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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和元年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:飯田 末夫 議員
質疑・質問日:12/17/2019
会派名:自民改革会議


○飯田委員
 よろしくお願いします。
 分割質問方式で大きく2つの点について質問させていただけたらと思います。
 水道の復旧に10日間要するとニュースが流れて大変びっくりいたしました。これは産業委員会説明資料の3ページに関係しますけれど、台風19号による駿豆水道の被害が甚大であったとのことで地元の人のたちは大変困っているだろうし、また企業局も大変だろうなと本当にびっくりいたしました。
 大変な工事でしたけれども、本会議の御答弁にもありましたとおり本当に迅速に資材等を確保していただいたり作業に当たっては昼夜問わず昼夜交代でやったり、または両方向からの施工といった熟練工やベテランの高度な技術力もあわせて行われたところです。
 それにより10日を何と2日半も縮められたとのことです。私もニュースで給水車に女性が水をもらいに来ていて非常に重いので、これが明日も明後日も続くといったら大変つらいと言われていたのを見ました。そういったことを思いますと、2日半早い復旧が出来て皆さんに喜ばれたと思っております。
 改めて敬意を表したいと思います。
 そんなやさきに、危機管理の点から改めて危険箇所を調査したことがここに載っていると思います。こちらは7番委員から質問していただいたんですけれども、同様に私からもお伺いしたいと思います。
 今回の調査結果では、危険箇所が全約743キロメートルのうちの139カ所でしたけれども、土砂災害の危険箇所に含まれる全ての区間の中で今回の台風19号による駿豆水道のような被災を受ける恐れがあるのかをまず伺いたいと思います。

○天野水道企画課長
 説明資料3ページの表の箇所数ですけれども、まず交通基盤部、経済産業部が土砂災害危険区域を指定しているので、まずそちらについて御説明します。
 まず、土砂災害危険区域には中山間地の斜面自体が崩壊する区域に加えてその土砂が流れ落ちて堆積するエリアも全て含まれています。
 しかしながら、管路は斜面であればのり面が崩壊する危険があるんですが、崩れた土砂の下にある場合はほぼ無傷です。当然道路利用者、通行人、家屋等は被害があるんですが、私どもの水道についてはそういった被災はないと考えています。
 その結果、区域を今回お示ししましたが、現地を確認して実際にそういったのり面の崩壊の中にあるのかないのか今後調査する予定です。現在第一段階の調査をやって、次に現地調査をやるといった順番で考えております。
 このため、現在土砂災害危険区域が全て危険箇所とは限りません。

○飯田委員
 よくわかりました。
 事前にそのようなことで調べて、今度は現地を見ていただくとのことですので、確実に作業をお願いしたいと思います。

 また、続いて最新型の管であれば土砂崩れにも耐えうる旨の説明があったと思うんですけれども、これについて2点お伺いします。
1つは具体的にどのような管なのかと、2点目はこれまでにその管が災害に耐えた事例があるのかお伺いしたいと思います。

○天野水道企画課長
 どのような管及び事例があるかですが、管については耐震型のダクタイル鋳鉄管が最新で、企業局で使っている管はおおむね1本6メーターぐらいの管をつないでいます。これまでの管はそのつなぎ目の部分がどうしても地震などの衝撃により外れてしまう危険性がございました。
 しかしながら、現在の最新の管はそういった衝撃で抜け出さない構造等に加えて、継手の部分が伸縮したり少し屈曲したり、またわずかなんですが鎖状につながっていて1つの管ではそれをかばい切れなくても、隣の管と連鎖して衝撃に耐える形になっています。
 事例ですが、これまで東日本大震災の液状化もしくは津波等の被害にあいましたが被害はゼロでした。加えて最近の台風等で道路が崩壊した場合も管だけがぶら下がる状態で残ったことから被害は報告されておりません。

○飯田委員
 ありがとうございます。
 説明を聞いてより頼もしいなと思いました。そのように本当に今回の被災を受けてそれを教訓でもないんですけれども、またより一層の安全に向け災害対策をさらに前に進めていただいている様子がよくわかりました。
 近年は本当に災害が想定外というか頻繁に出てくるようになりましたので、実際に災害が生じた話をニュースなどでいろいろ目にしたり耳にしたりするんですけれども、引き続きまたよろしくお願いしたいと思います。
 特に、より実効性の高い災害対策と先ほど松下企業局長からの御言葉のように努めていただけたらと思っております。
 私も企業局の皆さんを応援しています。これまでの経営に対しての感覚や経営努力もすばらしく今回の復旧に向けた機動力もすごいなと思いましたし、また危機管理能力も非常にたくましいと思いますので、また今後とも引き続きよろしくお願いしたいと思います。

 2つ目ですけれども、次期総合戦略素案51ページの(2)次世代産業の創出と展開のうち、53ページに企業誘致・定着の推進についての重要業績評価指標――KPIが出ております。こちら先ほど松下企業局長から説明いただきましたけれども、工業用地等造成面積が“ふじのくに”のフロンティアを拓く取り組み及び企業局と表現されております。
 現状値は97ヘクタール、そして目標値は345ヘクタールですけれども、産業用地の企業局の目標値はどうなっているのかわかれば教えていただきたい。
 また2点目としては、その目標値設定についての考え方もあわせて伺いたい。
 そしてさらに、目標値が数値的に割と高いと感じるので具体的な取り組みについてお伺いしたいと思います。

○渡邉地域整備課長
 次期総合戦略素案53ページのKPIのうち工業用地等造成面積についてですが、2020年から2024年度までの345ヘクタールの目標のうち、企業局分は27ヘクタールでございます。
 この考え方については、次期総合戦略計画期間が2020年から2024年の5年間となっております。
 そのため新ビジョンと企業局経営戦略第4期中期経営計画において定めた当該年度の計画値からその目標値を合計して定めているところでございます。
 具体的には、現在造成中の藤枝高田工業団地と富士大淵工業団地に加え、その後平均して毎年4から5ヘクタール供給することを目標として定めています。
 目標達成に向けた具体的な取り組みとして、まず事業化している藤枝高田工業団地と富士大淵工業団地の造成事業の着実な進捗を図ります。
 そして、それらに続く新たな事業用地の積極的な掘り起こしを進めるため、市町が行う工業用地等開発可能性調査に対して補助金の助成及び技術支援に積極的に取り組み、早期の事業化に結びつけていきたいと考えております。

○飯田委員
 ありがとうございました。
 具体的に企業局で取り組む部分がよくわかりました。
 前回か前々回かに私もお願いしたんですけれども、県主導で地元の市町とよく連携を取って需要等をつかんだ上で進めていただけると非常に効率的だと思いますので、お願いいたしまして質問を終えます。

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静岡県議会事務局議事課

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