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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野崎 正蔵 議員
質疑・質問日:03/01/2023
会派名:自民改革会議


○野崎委員
 分割質問方式でお願いします。
 まず産業委員会提出案件の概要及び報告事項の26ページです。
 先ほど6番委員も若干触れられた事柄でもありますが、今定例会は我々も任期最後の議会で、この4年間は健康福祉部、また経済産業部の皆さんも本当に大変な4年間だったと思っております。その中で県民のことを思いながらいろんな支援策について、しっかりと対応してきていただいたことは非常に感謝しております。
 ただ最後になって、大きなつまずきをしてしまった。このページの要旨にあるのが県内事業者、生産者が直面する物価高騰の影響を緩和するために補正予算を断続的に措置し、事業継続や事業促進を通じた地域経済活性化に向けた対策を実施。その次に中小企業等物価高騰緊急対策事業補助金について想定を上回る申請があったため、2月補正予算において必要な措置を講じるということですが、まず断続的にというところで先ほど6番委員が指摘した事業ですけれども、これ断続的にやっているというより断続的にやらざるを得なくなっただけであって、それをこういうふうに総括してさらに2月で補正するということですが、これも補正しなくてはならない状況になったからやっているという話だと思います。要はみんな期待したんですね、我々もああよくこんな素早くやったな、すごいなと思っていたんです。
 それで9月、そして12月でやって2段も重ね、これこそ断続的ですよ、それがつまずいてしまったというところだったので、しっかり総括をして、まだ先行きが非常に明るく見えているところではないので対応していっていただきたいと、これは意見を合わせた要望としてお願いしたいと思います。

 次に、説明資料63ページになりますが、台風15号に係る産業被害への対応ということで、被災された中小企業、小規模事業者に対する設備等に対する助成をしていくということですけれども、とにかく今私が申し上げたように中小企業はコロナだとか物価高騰だとか、いろんな大変な状況の中でどうしたら自分の事業が継続できるかと思っているときに台風15号が来て、もう追い打ちをかけるようにやられちゃったので、まだ復旧の対応を考えられていない人もいるかもしれないんですね。
 それで、スケジュールですが1月に市町や商工団体向けに説明会をやって、1月末にコールセンターを開設し、2月1日に受付開始、2月28日に受付終了ということで、年度末なのでこんなになってしまうのか分かりませんけれども、期間がちょっと短い気がしているんです。
 よく見ると、ここに一次募集と書いてあるので、じゃあ二次募集があるのかなと私は期待するのですが考え方を伺いたいと思います。

○鈴木商工振興課長
 この台風被災者に対する支援事業でありますけれども、今回2月補正でこの予算の繰越明許――商工業費の中に入り込んでしまっていますので個別には見えてないですが――を商工業費の中でお願いをしていくので、お認め頂ければ繰越しの予算で、来年度改めて募集する予定で考えております。

○野崎委員
 では確認ですけれども、繰越明許の中に入っているから、この予算がしっかり通れば二次募集もあるということでよろしいですか。

○鈴木商工振興課長
 令和4年度のこの予算の中で一次募集で受け付けた申請者に対してお支払いはいたしますが、残っている金額が当然ございますので、その金額を使いまして募集することを考えております。

○野崎委員
 分かりました。ありがとうございます。またしっかり対応していただければと思います。

 続いて、説明資料95ページの農村地域の防災・減災対策の推進ですけれども、3番の令和5年度の取組に防災重点農業用ため池に係る防災工事等推進計画を改訂とありますけれども、この改訂の内容を教えていただきたい。
 それと、排水機場の遠隔化は遠隔操作のことだと思うんですが、下の表を見てみますと令和3年までに遠隔化済みが9機場あって、令和4年が遠隔が5機場できたということだと思うんですけれども、それで令和4年に基本設計16機場やって、それで令和5年に事業計画策定が16機ということで、基本設計やったのが策定になっていると思うんですけれども、実際に工事をやっていく上で工事と完了のスケジュールはどうなっているのかの2点お伺いしたいと思います。

○好田農地保全課長
 まず1点目、防災重点農業用ため池の関係で防災工事と推進計画の改訂の内容ですが、現在の計画は令和2年度にその時点で対策が必要と判明していたため池を対象に策定しています。それと同時に劣化、地震、豪雨に関する調査を進めており、本年度末に概ね調査が完了しその結果により対策が必要なため池数が判明します。改訂についてはその調査結果を踏まえ、計画を見直すものであります。
 それで2点目の排水機場の遠隔化について、5番委員がおっしゃったとおりまず採択するまでに基本設計を行って、その次に事業計画策定を行ってそれで事業採択、工事実施というスケジュールになります。ですのでこの16機場につきましては、令和6年度に事業採択を受け工事を実施して、おおむね3年から5年で完了していくスケジュールになります。

○野崎委員
 分かりました。ありがとうございます。
 続いて説明資料99ページの中に森の力再生事業費がありますけれども、今日の静岡新聞に砂防と両方なのでまたどっちがという話になるのかもしれないですが、森の力再生事業ですごくたくさん木を切られてしまったと。
 それで、それをやった森林組合に始末書を書けというのは誰の考え方でどういう意図があるのか。
記事の中には、中部農林事務所は始末書の提出を求めるかどうか確定はしていないとコメントしているようですけれども、まずこういう記事が出て始末書の要求を実際したのかしていないのか。
 それで中部農林事務所は、求めるかどうかも確定していないというけれども、今どういう状態になっているのか。そもそもこんなことが出てくる過程で、どういう話合いがこの1年間の中で行われてきたのか説明願います。

○小池森林計画課長
 まず、報道の中での始末書の提出について、事実といたしましては、砂防法を所管する部局から始末書を出すようにという指導はされていない状況でございます。
 それから、中部農林事務所のコメントに関して、この伐採そのものについては森林法で取り扱う伐採届というものがあるんですが、これは市町の所掌事務になってございます。一方で砂防法で取り扱うものは県の所掌事務で、今状況といたしましては私ども森林計画課から伐採の状況などについて砂防法を所管している所属に状況を説明し、資料提供などをしており、実際に砂防法を所管しているところがどのような判断を下すのかがまだ検討中の状況ですので、まだ始末書になるのかも含めて全然まだ決まっていないと中部農林事務所がコメントした形になってございます。
 それから、どういった話合いをこれまでしてきたのかですが、所有者の方々からは、県の提案に基づいてやったものがあんな切られ方をしてしまったということで異論をたくさん頂いております。県の中では事務手続上、権利者の特定の際、共有の山だったのに片一方の方にはうまく声がかかっていなかったこと、それからもう1点が権利者に対する整備内容の説明、要は伐採の仕方について実際に作業を行った森林組合と所有者との間でうまく合意ができていなかったことなどが大きな問題点であったと捉えています。
 そういった内容につきましては、再発防止策をそれぞれ立て、今後実施いたします森の力再生事業の評価委員会がこの3月にあり再発防止策を含めて公表していくことを考えている状況でございます。

○野崎委員
 このところ、熱海市の土石流があったりメガソーラーの話があったり、それで新たにまた静岡市の盛土とか、とにかく皆さんが静岡県の行政の対応に不信感を持たれているのがあると思うんです。最初言ったようにいいこともたくさんやってもらっているので、対応を丁寧にやっていただければと思います。

 主要事業概要23ページの企業立地関連事業で、ちょっと難しいなと思って分からなかったので教えていただきたいんですけれども、事業目的の中に工場等の新増設に伴う経費や工業用地に関する公共施設整備への助成と書いてあります。
 表の3段目の工業用地安定供給促進事業費助成で、補助率が3分の1で上限が総事業費の5%以内かつ1億5000万円以内ということですがちょっと説明をお願いしたいと思います。

○川田企業立地推進課長
 安定供給促進事業費助成ですが、これは通常の企業に対する助成ではなく、市町また市町の土地開発公社が工業用地を造成するときに、例えばその横に道路を造るだとか排水路を造るとかそういう附帯設備に対する助成です。
 ですので、全体事業費に対しては5%以内だけれども、例えば道路を造るときに1000万円かかればその中の3分の1以内という考え方です。全体事業費というのは団地造成全体事業費であって、附帯事業に対して県が補助する形になります。

○野崎委員
 分かりました。
 続いて主要事業概要28ページ、お茶振興課のふじのくに茶の都ミュージアム管理運営事業費ということで、事業目的に照らしてどういった効果が出てきているのか説明を頂きたいと思います。

○増田お茶振興課長
 ふじのくに茶の都ミュージアムですけれども、本県茶産地の紹介のほか、本物にこだわった展示等により静岡茶の発展の歴史、茶の機能性、世界の茶文化など、ここを見れば静岡のことが一目で分かる施設でございます。
 また、小学生から大学生まで観覧料を無料とし、修学旅行や社会科見学等の受入れを積極的に行っており、令和4年度は2月末で76校、2,349人を受け入れるなど県の愛飲条例を踏まえ楽しみながらお茶を学べる教育的機能を充実させております。
 さらに、日本一の大茶園が牧之原にあります。こういったことから輸出事業者の方が海外バイヤーを案内したり、若手の茶業者の研修会、O−CHAパイオニア賞の審査等にも活用してございます。
 このような形で、ミュージアムにつきましてはお茶のファンを増やし消費拡大につなげていく大変重要な施設で、県としましては茶の振興に寄与しているものと考えております。

○野崎委員
 ではお茶のファンが増えたと言っても、お茶の需要がどのようにに増えているのか。来てくれたのは分かります、それによって何が生まれたんですかという話ですよ。お願いします。

○増田お茶振興課長
 このミュージアムに来たことで、直接的にお茶の需要がどの程度増えているのかについては効果を計ることは難しくて、資料については持っておりません。
 ただ、ミュージアムがあることで広報的な効果はあるかなと思っており、令和3年度の実績ですけれども県内全国紙に4回、テレビに10回取り上げられたり、県外の雑誌に9回載ったりとミュージアムがあることによって静岡のお茶のPRにつながっているものと思っています。

○野崎委員
 最後に意見にしておきますけれども、つながっていると思うとか、何とかだろうっていうのが、施設、施策の評価だと非常に曖昧になっているんですよね。
 昔、富士山世界遺産センターのときも、設計費が決まらなくて事業費がどれだけになるか分からないというときに、基本設計と実施設計が両方一遍に出ちゃったときがあって、例えば自分の家を造る人だってお茶室があったほうがいいし、書斎があったほうがいいし、風呂はヒノキのほうがいいに決まっているけれども、自分たちが狙っている効果にちゃんと着地していける目標をきちんと立てていくべきだと思います。評価も実は非常に甘くて、そこにじゃぶじゃぶお金つぎ込んでいると、どういうことだと言われてしまう気もします。私また今度来れるように頑張りますのでよろしくお願いします。以上で質問を終わります。

○木内委員長
 ここでしばらく休憩とします。
 再開は15時15分とします。

( 休 憩 )

○木内委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

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