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委員会会議録

質問文書

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令和4年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉本 好重 議員
質疑・質問日:03/10/2022
会派名:自民改革会議


○杉本委員
 一問一答方式でお願いします。
 私からは、県産材に関しての質問を2点ほどさせていただきたいと思います。
 産業委員会提出案件の概要及び報告事項の100ページでございます。
 昨日、7番委員、9番委員からもこのページに関する御質問がございましたが、私からは新規事業の未利用資源の活用促進、未利用木材活用トライアル事業費助成についてお尋ねしたいと思います。
 木質バイオマスの需要がカーボンニュートラルの実現等で大変急速に高まっている中で、丸太生産過程で切り落とされ、森林内に残された根本の曲がった部分や枝などの未利用木材を木質バイオマスとして積極的に活用していくことは大変重要であると考えます。
 そこで、この新規事業をどのように進めていくのかお尋ねしたいと思います。

○中山森林整備課長
 未利用木材を木質バイオマスとして活用していくためには、伐採現場から丸太のまま搬出してチップ工場で加工するのではなく、伐採現場で丸太をチップ化して1回当たりの運搬量を増やした上で発電所へ持ち込むことが効果的だと考えております。例えるならば空き缶をそのままトラックで運搬するより、潰して運搬したほうが多くの量を運搬できることと同じだと思います。
 県は、林業経営体の未利用木材活用の取組を実行に移す後押しとなるように、こういった運搬効率を高めてコストを低減するシステムへのトライアルに必要な経費を支援することとしております。
 来年度は、これらの取組を県内2地域で実施し、その結果を県が分析して成功事例として県下に普及することにより未利用木材の活用を全県に広めていきたいと思っております。

○杉本委員
 ありがとうございました。
 次に、3月1日に我が会派の鈴木澄美議員が一般質問で質問しておりましたが、説明資料101ページの県産材製品の需要拡大についてでございます。
 県産材を利用した住宅の助成制度については、今回大幅に内容が変わるとのことです。
 県産材利用率50%の要件を撤廃することで、どのような効果を想定されているのかお伺いしたいと思います。

○西室林業振興課長
 これまでは、住宅1棟当たりの木材利用量に占める県産材利用率50%以上を補助要件としており、要件を達成する住宅の建築は、梁や柱、土台などの部材の多くに県産材を積極的に利用する家づくりに取り組む200社ほどの工務店に限られていました。
 一方で、近年SDGs達成などへの関心が高まる中、木材のよさや県産材を使う意義等の県民の理解が深まりつつありますので、今回県産材利用率50%以上の要件を撤廃し、部分的に県産材を利用する住宅を対象に加えることにより、少しであっても県産材を使いたいという県民の気持ちに広く応え、これまで利用が進んでこなかった工務店等での利用を促進し、県産材の家づくりの選択肢が広がるものと考えております。

○杉本委員
 丁寧な御説明ありがとうございました。
 少量でも県産材を使うことは大変いいことだと思います。
 住宅メーカーや団体等にこのことを広く周知していただき、静岡に住む人が静岡県の材木を使って家を建てたという自負が県民の中で芽生え、さらに利用が拡大することを期待したいと思います。
私からは以上でございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp