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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:林 芳久仁 議員
質疑・質問日:03/02/2023
会派名:ふじのくに県民クラブ


○林委員
 分割質問方式でお願いします。
 最初に、清水港日の出地区の防潮堤の関係でありますけれども、令和3年度から江尻地区と日の出地区の防潮堤の整備事業の着手とあります。これは補助事業である津波対策緊急事業に採択されて令和3年度は一部区間の調査設計を実施しているという認識でおりますけれども、防潮堤工事の進捗状況をまずお伺いします。

○市野港湾整備課長
 防潮堤の進捗状況についてお答えします。
 日の出地区の防潮堤整備につきましては、令和3年度より詳細設計業務に着手し、令和4年度は設計業務を継続しつつ設計ストックの確保に努めております。昨年末には一部区間の防潮堤工事に着手してまいりました。この工事区間につきましては、別途建て替え工事が進んでいる民間の商業施設に隣接しておりまして、この商業施設の開業が令和5年の秋に予定されておりますので、遅れることがないように防潮堤やその周辺の緑地工事を実施してまいります。また令和5年度以降につきましても、引き続き工事を進めてまいりますけれども特に日の出地区につきましては、観光客やクルーズ客など国内外のお客さんが多く訪れますので、にぎわい空間としての利用や富士を望む景観への配慮が最重要となってまいります。引き続き、関係者と十分な協議を重ねながら事業を推進してまいります。

○林委員
 かなり進んでいるようでありますけれども、完成は計画的にはいつ頃になるのか。

○市野港湾整備課長
 日の出地区の津波対策緊急事業につきましては、令和12年度が完成目標となっております。

○林委員
 まだ結構ありますね。利用度がどんどん増えることでありますのでよろしくお願いします。

 次に、カーボンニュートラルポートの形成についてです。これも清水港では官民でスタートを切っておりますけれども、パブリックコメントまで作業が進んでおります。一方で国が昨年12月の港湾法の改正で脱炭素の組織体制構築、港湾脱炭素計画の策定を法律に定めたところであります。清水港CNP計画は予定どおり今年度中に公表されることがありますけれども、法定計画は港湾脱炭素推進計画とどこが違うのか、県は法定計画をいつ策定する予定であるのか説明していただけますか。

○北川港湾企画課長
 清水港では、令和3年11月に官民連携して清水港カーボンニュートラルポート協議会を設置いたしまして、これまで5回の協議会を開催し清水港カーボンニュートラルポート形成計画の素案の検討を重ねてまいりました。今年2月にパブリックコメントを実施しまして7件の御意見を頂いたところでございまして、これらの意見を反映した形成計画を次回3月15日、第6回協議会に諮った上で3月末までの公表を予定しております。
 それから昨年12月に港湾法が改正されまして、港湾管理者が港湾脱炭素化推進計画の策定が法律で定められました。この法定計画で示す中身につきましては、国土交通省で年度末までに何らかの具体的な方針が示されることになっておりますので、今つくっている形成計画よりも具体的な施策につきまして、いつまでに誰が主体となって取り組むかといった内容について計画に位置づけるようになり、国のマニュアルもこれから出てくると聞いています。
 県といたしましては、国の動向を注視しながら今回策定する清水港から法定の港湾脱炭素化推進計画のための協議会を立ち上げまして、具体策を協議してできるだけ早い時期に港湾脱炭素化推進計画を公表してまいりたいと考えております。

○林委員
 これは、清水港というよりも全国的な部分がありますので、民間の会社も参加するわけですからできるだけ早く環境を整えていくようによろしくお願いします。

 次に、建設委員会説明資料63ページ、巴川の整備についてお伺いします。
 これは、もともと巴川流域総合治水対策協議会がありまして、県と静岡市、それから地域の代表、学識経験者が集まって私も2回ぐらい傍聴させてもらいました。台風15号もそうでありましたけれどもとにかく巴川の本流は流れないんですね。止まっちゃって支流が全部あふれたということもありますので相当な被害があり、私の家も浸かりました。
 令和2年度から測量と設計を行い、河口から6.6キロメートルの矢崎川まで掘削を行うとありましたけれども、令和4年度に河口部分の測量を再度やり直すと聞いておりますけれども少し遅れてるんですね。地域の方は早く掘削して何とか水位を下げていただくように期待しているんですけれども、この間に橋梁が21橋あり70年近い橋でありましてこれを補強しなきゃいけないことは当然なんですけれども、全ての橋の架け替えが終わってから掘削するとなると相当な期間がかかるんですね。6月から梅雨に入り台風も来るかもしれない中で、橋を補強することについては大変いいことなんですけれども、橋の補強をやりながら掘削ができるかどうか。地域の皆さんもそれを望んでるんですけれども、技術的なこともありますので、この辺をどう考えているのか説明していただきたいと思います。

○八木河川海岸整備課長
 巴川の本川改修につきましては、河口から上流約6.6キロメートル区間が対象区間でございまして、8番委員御指摘のとおり令和2年度から国の交付金事業の新規採択を受けまして河道掘削に向けた測量設計に着手しているところでございます。対象区間の6.6キロメートル区間には橋梁が21橋ございまして、河道改修に伴い橋梁が不安定になるものについては、補強や架け替えが必要となってまいります。この場合、架け替えに伴う負担金の調整や将来的な交通ネットワークを踏まえた統廃合に関する調整が必要となってまいります。このため架け替えによるその治水効果等から優先度の最も高い橋梁について静岡市と協議、調整して今年度地元説明会を実施したところです。引き続き来年度橋梁の詳細設計を実施いたしまして、令和6年度に工事着手できるように事業計画を取りまとめてまいりたいと考えております。
 その際、橋梁の補強や架け替えを現地で完了した後に本川の河道の掘削をして河道の断面を広げるといった手順になると考えております。

○林委員
 そうしますと、21か所のうち今年度の分として何か所やるかこの辺の経過と、測量しなきゃ分からないことも分かるんですが、5、6年の間に何か所手がつけられるのか、水位を下げる掘削工事があと何年かかるか今の段階でもうちょっと詳しく答えていただけますか。

○八木河川海岸整備課長
 本川改修に伴って、先ほど申し上げた補強が必要になってくる橋梁、それから架け替えが必要になってくる橋梁等があります。それが必要かどうか選定をまず行った上で、事業計画はこれから立てていくことになるかと思います。具体的には、まず来年度架け替えが必要な橋梁1橋について、事業化に向けた詳細設計に取り組んでいきたいと考えております。そのほかの橋梁につきましても必要なものは事業化に向けて順次取組を進めていきたいと考えております。

○林委員
 まだまだ先が長いと思いますけれども、できるだけ早めに計画的なものをぜひよろしくお願いします。

 最後に、清水港のクルーズ船のことなんですけれども今まで30年間県と市、そして港湾関係の会社の皆さんが誘致委員会をつくって外国に行くなど誘致活動に大変苦労を重ねた結果、昨日の旧飛鳥の入港がありました。私もテレビのニュースで見たんですけれども、天気がよかったもんですから富士山がよく見え、外国の皆さんがこれはすごいと見ていて非常に和やかでした。
 これは清水港だけじゃなくて、今年の計画として熱海、田子の浦、御前崎、下田にも入港予定があるということで今までにない部分がございます。
 その中でいろんな外国の人がクルーズ船に乗っていますけれども、船から降りてどういう観光地に行きたいかは船の中で先方が決めるんですが、今まで買い物については、デパートはあまり使わないですね。御殿場アウトレットにバスで乗り入れてそこでたくさんの物を買うことがよくあります。静岡県でそれだけ消費が伸びることは結構なことだと思います。船によっては、入港から出港までが短時間の場合もあるし1泊して行く船もあります。スケジュールを考えると県内のあちこちにはなかなか行けないことも現実です。ですから、有効的に観光地を楽しんでいただくために、スポーツ・文化観光部や静岡市などの関係者とも協議して企画を組み立てていただきたいと思います。今もやっていると思いますけれども、この辺の実態を知りたい。
 それからもう1つ、船で使う食料を出航のときには積んでいますけれども、日本へ来てから補給しなきゃいけないんですね。以前、清水港へ来たときにはシェフに向けたセールスをやったんですが、卵を900個すぐに用意してくれとか、肉を用意してくれということになりました。入港の際にセールスを行うことで外国の皆さんも喜ぶと思いますし、消費につながるものですから、その辺も重点的に協議してやっていただければと思います。この辺の考え方もよろしくお願いします。

○吉住港湾振興課長
 昨日入港いたしましたアマデアの場合ですと、半日コースの観光で富士山方面へ出かけたツアーがバス8台で286名、清水区内の観光施設にバス5台で151名が出かけたと伺っております。このほかにも岸壁でマルシェを開催いたしまして、地域の特産品のお茶やTシャツなどが人気であったと聞いております。また、背後地の商業施設でも乗客がツアーに出かける前後にいろいろな買物をし、例えば乗客の方が飲料ですとかポストカード、また乗組員の方がインスタント食品などを買っていったというお話もあります。
 今後はこうした静岡県ならではの観光コンテンツを国際クルーズ客に理解していただけるように、インバウンドの取組をスポーツ・文化観光部とも協力しながら対応を強化するとともに、受入れ側には多言語対応などもお願いしながら、ツアー担当者への売り込みを積極的に図ってまいりたいと思っております。
 また、2つ目の食材の売込みにつきましてもツアー担当者への売り込みの際には必ず農産物のパンフレット等も必ず一緒にお渡しして静岡県の豊かな食材を売り込むようにしております。
 今後も引き続き、経済産業部と連携いたしましてそうした取組も強化してまいりたいと考えております。

○林委員
 いろいろとありがとうございました。
 清水港やほかの熱海、下田なども同じですけれどもこれから静岡県にたくさんの船が入って、15万トンぐらいのクルーズ船も入るかもしれない。外国の皆さんにたくさん来ていただいて満足して帰っていただくためには、ただ買物にバスで行ってということではなくて、時期それぞれのお祭りなどいろんな企画を何とか練って、満足していただくように皆さんの知恵を出し合ってやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。

○飯田委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は13時30分とします。

( 休 憩 )

○飯田委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

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