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委員会会議録

委員会補足文書

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令和4年12月定例会文化観光委員会
議案説明及び所管事項等の報告 【 当局側説明 】 発言日: 12/14/2022 会派名:


○京極スポーツ・文化観光部長
 おはようございます。
 スポーツ・文化観光部長の京極でございます。よろしくお願いいたします。
 それでは、スポーツ・文化観光部関係で12月県議会定例会に提出しております提出議案及び所管事項につきまして文化観光委員会説明資料、議案及び議案説明書により御説明いたします。
 初めに、議案についてであります。
 今回提出しております案件は、12日に追加で提出しました1件を含め議案6件であります。
 説明資料の2ページを御覧ください。
 第135号議案「令和4年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。議案では6ページから8ページ、議案説明書では8ページ及び21ページから23ページになります。
 スポーツ・文化観光部関係の補正予算は、第6款スポーツ・文化観光費4571万3000円、第11款教育費1840万円、第12款災害対策費3400万円、合計9811万3000円の増額であります。
 3ページを御覧ください。
 2内容の(1)台風15号への対応の地域ぐるみの文化財保存・活用推進事業費2900万円は、被災した文化財の復旧に対し助成するものであります。現年単独災害空港施設復旧費3400万円は、被災した富士山静岡空港の周囲部の復旧に要する経費であります。
 (2)当初予算編成後の事情変化により必要となる経費の職員給与費1671万3000円は、職員の給与改定に伴う補正であります。私立幼稚園教員人材確保支援事業費助成1840万円は、幼稚園教員の確保定着を促進するため給与改善を行う私立幼稚園に対し助成するものであります。
 事業内容につきましては、別冊資料の主要事業参考資料を併せて御参照ください。
 4ページを御覧ください。
 3繰越明許費でございます。議案では10ページ、議案説明書では27ページとなります。
 観光費2400万円は、観光施設整備事業において関係機関との調整に日時を要したことにより年度内に事業を完了することが困難と予測されるため計上するものであります。
 次の4債務負担行為でありますが、議案では14ページ及び15ページ、議案説明書では30ページ及び31ページとなります。
 静岡県立水泳場等の管理運営に係る協定として静岡県立水泳場ほか2件、日本平山頂シンボル施設の管理運営に係る協定、現年単独災害空港施設復旧事業工事契約の債務負担行為の設定について議決を求めるものであります。
 5ページを御覧ください。
 第155号議案「土木工事の請負契約について(富士山静岡空港滑走路端安全区域)」であります。議案では135ページ、議案説明書では70ページとなります。
 本議案は、本年の県議会2月定例会において債務負担行為の設定をお認め頂き10月7日に開札した富士山静岡空港滑走路端安全区域整備工事について前田建設工業株式会社静岡営業所と6億4570万円で請負契約を締結するものであります。
 6ページを御覧ください。
 第169号議案及び第170号議案、公の施設の指定管理者の指定について、静岡県立水泳場及び静岡県富士水泳場、静岡県武道館についてであります。
 議案では167ページ及び169ページ、議案説明書では85ページ及び86ページとなります。
 静岡県立水泳場ほか2施設につきましては、令和5年3月末で指定期間が終了することに伴い次期指定管理者の選定作業を進めてまいりました。2に記載のとおり3施設とも現在の指定管理者から応募があり、5に記載のとおり10月17日に学識経験者等から成る指定管理者選定委員会においてそれぞれ候補者として適格であるとされ、今議会に3施設の指定管理者の指定についてお諮りするものであります。
 7ページを御覧ください。
 第171号議案「公の施設の指定管理者の指定について(日本平山頂シンボル施設)」についてであります。
 議案では171ページ、議案説明書では87ページとなります。
 日本平山頂シンボル施設につきましては、令和5年3月末で指定期間が終了することに伴い次期指定管理者の選定作業を進めてまいりました。2に記載のとおり現在の指定管理者から応募があり、5に記載のとおり10月28日に学識経験者等から成る指定管理者選定委員会において候補者として適格であるとされ、今議会に指定管理者の指定についてお諮りするものであります。
 次に、所管事項について御説明いたします。
 説明資料にお戻り頂き8ページを御覧ください。
 静岡県理事(東アジア文化都市担当)の設置についてであります。
 令和5年の東アジア文化都市に本県が選定され、今後事業が本格化するため部局横断的に様々な業務を統括する職として令和4年12月1日に、新たに静岡県理事(東アジア文化都市担当)を設置いたしました。加えて文化政策課に専任班として新たに東アジア文化都市推進班を設置し、体制の強化を図りました。
 9ページを御覧ください。
 東静岡駅南口県有地の活用に向けた取組についてであります。
 南口県有地のさらなる活用に向け静岡県立大学の学生と意見交換を行い、11月3日にグランシップ広場で大学生の提案も取り入れた実証実験を行いました。今後来場者アンケートの結果を分析するなどし、活用方法の検討を進めてまいります。
 10ページを御覧ください。
 大規模国際スポーツ大会のレガシー創出についてであります。
 県では、ラグビーワールドカップ2019や東京2020オリパラ大会自転車競技の開催効果を継承しスポーツの聖地づくりを進めるため、レガシー創出に係る大会やイベント等の開催、誘致に取り組んでおります。
 2に記載のとおり、東京2020オリパラ大会のレガシーとして本大会で使用した日本サイクルスポーツセンターのマウンテンバイクコースを活用し10月には国際大会であるFDAジャパン・マウンテンバイク・カップを初めて開催したほか、先月には全日本選手権自転車競技大会のマウンテンバイク部門を開催いたしました。両大会とも多くの来場者があり、世界や日本のトップレベルの走りを間近に御覧頂くことができました。
 大会の誘致、開催のほかにも、3に記載のとおり子育て世代の女性などをターゲットに関係市町と連携し自転車を活用した健康づくり事業を実施してまいります。
 今後の主なレガシー大会、イベント等の予定としましては4に記載のとおりであります。
 引き続き、レガシー大会やイベント等の開催、誘致を通じスポーツで地域を盛り上げてまいります。
 11ページを御覧ください。
 第77回国民体育大会――いちご一会とちぎ国体及び第22回全国障害者スポーツ大会――いちご一会とちぎ大会結果についてであります。
 新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりとなりました国体は9月10日から栃木県で開催され、本県の総合成績は天皇杯――男女総合得点では17位と前回の令和元年度茨城国体と同じ順位でしたが、得点は33点増えました。また皇后杯――女子総合得点では17位と前回の19位より2つ順位を上げ、得点も25.5点増えております。
 優勝者及び入賞者の結果は記載のとおりでありますが、特に少年男子は入賞者数が前回大会23から36と大幅に増えるなど強化に力を入れている成果が現れた結果となりました。
 12ページを御覧ください。
 令和元年度の台風による中止や新型コロナウイルス感染症の影響で4年ぶりとなりました全国障害者スポーツ大会は、10月29日から開催され本県はメダル獲得数で10位となりました。これは前回の平成30年度福井大会と同じ順位であります。入賞者は記載のとおりでありますが、今大会から採用したボッチャでも金メダルを獲得しております。
 今後も、国体及び全国障害者スポーツ大会でよい成績を残せるよう県スポーツ協会や県障害者スポーツ協会、各競技団体、スポーツ関係者等と連携を図り競技力の向上や障害者スポーツの振興に取り組んでまいります。
 13ページを御覧ください。
 東アジア文化都市2023静岡県の開催準備についてであります。
 東アジア文化都市では、中国の成都市、梅州市、韓国の全州市の各都市を交流都市として1月からプレ期間が始まり、2月のキックオフイベントから文化芸術、スポーツ、食文化など幅広い分野にわたり1年を通じて事業を展開してまいります。11月29日には知事を会長、副知事を委員長とし学術、文化、経済、観光など各分野の代表者を委員とした実行委員会を設置し、第1回会議では基本計画等について審議いたしました。
 3に記載のとおり「多彩な文化が花開く“オープンガーデンシアター”」をコンセプトとしております。
 14ページを御覧ください。
 本県が日本を代表する文化首都として静岡県、日本の文化の魅力を国内外に発信する事業を本県全域を舞台に実施することで国内外から多くのお客様をお迎えし、国や市町、関係団体などと連携しふじのくに芸術回廊の実現を目指してまいります。
 (3)の実施プログラムの構成については、開幕式典や国際交流事業を行う交流・発信事業、本県独自の文化芸術事業を展開するコア事業、文化の首都として幅広い分野で魅力を発掘、発信する協働プログラム、市町や地域の様々な団体と連携した地域連携プログラムにより多くの県民の皆様が文化芸術の鑑賞や活動を行う機会を創出してまいります。
 なお、4に記載のとおり今後は来春の開幕式典の準備や中国、韓国の開幕式典への参画、PR等の広報活動に取り組んでまいります。
 15ページを御覧ください。
 風流踊のユネスコ無形文化遺産登録決定についてであります。
 令和4年11月30日にモロッコで開催された無形文化遺産保護条約政府間委員会において、風流踊のユネスコ無形文化遺産への登録が決定されました。
 2に記載のとおり、風流踊は41の国指定重要無形民俗文化財で構成される民俗芸能であり、本県の静岡市の有東木の盆踊りと川根本町の徳山の盆踊りが含まれております。令和5年2月26日に静岡市民文化会館で開催するふじのくに民俗芸能フェスティバルで、ユネスコ無形文化遺産に登録されたことを記念し県民の皆様に披露する予定であります。
 16ページを御覧ください。
 静岡県指定文化財の新規指定についてであります。
 第2回静岡県文化財保護審議会の答申を受け12月2日に、徳川慶喜が描いた油絵など3件を新たに指定しました。静岡県指定文化財はこの3件を含めて合計557件となりました。
 17ページを御覧ください。
 令和4年度の本県観光施策についてであります。
 令和4年度当初予算では、コロナ禍からの観光産業の回復とポストコロナ時代における観光産業の持続的な発展に向け26億6300万円余の経費を計上し、6月補正予算では原油価格、物価高騰等に対応するため2億2000万円を計上いたしました。さらに12月補正予算では、令和5年度から9年度にかけて日本平山頂シンボル施設の指定管理に係る経費として新規の債務負担行為2億2550万円を計上いたします。
 18ページを御覧ください。
 観光アプリTIPSを活用した県内周遊促進実証実験についてであります。
 旅行者へ最適な観光情報を提供し、蓄積した旅行者データを分析してマーケティングに活用する観光デジタル情報プラットフォームの構築に向けて12月1日から観光アプリTIPSを活用した実証事業を実施しております。デジタルスタンプラリーにより周遊観光を促し、得られたデータを分析、観光関係者にフィードバックするワークショップを開催して観光デジタルトランスフォーメーションの取組を進めてまいります。
 19ページを御覧ください。
 ふじのくに安全・安心認証(宿泊施設)制度の推進についてであります。
 ふじのくに安全・安心認証(宿泊施設)制度は、令和3年度に受付を開始以降、令和4年9月末で1,927件の認証が完了いたしました。また令和5年度以降も引き続き施設の感染症対策の質を担保するため、令和4年度末に本制度の認証期間が満了する1,927件について令和4年10月から更新申請の受付を開始しております。
 20ページを御覧ください。
 インバウンド事業の推進についてであります。
 本年10月には入国者数の上限撤廃や個人旅行の解禁、査証なしの渡航も一部解禁されるなど国の水際対策の緩和が進み、今後の訪日旅行客数の増加が見込まれております。
 県では、この機会を捉えTSJ――静岡ツーリズムビューローをはじめとする関係機関と連携し3に記載のとおり多言語ウェブサイトやSNSを活用した情報発信、ツアー客に向けたファムトリップの実施などプロモーション活動を幅広く展開するほか、今年度創設したインバウンド緊急対策事業費支援金を活用し海外駐在員事務所を通じて旅行商品の造成を促進するなど、本県へのインバウンド需要の確実な回復を図ってまいります。
 21ページを御覧ください。
 歴史・文化資源を活用した周遊促進の取組についてであります。
 今年から2年連続で本県ゆかりの大河ドラマが放送される機会を捉え、県内市町や近隣県と連携して歴史・文化資源を活用した周遊促進に取り組んでおります。
 2(1)に記載のとおり、若者を含めた幅広い層の関心を高めるためインスタ映えする歴史・文化資源を調査、発信するほか、ゆかりの地を巡る旅行商品の造成に対する助成、首都圏へのプロモーションや歴史をテーマとした観光ガイドブックの作成、交通事業者と連携した周遊企画などを実施し、全県で取り組む機運を醸成するとともに本県への誘客に結びつけてまいります。
 22ページを御覧ください。
 富士山静岡空港の利用状況についてであります。
 令和4年10月の搭乗者数につきましては、2の表に記載のとおり全体で3万1361人、前年同月比127.5%の増加となり、前年同月を12か月連続で上回っております。
 23ページを御覧ください。
 富士山静岡空港における令和4年冬ダイヤ期間の運航計画についてであります。
 令和4年冬ダイヤ期間の運航計画は国内線、国際線を合わせて9路線、週77往復となっております。国内線のうち全日本空輸の新千歳線、沖縄線は年末年始の運航となります。国際線につきましては現在全便が欠航、運休しております。
 24ページを御覧ください。
 富士山静岡空港の国際線の運航再開に向けた取組状況についてであります。
 県は、国際線の早期運航再開に向けて取り組んできており、日本政府及び就航先における水際対策緩和等の契機を的確に捉え富士山静岡空港国際線の1日も早い復便に向けた取組を実施しております。
 具体的には、2に記載のとおり国際線の受入れ体制が年内に整備できるよう検疫等の国の関係機関と協力し準備を進めるとともに、3に記載のとおり韓国、台湾の現地航空会社への訪問等の取組を行っており、今後も引き続き取り組んでまいります。
 25ページを御覧ください。
 富士山静岡空港における旅客取扱施設利用料(PSFC)の導入についてであります。
 富士山静岡空港株式会社は、旅客の利便性の維持向上に必要な費用を確保し長期間にわたり空港経営の安定化を図るため、令和5年1月20日から旅客取扱施設利用料(PSFC)を導入することといたしました。金額は3に記載のとおり国内線が140円、国際線が550円で、既に導入している他空港と比較して低い水準となっております。
 次に、12日に追加で配付いたしました説明資料(追加配付)の2ページを御覧ください。
 第177号議案「令和4年度静岡県一般会計補正予算」についてであります。
 追加議案では6ページ及び7ページ、追加議案説明書では1ページ及び16ページ、17ページとなります。
 スポーツ・文化観光部関係の補正予算は、第6款スポーツ・文化観光費76億7900万円、第11款教育費2億200万円、合計78億8100万円の増額であります。
 3ページを御覧ください。
 2内容の地域観光支援事業費76億7900万円は、県内及び日帰り旅行に対する支援を実施する経費であります。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた県内観光産業の本格的な回復を図るため、これまでの全国旅行支援の制度を基本としつつ、割引率等を見直した上で年明け以降観光需要喚起策を実施するものであります。
 こどもの安心・安全対策支援事業費助成1億2500万円は、送迎バス運行等に係る安全管理強化に対する助成であります。子供の送迎用バスへの置き去りを防止するため安全装置等を導入する私立学校に対して助成するものであります。
 私立幼稚園等教育支援体制整備事業費助成7700万円は、幼稚園の感染症対策及びICT環境整備に対する助成であります。事業内容につきましては別冊資料の主要事業参考資料国補正予算分を併せて御参照ください。
 なお、国の経済対策に呼応し実施が必要な事業につきましては、今後予定しております2月補正予算や令和5年度当初予算において財政当局と調整の上予算を計上してまいります。
 次に、繰越明許費でございますが、追加議案では11ページ、追加議案説明書では21ページとなります。
 私学振興費2億200万円は、国の補正予算に係るこどもの安心・安全対策支援事業費助成等において年度内に事業を完了することが困難と予測されるため計上するものであります。
 4ページを御覧ください。
 ヴァンジ彫刻庭園美術館の譲渡申出に対する検討状況についてであります。
 ヴァンジ彫刻庭園美術館からの譲渡の申出を受けて開催した対応検討会において提示された3つの課題について、検討の進捗状況を報告いたします。
 1(1)に記載のとおり、活用コンセプトの明確化については6月補正予算を活用し当美術館の活用可能性や活用方法等について調査を実施いたしました。その結果に基づき県としての新たな活用コンセプトの検討を行っております。
 (2)に記載のとおり、地域との連携につきましては周辺3市2町による教育利用や観光活用等の支援を行う協議会等が組織される予定であり、長泉町がアクセス確保などの財政的負担を行うことを確認しております。
 (3)に記載のとおり、彫刻作品等の賃借関係の解消につきましては、ベルナール・ビュフェ美術館、スルガ銀行と当美術館との賃貸借契約は本年度末で解消される見込みであり、契約解消後も美術品は存置されます。
 2(1)に記載のとおり、本県では第5期文化振興基本計画において県民の皆様の文化芸術の鑑賞や創造活動への積極的な参加を促すことにより創造性豊かな地域社会の実現を目指しており、求められる施策に記載のとおり鑑賞機会の一層の充実、住民参加型の創造活動や参加の場の充実、多彩な文化が融合した文化芸術体験の機会の拡充、子供や障害のある人などの参加機会の拡充などが重要となっております。
 5ページを御覧ください。
 この施策の実現には、(2)に記載のとおり県民の皆様の創造性を高めアートを通じた新たな人の流れを創出するアートセンター的な機能が求められます。こうした文化振興の考え方を踏まえますと、3に記載のとおり無償譲渡の申出のあった当施設は県民参加型の施設、交流拠点、オープン・ガーデン・アートセンターというコンセプト案で活用方法を例に記載のとおり活用することにより本県文化振興への寄与が期待できると考えております。
 また、地域との連携につきましてはクレマチスの丘内の施設が一体となった共同イベント等の取組や東部地域の文化観光施設との周遊ルートの創設、周辺市町等と連携した教育利用の促進などを検討しております。
 年間予算につきましては、指定管理を導入した場合の管理運営費を年間約9000万円と想定しております。
 6ページを御覧ください。
 令和4年度東部地域文化施設等検討調査業務委託報告の概要についてであります。
 対応検討会で指摘された新たな活用コンセプトの明確化のため、当館の東部地域における文化拠点としての活用可能性や施設の活用方法等を明らかにするため6月補正予算により調査を実施いたしました。
 1に記載のとおり、東部地域における博物館、美術館の実態調査及び東部市町へのアンケート調査による公立文化施設に求められる役割などについて分析を行いました。
 また、2に記載のとおり活用コンセプト案として公共の福祉向上に資する事業の拡充及び現美術館の既得価値の継承と発展について提案があり、この調査結果を参考に県の活用コンセプトを検討いたしました。
 次に、静岡県の新ビジョンの評価についてであります。
 静岡県の新ビジョン後期アクションプラン評価書案により御説明をいたします。
 資料2、新ビジョン後期アクションプランの評価を御覧ください。
 まず、PDCAサイクルの流れでございます。
 新ビジョン後期アクションプランではPDCAサイクルを徹底することとしており、右側にありますとおり、自己評価のほか総合計画審議会や県議会などの多様な視点による評価を実施し次年度の施策展開に反映することとしております。
 2ページを御覧ください。
 令和4年度の評価方針についてでございます。
 本年度は計画初年度でありますことから、令和4年3月に策定した計画に基づく取組状況の明確化を図るほか策定後の状況変化と課題を抽出し、その対応として令和5年度に向けた今後の施策展開を明確にしたところでございます。あわせて最新の実績値の判明に伴う指標の見直しも行いました。
 3ページを御覧ください。
 スケジュールでございます。
 このたびの12月県議会での審査を踏まえまして、令和5年2月に“ふじのくに”づくり白書として評価結果を公表してまいります。
 4ページを御覧ください。
 策定後の主な状況変化と課題でございますが、記載のとおり1から4まで大きく4つに分類し、主な課題を整理いたしました。
 5ページから9ページに、それぞれの課題に対応する今後の施策展開について記載しておりますので御覧ください。
 次に、10ページを御覧ください。
 指標の見直しでございます。
 最新の実績値が目標値以上となった指標について見直しを行いました。
 今議会の常任委員会におきましては、今後の施策展開の方向性を中心に御議論頂き、御意見を踏まえて必要な対策を積極的に展開してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
 なお、評価書案の所管部局を冒頭資料、所管委員会一覧にお示ししておりますので御参照ください。
 それでは、スポーツ・文化観光部が所管する主な取組の進捗状況や今後の施策展開等について御説明いたします。
 評価書案の62ページを御覧ください。
 6−2次代を担うグローバル人材の育成についてであります。
 主な取組の外国人留学生の受入れ促進に記載のとおり、新型コロナウイルス感染症による影響により激減した留学生の獲得に向け本県留学に関する総合窓口として留学生デジタルプラットフォームを構築したところでありますが、後期アクションプラン策定後に生じた課題のとおり、水際対策の緩和に伴い外国人留学生の入国が進んでいるものの、新型コロナウイルス感染症の影響の長期化により当面の間、県内高等教育機関における留学生数は減少することが予想されます。
 このため、今後の施策展開にありますとおり留学生デジタルプラットフォームを活用した外国人留学生の受入れを促進するとともに県内定着を促進し、就職の成果が留学生の受入れの拡充につながる好循環システムを構築してまいります。
 評価書案の103ページを御覧ください。
 10−2世界に開かれた玄関口の機能強化についてであります。
 主な取組の航空ネットワークの充実と利用拡大に記載のとおり、富士山静岡空港の国内線の維持、安定化や国際線の早期再開に向け航空会社に対する支援や旅行会社に対する旅行商品造成の働きかけなどを実施したところでありますが、後期アクションプラン策定後に生じた課題のとおり、新型コロナウイルス感染症の影響の長期化により国際線の全便が欠航となり国内線も一部の路線で期間運航が継続しており、航空会社や旅行会社に対する継続した支援や航空需要の回復のための需要喚起策を講じる必要があります。
 このため、今後の施策展開にありますとおり航空会社に対する運航経費の負担軽減支援策や航空会社等と連携した静岡路線の認知度向上策、旅行商品や個人客への販売支援等の需要喚起策を実施してまいります。
 評価書案の108ページを御覧ください。
 11−1スポーツの聖地づくりについてであります。
 主な取組のスポーツによる交流促進に記載のとおり、世界的スポーツイベントのレガシーを活用した交流の拡大に向け女子ラグビーの日本代表戦やマウンテンバイク国際大会であるジャパン・マウンテンバイク・カップの開催などを実施したところでありますが、後期アクションプラン策定後に生じた課題のとおり自転車競技については東京2020オリパラ大会の開催から間もないことから競技文化のさらなる醸成を図る必要があります。
 このため、東京2020オリパラ大会のレガシー推進のためジャパン・マウンテンバイク・カップを継続的に開催するなど地域の活性化につながる競技大会を誘致、開催してまいります。
 評価書案の109ページを御覧ください。
 11−2文化・芸術の振興についてであります。
 主な取組の世界に誇れるしずおかの文化芸術の振興に記載のとおり、文化芸術による地域全体の活性化に向け2021年に策定した演劇の都構想に基づきSPACによる世界レベルの演劇作品の創造や国内外での公演を開催したところでありますが、後期アクションプラン策定後に生じた課題のとおり、2023年東アジア文化都市の日本の選定都市とされたことを契機に関係団体と連携しながら、日本を代表する日本の文化首都として本県の文化芸術活動をより一層推進する必要があります。
 このため、110ページを御覧頂き上段の今後の施策展開にありますとおり、1年を通じて日本の文化芸術イベントを国内外に発信することで本県のブランド力の強化や文化・経済活動の活性化を推進してまいります。
 評価書案の118ページを御覧ください。
 12−1世界クラスの資源を活かした観光交流の拡大についてであります。
 主な取組の観光デジタル情報プラットフォームの利活用に記載のとおり、県内旅行者一人一人の嗜好に沿った観光情報の提供とデジタルマーケティングに活用するための旅行者データを県独自で入手することを目的に静岡県観光アプリTIPSを開発したところでございます。
 後期アクションプラン策定後に生じた課題のとおり、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化しており、観光需要の多様化、複雑化への対応が求められております。
 このため、今後の施策展開にありますとおり観光アプリTIPSの利用促進や他の観光情報サイト等との連携によって旅行者にとって有益な観光情報を発信することでデジタル技術を活用した旅行者の周遊促進、利便性向上を図ってまいります。
 私からの説明は以上でございます。御審査のほどよろしくお願いいたします。

○坪内委員長
 以上で当局側の説明が終わりました。
 これよりスポーツ・文化観光部関係の質疑等に入ります。
 なお所管事務調査も併せて行います。
 では、発言願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp