機会を捉えまして職業犬の活動内容を広く県民の皆様に紹介させていただくことができると考えております。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。
 ぜひ力を入れていただきたい部分です。ファシリティードッグは御承知のとおり静岡県立こども病院が全国で初めて導入して、東京都とか神奈川県といった全国のこども病院で重い病と戦っている子供たちに寄り添う、本当に医療スタッフの一員として働いている職業犬です。
 静岡県が発祥なんです。ですけど静岡県はなかなかアピールが足りなくて、これはあまり言うとちょっと問題になっちゃうかもしれないですが、静岡県のこども病院にいたファシリティードッグが神奈川県に行って活躍していますが、神奈川県では神奈川県がファシリティードッグの発祥と知事がホームページでも堂々と言ってるんです。静岡県が発祥なんですよ、本当は。
 そういうところを競争するわけではないし、それをただアピールすればいいわけではないですけれども、せっかく静岡県が全国で初めて導入して全国のこども病院にも広げていこうという今の動きになっている中で、もう少し静岡県がその存在をアピールしたほうがやっぱりいいかなと思うところもあります。今回センターが新しくなることは本当にいい機会だと思っておりまして、県民の皆様にも広く知っていただきたいと思いますので、ファシリティードッグを含めた職業犬との普及にはぜひ力を入れていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 それから、昨年の台風15号の後に新聞で報道されておりましたが、災害が相次いでいる中、人工呼吸器を装着して自宅で療養されているALSの患者さんたちが長期の停電などに備えて医療機関へ避難入院する体制の整備を求め、これを県が試験的に始めたとの記事を拝見いたしました。この記事によると5つの医療機関が協力してくれると書いてございますが、これについて詳細などは御報告頂いたことがなかったので、進捗状況をお聞かせ頂きたいと思います。

○永井疾病対策課長
 県は令和4年8月、台風等による風水害が予想される場合に在宅で人工呼吸器を使用している筋萎縮性側索硬化症などの難病患者等が医療機関に事前に避難入院を行う制度を創設いたしました。
 これまでのところ試行入院を行わなければならない状況には至っておらず実績はございません。引き続き患者団体と連携して制度の周知に努めるほか、医療機関に働きかけをいたしまして協力していただける医療機関数の増加を目指したいと考えております。また今後試行入院を行う中で課題を抽出いたしまして、改めて専門家の先生方の御意見もお伺いしながら本格的な制度の運用に向けて検討したいと考えております。

○盛月委員
 分かりました、ありがとうございます。
 施行実績はないということですね。実際に患者さんから要望する声が上がってこの取組を始めたと思いますけれども、本当に災害が相次いで不安な思いをしている方はたくさんおられます。やはりこれはもう一度当事者である患者さんからお話を聞いてぜひ進めていただきたいと思います。沖縄では台風が多いところという特徴があるからかもしれませんが、実際に難病診療連携コーディネーターを配置して進めている状況もございます。しっかりと調査をして必要に応じて進めていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 最後に1点だけすみません。資料2の3ページで静岡がんセンターの概要を先ほど御説明頂きました。
 この20年間の主な取組として、小児AYA世代のがん医療がございます。こちらについてはがんセンターとして具体的にどのような取組だったのか教えていただきたいと思います。

○勝又がんセンター局マネジメントセンター長兼経営努力室長
 まず、AYA世代のことについて簡単に触れます。
 AYA世代とは、いわゆる思春期若年成人のことをいい、病院的に言うとおおむね15歳から39歳の患者さんが当てはまります。小児に多い白血病などの患者さんからいわゆる大人のがん、子宮頸がんや乳がんの患者さん、それからこの世代に特に多い肉腫などのがんなどこの世代はいろいろながんが発生することが分かっております。
 当然診療においても、それぞれの経験を持った医師、看護師などが連携して行うことが必要と考え、開院当初から当院は多職種でチームをつくって治療に当たる取組を行っております。
 どういう取組かといいますと、例えば平成27年度には1病棟を小児AYA世代が利用しやすい病棟として改修しました。小児科を中心に整形外科、陽子線治療科などがん主体の診療科に加えてリハビリテーション科や歯科口腔外科、腫瘍精神科なども積極的に関与し、さらにソーシャルワーカーやチャイルド・ライフ・スペシャリスト、こういった専門職種の方も皆さん連携して教育、就職、その後の社会生活の悩み、思春期特有の性の悩み、さらにがん治療に伴う生殖機能の障害の悩みなどに積極的に対処しているところであります。
 最近、教育委員会に医療連携コーディネーターが配置されており、その医療連携コーディネーターと当院のソーシャルワーカーが連携し、がん治療のため入院している高校生の皆さんが治療を受けながら通信機器を利用して病室で授業を受けて単位が取れる支援にソーシャルワーカーが積極的に関与して進めているところであります。
 さらに静岡がんセンターでは、がんになっているお父さん、お母さんの子供にも積極的に支援を進めておりまして、先ほど言ったチャイルド・ライフ・スペシャリストとか小児科医師が積極的にそのようなお子さんにも関与し、お父さん、お母さんの闘病による影響が少なくなるよう取り組んでいるところでございます。
 それから、世代特有のニーズを明らかにし診療の在り方を検討するために、AYA世代の患者さんのシンポジウムを毎年開催しておりまして、こういうところでもニーズを吸い上げるようにしてこの世代に積極的に関与しているところでございます。
 第4次がん対策基本計画においても、がんとの共生について小児AYA世代に対して推奨するように決められておりますので、静岡がんセンターといたしましても、今後のニーズを積極的に把握して治療効果等に支障がないよう、またさらに治療効果が上がるよう支援に努めてまいりたいと考えております。

○盛月委員
 ありがとうございました。本当に丁寧な御答弁をありがとうございました。
 今御答弁頂きましたとおり、学業との両立だったり働き盛りの世代だったり本当に課題がたくさんある世代だと思いますので、静岡がんセンターでしっかり治療していただき、その後も並行して治療と学業や仕事とかいろんなこととの両立がしっかりと進むような支援を引き続きお願いしたいと思います。ありがとうございました。

○宮島地域福祉課長
 先ほど8番委員の質問の中で、全国の生活保護率について答弁漏れがありましたので回答いたします。
 全国の平成4年度平均値につきましてはまだ公表されていませんが、令和5年3月期は1.63%になっております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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