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委員会会議録

質問文書

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令和3年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伊藤 和子 議員
質疑・質問日:12/14/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○伊藤委員
 一問一答方式でお願いいたします。
 産業委員会提出案件の概要及び報告事項15ページの中小企業等への応援金についてお伺いさせていただきます。
 応援金もいよいよ申請期間が今月末となりまして、順調に支払いが進んでいらっしゃると思いますが、応援金の申請について業種、地域などの特徴がいろいろあろうかと思います。
 そこで、その特徴についてどのように分析されているのかお伺いさせていただきます。
 また、受付件数は当初の見込みと比べて多いのか少ないのか、どのように評価されているのかお伺いさせていただきます。

○山下地域産業課長兼商業まちづくり室長
 私からは、応援金の業種や地域の特徴について御説明いたします。
 業種につきましては、申請書に業種区分を記載する欄を設けてございませんので、事業者の名前から判断する形になります。正確な数値としては把握しておりませんけれども、幅広い業種の方から申請頂いていると考えております。
 具体的に申しますと、不要不急の外出や移動の自粛による影響を受けた事業者としまして、理美容、整体・マッサージ、クリーニング、衣料店、タクシー、運転代行といったものがございます。そして協力金対象の飲食店と取引があるところとして生鮮食料品店や製麺事業者、またこれらの事業者に対して商品やサービス提供を行っている印刷事業者、内装・設備事業者などからも申請を頂いております。
 地域につきましては、入金済みの4,706件の内訳として東部地域が1,766件、中部地域が1,739件、西部地域が1,201件となっており、サービス業や観光業が盛んな中・東部地域が多くなっていると考えております。

○影山経営支援課長
 私からは、応援金の見込みと評価についてお答えさせていただきます。
 見込みはなかなか難しいのですが、予算の積算時に統計資料から最大限漏れがないように見積もって8月分、9月分それぞれ約1万者と設定しております。
 評価も難しいですが、同様の事業を行っている他県に内々お伺いしてみたところ、本県とほぼ同様の数字であるとのことですので、一定の水準はクリアしているかと考えております。しかしこれで十分とするのではなく、12月28日の締切りを目指してさらに周知等を図っていきたいと思います。

○伊藤委員
 御答弁ありがとうございました。
 一定の水準をクリアしているとのことでございました。
 申請書の確認等で支払いの時期が遅れる可能性が多分出てくると思いますが、速やかに完了されますようにお願い申し上げたいと思います。

 次に、説明資料25ページの先端産業創出プロジェクトの推進についてお伺いさせていただきます。 こちらは、3番委員の一般質問にもございましたけれども、静岡の海の美しさ、豊かさを守っていくためには海洋環境の保全の取組は本当に重要であると私も考えております。
 美しく豊かな静岡の海を未来につなぐ会がございますが、会の設置理由と経緯についてお伺いさせていただきます。また活動内容、実績、その評価についてもお伺いさせていただきます。

○山田産業イノベーション推進課長
 まず、設立の理由と経緯ですけれども、海の保全活動については本当に様々な分野で様々な個人、団体が取り組んでいるのが現状と認識しています。駿河湾や浜名湖などの静岡の海を未来に引き継いでいくためには、こういった海に関わる方々の活動を束ねて連携を促進し相乗効果を高めることが重要であることから、令和元年度に県主導により個人、団体、企業、大学などが参画するネットワークとしてつなぐ会を設立したのが経緯となります。
 活動内容と実績についてですが、MaOIプロジェクトの推進主体となるMaOI機構が事務局となり、海に関する実践活動を行う個人や団体等に対して交流会の開催や情報発信、海岸清掃活動等への助成など様々な支援をしております。また独自の取組として相良沖の藻場、サガラメの回復を応援する海の森づくりプロジェクト、あるいはダイバーによる海中の清掃活動等を応援するオーシャンクリーンプロジェクトなども始めております。
 評価については、設立から1年半で現在200会員を超えるところまで増加しておりますので、これまでは順調に活動が広がりつつあると評価しております。
 本会議でも三須経済産業部長から答弁いたしましたとおり、漁獲量の減少あるいは海洋プラスチック問題などは喫緊の課題ですので、国際的にも海洋環境保全の機運も高まっております。本県としてもつなぐ会の活動を通じて取組をより充実していきたいと考えております。

○伊藤委員
 御答弁ありがとうございました。
 美しく豊かな静岡の海を未来につなぐ会のホームページを見させていただきましたが、つなぐ会の事務局、それからつなぐ会のパートナーさんとあります。そちらの活動がこまめに掲載されており、見ることができます。
 会員の皆様からの閲覧はどのような状況でしょうか。アクセス数はお分かりになりますでしょうか。

○山田産業イノベーション推進課長
 アクセス数につきましては、今手持ち資料がありませんので、また後ほど御回答させていただきたいと思います。

○伊藤委員
 よろしくお願いいたします。
 先ほどもおっしゃっていました海に親しむイベントや静岡の海に関する役立つ情報がホームページに多く掲載されております。私も見させていただいて、もっと多くの皆さんに御覧になっていただければいいなと感じました。本当にすばらしい活動をなさっていることが分かりますので、ぜひもっと多くの県民の皆様に見ていただくように情報発信に力を入れて、会員が200人とおっしゃっていましたが応援会員、パートナーさんもございますよね。そういった方を増やす努力をしていただければと思います。要望として申し上げます。

 3点目は、説明資料31ページの工科短期大学校の取組状況についてお伺いさせていただきます。
 コロナ禍においての第1期生の募集は、本当に御苦労が多かったのではないかなと推測しております。
 第2期生――令和4年度入学生の現在の応募状況、今後の見通し、それから募集に当たって昨年度と比較して工夫していることや尽力していることがございましたらぜひ教えていただきたいと思います。

○鈴木職業能力開発課長
 第2期生の応募状況については、先週水曜日に第3回の応募を締め切りまして129名の応募がございました。昨年は112名ですので15%ぐらい増えております。
 今後の見通しですが、年明け1月19日に第4回目の募集を行います。昨年度も第4回目を同じ時期に行い41名の募集がありましたので、同じかそれ以上いけば100%を達成できると考えており、頑張ろうと思っております。
 昨年と比較して工夫している点は、短大が開校し非常にきれいな校舎ができましたので、まず古いイメージを一新してもらうため、工業高等学校校長会や商工会議所等の経済団体の会議などを短大に誘致し、会議の後で校舎を見学してもらうなど皆さんに短大を知っていただくことに積極的に力を入れております。

○伊藤委員
 御説明ありがとうございました。
 県立工科短期大学校では、オープンキャンパスを何回か開催しておりましたよね。チラシも拝見させていただき、すごく頑張っているなと思いました。特色として生産現場のリーダーを育成する日本一の産学の府を目指し、現場に立って自ら考え行動できる人材を育成するとなっておりました。
 その中でちょっとびっくりしたんですけれども、誰もが学ぶことができる、全国で一番授業料が安いという記載が目についたんです。どのぐらいなんだろうと思ったら23万4600円でございました。ものづくりのスペシャリストを目指す若者にとって授業料が安いことは、保護者の視点からとても魅力的ではないかなと思うんです。また少子化が進む中で生徒の募集も難しくなるのではないかなと思いますので、募集に当たっては安価な授業料の23万円について強調されてはどうかなと思います。要望として申し上げます。

 次に、説明資料52ページの新型コロナウイルスに対する緑茶の感染不活化効果検証の研究についてお伺いさせていただきます。
 研究の結果は学会に再投稿したとの御説明があり、現在査読が行われているとのことでございます。
 研究論文は、いつ頃になったら学会の雑誌に掲載される見通しなんでしょうか。
 また、お茶のシーズンと合わせて需要喚起を考えていらっしゃるのか教えていただきたいと思います。

○小林お茶振興課長
 まず、研究論文については環境衛生科学研究所が8月20日に日本食品微生物学会雑誌へ再投稿を行い、審査員3名による査読審査を今もなお受けております。
 学会誌への掲載時期の見込みについては、学会誌が年4回発刊されますので、現時点で我々としては3月号への掲載を見込んでおります。
 需要喚起についてですが、コロナ研究は本県のみならず他県、それから企業でも実施しておりますので、こうした研究成果をいろいろな機会を通じて情報発信していくことが非常に効果的と考えております。
 本県の研究成果については、査読審査が通って論文を受け取っていただき次第、新茶シーズン前になりますけれどもマスコミを通じて発表しますし、研究成果を分かりやすく紹介するリーフレットも今準備しておりますのでしっかり配布し、県ホームページ、SNSなどを通じて情報発信をしていきたいと考えております。
 2月下旬には、静岡県農協茶業者集会が開催されますのでそこで講演し、リーフレットも配布します。そういった中でもしっかりと伝えていきたいですし、今年9月のChaОIセミナーで御講演頂いた京都府立医科大学の松田教授によりますと、お茶を飲むことで他人への飛沫感染を抑制する公衆衛生的な予防効果が期待されるとおっしゃっていましたので、こういったことも併せて情報発信していければなと思っております。
 なお、国内の研究成果はいずれも試験管レベルの研究でございます。ポスターやチラシなどの中で緑茶を飲めばコロナに効きますよといった表現をいたしますと、消費者庁から景品表示法で優良誤認の御指導を受ける可能性がありますので、このようなことがないように我々が関係団体にしっかりお伝えしていくものでございます。

○伊藤委員
 ありがとうございました。
 緑茶の感染不活化効果検証の研究は再投稿となって少し遅れましたが、逆にタイミング的にすごくよかったのかなと思います。来年3月に掲載されるとのことでしたよね。この研究成果はとても大きく、お茶の需要に貢献できるものと思っております。3月の掲載なら4月末頃の新茶のシーズンに当然間に合います。そして大きなアピールにもなると思うんです。ですのでぜひ大々的にアピールしていただければと思っております。

○小林お茶振興課長
 現時点で3月号に掲載されると、我々としては見込んでいるところです。1点だけ補足させていただきます。

○伊藤委員
 ありがとうございました。
 ぜひ3月に掲載されるように祈っております。

 次に、説明資料65ページの県産材製品の需要拡大について2点質問させていただきます。
 今年6月定例会の産業委員会におきまして、森林認証材の利用拡大の取組を質問したところ、森林認証材をはじめとした県産材を使う意義などに関する企業等の理解を促進するため、ふじのくに木使い推進会議の内容のさらなる充実を図るとの御答弁がございました。
 12月にふじのくに木使い推進会議が開催されておりますので、内容についてお伺いさせていただきます。

○西室林業振興課長
 この会議は、建築主や設計者の県産材利用の促進を目的とした官民連携型の会議です。昨年度は森林認証材をはじめとした県産材の利用がSDGs達成に果たす役割について理解の促進を図りました。本年度は取組を一歩進め、SDGs達成に向けた意識の高まりを具体的な県産材利用の地域活動に波及させることを狙いとし、内容の充実を図りました。
 基調講演では、SDGs達成と森林・林業・木材利用に関わる地域活動のつながりについて御講演頂き、この実例として実際にSDGsの観点から県産材利用に取り組んでいる西部地域の事例を紹介しました。意見交換では森林認証材を使うことの意義やメリット、企業のSDGsの取組を効果的に発信する方法などについて積極的な御発言がありました。
 会議は、木材関係者だけではなく建築設計事務所や金融機関、一般企業の皆様が会場に約30名、ウェブ開催に約50名参加頂きました。参加者からは木材利用からSDGsへのアプローチについて理解が深まったなどの声を頂きまして、ほぼ全ての参加者から会議内容に満足したとアンケートで回答を頂いております。
 今後もこうした取組を進めまして、森林認証材をはじめとした県産材利用の促進を図ってまいりたいと考えております。

○伊藤委員
 ありがとうございました。
 今回の木使い推進会議は、県産材利用から考えるSDGs達成とその実践とのことでした。本当にいろいろと頑張っているなと今お話を聞きながら思いました。県職員の皆様方が頑張っていて、そしてやる気度を感じました。今後も県産の森林認証材をはじめとした県産材の製品をアピールしていただき、販路拡大につながっていってほしいと思っております。

 同じく説明資料65ページのオリパラ選手村ビレッジプラザ提供木材のレガシー利用による森林認証材のPRについて、優秀アイデアが決定されたようです。私は自分でフェイスブックをアップしているんですけれども、そちらにも皆さんのところにアイデア募集をお願いしたいと投稿しましたら大きな反響がございまして、随分募集に関して応募してくださったのではないかなと思っております。
 優秀アイデアはいつ頃公表されるのか、また今後どのように活用されていくのかお伺いします。

○西室林業振興課長
 募集に関する発信に御協力頂きまして、どうもありがとうございました。
 アイデア募集には、高校・大学等の部206件、一般の部149件、合計355件の応募がございました。審査委員会を開催して各部門3件ずつの優秀作品を選定しました。これらの作品には什器やノベルティーなどが選ばれておりまして、審査結果として年内に公表する準備を進めております。
 また、活用についてはレガシー利用を通じて森林認証材等の木材の良さや使う意義を県民の皆様にPRするとともに、東京2020オリンピック・パラリンピック大会が県内開催されたあかしを伝え残すために優秀アイデアを生かした製品を製作していきたいと考えております。
 このため、製作品の設置場所やこれを活用した情報発信など効果的な利用方法等を検討し取りまとめて、次年度以降の事業化についてお諮りしたいと考えております。

○伊藤委員
 ありがとうございました。
 年内に発表、そして次年度以降につなげていくとのことでございましたけれども、このオリパラ選手村ビレッジプラザ提供木材は、レガシー利用による森林認証材のPRにすごくなると思うんです。ぜひこの優秀なアイデアを多くの皆様にアピール、活用して今後につなげていただきたいと思っております。頑張ってください。以上です。

○田内委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は15時10分とします。

( 休 憩 )

○田内委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○山田産業イノベーション推進課長
 先ほど8番委員から御質問頂きました美しく豊かな静岡の海を未来につなぐ会のホームページのアクセス数についてお答えします。
 昨年9月に開設し、累計で8,500件余、月平均でおおむね600件程度になります。

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