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委員会会議録

質問文書

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令和2年6月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:相坂 摂治 議員
質疑・質問日:07/03/2020
会派名:自民改革会議


○河原崎委員長
 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。
 質疑等を継続いたします。
 御発言をお願いします。

○相坂委員
 分割質問方式でお願いします。
 文化観光委員会説明資料7ページに感染症への対応状況の一覧表を出していただいておりますが、最後のところに県民の健康増進と活力向上を促進するコンテンツの作成があります。
 私はこれは非常にいい取組だなと思っておりました。そんなに予算額も大きくありませんが、お聞きしたいのは、今度のコロナの自粛期間にふだん飲み歩いているような方々も、私どももみんながおとなしく約2か月から3か月にわたって家庭にいたわけです。
 人それぞれに差はあると思いますが、私はうちに帰ると温かいファミリーがいたので、退屈などはなかったです。でも自粛期間で自宅に籠もっている方々の中には極めて退屈だった方々もいただろうと思うんです。それで、ここに来てやっぱり新たにテレビ以外の個人で楽しめる娯楽などが注目を集めてきたなといった印象がありました。芸能人の方々などは上手にユーチューブを使いながらですね、見ても大したことはないのに物すごくはやったりしている人がいるじゃないですか。
 それはそれとして前向きだったんですけれども、私は当時常任委員会も本会議もありませんでしたので、内々で皆さんや広聴広報課の方々とかにこの提案をしたりしました。県庁がいろんなものを作って知事を前面に立てるなり皆さんが前面に立つなり、あるいはアスリートの方々を活用するなり芸術家の方々を活用するなりで、いろんなコンテンツを作って発信して、自宅に籠もって元気がなくなっている、ちょっとコロナでみんな何かおとなしくなってしまったのを盛り上げるような番組配信をしたらどうですかと、実はずっと内々で提案していました。それでこの健康増進のコンテンツ作成は非常にいいことをやってくださったなと思います。
 そこで伺いたいのは、後ほど出てきますがウェブのポータルサイト整備をやっていますよね。そのポータルサイト整備だけじゃなくて、その文化芸術の――せっかくみんな文化人であろうが芸術家であろうが、何もすることがなくなって活躍の場がないんだみたいなことを言っていますけれども――取組を、今はもう自宅自粛ではありませんけれどもいろんなものが中止になったままですので、もっと予算を割いて発信して、この際立ち止まって文化を見詰め直す。それがウェブかもしれないけれども、その情報発信のプラットフォームをつくっていくような取組はできないものか。あるいはもうやられているかもしれませんけれども、現状がどうなっているのか、今後何かできることはあるのか教えていただきたいと思います。

 2つ目は東静岡駅周辺のことです。
 ちょっと伺うのも時期尚早かなという気持ちはありますが、恐らく今回の常任委員会の教育委員会ではソフト関連の議論や質問も出るでしょうから、こちらも負けないようにやらなければいけないんじゃないかと、勝手に使命感を持って質問させていただきたいと思います。
 これまで文化力の拠点をつくろうと様々な有識者会議等の意見を集約して計画がつくられてきました。その中には文化、スポーツの殿堂の旗印の下にこのような機能を盛り込んだらどうかといった意見が練り上げられて計画化されました。それで最終的に昨年の12月に皆さんから示されたものは、なかなか我々議会の理解を得られることがなく、少し今は立ち止まっている状況であると思います。
 でも、それまで十数年をかけて集約してきた様々な意見がここでお蔵入りになるのか、あるいは中央図書館機能の中に盛り込まれて生き続けられる、生かされていくものはどれなのか。その取扱いをどうするのかを少し教えていただきたいと思います。
 様々な機能があったと思います。ここでその機能をきちんと整理しておかなければ、図書館だけができたのでもう東静岡の議論はいいだろうになると、本当にこの十数年は何をやったんだということになってしまうんです。
 ですから、もう一度ここできちんと次のプランに引き継いでいかなければいけないものをスポーツ・文化観光部としてどう認識しているか、そこを伺いたいのです。

○室伏文化政策課長
 文化芸術のポータルサイトについてであります。
 静岡県のホームページの中にふじのくにネットテレビがありまして、4月中下旬頃に文化芸術チャンネルの音楽チャンネルを設置しました。その中の音楽とは静岡県内のプロのオーケストラ3団体にお願いしまして、通常やっているコンサートだけではなく、実際にピアノやバイオリンを演奏していただいて動画を作成し発信したところであります。
 その後、文化政策課のホームページも美術館とかミュージアムとかがばらばらであったものを1つにまとめておうちでアートというくくりで発信しました。
 コンテンツについてはなかなか増えていかないので、今後は高校生の部活動にも呼びかけながら内容を充実させていきたいと考えております。

○高須企画政策課長
 東静岡については平成26年度に基本構想が発表されました。その中で東静岡につきましては、文化とスポーツの殿堂の形成を目指していくことをうたい文句にしており、現在もその方向性を尊重してまいりたいと考えております。
 今回はまず図書館を先行整備しその図書館の基本的な機能にどのような機能を付加できるのかについて、今教育委員会で検討しているところであります。その検討状況も見ながら南口県有地の活用、どのような機能を入れていくべきかを検討してまいりたいと考えております。
 ただ、今まで議論を積み重ねてきていた機能もありますので、改めて民間事業者に意向調査を実施する中でどんなものが実現可能なのか検討してまいりたいと考えております。

○相坂委員
 1つ目の文化についてはホームページの結構目立つところにありましたか、大変失礼いたしました。県のホームページを見るとコロナの患者数ばかりが書いてあるような感じがして文化のホームページはあまり気がつかなかったんですけれども、もう1つだけ教えてください。
 アクセス数、それから予算額についてです。また今日も感染者が東京で増えてきていますし、いつまたどうなるかは分からないので、起こったときだけちょこちょことやるのではなく、せっかく作ったポータルサイトですので、ここにも文化の拠点をつくってもいいんじゃないか、東静岡よりも先につくってもいいんじゃないかと思いますので予算とアクセス数を教えていください。

 それから東静岡なんですが、ここからはちょっと意見になりますので、御答弁があればありがたいというぐらいなんですけども、高須企画政策課長の言っていることはよく分かりました。
 図書館が中央図書館として期待されている本来の機能は、研究と保存と教育だと思います。それ以外のものについては、教育委員会が直営する図書館が担うには少し所管外なものが多いだろうと思うんです。
 それで今まで文化力の中で提案されてきたものは何があったかというと、知事のやりたい迎賓館、それから教育、交流を基調としたラボ、それからIT、IoT、ICTの拠点、さらには大学コンソーシアムの拠点、食と花とお茶の都の拠点といろいろ盛り込まれていました。また外国人留学生の寮とかもありました。
 これらは教育委員会がやっていこうとする中央図書館では当然受け取り切れないわけです。先ほど保存、教育、研究と申し上げましたが、東静岡地区の歴史をわざわざ皆さんに申し上げるわけではありませんけれども、これは合併記念の中心地です。地元では坪単価はかなりの高額で区画整理事業をやりました。なのでここに求められているのは本来の図書館機能ではなく経済効果、にぎわいの創出だったはずなんです。
 ですから、ここに中央図書館が来ていただくことはもちろんいいことでもあるし、県民にとっての使い勝手はよくなりますが、それ以上のものが使命として課せられた土地であることを十分に御理解いただいてフロント産業的なもの、にぎわいの創出につながるもの、ここを行き来している方が図書館には用はないけれども、スポーツ・文化観光部がつくったこっちの施設にはよく人が入っているといったものを、やはりこれこそ市とのコラボでつくるべきではないかと考え、機能面から理論立てていっていただきたいなと思いますので、この辺の戦略をどう考えておられるのかお聞きしたいと思います。

○室伏文化政策課長
 アクセス数につきましては、すみません把握しておりません。
 予算などにつきましては、プロオーケストラが学校などに出張公演する子どもが文化と出会う機会創出事業がありまして、予算をプロオーケストラの動画作成に使わせていただいています。
 あとの文化プログラムでつくっている動画や伝統芸能の動画については既存のものを使用して予算をかけずにそのまま配信しています。

○和田スポーツ・文化観光部理事(技術調整・東静岡周辺地区整備担当)
 東静岡の件について先ほど3番委員から伺いましたが、これまで東静岡には人材育成であるとか子育て支援、企業支援、生活利便に資するもの、それからにぎわいの創出など様々な大きな期待があり、当然これは図書館だけでは成し得ないと考えております。
 こういったものにつきましては民間企業に大きく期待するところがありますので、今年度は引き続き民間企業の意向を伺いながら、またタイミングも非常に重要だと考えておりますので逃さないように計画して検討していきたいと思います。

○相坂委員
 最後、御要望だけ申し上げます。
 まず文化のほうはぜひ盛り上げてほしいなと思います。やっぱり自粛期間中と比べ、もうちょっと我々はその殻が取れて何となく動き始めたのですが、かなりみんな元気がなかったじゃないですか。それでコロナ禍でウェブとかユーチューブとか、そういったものを通じて世界中を喜ばせてくれたアーティストだとかがいっぱい出ました。それをなぜ静岡県はスポーツの何とかをやろうだとか、レガシーをつくるんだと言っておきながら、そうした発信をして人の耳目を集めるような戦略を打てなかったのか、私はちょっと残念に感じていました。こうした夢のあるようなこと、県民に喜んでもらえるようなことをスポーツ・文化観光部が仕掛けないと、どこの部署もやれませんよね。ですからぜひここで手掛けていただきたいと思います。

 東静岡ですけれども、申し訳ありません、この時期なのでなかなかお答えもしんどかったと思いますが、我々文化観光委員会は知事部局の事業として、図書館をいい意味で補完し合いながら人の連携も可能にして、フロント産業的なものは中央図書館、教育委員会では僕は無理だと思うので、そこをどうやって民間の方々と知恵を絞って、何者にも束縛されずに自由な発想でその拠点をつくっていくかはここでしかできないと思いますから、ぜひ考えていただきたいと思います。

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