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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和元年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:盛月 寿美 議員
質疑・質問日:10/01/2019
会派名:公明党静岡県議団


○盛月委員
 分割質問方式で数点御質問させていただきます。よろしくお願いします。
 初めに文教警察委員会説明資料の1ページと5ページで先ほど6番委員も触れておられましたけれども、補正予算で日本語指導を必要とする子ども支援事業費について細かいことですがお聞きしたいと思います。
 内容の一番下ですが、保護者が日本の学校制度を理解するためのリーフレットを作成ということでございます。5ページにその詳細が書いてありまして、表の一番下でございますが1,500部ポルトガル語、フィリピノ語、スペイン語でリーフレットを作成するとのことでございますが英語はなくてもいいのかなと思ったのと、あとこの1,500部はいつ作成していつ配布する計画なのか決まっておられたら教えてください。

 それから次の質問ですが、9ページの人権教育の推進としてさまざまな取り組みをし、また人権教育の充実にこれからも取り組んでいただくということですが、ことし子どもの権利条約の批准25周年で、この子どもの権利条約については教育委員会で進める人権教育の推進の中でどのような形で触れておられるのか、取り組んでおられるのかお聞きしたいと思います。

 それから、14ページ、15ページですが全国学力・学習状況調査の結果の記載がございます。先ほど教育長からも御説明いただきました。
私がきょうお聞きしたいのは、学習状況に関する調査で14ページ2(2)のア、次のページのイでそれぞれ児童生徒が回答した調査結果、先生たちが答えた結果を一部抜粋で御報告いただいております。私いろいろ気になったのでどんな質問に対してどういう回答だったのか、全部資料をいただきまして見させていただきました。字が小さく大変だったのですが、これを分析された皆さんも大変だっただろうなという思いを持ちながら見させていただきました。ほとんどの項目で静岡県は全国平均を上回っている結果であり少し安心したところでありますけれども、中には少しだけ全国平均よりも低い項目もありましたのでそういったところもしっかりと注視していただいて、先ほど教育長からも学力に影響しているとの御報告がありましたので細かく見ていっていただきたいなと思いました。
 質問させていただきたいのは、15ページのイ学校質問紙調査で御報告がありますが、表の一番下に「児童に対して将来つきたい仕事や夢について考えさせる指導をしていますか」が小学校で全国比マイナス7.5ポイントでした。たくさん質問項目がある中でここに3項目ずつ結果として御報告いただいたのは、恐らく問題意識が大きい部分なのかなとも思ったのでお聞きいたしますが、今回の結果が前回に比べてどんな結果だったのか、これを踏まえてマイナスが大きいので向上していくためにどんな取り組みをしていくお考えなのかまずはお聞きしたいと思います。

○宮ア義務教育課長
 初めに、リーフレットについてでございますけれど5月1日現在の児童生徒数はポルトガル語につきましては1,055人、フィリピノ語が490人、そしてスペイン語が198人でこれだけで全体の約85%を占めております。7番委員が言われた英語につきましては、意外ですけれども26人と少数で今回対象から外させていただきました。こちらにつきましては今年度中に作成して配布する予定でございます。

○増田人権教育推進室長
 1994年5月22日に子どもの権利条約が日本において発効されたことを記念いたしまして、健康福祉部こども未来課がさまざまなチラシをつくりました。それを県教育委員会としても各学校に配布し、さまざまな研修会などにおいて活用を呼びかけております。

○小関義務教育課指導監
 今年度の全国学力・学習状況調査の学校質問紙調査における数々の質問の中で、御指摘のとおり「児童に対して将来つきたい仕事や夢について考えさせる指導をしているか」の質問に対して小学校が全国比マイナス7.5ポイントと大きく下回っています。前年度の調査でいきますと、実は全国比マイナス11ポイントでございました。もう1つ参考に申し上げておきますと、平成29年度は全国比マイナス14.1ポイントで全国平均を下回っているものの改善している状況にございます。
そういった中、県では子供たちが将来社会人、職業人として自立していくために必要となる能力等を育成するために義務教育段階からの体系的なキャリア教育を推進する必要があるとして大きく3つの取り組みをしているところでございます。
 1つ目はキャリア教育研修会で、公立小中学校のキャリア教育を担当している先生方を対象とし、国や県のキャリア教育推進の方針や取り組みを紹介させていただく中で、各校のキャリア教育の取り組みについてグループ協議を行う研修会を行っております。
 2つ目として、キャリア教育推進協議会を開催しております。これは義務教育段階からの体系的なキャリア教育を推進するために県内の企業と学校の連携について関係者と意見交換を行うものでございます。
 3つ目として、事務局と連携で行っている取り組みですが、労働政策課による生きる道としての職業を学ぶ環境づくり事業というものがございまして、毎年幾つかの小学校をモデル校として現場体験を重視した学習を行っています。ちなみに今年度は下田市の4小学校、島田市の1小学校をモデル校としまして実践しているところでございます。

○盛月委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。
 まず、外国人児童生徒に対する支援でリーフレットの作成について英語の生徒さんが意外と少なく26人とのことであります。今回の目的は学校制度を理解するためのリーフレットなので十分理解ができている状態でしたら必要ないと思うのですが、やはり支援が必要だなと思う場合には全ての方が理解ができるようにしていただいてもいいのかなと思いました。今年度中に作成して配布とのことでございましたので、今年度中というと来年の3月までになりますからなるべく早く具体的な計画をしっかりと立てて対応していただけたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それから、子どもの権利条約のことについてありがとうございました。健康福祉部でリーフレットをつくって、私がお聞きしたのは各戸配布しているということでしたので配布されただけではなかなか生かされないと意味がないなと思っているものですから、しっかりとその辺の周知と啓発を引き続きしていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 それから3つ目、学校質問紙調査について御答弁いただきました。少しずつ前年と比べて具体的な取り組みをしていただいた成果が出て改善されているとのことです。さらにしっかりと取り組みを進めていただいてポイントが一気に改善されるのはなかなか大変だと思いますが、地道にしっかりと取り組んでいただきまた来年改善している結果になっているようによろしくお願いいたします。

 それから最後1点、総合戦略評価書案についてお聞きしたいと思います。
 先ほども6番委員が触れておられましたけれども、104ページの特別支援教育の推進の今後の展開の中に医療的ケア対象の児童生徒が増加していることから小中学校においても医療的ケアに関する理解を促進するとともに、特別支援学校について看護師の配置の充実を図っていくとの記載がございます。こちらは本議会でも佐野愛子議員が質問されておられました。本当にこれは重要なことだなと私も思っております。医療的ケアが必要な児童に対して看護師をしっかりと確保して保護者の方が学校に付き添わなくていいような体制づくりに既に取り組んでいただいていると思うのですが、先日の佐野愛子議員が質問されたときの御答弁でもありましたけれども、医療的ケア安全委員会を設置すると国が示している方向性についてこれから体制づくりをしていくとの御答弁だったと思うのですが、特別支援学校も医療的ケアが必要な児童生徒には看護師が確保されていることをお聞きしました。市町の小中学校で26名の方がおられるとのことであり本当に大変な状況にあるとお聞きしております。具体的にどのような計画を立てて連携をとっていくための取り組みをされていくのかお聞きしたいなと思っております。

○宮ア義務教育課長
 医療的ケアにつきましては、7番委員御指摘のとおり26名が15の市町に在籍していますが、そのうち看護師を配置できているのはわずか5市町でございます。
 今後でございますけれども、医療、福祉関係者の協力をいただきながら検討委員会等を立ち上げまして県の方針をまず決めていく必要があるかと思います。
 そして、市町や学校が医療的ケアの必要な児童生徒をスムーズに受け入れることができるように、受け入れの手順等を示したガイドラインの策定につきましても今後検討してまいりたいと考えております。

○盛月委員
 ありがとうございます。
検討委員会を立ち上げ、またガイドラインの策定を検討していくということでありますが、それは必ずやっていくとしっかり方向を決めて進めていただきたいと思います。
具体的に検討委員会はいつごろ立ち上げる御予定でお考えなのか、それだけお聞きしたいと思います。

○宮ア義務教育課長
 具体的にまだ時期等が決まっているわけではございませんが、検討していくというのは通常の検討していくではなく実際やるという心意気でやってまいります。

○盛月委員
 よろしくお願いします。学習の場、環境をしっかりと整え、そして市町、御家族の方やいろんな方としっかり連携をとって県としての支援を進めていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

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