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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和5年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:渡瀬 典幸 議員
質疑・質問日:03/01/2023
会派名:自民改革会議


○渡瀬委員
 一問一答方式で何点かお尋ねいたします。
 最初に、官民連携導入可能性調査は主要事業概要の説明では予算3000万円で内容が実施方針等の作成、事業者選定委員会ほかとなってるんですが、このほかにもあるのかなと思いましたので、この3000万円の使い道、その内容をまず教えていただきたいと思います。

○伊東公園緑地課長
 来年度予定しております官民連携導入可能性調査につきましては、官民連携事業を導入するか、従来型の公共事業で実施するか、その事業手法をまず決定するための調査になります。
 導入する施設の詳細な需要調査を行いまして、サウンディング型市場調査で民間事業者と対話をしながら官民連携事業のスキームの検討を行います。その後官民連携事業と従来型の公共事業のライフサイクルコスト――これは設計、建設、維持管理、運営まで含みます――を算出して財政負担などをどれだけ削減できるか比較を行います。この調査を官民連携事業に精通したコンサルタント等に委託して行うため3000万円を計上しました。調査の過程で野球場タイプの評価の精度を高めることができることと考えております。

○渡瀬委員
 コンサルタントに依頼すると思いますが、3000万円を妥当だと思っているのか教えてください。

○伊東公園緑地課長
 この来年度予算につきましては、ほかの自治体が実施しております同様の調査の実績を参考に積み上げております。これで正しいものだと考えております。

○渡瀬委員
 もう一度御確認しますが、調査で何を決めるのか教えてください。

○伊東公園緑地課長
 官民連携導入可能性調査は対象事業がPFI事業として成立するかを判断する業務であります。それと併せて需要予測調査もして、実際公園及び野球場がどのような需要があるのか、どのような使い方をするのかを調べます。

○渡瀬委員
 ありがとうございます。
 そういった内容を調査するために3000万円が必要だということですけれども、既に執行されている基本計画の5000万円の中で官民連携導入可能性調査費を賄えないでしょうか。その辺を詳細に教えていただければと思います。

○伊東公園緑地課長
 本年度の基本計画の予算5000万円のうち、基本計画が4000万円、環境影響予測調査――アカウミガメの調査が1000万円となっております。
 当初、基本計画につきましては、もともとコロナ前に2万2000人と1万3000人の外野がコンクリート構造、盛土構造に加えてアカウミガメに配慮したドーム型が新たに加わりました。それプラス照明のないタイプ、そして1万人、6,000人とかなりタイプの数が増えていますので、正直4000万円きっちり使うと思います。来年度に官民連携導入可能性調査を実施しますので、今やっている基本計画策定業務につきましては来年度まで繰り越します。ですから来年度いっぱいかけてこの4000万円も検討してまいります。

○渡瀬委員
 分かりました。
 この建設委員会配布資料にそれぞれ数字を出してはっきり5000万円かかっているということですけれども、5000万円の中では賄えないから新たに3000万円必要だという解釈でよろしいでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 5番委員のおっしゃるとおりございます。

○渡瀬委員
 分かりました。
 もしこの官民連携導入可能性調査に全く業者が手を挙げなかった場合、どのような対応をされるのでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 これまで令和3年度、令和4年度に実施しているサウンディング調査の中では民間事業者からかなり好意的な御意見を頂いておりますので、希望的観測かもしれませんけれども要望があると受け止めております。
 しかしながら、手が挙がらない場合はPFIは成立しないので従来型の官――県が発注する事業になると考えております。

○渡瀬委員
 分かりました。
 ないと思っているということでしょうけれども、万が一なかった場合の責任はどなたが取るのか教えてください。

○伊東公園緑地課長
 事業規模が10億円を超えるものについてはPFI事業を必ず検討しなければいけないことになっています。責任を取る取らないではなく、手が挙がらなかったらPFI事業は成立しないことになります。

○渡瀬委員
 分かりました。ありがとうございます。
 プラン3のみんなが楽しめる健康・スポーツ公園が一番いいプランだと思いますが、万が一ここに野球場ができない、しかしながら公園はこのタイプで進めたいといった野球場なしの公園の進め方という考えはあるんでしょうか。

○伊東公園緑地課長
 プラン3はメインの野球場が1つ、サブ球場が2つです。これは野球協議会等から頂いているプランとほぼ同じです。多目的広場は将来の利用を考えて若干の有余がありますので、新たに野球場や小さい池を造る要素はあると考えております。

○渡瀬委員
 何を言いたいかといいますと、照明がないと時間が限られる、ドームとなれば費用がかかる。この選択肢しかなくなってしまった状況において、野球場は別に考えるべきじゃないかという考えがあるのかもしれませんが出てこない。野球場はなくてもこの公園だけは進めるという考えを聞かせていただきましたけれども、もう一度はっきり教えてください。

○森見交通基盤部理事(都市政策推進担当)
 県が平成28年5月に基本構想を発表してここで野球場を中心とした公園を整備を進めると決めております。その中で遠州灘海浜公園内で防潮堤の整備が進み本公園の基本方針と導入が望ましい施設等について改めて検討し、今後の公園機能の充実を図るため公園基本構想が策定され、望ましい施設として野球場、室内練習場が挙げられております。
 望ましい施設と挙げた野球場を整備しないとなると、もう一度どのような公園を整備すべきかまで戻るため、個人的には野球場抜きは乱暴かと考えております。

○渡瀬委員
 分かりました。
 その野球場が2つのパターンしか選択肢がないというのは、県営球場として在り得るのか疑問がございます。基本構想の中で決まっていることは理解しますけれども、県民の意見がこれからも大きく分かれると思ってます。また元に戻る話になっちゃって大変申し訳ないですけど別の観点からすると、小笠山総合運動公園エコパへの野球場建設の検討をされたのか教えていただきたいと思います。

○伊東公園緑地課長
 小笠山総合運動公園エコパにつきましては、野球場の建設に適した平地がないと考えております。新たに建設可能な平地を造成するか、現有施設を廃止して野球場に転用するか、いずれかの手法を選択することになります。
 しかしながら、小笠山総合運動公園は建設段階から健康とスポーツと自然という公園コンセプトに基づき、豊かな自然環境や良好な自然景観を形成している区域の地形、特にオオタカが営巣する大きな山林の改変は行わない計画としています。また運動施設は高い頻度で利用されている状況にありますので、施設の廃止について利用者の理解を得ることは非常に困難であると考えます。このようなことから小笠山総合運動公園エコパへの野球場建設は非常に困難と考えております。

○渡瀬委員
 浜松市に行った過程はそういった結果があってだと思います。
 今後どのような議論が進んでいくのか今のところは分かりませんが、最終的に手を挙げるところがなく県独自でやらなくちゃいけない場合、本当に野球場がそこでいいのかという話がもう一度持ち上がるかと思います。そうなった場合小笠山総合運動公園エコパは今の答弁を理由にできないとのことですが、様々な可能性を調査し時間がまた延びる、振り出しに戻るような話になるかもしれないが、そこも検討の余地があるのではないかと思います。そこは大所高所の目からぜひともしっかり見ていただきたいと思います。

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