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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 啓嗣 議員
質疑・質問日:06/18/2020
会派名:自民改革会議


○鈴木(啓)委員
 一問一答方式でお伺いさせていただきます。
 初めに、建設委員会説明資料4ページの地域公共交通事業継続運行費助成についてお伺いいたします。
 新型コロナウイルス感染症の脅威の中で、公共交通事業者は緊急事態宣言の措置期間におきましても営業を継続していただいておりましたが、利用者の大幅減などにより経営に大きな影響が出ているものと考えております。
 このような状況下において営業継続が求められる企業を支える取組は、県民の安定的な生活確保のためにも重要であると考えます。
 そこで、今回県の取組では県内公共交通の維持を図るため、運行収入が大幅に減少した交通事業者に対し運行経費の助成をするものとしていますが、この間の鉄道、バス、船舶の運行収入が昨年度と比較してそれぞれどの程度であったのかお伺いいたします。

○仲野地域交通課長
 バス、鉄道、船舶各運行収入の前年比についてお答えいたします。
 まず、3月の鉄道事業、バス事業はともに対前年同月比で30%の減、4月の鉄道事業、バス事業におきましても対前年同月比で60%減となっております。
 また、4月25日から5月10日のゴールデンウイーク期間中は鉄道が75%減から95%減、バスが70%減から95%減となっております。
 船舶は、離島航路であります熱海―初島航路におきまして4月が85%減、ゴールデンウイーク期間中は97%減となっております。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
 やはり大きく下がっていると理解させていただきました。
 この期間中における運行に関わる燃料や電力の動力費が助成内容となっていますが、その根拠についてお伺いさせていただきます。

○仲野地域交通課長
 助成内容の根拠についてお答えいたします。
 新型コロナウイルス感染症による緊急事態措置期間中は、利用者が大幅に減少している中、事業継続の要請により緊急事態措置前と変わらない運行を継続しておりましたが、収支が大幅に悪化し事業継続に支障を来すおそれがあることから、県内の公共交通の維持を図るため、運行に係る経費の一部助成を行うことといたしました。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
 説明資料には、対象者は県内交通事業者で地域鉄道8路線、乗合バス1,456系統、船舶1航路となっておりますが、選定基準などがありましたらお聞かせください。

○仲野地域交通課長
 選定基準についてお答えいたします。
 対象となる事業者につきましては、県内を運行する地域鉄道事業者、乗合バス事業者、離島航路事業者であり、鉄道につきましては県内私鉄7社が運行する8路線、乗合バスにつきましては道路運送法第4条により乗合交通事業者が運行する県内1,856系統のうち、市町自主運行バス400系統を除いた1,456系統、船舶につきましては県内唯一の離島航路である熱海初島間の1航路であります。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございました。
 次に、説明資料5ページのタクシー車両新型コロナウイルス感染防止事業費助成についてお伺いさせていただきます。
 概要にもありますように、タクシーは鉄道、バスと役割分担のもと時間、地域問わずに日常生活の移動を支えている公共交通であり、安定的に営業を継続していただく必要があるものと考えております。
 しかし、今回の新型コロナウイルス感染症の影響下、県民には不要不急の外出自粛要請があり、タクシーも利用者が大幅に減少し、事業者の経営に大きな影響が出ているものと考えます。
 こうした状況下、タクシー車両の環境整備を後押しすることは事業者の安定した事業継続と併せて地域の感染拡大防止策にもつながる取組であるものと考えます。
 そこで、先ほどと同じようにこの間のタクシー運行収入が昨年度と比較してどの程度であったのかお聞かせください。

○仲野地域交通課長
 タクシー収入の昨年度との比較についてお答えいたします。
 3月が3割から4割減、4月が約5割減、5月は約7割減と聞いております。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
 それでは、車両の飛沫感染防止設備費用を助成する理由をお聞かせいただきたいと思います。
 また、鉄道やバスのように緊急事態措置期間中における動力費助成を含まない理由を併せてお伺いさせていただきます。

○仲野地域交通課長
 タクシーの飛沫感染防止設備を助成する理由につきましてお答えいたします。
 地域に密着した輸送サービスを行うタクシーは鉄道、バス等との役割分担のもとに日常生活を支えております。特に高齢者、妊婦等の通院や医療従事者の送迎など県民の命を守るためにも必要不可欠な公共交通機関であります。今後アフターコロナ、ウイズコロナにおきまして、県民の皆様が安心してタクシーを利用していただけるように車両の環境整備が重要であると考えております。
 また、国の第2次補正予算では鉄道、バス、船舶、航空を対象として感染防止対策を補助しておりますが、タクシーは対象外とされていることから、県として地方創生臨時交付金を活用して助成するものであります。
 次に、動力費の助成を含まない理由ですけれども、鉄道やバス等は乗客のあるなしにかかわらずダイヤに基づき定時的に運行しております。タクシーは乗客がなければ運行しておらず、動力費は動かなければ発生しないので、県民の皆様が安心してタクシーを利用していただける車両の感染防止策に助成することといたしました。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
 それでは、この助成額についてお伺いしたいと思います。
 キャッシュレス決済機能搭載車と非搭載車について、1台当たり1万円、5,000円と助成額に違いを設けた理由をお聞かせください。

○仲野地域交通課長
 助成額の差についてお答えいたします。
 今後のアフターコロナ、ウイズコロナにおいて、安心してタクシーを利用していただける車両の環境整備はすごく重要であり、キャッシュレス決済機能搭載車両は乗客と乗務員の接触回避につながることから、政策誘導のためのインセンティブとして重点的に助成し差を設けました。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
 説明資料には対象台数が2,319台となっておりますが、県内で走っているタクシー車両が網羅されているのかお聞かせください。

○仲野地域交通課長
 県内タクシーの登録車両につきましては4,638台ですが、このうち稼働率は約5割と聞いております。まずは稼働しているタクシーに対して早急に進めるべく、登録車両の半数の2,319台を補助対象としております。

○鈴木(啓)委員
 今のお答えで、稼働率が半分なので大体半数とのことなんですが、タクシーは会社もありますし個人タクシーもあると思います。助成先が静岡県タクシー協会となっていますが、個人タクシーも全て含まれるのかと、約半数とは半分は動かないよと見ているのか、それとも稼働率が低いのでそこはやらなくてもいいよと見ているのかについてもう少し詳しくお聞かせください。

○仲野地域交通課長
 個人タクシーにつきましても登録車両に含んでおります。タクシー協会に委託するんですけれども、個人タクシーもタクシー協会に申請する形になっております。
 半分でいいのかについてですけれども、現在動いている車両全てには設置していきたいと思っておりまして、稼働率の半数を台数として設定しております。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
 抜けがありますと万が一も考えられますので、できるだけ網羅された形で実施していただきたいと考えます。

 次に、説明資料6ページの浜名湖ミナトリング開催等事業費についてお伺いさせていただきます。
 新型コロナウイルスの影響により、浜名湖ミナトリング2020それから浜名湖キューバヘミングウエイカップが合わせて中止になったとのことでありますが、浜名湖は私の地元でもあります。目標来場者数2万人の大きなイベントの中止は大変残念に思っております。
 そこで、ミナトリングとヘミングウエイカップの2つのイベントの関係性とそれぞれのイベントが中止となった経緯について詳細をお伺いさせてください。

○吉村港湾振興課長
 ミナトリングとヘミングウエイカップの関係性と中止になった経緯についてお答えいたします。
 ミナトリングは、浜松土木事務所が主体で実施している浜名湖の魅力を発信する地域イベントです。ヘミングウエイカップは民間企業が主体で実施しているカジキ釣り大会です。両方とも海を通じて浜名湖周辺のにぎわいを創出する共通の目的があり、同時に開催すればPR体制の強化などにより集客の面で相乗効果が期待できるという思いから、昨年度から開催時期と場所を合わせて一緒に実施することといたしました。
 中止になった経緯ですが、新型コロナウイルス感染拡大防止が求められている中、県内外から大勢の方々が訪れることから、来場者皆様の安全を第一に考え、感染防止や拡散防止のためにまず5月22日にヘミングウエイカップの実行委員会が中止を決定いたしまして、その後5月27日にミナトリング実行委員会が中止を決定したところです。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
 本年度はミナトリングの中止を決定されたとのことですが、来年度の開催の見通し、それからもし開催される場合はヘミングウエイカップとの連携をどのように考えていらっしゃるのかお聞かせください。

○吉村港湾振興課長
 来年度の開催の見通しとヘミングウエイカップとの連携についてお答えします。
 来年度の開催につきましては、9月にミナトリング実行委員会を開催し、開催について決定する予定です。
 ヘミングウエイカップとの連携は、地元関係者から期待できる集客効果を考えて同時に開催したいという声が非常に多くあります。またヘミングウエイカップ実行委員会からも、同時開催をしたいと浜松土木事務所に申入れがございます。
 以上より、県といたしましても同時に開催することで、県内外から多くの来場者をお迎えして浜名湖のすばらしさを伝えていくことができることから、連携についてミナトリングの実行委員会で協議して対応を決定していくと考えております。

○鈴木(啓)委員
 ありがとうございます。
 先ほど御答弁の中で9月とのことで、今年度の9月と理解しますが、やはりまだ9月ですとコロナがどうなっているかなどの問題もあると思いますので、できるだけ来年開催できるような方向性の中で、早い決定というよりも様子を見ながらしっかり検討して決めていっていただきたいなと考えます。
 最後に1点要望を申し上げたいと思います。
 今回のミナトリング2020の中止は、感染症の影響でやむを得ないと感じておりますが、沿岸地域のにぎわいの創出、地域の活性化を図る上では大切なイベントであると考えております。
 平成29年には1,300人、平成30年は中止とのことですが、令和元年には4,300人と年々盛り上がりを見せてきており、盛り上がるイベントですので、今後におきましてもこのような取組をさらによりよい形で継続していただくように要望いたしまして私の質問を終わります。御答弁ありがとうございました。

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