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委員会会議録

質問文書

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令和2年決算特別委員会文教警察分科会 質疑・質問
質疑・質問者:飯田 末夫 議員
質疑・質問日:11/04/2020
会派名:自民改革会議


○飯田委員
 よろしくお願いします。私は一問一答方式で、2つ質問させていただきたいと思います。
 まず1つが、税関係以外の収入を考えてみたときに、令和元年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書38ページの放置違反金について見てみると、駐車違反の放置違反金を納付しない使用者に対して昨年度は110件の滞納処分を行ったと記述があります。
 1点目として、昨年度における滞納の件数は何件あったのか教えてください。

○加藤交通企画課長
 昨年度における放置違反金の滞納件数は321件でした。

○飯田委員
 ありがとうございます。
 質問を続けたいと思います。
 説明資料51ページの放置違反金の説明欄に不納欠損額が66万4000円、収入未済額が450万円とありますけれども、こちらに計上した理由を教えてください。

○加藤交通企画課長
 不納欠損額及び収入未済額の計上理由について御説明いたします。
 令和元年度中におけます不納欠損額66万4000円は、車両の使用者が死亡したり倒産、生活困窮など支払い不能のもの及び出国、所在不明などにより債権が消滅した額について計上しております。
 また、収入未済額450万円につきましては欠損理由と同様に所在不明や生活困窮などにより未納となっており、徴収に向けた調査を継続中のものを計上しております。

○飯田委員
 ありがとうございます。
 今、こちらの不納欠損が死亡とかの理由であるとよく分かったんですけれども、交通違反などの違反金でありますので納めない人がいないように努めたいと思うわけです。逃げ得がないようにしていただきたいわけですけれども、違法駐車を誘発、増長させることのないようにとのことでありますけれども、例えば昨年はこの未納者に対してどのような対処をされたのか、事例があったら教えてください。

○加藤交通企画課長
 放置違反金の滞納者に対しましては、催告書、差押予告通知書の発出に加えまして電話や訪問等により自主返納を促しております。またその際に納付意思がある方につきましては出張による現金徴収を行っているところであり、また預貯金口座や給料の差押え、滞納者宅における捜索、差押えといった滞納処分を行い収入未済額の縮減に取り組んだところです。

○飯田委員
 御答弁ありがとうございます。
 税金でしたら納めないのは非常にゆゆしきことだと思うわけですけれども、同様に税関係以外の収入についても厳しくやっていただけることが確認できました。
 今回の監査の意見書の指摘もあるものですから、今後も税外収入債権管理調整会議と連携してきちんと納めるべきものは納めていただいて、公平性の観点から引き続き厳しい対応をお願いしたいと思います。

 続いて2点目に、私は9月定例会の委員会の中で質問させていただいたのですけれども説明資料の52ページです。
 午前中に6番委員も御質問されておりまして、9月に質問したときは企画調整費でテレビCMを制作したと伺っております。
 これは、特に突発事案または警察施策について調査研究するなどの緊急の必要性に対応するための経費で、大変有意義な事業だと考えておるところです。
 その中で、6番委員からも12.9%の執行率が非常に残念だとの指摘もありましたけれども、続けて質問させていただけたらと思います。
 昨年、こちらで102万9580円と金額がありますけれども、この内訳と調査した内容、結果について御説明願います。

○橋総務部参事官
 警察本部企画調整費の令和元年度に執行した約100万円の使途、内訳、調査結果について御説明します。
 令和元年度に執行した対象案件は3件ほどございました。
 まず1点目は、公衆無線LANアクセスポイント情報収集集約ソフトウエアの効果検証で約34万円。2点目が特殊詐欺対策のための対策電話機を活用した防犯広報による特殊詐欺被害防止等の効果検証で約46万円。3つ目が持続可能な信号機の整備の在り方に関する検討会における整備方針の検討で21万円余の3件に支出しています。
 なお、各事業の調査結果につきましては執行した担当部門から説明を申し上げます。

○鈴木生活安全企画課長
 質問のうち、公衆無線LANアクセスポイント情報収集集約ソフトウエアの効果検証に係る調査結果についてお答えいたします。
 本事業は、自主開発した公衆無線LANのアクセスポイント情報を収集するソフトウエアを企画調整費で調達したスマートフォンにインストールし、県内の公衆無線LANアクセスポイント情報を収集してデータベースに集約した上で犯罪捜査への有効活用が可能か否かについて検証を行うものであります。
 捜査対象者が使用するスマートフォン等の端末内の公衆無線LAN接続情報と事前に集約した公衆無線LANのアクセスポイント情報を突き合わせて検証した結果、捜査対象者の犯行前後の所在が確認できた事例があるなど一定の成果が認められましたが、捜査対象者が使用する端末により事前に集約した情報との突き合わせができない場合があることが判明したため、調査研究等を継続しております。
 引き続き、特殊詐欺被害防止のための対策電話機を活用した防犯広報の効果検証に係る調査結果についてお答えいたします。
 迷惑・悪質電話防止機能を有する対策電話機を活用した防犯広報の有効性を検証するため、対策電話機2台と疑似交換機1台から成るデモ機1式を計7セット購入し警察本部、そして特殊詐欺被害が増加傾向にあった6警察署を試行警察署として選定の上、それぞれの地区においてデモ機を活用した防犯広報を行い特殊詐欺被害防止等の効果を検証しております。
 その結果、試行を行った6警察署中4警察署において昨年12月から本年2月までの試行期間中の特殊詐欺被害が前年同期よりも減少しております。
 また、デモ機活用の防犯広報を受けた人たちを対象としたアンケートを実施したところ、高齢者のみならず現役世代も含め対策電話機が有効だと思ったとの意見が全体の約9割になり、また防犯広報を受けて対策電話機を購入したいと思ったとの意見が全体の約5割になるなど一定の効果が認められたところであります。
 一方で、本年は新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い従前の防犯広報等の実施が困難な状況にありますので、今後の情勢等を踏まえた上で予算要求の可否を検討してまいりたいと考えております。

○齊藤交通規制課長
 持続可能な信号機の整備の在り方に関する検討会の実施による、整備方針の検討に支出した21万円余についてお答えいたします。
 この検討会は、道路管理者等の関係機関、団体や交通工学に知見を有する有識者に検討委員として参画頂き、信号機を取り巻く状況や信号機の現状と課題、これに対する取組状況等を説明した上で信号機の整備方針や信号機によらない安全確保策等について議論し長期的視野に立った信号機の整備の在り方について報告書を取りまとめることとしており、現在報告書の最終案を取りまとめているところでございます。
 支出済みの21万円余につきましては、検討会を警察本部で開催するに当たり有識者検討委員の方の交通費等の旅費や謝金を支払ったものであります。

○飯田委員
 御答弁ありがとうございます。
 今、いろいろと成果を伺ったわけですけれども非常に有効に使われていて、金額の多寡ではないと思うんですけれども非常に効果的で、今年9月にお尋ねした特殊詐欺の被害防止のCM制作にもつながっていて確実に事件事故の抑止につながっていると安心したわけです。
 午前中も出てまいりましたけれども、社会経済構造が急速に進歩、変化していく中で警察の扱っている事件事故も変化していて、敏感に対応していく必要がある旨の答弁もあったと思います。
 変化に迅速に対応していくために、今後とも企画調整費をぜひ有効に使ってタイムリーで効果的な事業としていただけたらと思います。以上で終わります。

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