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委員会会議録

質問文書

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令和4年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:相坂 摂治 議員
質疑・質問日:10/31/2022
会派名:自民改革会議


○相坂委員
 よろしくお願いします。分割質問方式で2問です。
 まず1つ目は、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書103、104ページの高等学校等奨学金返還金、定時制課程等修学資金返還金、教育奨学金返還金等の収入未済額についてです。
 説明欄に収入未済額の記載がありますが、昨年度の収入未済額を解消するための取組等について教えてください。
 あわせて、今年度以降の債権回収見込みや回収率を引き上げるための工夫がありましたら教えてください。

○中山高校教育課長
 教育奨学金返還金等については、経済的な理由により高等学校への就学が困難な者に対し、高等学校在学中に貸与します奨学金の返還金になります。
 こちらにつきましては、債務者に督促状の発行、返済計画の変更案内など文書による通知、電話による督促等を実施いたしまして、計画的な返還を促してまいりました。令和2年度は新型コロナウイルス感染症の関係で家庭訪問ができなかったものですから、内容証明郵便等による督促をしたところです。
 また、一定期間以上未納が続いている者に対しては専門的ノウハウを有する債権回収業者に委託しての債権回収に優先的に取り組んでおりまして、近年は収入未済額を縮減することができております。令和元年度と比較いたしますと1380万円余の縮減になっております。
 毎年単年度で債権回収業務委託をやっておりましたけれども、令和4年度からは3年契約、ロングスパンに変更いたしました。これにより滞納者との連絡が長期間切れ目なく続けることができ、また応じない滞納者への対応が個別にきめ細かくできるので、さらなる回収率の向上を見込んでいるところでございます。

○相坂委員
 ありがとうございました。質問は以上です。
 後は要望といいますか意見を申し上げますが、今、中山高校教育課長が言ってくださったように業者さんとの委託期間を単年度から3年契約に延ばして継続的な支援ができるとのことでしたので、ぜひその専門性を発揮していただきたいです。高校段階で奨学金を得て学校へ行くのはよくよくの御家庭というか事情を抱えてらっしゃるところがあろうかと思いますので、きめ細かい相談業務と生活再建なのか、また当事者の卒業後の生活の確立とか就職のあっせんがもし必要であるならば関係機関との連携をぜひつくっていただいて、回収率を上げていただくと同時にこうした方々をきめ細かい行政サービスへつなぐことをお願いしたいと思います。

 それでは次の質問です。
 説明資料75ページのスポーツ活動の充実について、特にアのスポーツ人材活用推進事業費(ア)部活動で部活動の外部支援について1点伺います。
 部活動指導員活用推進事業における市町立中学校に対する部活動指導員の配置数の実績として11市町52人と記載があります。この人数と市町数は実際の現場のニーズをどのぐらい充足できているかが1つ目。
 それから、近年、教員の働き方改革に向けた国の動きとも連動した部活動の指導者の地域移行、部活動そのものの地域への解放――部活動の体制を学校単位から地域単位にという流れがある中で指導員の配置が大変重要になってきています。
 本配置を先ほどのニーズとも照らしてより多くの市町や学校に広げていくための今後の方針、取組の内容について教えてください。

○近藤健康体育課長
 スポーツ人材活用推進事業費の市町の部活動指導員の活用について御説明いたします。
 令和3年度の部活動指導員の配置は、説明資料75ページにあるとおり11市町52人で、前年度の当初予算を編成する際に各市町から伺った要望に応えられる額を全部計上し配置したものです。市町の教育委員会レベルのニーズには十分お応えしていると考えております。
 次に、6番委員から御指摘頂きましたとおり部活動指導員の活用は今後重要になってまいります。こういったことから今年の8月に地域移行の関係で運動部活動の地域移行連絡協議会を各市町と一緒に開催する中で、部活動指導員の積極的な活用について検討をお願いしたところです。
 あわせて、部活動指導員の活用は国庫補助になっていますけれども、補助要件の中に研修会の実施が入っております。ただ研修会を個々の市町で開催していくとなりますと、今後新しく取り組む市町にとっては負担になってくることが考えられます。県でも部活動指導員の研修会をやっておりますので、市町の部活動指導員もこの研修会の対象とするなど市町に対する支援を今後広げていくよう取り組んでいきたいと考えております。

○相坂委員
 所管事務調査ではないのでこれ以上質問は控えますけれども、要望だけしておきます。
 1つは、市町の教育委員会レベルの予算上のニーズには応えているとのことでしたけれども、今はまだ検討している市町が多々あって今後必要としている学校数や部活動の種類等も増え、配置要望がもっと増えてくると思うんです。要望に準じた予算確保に向けての取組をお願いしたいと思いますし、議会の委員会でも御支援をしたいと思います。
 それで1つ懸念されるのが、学校の先生方の中にも部活動の指導に当たりたいと意欲を持ってくださっている方もいらっしゃる。でも先生方には御自分がテストで忙しい、産休等を取る、あるいは家族の介護等の都合があるなど学校側、教員側の都合で部活動の指導にふだんは当たっていたいんだけれどもなかなか当たれないこともあろうかと思います。
 部活動外部支援の中にはそのような状況を穴埋めしていく要素もあるかもしれませんが、学校の部活動の外部指導員も生徒さんと関わって人間関係をつくって教えていくとそれなりの人間関係ができて目標を共有していくことになるので、学校側の都合ばかりではなく地域全体の在り方としてお互いに継続して一番生徒さんにとって望ましい形で都合を押しつけ合わずに質を高めてやっていってほしいなと思います。そんな声が地元からもあったので少し要望させていただきました。ありがとうございました。

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