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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年9月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:西原 明美 議員
質疑・質問日:10/06/2022
会派名:自民改革会議


○西原委員
 分割質問方式にて質問させていただきます。
 産業委員会提出案件の概要及び報告事項の25ページ、9月補正のバイ・シズオカ物価高騰緊急対策事業費についての質問です。
 2つの事業があるんですけれども、まず1つ目の県産農林水産品の送料無料キャンペーンで、条件に県民が購入したものは分かるんですけれども、県民に発送する県産農林水産品はどのような方が対象になり、どんなところで購入するものなのかが理解しにくいので伺いたいと思います。
 それと、事業費5800万円の内訳を伺っておきます。よろしくお願いします。

○本橋マーケティング推進課長
 初めに、県民に発送する県産の農林水産品の定義でございますが、1つ目が県民の方が県民に発送するもの、そして県外にいる方が例えば直売所に訪れてそこから県民の方に発送するものを想定しております。
 2つ目の御質問につきまして5800万円の内訳でございますが、このうち4100万円が交付金としての送料キャンペーンの原資と考えております。キャンペーンに当たって委託をする予定でございますので、残りの1700万円を想定しております。

○西原委員
 2番目におっしゃった県外にいる人が静岡県のものを県民に発送するということで、想定としてどんな方が送るんですか。要するに県民の方に県内のものを県外の人が送るんですか。どんな方が対象になっているのかが理解できなくて、私自身はこれが冷え切った消費を活性化するためであれば県内の農林水産物をどこの方がどこへ送っていただいても、県内の商品を送っていただくことに対しての送料キャンペーンでしたら非常に間口が広がって分かるんですけれども、2番目におっしゃった県外の人が県産品を県内の人に送るのはどんな方が送るのかちょっと理解できないので伺っておきたいと思います。

○本橋マーケティング推進課長
 県外の方がたまたま直売所に訪れたときの贈答用を想定しております。この事業をやる時期が11月から1月を想定しているんですけれども、多くがこの時期の贈答用と想定しておりますので、そのときに例えばミカンとか、そういったものが出ていたときに贈答用として県内の方にも送ることも想定しております。

○西原委員
 すみません。県外の人が静岡県の人に静岡県の贈答を送ることは私はあまり考えられないです。県外の人が自分のところの特産品を静岡県の友人に送ったりというのは考えられますけれども、県外の人が県内の人に送ることは非常に少ないケースじゃないかなと思うんです。これに関しての送料キャンペーンであれば、多くの方が県産品を使っていただくところに焦点を当てたほうが目的達成にはいいかと思いますけども、その点どのようにお考えでしょう。

○本橋マーケティング推進課長
 1番委員御指摘のとおり、今御説明したケースはそんなに多くはないと想定しております。
 ただ、県民の方がそういった少ないケースでも自分が受け取って得した気分になれる意味で県民の方の利益につながるとある程度は含みを持たせて考えておりますので、ケースとして除外しないで含めております。そういったケースも少ないながらもあると想定して、条件の中で対象としております。

○西原委員
 私が提案しました県産品を買っていただく。それは県内の方であればもちろんですけれども、県外の方にも買っていただきたい。この機会にこれを送料無料とするというほうが、効果的だと思うんですけど、その点についての考え方を伺いたいと思います。

○本橋マーケティング推進課長
 この事業の大前提として物価高騰に苦しむ生産者支援と県民の方の負担軽減を図ることを目的としておりますので、一義的にはやはり県民の方の購入を主軸に置きたいと考えております。
 県外の方に買っていただくケースにつきましては、県といたしましても県外の購入者が購入できる場所等をつくる販路開拓支援を行っております。当課の事業といたしまして後半から大手のECサイトを使って県産品の販路拡大も予定しており、県外の方には御購入頂ける機会をつくってまいりたいと思っております。

○西原委員
 ECサイトでの購入も、当然理解した上でお話をしているんですけれども、基本的には県産品を買ってもらうことをターゲットにしないと、県民も気の毒だからみたいな話になってしまい目的が外れてしまうと思います。ここは本来県産品を買ってもらうことにターゲットを絞って送料無料と打ち出したほうがインパクトがあると思いますので、その点、ぜひ9月補正ですので少し方法を考えていただきたいと思いますがいかがでしょう。

○餅原産業革新局長
 もともとこちらはバイ・シズオカの中の物価高対策ということで、今本橋マーケティング推進課長から説明があったとおりなんですけれども、もう一方の視点からいくと1番委員おっしゃるとおり、県内農林水産品の販路拡大に結びつくともちろん言えることだと思いますので、スキームとしては今つくってございますけれども、中身としては検討をさせていただいていい方向へ持っていければなと考えております。

○西原委員
 ぜひ、いい方向に考えてください。仕組みをややこしくすると非常に食いつきが悪くなりますので、単純な形で県産の農林水産品が御購入頂ける形のスキームに変更を要望いたします。

 2つ目の農産水産品のプレゼントキャンペーンです。昨日2番委員からもお話があった水産業に対する9月補正の200万円はこのことだと思うんですけれども、事業費の200万円について、委託業者に支払う金額などの内訳を伺っておきたいと思います。
 それと、条件の中に漁協食堂などの利用者については。ただし利用施設2か所を応募条件とあり、多分2か所行かないと駄目だということだと思うんですけれども、この11月から1月の寒い時期に漁協食堂2か所に行くのは、ふだんであっても私の住んでいる藤枝市から行ける漁港は限られていますし目的がちょっと分かりにくい。今回は県内漁協の食堂15か所とありますけれども、この3か月の間に寒い中2か所訪れてやっと応募できるのが理解できないので、条件を含め質問させていただきます。

○花井水産振興課長
 事業費の中身について、予算が200万円でございますがそのうち100万円を景品の発送料込みで200セットで考えております。実は同じようなキャンペーンをかつて100セットでやったことがございますけどれも、今回は200セットでやらせていただきたいと考えております。
 それ以外につきましては、例えばポスターとかチラシを作る資材費、それから運営の委託を考えておりますので事務委託費でございます。
 2番目の御質問、2回ということでございます。例えば県外の方に泊まりに来ていただいて1日目と2日目に食べていただく。または漁協直営食堂ですとリピーターを増やしたいという意味合いもございます。ちょうど観光シーズンでドライブがてらあるいはツーリングをやる方もたくさんいらっしゃるそうですので、短い期間ではありますが、足を運んでいただき県の水産物を食べていただけるリピーターになっていただきたいと思いまして2回としました。

○西原委員
 理想は分かるんですけれども、実際これに応募してみようかなと思う方の気持ちを考えてみてください。一度も行ったことない人が訪れることも大切です。例えば、同じところに2回でも、3回でも通ってくださるリピーターとおっしゃいましたけど、そういう方には2回、3回と応募のチャンスがある。そういった形の取組のほうが応募する人にとって参加しやすい。このイベントをやることによって漁協の食堂を知ることができると思うんですけれども、県内の15か所のうち2個行ってやっと応募できるとハードルを上げられると応募者数は減ると思うんです。まず1回行けば応募できる形のほうが参加者の意欲をそそるかと思うんですけども、その点について伺っておきたいです。
 やはりこの時期本当に冬ですので泊まりに来て1日目の漁港の食堂、2日目別の食堂とはあまり考えられないです。1日目にお魚を食べたら2日目はお肉食べたいとか、そういった意味でもキャンペーンの中身がちょっと雑かなと思うんですけれども、もう一度意見を伺います。

○板橋水産・海洋局長
 御指摘にありましたとおり、確かに2日連続で同じ漁協食堂に行くことはなかなかないかなと考えまして、2か所の応募条件が適切かどうか改めて考えたいと思います。

○西原委員
 1個聞き忘れたんですけれども、前もやってそのとき当選が100名ということですが、何名対象になったのか。そのときも2か所行ったんですか、実績だけ伺っておきたいと思います。

○花井水産振興課長
 そのときは応募期間が少し長かったこともあるのですが、3回にさせていただいています。そのうち応募数された方のおおむね4分の1が県外からのお客様でございました。

○西原委員
 この手のキャンペーンを盛り上げるためには分母の数を増やすことが大切だと思いますので、ぜひその条件を検討頂きたいと思います。
 やはり表に出ている事業費と実際それに関わる事務費委託料がかなりかかっていると、2番委員もおっしゃっていましたけれども、ぜひそれだけの効果のあるものにしていただきたいと思います。むやみに委託して簡単に済ませるのではなくて、例えば漁協の方にも若干お力をお借りして、協力を頂く事業であってもいいかと思いますので、また今後に向けてお願いします。

○花井水産振興課長
 失礼いたしました。過去何回かやらせていただいていますが、平成元年に一番多いときが473名の御参加を頂いております。

○西原委員
 分かりました。ありがとうございます。
 これは4分の1じゃなくて10分の1とか非常に分母を増やしていただきぜひ応募者数が多いことを期待しています。
 昨日からたまたま始まりました、テレビドラマのファーストペンギンを御覧になった方も大勢いらっしゃるかと思いますけど、このドラマは、山口県萩市の大島の漁師たちをまとめて、漁業における6次産業に取り組んだ実際の話で、モデルが坪内知佳さんです。この話は非常に奇跡的ではありますけれども、漁業の振興に向けてはこういったやり方、こういった力が必要なんだなと私はすごく感じました。上っ面のイベントだけではなくて、実際のてこ入れもきちんと力を入れていただき、大変厳しい漁業にも力を注いでいただきたいなと思います。以上で質問を終わります。

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