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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:竹内 良訓 議員
質疑・質問日:03/09/2022
会派名:自民改革会議


○竹内委員
 私は、一問一答方式で大きく分けて2項目質問します。
 2月5日の新聞報道によりますと、静岡市が県庁の隣にあります旧青葉小学校跡地に建設中の静岡市の歴史博物館の工事において、一部の工事が建築基準法に基づく申請をしないまま着工していたというとんでもないことが判明しました。
 そこで報道によると、手続をせずに着工したのは建築物の内部の展示のための間仕切りなどの設置に対する一部工事だったということですが、建築管理局でも多くの建築工事を発注したり監理していると思います。
 そこで、県では今回の市の問題をどのように考えているか、あわせて県が実施する案件ではこういう問題が、あるとは言わないと思いますけれども、あるかないかも含めてお伺いしたいと思います。

○小林建築工事課長
 静岡市発注の建築工事で起こりました件についてお答えします。
 静岡市発注の工事において、法令で定められた必要な手続を行わずに工事に着手したことは不適切なことだったと考えます。
 今回の件は、本体工事とは別発注である展示工事において、建築基準法に基づく計画変更申請が必要であったにもかかわらず変更申請手続を行わないまま展示工事に着手したとのことであります。
 この原因は、展示工事の法的な取扱いなどについて発注者側と工事施工者との間で十分な情報共有ができていなかったためと聞いております。
 それから県で実施する案件についてですが、県の発注工事におきましても工事途中で、例えば地盤状況による構造上の見直しや施設運営上必要な施設管理者からの要望などの理由により、設計内容に変更が生じ建築基準法などの法的な手続が必要になる場合がありますが、資格を持つ工事監理者や県の監督員が状況を判断し遅滞なく必要な手続を行っております。県の発注工事においては問題は生じておりません。
 ただ、静岡市の案件のようなことが起きないよう今後も工事関係者間で十分な意思疎通を図り、法的手続については必要に応じ所管行政庁とも早めの相談や協議を行い、また複数の目でチェックを行うよう職員に対し周知徹底を図り適切な工事監理に努めてまいります。

○竹内委員
 ちょっと回答しにくいかもしれませんけれども、だとすると静岡市の案件は仕組みが悪いのか工事の能力がないのかどちらですか。

○小林建築工事課長
 原因につきましては、やはり個人の資質の問題、あるいは組織として複数チェックの体制がちゃんとできていたのか、それとか早めの相談、十分な意思疎通とか情報共有といった仕組みがしっかりできていたのかがあると思いますが、こういうことが生じるということは組織的に複数チェック等、あるいは個人の資質であれば個人の資質をカバーする仕組みのようなものが欠けていたのではないかと考えております。

○竹内委員
 一般の政令市と県の関係もありますけど、市町だった場合は、県としてはこれは指導の対象になるのか、あるいは政令市だとならないのか、その点を教えていただいていいですか。

○小林建築工事課長
 公共工事の建設に関しましては、県と市、一応対等の立場になりますので、指導する立場にはありません。しかし公共工事を行っている市町との間で公共建築推進協議会等がありまして、その中でいろいろ情報交換をするなどしましてお互いに工事が円滑に進む体制を取っております。

○竹内委員
 若い方で技術の関係で県、あるいは市町に就職される方が多いと思いますけれども、県だからこそできることもあると思いますので、何らかいろんな機会を使って静岡県の行政に勤める技術、あるいは事務で採用された方の能力を上げる御尽力を、機会があるごとに越権行為にならない程度にやっていただければと思っています。よろしくお願いしたいと思います。

 あともう1点は、森本交通基盤部参事の声を1年間一度も聞いたことがないもんですから、お尋ねしたいです。
 総合計画の意見聴取の中で、新幹線新駅に関していろいろ、各会派から建設委員の方も含めて意見が出ていました。
 今年度の業務はどんなことが行われて、どういう反省をされているのか。
 そして、来年度どういうことに取りかかりたいと思っているのか、決意を含めてお尋ねします。

○森本交通基盤部参事(交通ネットワーク・新幹線新駅担当)
 まず、新幹線新駅につきましては、広域的交通ネットワークとして陸海空のネットワークを強化する意味で静岡空港に新駅を造ることが非常に利便性向上とか地域の活性化にとって重要で県としては実現を目指していくというでございます。
 しかしながら、JR東海がまだ新幹線新駅については否定的である中で、これまで静岡県としてできること、技術的な内容であるとか地域に対する影響、効果の検討をやってきました。
 しかしながら、一通りそれの課題も済みまして、現在取り組んでいる内容は、まず地域の方々に不安を感じさせないようにしっかりと地域の方々と会話をしていく機会を持っています。
 またあわせて、現在静岡空港があるので、静岡空港を最大限活用した交通ネットワーク、特に地域に利便性が上がるようなきめ細かいネットワークが必要だということで現在島田市及び牧之原市の企画の担当者とか首長さんたちと意見交換をして、どのような交通ネットワーク、例えばMaaSみたいな言わば空港と周りの交通を結ぶとか、どんなものがいいか検討しております。
 そうした中で、1つの課題として県の組織としても連携を取ることが必要だということで、空港周辺のまちづくりの連携会議を開いて意見交換もしています。
 島田市、牧之原市と一緒にこの地域の活性化につながる交通ネットワークの検討を継続的にやっていきたいと思っております。

○竹内委員
 突然の質問で申し訳ないと思いますけれども――森本交通基盤部参事じゃなくても担当課長で結構なんですけれども――とすると新幹線新駅に限って、今年1年間当該の市町と打合せをしたことはありますか、ありませんか。担当課長でも結構です。

○北堀建設政策課長
 新幹線新駅に関する市町との打合せに関する質問についてお答えいたします。
 今年度、新駅に関わる市町との打合せですが、新駅だけの打合せではなくて、先ほど森本交通基盤部参事が御回答したように新駅周辺のまちづくり、ネットワークの強化について併せて打合せをしております。これは島田市、牧之原市、また吉田町も交通ネットワークということで含め調整等をしている状況です。

○竹内委員
 ということは、来年度は新幹線新駅に限って当該の市町と打合せをする予定はありますか。

○北堀建設政策課長
 今のところ、今できることとして地域づくりを進めていくということで、新幹線新駅に限ってではなくて、引き続き地域づくり、交通ネットワークの強化で協議、打合せをしていきたいと考えております。

○竹内委員
 これ以上は言いませんけれども、総合計画後期アクションプラン案に1項目を入れて新幹線新駅のことをうたってあるわけです。組織上で森本参事の座席表には、交通ネットワーク・新幹線新駅担当とうたってあるわけです。なのに1年間を通して、建設委員会の説明資料を見ると新幹線新駅という言葉が私にはどこに書いてあるのか全く分からない。もしかしたら書いていないのかもしれない。
 知事がたとえやると、夢物語をずっと言っていても意味がないもんですから、気持ちは分かりますけれども、総合計画に載せるんだったら半歩とは言わないけれども、ほんの少しでも前に進めるよう検討してもいいんじゃないかと思っています。
 来年度もできれば建設委員会にいたいと思っていますので、何か変化があることを期待して私の質問を終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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