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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 隆久 議員
質疑・質問日:12/14/2023
会派名:無所属


○山本(隆)委員
 それでは、一問一答方式でお願いいたします。
 まず、建設委員会説明資料16ページの社会資本の長寿命化と関連して、説明資料30ページの土木工事における新技術の活用促進について質問します。
 先般、建設委員会の県外視察で會澤高圧コンクリート株式会社に行き、バクテリアを使ってコンクリートの亀裂を修復する技術を見させていただきました。また新技術交流イベントでは、鋼矢板を打ち込んだ部分に樹脂を入れて半永久的に矢板効果を出していくという企業出展がありました。こういった新技術を活用していく中で、説明資料を見ますと、新技術を活用した工事件数が7%ぐらいしか活用されていません。どういった理由ないかお聞きします。

○柳原技術調査課長
 登録されています新技術は、山間部ののり面、橋梁やトンネル工事、道路維持修繕工事などの特定な現場の特殊な技術が多く、活用工種が限定されていることが原因の一つと考えております。
 新技術は在来工法に比べて化学安全性、施工性のいずれかにおいて優れた工法であることから、各現場状況を踏まえて積極的に活用し生産性向上を図っていきたいと考えております。
 新技術の導入が促進されるよう引き続きイベントやホームページ等を通じ受発注者への情報提供を行ってまいります。

○山本(隆)委員
 ありがとうございます。
 そういった中でインフラの長寿命化を考えると、定期的にきちんとメンテナンスしてメンテナンスサイクルを確立することが一番だと思います。過去にもトンネルの壁面や天井が剥がれ落ちて、重大事故につながる事案もありましたが、県内でメンテナンスサイクルに追いついていない箇所はありますでしょうか。

○木村建設政策課長
 説明資料にありますとおり、予防保全型管理によりメンテナンスを実施すると、年間で約341億円が220億円に縮減されると試算が出ております。
 国の国土強靱化予算等を活用しながら、予算を十分確保して順調に進んでおります。

○山本(隆)委員
 ありがとうございます。
 順調にメンテナンスが進んでいることを聞き安心いたしました。今後ともしっかりと保守点検をお願いします。

 続きまして説明資料51ページ水災害対策プランの策定についてですが、策定状況の一覧表を見ますと、浜松市南部の馬込川下流の策定状況が検討中となっておりますが、具体的にはどんな状況かお聞きします。

○山田河川企画課長
 馬込川下流の水災害対策プランについては、既に幹事会を開催しまして、浜松市と共に検討を進めているところでございますが、現在、浜松市で市独自計画である総合雨水対策計画の見直しをしております。
 その見直しを待ち水災害対策プランを進めるため、検討中となっています。

○山本(隆)委員
 ありがとうございます。
 そうすると浜松市から計画が出てくる時期はいつ頃になりますでしょうか。

○山田河川企画課長
 年明けには出てくると聞いておりますので、先ほど7番委員からも質問ありましたように、年度内に策定できるよう浜松市と調整していきたいと思っております。

○山本(隆)委員
 ありがとうございます。
 最終的に民間の力を借りないと成立しませんので、策定した流域の地主さんとなるべく早期に話を進めていただきたいと思います。

 あわせて、説明資料54ページ馬込川流域の治水対策の治水計画についてこの前も質問しましたが、芳川の基本設計が終わって用地取得に向けて動いていると思うのですが、御承知のとおり浜松市管轄の芳川と東芳川があり、芳川を主流として東芳川の合流地点に南陽中学校があります。東芳川の水かさが上がると、そこの側溝がワンウェイの弁になっているもので、蓋が閉じて道路が冠水してしまう。東芳川に流れ込む芳川の河川改修を早急に進めていただくのが大元なんですけれども、なかなか用地買収がスムーズに進みそうにもない状況です。一昨年の台風9号で南陽中学校前の道路が60センチメートル冠水しました。中学生の子供にとっては膝上ですよね。当然校内にも水が流れ込んで正面玄関のところまで浸水して、学校の目の前は通学路でもあり命の危険もあります。この東芳川を管轄する浜松市と県が排水ポンプで強制的に排出するなど、対策も含めて一度協議していただきたい思いがありますが、芳川の河川改修工事と併せてどのような状況であるかお伺いします。

○山田河川企画課長
 浜松市内の雨水対策につきましては、令和2年2月に浜松市総合雨水対策計画の見直しを進めているところで、今行っている水災害対策プランに内容を取り込む予定でおります。
 6番委員御指摘のとおり、南陽中学校周辺につきましては、浜松市の総合雨水対策計画の重点対策エリアとして東芳川エリアが位置づけられておりまして、浜松市も浸水を認識しております。今進めている水災害対策プランの中に、いろいろな事例を頂きましたが、ポンプの設置や側溝改修などいろんなやり方があるかと思いますけれども、総合的に一番効果が上がる方法を浜松市と共に模索して計画に反映していきます。

○山本(隆)委員
 ありがとうございます。
 ぜひとも、前向きに道路の安全を確保していただくようお願いいたします。

 最後の質問ですが、説明資料95ページ遠州灘海浜公園(篠原地区)基本計画の策定について質問します。
 浜松市の新野球場周辺のまちづくりについては、地元は非常に期待していると新聞記事にも載っておりました。
 私も浜松市の経済界の方ともお話をさせていただき、その後自治会連合会の数名にもお話を聞いいたところ、やはり地元の期待は大きいですね。皆さんが言うのは、自治会はいざというときに避難所にもなるマルチスタジアム、経済界も野球以外に様々なスポーツや展示会等に使えるマルチスタジアムと、野球場というよりもマルチスタジアム的な部分に期待が高まっている感もあります。
 あくまでも野球場で進めていくよりも、マルチスタジアム、マルチドームで進めたほうが市民、県民の理解も増えると思うのですが、その辺の考えをお聞かせください。

○伊東公園緑地課長
 6番委員がおっしゃってるようにマルチスタジアム――地元からは多目的型スタジアムと要望を受けておりますので、今後検討していきたいと思います。

○山本(隆)委員
 ありがとうございます。
 野球場や公園という点で捉えるのではなくて、篠原地区、それから高塚駅からの動線を活用したエリアの活性化が一番大きな目的になると思います。その辺を浜松市と協議してほしいと一昨年度の建設委員会でお願いしたと思うのですが、その後何度ぐらい協議して浜松市から何か構想を聞いているかお聞きします。

○伊東公園緑地課長
 今年度に入って浜松市とは5回ほど協議しております。4月、6月、8月、9月、11月と大体月に1回ぐらいを目標に協議しております。
 道の駅の構想やJR高塚駅から公園までのまちづくりについて浜松市が業務委託を発注し進めていると聞いております。

○山本(隆)委員
 ありがとうございます。
 ぜひここは浜松市のお尻をたたくというか、県としてはええもんを造るんだから、それを最大限に生かせる地域づくりをしてもらうようにお願いをしたいと思います。ありがとうございました。

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