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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 健司 議員
質疑・質問日:02/20/2020
会派名:無所属


○大石(健)委員
 一問一答方式で質問させていただきます。
 私も5番委員が伺った繰越明許費について伺います。
 6月定例会で質問したときには343億円、また12月定例会でも繰越明許費を聞いたときには156億円、今回は661億6600万円ということで、私にとっては天文学的な数字でありますが、今伺ったとおり年度末でもありますし、平準化の必要もあると思いますし、いろいろあると思いますけれども、今年度の繰越明許費は前年やここ数年に比べてどのような傾向があって、金額的にはどうなっているのかを教えてください。

○古屋経理課長
 繰越明許費について、今年度と昨年度とでは国の補正予算の額が大きく違っております。今年度は140億円弱の金額が来ており、その分がほとんど繰り越しになっています。それから災害についても昨年度は大きな災害が余りありませんでしたが、今年度は台風15号及び19号による災害があり、繰り越しになった部分もあります。そういった点が昨年度と比べた違いだと考えております。

○大石(健)委員
 12月定例会のときに削減する努力はするし、これから9月や10月の台風の影響が出てくるとの話を伺ったんですが、12月に設定していた金額に比べて、国から来るお金を含めて想定どおりの金額でよろしいんですか。

○古屋経理課長
 12月定例会で認めいただいた繰り越し額が154億円強です。今回506億円加えた形で全部で661億円になっております。国の内示につきましては国と調整しながらやっていますが、100%ではありませんけれどもほぼ想定どおりの数字をいただいておりますので、計画どおり進めていきたいと考えております。

○大石(健)委員
 この1年間で繰越明許費についていろいろ勉強させていただいたものですから、大体わかってきまして、平準化の必要性もわかっていますし、年度末なのでたくさん残ってしまうことはあると思います。

 先ほどの説明の中で、災害、高力ボルトの問題、資材の荷薄の話があるんですが、私の地元では自動車部品工場の会社が多いものですからよく話をする中で、今回の新型コロナウイルスに関して、中国がもう大変なことになっていて、工場がとまっちゃって、もう少ししたらいろいろな業界で資材とか部品が足りなくなるよと言われているわけです。
 この繰り越しに関しても工期がますます後ろに下がってしまうのではないかと危惧するわけですけれども、工事の材料や資材に関しての見通しを今どのように捉えられているか教えてください。

○古屋経理課長
 今回の新型コロナウイルスに関しては想定外の状況であります。もともと東京オリンピック・パラリンピックの関係で資材とか人件費の高騰、あるいは人材不足の部分はある程度想定して皆さん動いていたと思うんですが、今回の新型コロナウイルスについては非常に想定外になると思います。
 資材については最近ニュースでもいろいろと言われているように、電子関係、また交通基盤部が使う鉄材についても影響が出てくるかもしれませんが、業者さんとしっかり話をしながら調整していきたいと考えております。今は影響がないように願っているところであります。

○大石(健)委員
 繰越明許費については、説明を受けてじっくり聞けばなるほどなと思うことが多々あるんですが、これだけ残っているよと数字だけが世の中に流布されると、県民の方はなんだということになってしまうので、伝え方ももちろんですけれども、なるべくうまい形で計画的にやっていくことをこれからもよろしくお願いいたします。

 次に移ります。
 建設委員会説明資料7ページ、一般公共事業のうち道路、地域における安全・安心の確保対策の中の太平洋岸自転車道路面表示整備、富士市1470万円について伺います。
 昨年10月の決算特別委員会建設分科会で、ナショナルサイクルルートに認められるために太平洋岸自転車道を整備する必要があるという話を決算審査の中で質問させていただいたんですが、早速来年度の当初予算に4億7000万円もつけていただいて、全体的にその道を整備するということで新聞にも大きく載っておりました。
 今回の補正に関して富士市の路面表示整備をやられるとのことですけれども、特に補正予算で先行してどういったことをやられるのかを教えていただきたい。

○吉川道路整備課長
 内容は太平洋岸自転車道における矢羽等の路面表示になりますが、こちらについては東京オリンピック・パラリンピックまでをめどに県内全線で整備を進めております。
 富士市内につきましては、関係機関との調整により一部ルートが変わる部分がありまして、県が整備すべき区間がふえたので、これについて補正予算による対応としております。

○大石(健)委員
 確認ですけれども、ルートが変わったことによって今回急遽やるだけであって、それ以上のことではないということですね。

○吉川道路整備課長
 おっしゃるとおりです。ほかも県下で全体的に整備しております。

○大石(健)委員
 ナショナルサイクルルートに認定されるために、大きなお金をかけてやることを宣言されて、実際にやっていただいているので、ぜひ当初予算も含めてこれからもきっちりやっていってください。よろしくお願いします。

 次に移ります。
 説明資料9ページをお願いします。一般公共事業のうちの海岸であります。
 想定されるレベルワン津波への防潮堤かさ上げについて伺います。
 昨年9月の台風15号、10月の台風19号では改めて風水害対策への備え、特に防潮堤の必要性を認識しました。近年大型化する台風による高波、津波、そして大地震による津波などに対して海岸保全施設の強靱化を進めることは大切だと思っています。
 今回の補正予算では私の地元の相良須々木海岸もあるわけですが、その内容と効果について教えてください。

○吉澤河川海岸整備課長
 海岸関係事業の国補正予算の内容とその効果についてお答えいたします。
 海岸の国補正予算の内容につきましては、沿岸域における津波及び昨今の台風等に対する防災・減災、国土強靱化に資する防潮堤の整備等を説明資料9ページに示しております4海岸において実施するものです。
 具体的にはこちらに示したとおりでありますが、津波対策を実施しております静岡海岸と相良須々木海岸、海岸侵食対策を実施しております竜洋海岸と浜松五島海岸、それぞれで整備を進めてまいります。
 補正予算による津波対策の効果につきましては、海岸堤防のかさ上げが進むことで津波を直接防護する地域が広がるとともに、想定される人的被害を8割減少させるアクションプログラム2013の目標達成の前倒しが図られることとなります。
 また、海岸侵食対策の効果につきましては、養浜や突堤整備により高波浪の打ち上げを低減する砂浜を維持、回復することで台風等による高波等に対する防護機能が向上するものであります。

○大石(健)委員
 相良須々木海岸だけ突出して金額が高いわけですけれども、長さなのか、高さなのか、どのような工法によるものなのかを教えてください。

○吉澤河川海岸整備課長
 相良須々木海岸ですが、御存じのとおりかなり大規模な防潮堤になるものですから、今年度も当初予算では3億円余をもちまして135メートルほど整備を進めてきたわけなんですが、今回補正予算により、加えて約30メートルほど延伸する予定であります。
 さらには、来年度スムーズに工事に入れるように、残りの区間につきまして先行して仮締め切りで矢板で囲って準備工もあわせて126メートルほど進めて、来年度にしっかりバトンタッチしていければと考えております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

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メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp