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委員会会議録

質問文書

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令和元年10月多文化共生推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:江間 治人 議員
質疑・質問日:10/24/2019
会派名:自民改革会議


○江間委員
 私は、磐田の江間と申します。本当にきょうはどうもありがとうございます。
 本当に幾つか質問があって、ちょっと多過ぎるぐらいなんですが、まとめて3点ほど、一問一答でやらせていただきます。
 まず、日本が外国人から選ばれるかどうかというお話がありましたけれども、台湾とか韓国とかの近隣諸国の受け入れの制度について、日本との違いがあれば、教えていただきたいなと思います。

○池上重弘氏
 私自身は、諸外国の制度を専門として研究しているわけではありませんけれども、一番大きな違いは、ちゃんと労働者として受け入れているということです。すなわち、労働者として認められる権利であるとか、さまざまな保障であるとか、そういったものがちゃんとしているかどうか。台湾、特に韓国はちゃんとしていると言われていますね。
 今、そういった諸外国の制度については、CLAIR、自治体国際化協会というところなどでも、わかりやすいレポートが出ていますので、そういったもので調べられるとわかりやすいかなと思います。CLAIRというのは、市や県の職員が出向しているので、我々のような研究者ではなくて、ふだん現場の仕事をしている方の目線でレポートを書かれていますから、非常にわかりやすく書かれています。

○江間委員
 よく、台湾のほうが、その語学の習熟度が低くても、ビザがとれるとか、そういう話をちょっと聞いたことがあるんですが、その辺の制度的なものとか、資格のレベルとかについては、もし御存じだったらと思うんですが。

○池上重弘氏
 残念ながら、私はそこに専門的な知識は持ち合わせていません。いませんが、日本の場合も、今回、特定技能1号で求めるレベルは、そんなに高いとは言われていないんですね。私はその現物の試験問題を見て、台湾のものと比較はしていませんけれども、むしろやっぱり入れることが目的なので、もちろん日本の場合は、入った後、先ほどちょっと申し上げましたが、きちんとフォローする体制をつくりなさいという制度設計になっています。生活支援とか、特定支援機関というのを義務づけて、やってきて、後はもう働かせるだけじゃなくて、生活や日本語学習などの支援をするようにというような制度設計になっている。

○江間委員
 2点目なんですが、不法就労者のカウントは正確にされていないということですが、企業に勤めている外国人も、例えばさっきのお話ではありませんけれども、条件のいいところに行ってしまうとか、あるいは、留学生がちょっと消息が途絶えてしまうとか、あるいは企業が倒産して、勤務ができなくなるとか、そういうことの就労の不法に滞在する外国人が今後ふえていくという、そういうことについての何か情報みたいなのはありますか。

○池上重弘氏
 不法に滞在する外国人がふえるかどうかについて、私は確たるエビデンスを持ってお答えすることができないんですけれども、なぜ不法に滞在するんだろうかという発想も大事だと思うんですね。つまり、技能実習生で入った人たちがそこから逃げ出して不法滞在者になる、不法就労者になるという話がよくありますよね。なぜなのか。それは、ひどい働かせ方をさせられているからだということですよね。したがって、もちろん逃げるということ自体には問題があるんですけれども、なぜそうなるのかというところも、やはり同時に見ていかなければならない。1997年にある技能実習生とインドネシア語で話をしたときに、彼も実は逃げ出そうと思ったことがあるんだと言ってくれました。ただ、前の晩に、インドネシアの奥さんに電話をかけて、あした逃げようと思うんだけどと言ったら、それだけはやめてくれと言われて、思いとどまったと。つまり、物すごい覚悟して、彼らも逃げるわけですよね。逃げざるを得ないような状況で働かせている。逃れようがないんですよ、技能実習って。ひとたび入ったら、もう3年間そこにいなきゃいけない。すぐやめりゃいいじゃんって言うけど、日本へ来るのに、多額の借金を抱えて来るんですよね。そういう制度があるから、逃げること自体が悪いというところに焦点を当て過ぎると、それを生み出す構造が見えなくなってしまうと思います。
 今の委員の質問の中で、今後ふえるかどうかということですけれども、それは、特定活動で入ってくる人たちを、私たちの社会がどう遇するかという点が、非常に大きいと思いますね。彼らにしてみれば、入ってきて心地よい職場で、そこで働くことが自分のキャリアのプラスになる。地域とも接点があって、居場所があるなと思えば、やっぱりそこにいるわけですよ。そうならないで、企業の論理だけで、とことん働かせよう、搾取しようみたいなことをやってれば、それは当然逃げ出しますよね。日本の中で、企業から逃げ出すだけだったらいいけど、そういう話は先ほど申し上げたように、あっという間に世界中に拡散しますから。日本という国が顧みられなくなるおそれもあります。だから、短期的な視点で特定技能を運用すると、本当に将来に禍根を残すと思うんですね。

○江間委員
 これはちょっと受け身的な考え方かもしれませんが、地域の人たちが、外国人をそういう目で見る可能性が、まだまだあるという中で、そういう不安を払拭するためのいろんな方法を、またこれから考えていきたいなと思います。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局政策調査課

静岡市葵区追手町9-6

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