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委員会会議録

質問文書

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令和5年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:江間 治人 議員
質疑・質問日:07/05/2023
会派名:自民改革会議


○江間委員
 一問一答方式でお願いいたします。
 まず公安委員会・所管事項等説明資料の資料8総合的な交通事故防止対策の歩行者事故件数では特に高齢者が多い感じがいたしました。歩行者の安全確保というテーマで大きく2つ質問させていただきたい。それとは別にもう1つ、イベントの件を質問させていただきます。
 まず、横断歩道や規制線の塗り替えについてですが、地元の方とお話をする中でよく聞かれる要望の一つに横断歩道が消えている、いつ塗り替えてくれるんだということがあります。
 私もそれについて要望しておりますけれども、なかなか塗り替えが進まない箇所もたくさんあります。そういった箇所を各署がいろいろ見回って当然把握していると思うのですけれども、どういう形で具体的に把握されているのか質問したいと思います。

○石川交通規制課長
 道路標示が薄くなった箇所につきましては、日々の警察活動のほか保守委託業者からの通報、ホームページの標識ボックスに寄せられる県民からの要望などにより把握に努めております。

○江間委員
 私も地域の方に把握の仕方が十分かどうかいろいろ言われますので、もっともっと幅広にやってもらいたいなと感じますけれども、消えているものを塗り替える基準があるかどうか教えてください。

○石川交通規制課長
 道路標示の塗り替えの基準等についてお答えします。
 道路標示の耐用年数は交通量によりますが、1年から5年と想定しております。その上で各警察署や保守委託業者に摩耗度が分かる1から5にランク分けした画像により塗り替えの必要性を判断させ本部に上申するよう指示しております。

○江間委員
 結構細かい基準があるんですね。その辺は私も把握していませんでしたけれども、その割にはなかなか遅々として進まない箇所がたくさん見受けられると思います。その原因は予算ではないかなと思います。
 交通基盤部との関係もあるということですが、基本的には県警察の執行と承知しておりますが、この辺をどのように運用しているのか教えていただきたいと思います。

○石川交通規制課長
 道路標示の塗り替えにつきましては、交通安全対策費から支出しておりますが、先ほど答弁したとおり摩耗度はランク分けして見ておりますが、全て一律に同じ状態で摩耗が判断されるわけではないので、50%程度摩耗している場合であれば本部へ上申するよう指示しています。
 なかなか把握状況が難しいところでありますが、一般市民からの通報もしっかり頂いて、それを真摯に受け止めて対応できるよう努めているところであります。

○江間委員
 把握方法も具体的にあることを初めて知りましたけれども、ぜひ住民からの通報が来る前に歩行者の安全を守るというスタンスを見せるためにも、ぜひもう少しスピードアップして対応していただきたいなと思います。
 
 続いて、先日の先議でもございましたけれども、歩行者安全のもう1つが電動キックボード――特定小型原動機付自転車――が歩道を走る、あるいは高齢の方が乗っていらっしゃるセニアカーが活用されてくると。先ほど横断歩道の件もございましたけれども、どうやって走行するかルールが非常に分かりにくいのではないかと思います。私も実は正直分からないところがあります。その辺について一度御説明を頂きたいと思います。

○鈴木交通企画課長
 電動キックボード等の通行ルールについてお答えいたします。
 特定小型原動機付自転車については原則車道通行となります。このうち時速6キロメートル以下に制御され最高速度表示灯を点滅させている場合は、特例特定小型原動機付自転車と位置付けられ例外的に歩道を通行できます。ただし自転車通行可の道路標識が設置されている歩道に限られます。歩道通行では車道寄りを通行せねばならず、歩行者の通行を妨げる場合には一時停止する必要があります。
 なお、先ほど5番委員が御指摘されたものはシニアカーでございます。セニアカーはスズキ株式会社の登録商標になります。いわゆるシニアカーにつきましては道路交通法上みなし歩行者とされておりまして、歩行者と同様のルールになります。

○江間委員
 電動キックボードの時速6キロ以下と6キロを超えるものの名称の違いってありますでしょうか。

○鈴木交通企画課長
 車両の種類について御説明申し上げます。
 いわゆる電動キックボードにつきましては従前、原動機付自転車で区別されていたわけですが、自転車と同様の性能がある最高速度20キロ以下のものについては特定小型原動機付自転車とカテゴライズされております。さらにこのうち1回止まってモードを切り替えて機構上最高速度が6キロ以下に制御される場合に限って歩道走行が可能となっております。非常に分かりにくいですが、これが特例特定小型原動機付自転車の整理になっております。

○江間委員
 皆さん御理解できましたでしょうか。
 今モードを変えてとありましたけれども、同じ機材が20キロ以上も出せるし6キロまでしか出せないように切り替えられるということですか。

○鈴木交通企画課長
 今回の特定小型原動機付自転車については最高速度が20キロ以下になっております。同じ車体においてスイッチがございまして、これを切り替えることによりリミッター等が働いて6キロまでしか出ない形になると、特例特定小型原動機付自転車として歩道も走れるという形になります。

○江間委員
 ということは、通常車道を走っていたのが、歩道を走りたくなったらモードを切り替えて歩道を走れるということでよろしいのですね。

○鈴木交通企画課長
 5番委員御指摘のとおりでございます。先ほど御紹介のとおり特例特定小型原動機付自転車については自転車通行可の標識のあるところのみの通行となります。それ以外の歩道は通行できません。

○江間委員
 よく分かりました。ありがとうございます。
 大変複雑だと思いますが、ルールの周知を徹底していただきたいと要望させていただきます。
 
 もう1つイベント関係についてです。
 イベントというのは主にお祭りですね。コロナ禍が大体終わりましてどこの地域でもお祭りやイベントがこの夏から秋にかけて出てくると思います。
 私の地元の磐田警察署でもその辺については一緒に御相談させていただいて、非常に熱心に対応していただいておりますが、私の地域は本当に屋台の多い地域で、道路使用許可も含めて警察の協力がないとできません。しかしイベントやお祭りがコロナで3年間できず署の職員も異動でほとんど入れ替わっているんですね。そうするとどういうお祭りをやっていたかという当時のノウハウというかイベント内容を理解されていない、経験されていない職員が大変多く地域とのコミュニケーションをしっかりとらなくちゃいけないと考えているところであります。
 雑踏等の警備、少年の補導、そして道路使用許可について、今年度どれほどの件数が増えているか割合でも結構ですので教えていただければと思います。

○青木地域課長
 初めに、雑踏警備の件数でございますが、コロナ禍の昨年1月から9月まで本年と同時期で比較しますと昨年は35件、今年につきましては54件で件数は1.5倍に増加しております。

○本間人身安全少年課長
 少年の補導人員等についてお答えいたします。
 本年令和5年1月から6月までにおける喫煙や深夜はいかい等で補導された少年の人数は、おおむね4,300人になります。これは昨年同時期と比べおおむね300人減少しております。
 少年補導件数そのものについては過去10年間を見ても減少傾向にありまして、令和元年それから令和2年に入りましてやや上昇傾向にありましたが以後また減少に転じております。

○石川交通規制課長
 祭典に係る道路使用許可の受理件数についてお答えします。
 祭典等のイベントに係る道路使用許可件数は、コロナ禍以前の平成30年度は約9,800件でしたが、令和4年度は約6,700件でありました。本年は1月から5月末現在で約2,900件であり、昨年同時期と比べ約800件40%増加しております。

○江間委員
 なかなか人手が足りない中で当然、動員される皆さんの数も相当増えてくるということで、本当に大変だなと思います。
 そういう中で、先ほど申し上げたコロナ禍で3年間ほとんど雑踏警備の経験のない職員さんへの引継ぎあるいは住民とのコミュニケーションについてどう考えているのか伺いたいと思います。

○青木地域課長
 雑踏警備のノウハウの継承についてお答えいたします。
 雑踏警備につきましてはマニュアル的なものはございませんが、ノウハウは引き継がれております。
 雑踏警備は毎年恒例のイベントも多いことから、警備終了後には実施結果について反省、検討を行い課題などについて組織で共有を図っております。次回に備えて雑踏警備のノウハウを蓄積しているところでございます。

○本間人身安全少年課長
 少年補導の関係の継承ですけれども、コロナ禍においても通常の警察活動を通じて少年補導を継続的に実施しているところでございます。また毎年少年補導の専門的知見を有する少年警察補導員等が警察官や少年警察ボランティアの方々に対して、大規模イベントをはじめとした様々な想定に基づく活動を指導する研修会等を開催して少年補導活動の練度を高め、間隙を生じさせない対策を推進しております。

○江間委員
 少年補導については、お祭りでは特に地域の皆さんが非常に協力的で動いていただいていると思います。そういう方たちとうまく連携してとにかく非行の子供たちをつくらないことをぜひ積極的にやっていただきたいと思います。
 
 最後に道路使用許可についてですが、お祭りは地域の皆さんが本当に楽しんでくれていると思いますが、中にはお祭りが好きではない人もいるんですね。そうすると実際規定の時間を超えているのにまだ屋台がうるさいといったいろいろなクレームが署に来ると。
 そういう中で道路が入れなくなって自分の家に戻れないトラブルも多く聞かれます。それについて警察として、住民への説明を地域と一緒にどのようにやっているか御説明をお願いしたいと思います。

○石川交通規制課長
 住民への説明についてお答えします。
 祭典の規制については、主催者の責任において住民へ周知していただくこととしております。ただし大規模なイベント等におきましては、警察において交通情報板やツイッターにより広報するなど連携しているところであります。

○江間委員
 祭典等については本当に長い年月の慣例みたいなのもありまして、先ほど引継ぎと言いましたけれども、その人たちと署の担当の方との意見が食い違うことも出てくるのではないかなと思います。地域の安全はもちろん大事ですが、地域の皆さんの話をしっかり聞いていただいて、楽しいイベントができるよう御協力頂きたいと思います。

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