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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
質疑・質問者:野崎 正蔵 議員
質疑・質問日:11/01/2022
会派名:自民改革会議


○野崎委員
 分割質問方式でお願いします。
静岡県公営企業決算審査意見書3ページの審査の意見で上から4行目に7工業用水道のうち給水収益が減少したふじさん工水の富士川・東駿河湾2工水は赤字を計上したと、説明の中でも大口受水者分の基本料金が大幅に減少したとあります。24、25ページにくまなく数字が出ておりますが、富士川は給水収益が7900万円、経常損益が1億4000万円でもう倍額ぐらい損をしています。東駿河湾のほうも1億8000万円ぐらいの経常損益が出ていて2つ合わせると3億円を超える額になっています。経営が厳しいから統合してやっていくとのことですけれども、今回の決算を受けて今後の見込みとして経営改善はどれぐらいでできると考え計画を立てておられるんでしょうか。

○岩井経営課長
 ふじさん工水の富士川は、3番委員御指摘のとおり大口受水企業の利用廃止によって給水収益が6500万円減となったことが赤字の主な原因です。
 ふじさん工水の東駿河湾につきましても、大口受水企業の利用廃止、それから浄水発生土の処理の委託が増えたため1億8000万円の赤字を計上しています。
 経営改善の取組として、昨年度末の統合に合わせて料金の改定を行いました。これにより短期的には今後5年のトータルで見たときには、ふじさん工水の損益としては黒字を確保できると見込んでおります。
 中長期的な取組としては、この経営の事業の統合に合わせて両工水の水運用の一体化にも取り組んでおります。令和6年度から令和11年度までは暫定的な水運用としてなるべくコストのかからない芝川水系の、現在ふじさん工水の富士川の水源をよりたくさん使って汚泥処理コストや電気代のコストを削減していくといった暫定的な取組をまずは既存施設の改修によって進めます。
 今暫定運用では芝川の水を富士川浄水場まで下ろして、そこからポンプアップして厚原浄水場に上げる運用を考えていますが、令和11年度からはもう少し北に新ポンプ場を造り、そこまで水を持ってきてそこから厚原浄水場に持っていく形で、より水を下ろさずに済む運用をして水運用の効率化をし、長期的にコスト削減に努めて経営改善につなげていくことを考えております。

○野崎委員
 以前から赤字というか、経営に関しては受水量が減ったり、会社で要らなくなっちゃったりもあるというお話で、そのときも新たな顧客開拓もしていくとのことですけれども、今の状況だと何となく限界もあるのかなと感じています。いずれにしても更新時期とかいろいろ相まってやっていくので、計画をしっかり立てて進めていただきたいと意見を申し上げておきます。

 次に公営企業決算審査意見書3ページ@の下から2行目、第5期長期修繕・改良計画及び第3期耐震計画に基づき着実に施設更新や耐震化を進められたいとのことですが、静岡県企業局決算書の6ページの工業用水道事業と水道事業は、60、61ページの事業に同じような指摘があります。まず工業用水は建設改良費の翌年繰越額が3億7000万円で結構な金額だと思うんですけれども、ちゃんと更新していれば翌年にそんなに繰り越さなくてもいい気はしますがどういう状況でこうなっているのか。あと説明もあった気がしますけれども不用額が4億5600万円で予算の1割も不用額を出している。水道は不用額が予算の6%ですけれども、翌年度繰越しは4億円余ですので状況について少し説明を頂きたいと思います。

○青山水道企画課長
 工業用水道は、令和3年度から4年度への繰越しが工事にして8件、金額として3億7000万円ございました。水道事業は工事の件数として8件、4億800万円でございます。
 繰越しの理由は、管路工事で道路の管を入れたいところを掘ってみたところ別の地下埋設物があったためそれを移設したり、こちらの管の位置を変えたりといった計画を変更する必要が生じ、不測の事態により年度内に完成しなかったのが主な原因でございます。
 それと昨年度は電気設備関係につきまして、新型コロナの蔓延により半導体不足という現象が起こり、それにより電気設備工事が軒並み年度内に完成せず、繰越しが多く発生しました。

○岩井経営課長
 不用額については入札差金、工事方法の変更など様々な理由で生じていますけれども、2月補正予算を精査し今後不用額を少しでも削減するように努めてまいりたいと考えております。

○野崎委員
 繰越しについては分かりました。
 不用額については、差金とかいろんなものが早めに分かれば補正でも組めるわけですよね。更新事業は悪いから更新していくんでしょうから、なるべく前倒しでやったほうがいいと思うんです。だからその辺の見極めもしっかりしながら事業を執行していただきたいと意見で申し上げておきます。

 次に、企業局決算書10ページの工業用水道事業と64ページの水道事業の損益計算書ですけれども、4番の営業外費用の支払利息及び企業債取扱諸費が工水で9700万円、水道で2億2800万円。これは企業債の利息になるかと思うんですけれども、金額的にこれが普通なのかどうか私も分かりません。私にしてみればちょっと大きいなと思っているので両方の企業債の残高、また企業債は何をどういった機関から調達しているのかを教えていただきたいと思います。

○岩井経営課長
 企業債の残高でございますけれども、工水が98億円、水道が120億円余です。それから借入れをしている機関は、財政融資資金の財務省と地方公共団体金融機構です。それから工業用水については一部民間からの借入れがございます。管路や設備などいわゆる建設改良事業に対して企業債を借りています。
 基本的には耐用年数に合わせて管路については25年で償還、設備については10年で償還する形で借入れをしています。

○野崎委員
 利率も教えていただければ、それで質問を終わります。

○岩井経営課長
 昨年度の借入れの利率は、財政融資資金や地方公共団体金融機構は0.6%、民間の資金は0.095%または0.06%と割と低い利率で借入れをしています。
 それから、借入れをしている企業債については2%から3%が全体の36%ぐらい、1%以上2%未満が24%ぐらい、1%未満が35%、それぐらいの利率で現在借入れをしています。3%以上のものはほとんどなく、2%ぐらいでございます。

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