• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年決算特別委員会厚生分科会 質疑・質問
質疑・質問者:牧野 正史 議員
質疑・質問日:10/31/2022
会派名:公明党静岡県議団


○牧野委員
 一問一答方式で、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書を中心に質問させていただきます。
 まず、4ページ(6)難病対策の推進について、令和3年11月から338疾患に拡大された指定難病患者等に対し医療費負担の軽減や訪問相談などの支援を実施と記載されていますが、このコロナ禍で訪問相談の支援が一時止まっていたと伺ったんですけれども、現在訪問相談がどうなっているのか教えてください。

○永井疾病対策課長
 難病患者に対する訪問相談事業につきましては、県の保健所が感染症対策を行い実施しております。令和3年度の実績は実人数が256人、延べ件数が399件でした。

○牧野委員
 ありがとうござます。
 引き続き実施していると理解してよいということですよね。

○永井疾病対策課長
 はい、そのとおりです。

○牧野委員
 続きまして、36ページのエ浸水区域内要配慮者利用施設支援事業費についてお伺いします。
 市町を支援する形で39施設に1400万円をかけて行っているんですけれども、県は各施設が具体的にどのような浸水対策を行っているか把握しているのか。また今回台風15号があったんですけれども、この1400万円をかけただけの効果があったのかを御存じなのかお聞きいたします。

○民谷企画政策課長
 この事業につきましては、要配慮者利用施設が行う資機材の購入経費に充てるものです。具体的には止水板や土のう、ブルーシートなどを購入する際の経費になります。
 今回役に立ったかどうか具体的に聞き取りはできておりませんけれども、39施設のうち13施設が今回特に被害が大きかった静岡市内の施設であるため、一定の効果があったのではないかと期待しております。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 県としても助成する以上はそういった把握も必要かと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 続きまして、先ほど3番委員からも生活保護の質問があったんですけれども、私からは51ページの成果指標にある生活保護世帯の子供の高等学校進学率について伺います。
 この実績の推移を見ると、令和に入るまでは90%台まで達したんですけれども、残念ながら令和元年度以降80%台にとどまってどちらかというと落ちています。その要因と県が掲げている98.6%という非常に高い目標の達成に向けてどのように取り組んでいくのかお伺いいたします。

○宮島地域福祉課長
 令和になってから指標がだんだん下がってきている点ですが、1つは高校進学率ですので実際就職されている方もそれなりの数がいらっしゃいます。それからいわゆる普通高校ではなくて各種学校に行かれる場合はこの進学率から外れます。一番問題なのはそれ以外の要因によって高校に行っていないお子さんがいらっしゃることです。多くがひきこもりになっていたり障害や傷病をお持ちで特別支援学校にも行っていないお子さんで、そのような方が正直増えている傾向にあります。
 それに対してどのような対応をしていくかですが、そもそもの問題としてひきこもりなどの症状がある場合は、生活保護世帯につきましてはケースワーカーが家庭訪問を実施しておりますので、関係機関の専門家と一緒に問題解決のために家庭訪問を繰り返していきたいと思っています。
 あともう1つは、そのような要因ではなく御家庭の経済的な理由で中学卒業後に就職するのであれば、まず親御さんの御理解を頂くことです。いかに就学することが大切かを、中学2年生になってからではなく早い段階からお話させていただきたいと思っております。

○牧野委員
 ありがとうございました。
 今説明があったとおり、いろいろな要因で進学できないと思うんですけれども、進学したいという意欲のある子供に対しては、ぜひ支援をよろしくお願いいたします。

 続きまして、165ページの活動指標のひとり親サポートセンターによる就職者数についての質問です。
 ここ2年、やはり令和に入ってから就職者数が100人を切っている状況ですけれども、100人を切っている、落ちている要因は何か。また毎年度180人という非常に高い目標に向けた取組についてお伺いいたします。

○河本こども家庭課長
 令和3年度はひとり親サポートセンターに求職登録した方が237人いらっしゃいます。そのうち82人の方が就職できております。コロナ禍の影響で求人もなかなか難しい状況ではありますけれども、求職している方が就職に結びつくよう、ひとり親サポートセンターではマッチングできるようにより丁寧な支援を行っているところです。
 目標の180人は過去の状況等を踏まえ設定しておりますが、毎年度達成できるようにひとり親サポートセンターと連携して支援してまいります。

○牧野委員
 ありがとうございます。
 目標を180人と設定するからには、それだけ数多くの相談する方が必要だと思うんですけれども、私もいろいろ市内で相談に回っていますと、そもそもひとり親サポートセンターの存在を知らない独り親の方が多い現状がありますので、ぜひうまく周知していただけたらと要望いたします。

 最後に、242ページのがん患者・家族支援に陽子線治療費の民間ローン利子補給があります。陽子線治療は非常に高額ですので、当然金融機関からお金を借りて支払う場合もあるんですけれども、その際に県が利子を助成していただける非常にいいものだと思います。ただ令和3年度の実績を見ると利用者数がゼロ人ですが、なぜゼロ人なのかを県ではどう把握しているのか。ただの周知不足なのか使い勝手が悪い制度なのか、その辺のところをお聞かせください。

○勝又がんセンター局マネジメントセンター長兼経営努力室長
 陽子線治療は先進医療となり治療費は自由診療の枠の中ですから250万円から280万円くらいかかります。そうしますと今8番委員御指摘のとおり一括で払うのが難しい方やお金を借りる方を想定して、静岡県民に対してのみ2つの減免制度があります。まずは20万円の減免制度、例えば260万円かかっても240万円にする制度があります。もう1つが今御指摘のありました利子補給制度で、金融機関からお金を借りた場合にその利子を補給することになります。
 利子補給につきましては、平成30年度に1件ありましたが令和元年度からゼロ件になっております。その理由としましては、先進医療になりましたので民間保険会社が先進医療特約をつけていることが多くなり、ほとんどの方がそれを利用しています。それを利用すると一括で現金で払い、最終的に保険会社から受け取る形になるので、お金を借りる方が少なくなっているのが現状だと考えております。
 説明不足という点が全くないかどうかまでは確定できませんが、当院では陽子線治療を希望されますとまず最初に医事課の担当者が20分くらいお話をし、お金についてもこういう制度がありますよと説明します。それ以降もよろず相談という相談機関でも相談を受けられるようになっていますので、周知についてはある程度行われていると思っております。令和元年度からゼロ件と言いましたけれども、平成25年度、平成26年度も二、三件と少なかったので、どちらかというとこの制度はあまり使われないのかなというのが実感ですが、もしこの制度をなくしてしまうと利用を希望される方が損してしまいますので、引き続きこの制度は残していきたいと考えております。

○牧野委員
 分かりました。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp