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委員会会議録

質問文書

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令和3年12月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:西原 明美 議員
質疑・質問日:12/15/2021
会派名:自民改革会議


○四本委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○西原委員
 分割質問号式で危機管理くらし環境委員会説明資料16ページの男女共同参画施策の推進について質問させていただきたいと思います。
 先ほど8番委員からもこの件について質問がありましたけれども、昨年2月に第3次静岡県男女共同参画基本計画を策定しジェンダー平等の実現を目指して取組を進めているということで、11月8日に行われた女性活躍加速化リーダー・ミーティングの開催について質問がありました。その際に、趣旨としては女性の管理職登用や働きやすい環境づくりには人事権を持つ経営者のコミットメントが重要であると記載されていて、また参加者からの意見としてトップが自分の言葉でメッセージを伝えることが重要と先ほど御答弁がありました。この点を踏まえ、知事の女性蔑視、また人権意識の欠如した発言に対して今定例会中に女性議員35名の連名で抗議文を提出いたしました。
 このような形でしっかり男女共同参画課が一生懸命事業を進めてくださっている中、県のトップがこういった発言をすることに対して――山口男女共同参画課長さんに伺うのは大変心苦しいところでありますので市川くらし・環境部長でも構いませんけれども――男女共同参画課を所管する部としてどのように感じられたのか。またどのように思われたのか。少し御意見を伺っておきたいと思います。

○横地県民生活局長
 知事の今回の発言は女性の容姿と学力という相関関係が全くないものを結びつけたと受け取られる発言であり、知事御自身も謝罪、撤回されているとおり私も不適切であったと感じています。

○西原委員
 多くの方が同じように不快であったり、また嫌悪を感じた発言であったと思います。その中でこの発言があった後、課や局、部でこの発言に対して何らかの話合いもしくは対策についてお話合いがあったかなかったかを伺いたいと思います。

○横地県民生活局長
 県としましては、先ほどからお話に出ている昨年度策定した第3次静岡県男女共同参画基本計画に基づきジェンダー平等の推進と実現を基本目標として全庁を挙げて進めているところです。確固たるものがございますので、特に知事の発言について組織として話し合ったことはございません。

○西原委員
 事業の計画を立てながら、実際そういった取組をしながら進めていくのは正しいんですけれども、こういった一つ一つの事案、身の回りに行ったことなどにもしっかりアンテナを張っていただいて、このことがあったけれども男女共同参画課としてどうするべきだったか、また今回のこの事案に対して男女共同参画を所管している部として、本来発言してはいけないことを発言したのはなぜかという原因究明が必要だと思うんです。
 事業計画を進めるだけではなく、身の回りの事案とかに関してもぜひ積極的にいろいろな意見交換し、こういったことがないようにしていただきたいと思います。
 今回は知事の発言ですので、皆さんにどうのこうのということではないんですけれども、知事個人であっても県のトップであるので、進めているこの事業でまさに人事権を持つ経営者のコミットメントが重要であると答えを出しておいて、このトップの発言というのは本当に悲しい、あり得ない、一般の人にどう映るかと私は思うんです。
 抗議に関しては全国ネットで配信されました。他県の方からも御意見を伺いました。静岡県のこの取組が外から見てどう見られているのか。まさにこの会議を進めるに当たって、絵に描いた餅ではないですけれども、実際問題中身が伴ってないのではないかと感じてしまうんですけれども、その点についてはいかがでしょう。

○横地県民生活局長
 計画の成果指標としては、男性の固定的性別役割分担意識を減らしていくことを目標としています。今回のこういった事案につきましては、人々の意識や社会に根深いジェンダーバイアスがやはり残っているかと思いますので、引き続き意識、啓発、教育が一番大事だと思い取り組んでまいります。

○西原委員
 今ジェンダーバイアスというお言葉を頂きましたけれども、確かに知事のような年代の方や多くの方がこれまでの教育や環境の影響で非常にジェンダー平等に対する意識が欠如しているとは思います。しかし知事は知事ですので、その年代の1人ではなくて県のトップ、県の行政を預かる立場としてこれは問題であると思います。担当課、部が行っていることをしっかりと知事に報告していただいて、知事の今回の発言に対しても男女共同参画課、局、部で申入れをしていただきたい。
 結局その層を直さないといけないと思っているのは皆さんも同じなのに、なかなかトップに届いていないという現実なので、決して裸の王様にさせない。皆さんからもしっかり意見を言っていただきたいと思います。その点について市川くらし・環境部長、いかがでしょう。

○市川くらし・環境部長
 いろいろ御指摘頂いたとおり、男女共同参画政策を進める部ですので、今までトップの意識が大事だと言って今年度実施してきております。当然この計画をつくるときにも知事に内容は説明し了解を得てつくっているんですが、御本人も謝罪されて取消しされている事情もあり、また折に触れて男女共同参画施策の説明をするときに話をしっかりさせていただきたいと考えています。

○西原委員
 ありがとうございます。
 トップの問題行動に対して下から意見するのは大変厳しいことだとは思いますけれども、皆さんのやっていることがしっかりと答えも導きながら広めていこうという中でのトップの発言ですので、担当部局や課長が行っていることもしっかりと訴えていただきたいと思います。
 以上で質問を終わります。

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