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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年9月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:西原 明美 議員
質疑・質問日:10/04/2023
会派名:自民改革会議


○西原委員
 様々な御答弁を頂き、また知事のお考えや皆さんへのそれぞれの答弁を聞いておりまして、私からは3点確認したいと思います。
 1点目、今回は知事の御殿場コシヒカリ発言とされている発言を基に御自身でペナルティーを科したのでありますけれども、いろんな国会議員の失言や様々な問題があった場合に、これまで国会議員がもらっている報酬を返す、もしくは減額することはあまり聞いたことがないんです。国会議員の場合は離党であったり辞職であったりと様々な結果を出しています。知事は国会議員の取る行動についてどのように思われますか。

○川勝知事
 国会議員の方々はそれぞれ国の代表の一人として、それぞれの御判断において態度を処されていると思います。

○西原委員
 御自分の今回の問題と照らし合わされたことはありますか。

○川勝知事
 国会議員の方々の態度と照らしたことはありませんけれども、先ほど来、出ております知事の報酬の減額は近くで起こっておりましたので、これは間違っているという考えを持っておりました。しかし減額できることは紛れもない事実でございましたから、今回自分へのペナルティーとして報酬並びに期末手当の減額を条例として求めようとしたわけでございます。

○西原委員
 私が申し上げたいのは、私たちは議会で辞職勧告決議をした後でのことであり、本来であれば辞職していただく、もしくは議会を解散していただく選択肢があってもよかったのかなと思っております。

 2点目の質問です。
 今回は御殿場コシヒカリ発言でしたが、これまでも知事は様々な問題の発言をされています。それを申し上げ出したら切りがないので、例えば当時の菅総理に対しての学問をされた人ではないの言動は口頭で訂正されていますけれど、これも大変な問題だと思ってます。
 また、県議会にはやくざもごろつきもいる、これも謝罪撤回を最終的にはされましたが様々な発言をしています。今回の御殿場コシヒカリも、本来であれば発言の訂正だけでよかったのではないでしょうか。これまでの発言に対してペナルティーを科すことはないのか伺います。

○川勝知事
 これまでの発言と今回は違うと思います。今、例に挙げられたものは記者会見等で出たものではないかと思いますけれども、今回の発言は政治活動の中で出たものです。ですからこれは敵、味方をつくり公人としてやってはいけなかったので、従来のものとは違うと。これは14年前、15年前の激しい選挙の後、一番最初にノーサイドですと申し上げやってきたわけです。応援してくださった方の選挙応援にも行っておりません。これまでそう貫いてきたわけです。
 前回の知事選の続きとして参議院補選があるとみなしたものですから、そこで一気に1人の候補の応援に入って衆議院の解散も重なり、その勢いが結果的に地域分断の発言になったと。これはゆゆしきことだと思っており、肝に銘じたのが知事心得5か条に結実したということでございます。

○西原委員
 分断をされたかつての発言と今回の御殿場の発言は違いがあると御答弁頂きましたが、私たちにとって違いはないんです。
 例えば、やくざごろつき発言で党派を分けて分断しました。いろんな問題がある中で、今回の御殿場コシヒカリ発言のみにペナルティーを科した理由を再度伺っておきたいと思います。

○川勝知事
 先ほどの繰り返しになりますけれども、公人であることを貫くと。ただ自分の選挙のときは別です。選挙は戦いでございますから極めて激しく厳しいということです。
 しかし、他人の選挙に応援に入ることはどうしても他方を敵にすることでございまして、これはしてはならない、やはりこれは違ったと今でも思っておりまして、たとえどんなに世話になった方が近々に選挙に出られるとしても、この公職を預かっている間は一切しないことです。辞職勧告が間に入っていることもございまして、退路を断つ形での決断でございますので、極めて大きな失態であったと思っております。衆議院あるいは参議院の補欠選挙等に応援演説に入ったことを反省しています。

○西原委員
 この件は、知事もおっしゃったように自らの判断でこれは大変大きな問題だったから、これに関しては減額の条例に結びつけているとのお話だと思います。
 そうした場合にこれまでの発言は別として、今後このような発言があった場合に知事はどうされますか。

○川勝知事
 私は不適切な発言で県民の方々を傷つける、人格を傷つけるとか、県民の福祉の向上や生命財産の保全、また危機管理を怠ることをした場合には知事としての資格はないと思いますので、それを公言して令和3年の心得5か条それから令和4年1月の最初の記者会見以来、機会のあるごとにそのように申し上げております。それを今まで貫いてきましたので、残りの任期も貫いていきたいと思っております。

○西原委員
 分かりました。その場合に、また自らが判断されるのか確認したいと思います。

○川勝知事
 やっぱり有権者から選ばれているものでございますので、相談するべき人はいるかもしれませんけれども、自分で判断するのは変わりません。

○西原委員
 質問の角度をちょっと変えます。
 問題発言等を議会から指摘された場合は、どのように判断されるんですか。

○川勝知事
 それは仮定の下でございますので、問題発言はしないようにすると言い聞かせておりますので、問題発言だと言われるようなことがないように心していきたいと思っております。

○小沼委員長
 知事、今の質問は議会から指摘された場合はどうしますかという質問です。

○川勝知事
 有権者360万人の負託を受けておりますので、この件については軽々に決めてはいかんと思っておりますが、それほどに私に対しては大きなテーマであると考えております。

○西原委員
 私はこの条例が今回最後で終わるのかなと思ってお伺いしたんですけれども、今のお話ですと議会から指摘されても知事御自身がまた近くの方に御相談して判断すると受け取ってよろしいですね。

○川勝知事
 万機公論に決すのが基本であります。したがって、独りよがりにならないようにしなくてはならないと議員の先生方も共有していただければありがたいと思います。

○西原委員
 そうしますと議場で宣言されました、今後このような発言があった場合には自ら職を辞するといった言葉も、少し揺らいでしまったような気がします。そこは少し御自身で考えていただくところかと思います。

 もう1点だけ確認します。
 先ほど7番委員から公職選挙法の話が出ておりました。総務省に確認して、事務方の行政手法としては問題がないとの話の中で、司法に委ねられたときにどうだといったときに、石川政策推進担当部長はそれも判断した上でこういうものが出ているのではないかという御答弁頂いたと思うのですが、それでよろしかったですか。

○石川政策推進担当部長
 法律の話ですので所管の省庁がございます。所管の省庁がその法について有権解釈をした上で行政を執行していると。それは国の行政もそうですし、地方の行政も一緒だと思っております。
 その際、司法の判断が新たにあれば、それに対してまず第一義的にその所管の省庁が対応すべきであり、今はそういう話がございませんので、それを前提に有権解釈の下に我々が執行しているということでございます。

○西原委員
 非常に難しい表現ですので私には分かりかねるんですけれども、これが実行された後に、どなたかからこれは給与の返上で寄附に当たるのではないかと訴えられた場合に、私たち議会がこれを審査して可決したことに対しての問題の発生は絶対ないと断言頂けますか。

○石川政策推進担当部長
 現時点において、総務省の有権解釈を基にやっております。その後司法のお話、訴訟が起こる可能性があった場合には司法で御判断頂くべきものだと思います。

○西原委員
 かなり行政的な言葉で、正直責任があるのかないのか分からない御答弁を頂いたと思います。
 この件についても私ども委員会で審査するには、そこまで考えてきちんと結論を出さなくてはいけないと思っていますので、この後また委員の皆さんとも話をしてみたいと思います。以上で質問を終わります。

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