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委員会会議録

質問文書

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令和4年6月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:06/28/2022
会派名:自民改革会議


○中谷委員
 一問一答方式で。
 何人かの委員の方が東郷さんについて質問していましたが、私もいろいろお聞きしていきたいと思います。
 6月3日我が会派に山本地域外交担当部長がおいでになって、東郷さんについて随分お褒めの言葉、平たく言うと美辞麗句を並べておられました。
 例えば、外国人留学生数が平成23年度から令和元年度に159%、県内高等教育機関から海外への留学生数が143%、県内大学と海外大学との協定締結数が162%、外国人宿泊者数が748%、富士山静岡空港の外国人出入国者数が542%、これ全部が東郷さんの御助言のおかげだとは夢にも思ってません。山本地域外交担当部長が資料を1ページ目からとうとうと読まれて、この辺に来るとむしろ失笑を買ってたんです。
 この資料を出す前に当然知事とも話をしたと思いますし、話し合った結果任用しましょうとなったと思うんです。また御本人の御意向も当然ながら確認するのは当たり前のことで、その上でじゃあやっていただきますねとなったと思います。御本人がどうしようかなという状態だったのに県が勝手に我が会派に来て、東郷さんの任用について説明するなんてことは200%ない。
 それだけすばらしい方で余人をもって代えがたいということですが、その方が突如任用を辞退すると。自民改革会議に説明したときはこういう雰囲気でしたよとか、やはり否決されそうだから辞めたほうがいいんじゃないのとか、どのような情報を東郷さんに知らせたのか。

○山本地域外交担当部長
 6月3日の件名説明のときにいろいろな活動実績等を報告させていただきました。当然事前に東郷前補佐官御自身にも意向を確認しましたし、御本人としても4月以降もできれば静岡県のために役に立ちたいとのことでしたので、この資料の細かな内容までは事前に東郷補佐官には説明してありませんが、当局としてこういう形で補正予算として出すことについて了解を得た上で皆様方に御説明したところでございます。

○中谷委員
 じゃあなぜ突然辞めると。東郷さんお願いします、議会に説明に入りますという形であなた方が話をして、それが時間が経過した途端にある日突然辞めたと。そのとき慰留はしなかったんですか。

○山本地域外交担当部長
 私は東郷さんとも情報連絡をしてましたので、6月3日に件名説明してこんな御意見がありましたと一応東郷さんにも説明してございます。
 それをどういう形で酌み取ったかは、東郷補佐官の御自身の判断によるところでございます。

○中谷委員
 それでは伺いますが、東郷さんは多分このまま本会議に議案として予算も含めて提案しても否決されるだろうから、やはり辞めたほうがいいと判断したと思われるということでいいですか。

○山本地域外交担当部長
 東郷補佐官がどういったお考えを持っていたかまでは、私は確認、承知しておりません。

○中谷委員
 じゃあなぜ、その議案を途中でおやめになったんですか。

○山本地域外交担当部長
 情報交換をしていく中で、御本人から今回は辞退をさせていただきますと伺ったものですから、時間がない中でしたけども取り下げに至った次第でございます。

○中谷委員
 その間に知事の関与はあったと思いますか。

○山本地域外交担当部長
 対外関係補佐官を任命するに当たっては、部局で勘案した上で当然知事にも御相談します。今回についてもこういう御意見が出ていますと知事に相談しております。

○中谷委員
 やはり知事がずっと東郷さんを担当補佐官としてお願いしてきたわけで、今回も継続しようと思ったわけですね。
 知事の人事というか、自分の右腕、左腕、そういった人を見る目が私はあまりないと思ってる。
 今回、我が会派が否決をし、予算ゼロ査定をして辞めた方もおいでになる。いろいろ問題のある方で私は辞めて当然だったと思っているし、この中にも喜んでいる職員も大勢いる。
 そういった意味において、あなたもこれから地域外交担当部長としていろいろ知事から話があると思うけれども、ただ単に知事と知り合いだとか1回飯を食っただとか、その程度のことで県の重要なポストに登用する考え方は間違っているので、そういうことを前列の皆さんにはしっかり考えてもらいたいと思う。

 あわせて、地域外交全般について一言言わせてもらうと、例えばモンゴルです。
 私は何がよくてモンゴルとやってるのかよく分かりません。私が議長のときなので8年、9年前ですが、そのときにモンゴルの国会議員団が何人かで静岡空港まで行きますと、そして3泊くらいして静岡をしっかり見たいので、その滞在費、経費を含めて全部こっちで面倒を見てくれないかと随分失礼な依頼文が来ました。私は当然ながら冗談じゃないと、それが私たちにとって何のメリットがあるのかと思って議長として決裁しなかったんだけれども、完全にモンゴルの方々は静岡県に行けば優位な立場で何でも上げ奉ってくれると思っていたわけです。これはほかでもない知事の外交支援によるものだと私は思っています。こういうのは改めないと駄目。
 それで、何でモンゴルとそれだけ交流をするのと言ったときに、県当局のどなたか知らないが、モンゴルは優良の石炭が埋蔵されていてそれを日本へ輸入するための入り口というか、突破口にするためということだったんです。ところがその石炭の質を調べたら粗悪品でとんでもない。もう電力会社が一発で駄目だと。そういう事情があった。
 そして観光分野だと、これまでにもハワイだとか、イタリアのモンテゾンコラン山と静岡の富士山で自転車の交流をやるとかいうこともあった。地域外交と称するもろもろのことに関して、どういう目的で静岡県のためになると思って今後展開していくのかと非常に疑義が多い。これは担当部長としてしっかり肝に銘じて、静岡県のマイナスにならないようにしてほしい。いいですか、大事なところなんだよ。
 何でもかんでも花火みたいに打ち上げて、あっち行きたい、こっち行きたいて言ったって、得るものがない交流、ただ人と人との顔見知りが増えるったってたかが知れてるので、そういう地域外交は駄目です。
 もう少し地に足をつけて、県民のためになる、産業のためになる、観光のためになる交流を重ねていかないと地域外交という部局は消えてなくなる。その辺を心に決めて頑張ってもらいたいと思うが、最後強力な所感を一言お願いします。

○山本地域外交担当部長
 いろいろ御指摘ありがとうございます。
 地域外交につきましては、昔は国際課というところがあり、そして地域外交局ができて、それを包括的に県全体として前進させましょうということで対外関係補佐官という役職を知事が設置いたしました。
 これから静岡県の地域外交を本当に県民の利益につなげることが大事であることは、委員の方々がおっしゃってるとおりだと思います。
 私はこの4月に着任いたしましたが、地域外交というものについて、県民の方々、企業の方にどうやってPR、説明するかが非常に難しいところだと感じてきました。
 県の指針には書いてませんけども、地域外交には大きく分けて2つ要素があると思っています。
 1つは、県民個人個人が国際交流をする部分であると思います。中国であろうと韓国であろうとモンゴルであろうと、あくまでも県民主体の国際交流という分野があって、会って人と話をすることによっていろいろな価値観を共有して新しい気づきを得る。青少年教育でもあり外国人のことを知ることにもなりますし、人生が前に進むことができる。そういうピープル・トゥ・ピープルという部分での役割が1つ大きな土台、根底にあります。
 もう1つは、今度は地域と地域との地域外交的な地域間の連携の交流であります。こちらが2番委員がおっしゃっていることに近いかと思います。
我々は重点国・地域を定めております。なぜモンゴルなんだ、なぜ中国なんだということがありますが、地域間交流の一番基本となるのはやはり人と人とが出会う往来を増やすことです。その往来を増やして人と人が会う機会をつくっていくことです。それは企業の方にとってもです。
 そういった中で、往来を増やすときにどこが一番県民の利益――県益と僕は言ってるんですけど――経済界のメリット、青少年のメリットかを考えると、当然交流を進めようとしている地域のカウンターパートが非常に大事になります。そこがあるのかないのか。空港があって直行で行けるのか行けないのか。県内企業の進出があるのかないのか。よりこの県の利益としてたくさん厚みを増すことができるところが静岡県にとっての交流重点国地域でないかと考えており、そこが中国、またその中で浙江省、台湾とかであります。
 モンゴルについて石炭の話はありましたが、今世界中新型コロナ禍の中、日本よりも新型コロナの影響を受けてなくて自由に往来できる国の1つがモンゴルです。モンゴルは非常に重要な国であります。
 これから地域外交は県民にどういうメリットがあるかを考えながら、人と人との交流と県のメリットを同時にバランスを取りながら考えて地域外交を進めていきたいと思います。

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