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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年決算特別委員会建設分科会 質疑・質問
質疑・質問者:林 芳久仁 議員
質疑・質問日:10/31/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○林委員
 分割質問方式でお願いします。
 まず、決算審査意見に対する説明書の97、98ページの道路占用料及び河川占用料の収入未済額の縮減についてまとめてお伺いしますけれども、民間の事業所では、現実的にこういう料金は後に回してそれ以外のものを先に支払うこともあります。決算審査意見に対する説明書にも徴収のマニュアルを作り文書、電話、自宅訪問による催告を何回もして分納の指導も行うとありますけれども、悪質な場合は強制徴収を検討すると書かれています。令和3年度の収入未済額は令和2年度に比べると少なくなっていますが、令和3年度に強制的に徴収することになったのは何件あるのか、またどういう方法で強制徴収したのかお伺いします。

 それから、決算審査意見に対する説明書100ページの清水港のプレジャーボート係留所の使用料も同じように理由をつけて支払いを先に延ばしていくことがあります。特に静岡市清水区の場合は、昔は正式な係留所の整備がされていなかったので、川のほうに不法に係留している人もいました。係留所の使用料を払うのは当たり前のことですけれども、支払いを保留している人にもう使ってないと言われた場合については、調査を早くすれば分かりますが、時がたつにつれて調査が長引いたり遅れるとややこしくなります。プレジャーボートは個人の所有と仲間で所有する場合があり、使用者である契約の代表者が亡くなられたということになると、係留しているものはもう処分すると。処分したまでのところでやっぱり調査しないと、払わなくてそのまま契約したところには置いてないかもしれないけれども、逆に言うと、ほかのところに不法に置く可能性もあると。そういうことをしっかり調査をして、取るものはしっかり取っていただかないと、真面目に払っている人もたくさんいるわけですから不公平なことになってしまいます。 
 このことについての令和3年度の調査内容について、お伺いします。

○望月道路保全課長
 収入未済の縮減については、重要な課題として考えています。今8番委員からもお話がありましたとおり様々な取組はしております。その中で特に強制徴収は確かに手法としてはあるんですけれども、いろいろな諸事情がありまして、これらの縮減については、引き続き研究をしながら取り組んでいきたいと思います。
 一方で、本庁と出先が同じ課題に対して意識を持たなければならないとも思いますので、毎年、本庁の職員が出先事務所へ出向いて、占用料を含めた占用事務手続全般にわたって管理状況や進捗状況を確認する努力をしているところです

○北川港湾企画課長
 今望月道路保全課長から答弁申し上げた内容と港湾も基本的には同じ考え方でございますけれども、プレジャーボートの使用料の関係です。
新規で許可をするときは、お金を払っていただけるという担保を取った上で許可をしていますが、その後の経済事情ですとかいろんなところで支払いが困難になっていく場合もあるものですから、毎年個別にどういった形だったら支払いができるか調査をしています。分割もありますし一括で支払う考え方もあります。個別にお話を聞きながら少しでも払っていただけるよう対応を取っています。

○林委員
 先ほど質問しましたけれども、令和3年度で強制徴収があったかどうか。あったとするとどういう強制で徴収をしたのか、道路と河川合わせてお答えください。

○望月道路保全課長
 強制徴収についてはありません。研究を続けていこうと考えております。

○鍋田河川砂防管理課長
 令和3年度が138万円、令和2年度は175万円ほど未収がありました。40万円ほど減っておりますけれども、主には電話催告等で応じてもらっている状況で強制的な徴収はありませんでした。

○林委員
 強制徴収を行う基準を示して早めに徴収できるよう努めてほしい。

 次に、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書120ページの清水海岸の景観改善の取組についてです。富士山の世界文化遺産登録過程において、清水海岸の防波堤には今まではテトラポットなどを置いていたけれど、美しさの観点で好ましくないとの指摘を受けて背後地の防護と景観改善を高い次元で両立することを目指して取り組んでいると思います。
 景観改善に向けた短期対策として1号、2号の消波堤を突堤に置き換えるとともに、サンドリサイクル養浜を行いモニタリングしながら進めていると思いますけれども、令和3年度の整備状況と今後の取組についてお尋ねします。

 それと、同じ清水港ですが、2030年前半を目標年次として、整備計画である港湾計画が令和3年3月に改定されました。改定以前から興津地区の人工海浜・緑地の整備、江尻地区の駿河湾フェリーの移転に向けた整備が進められております。改定した港湾計画に基づく具体的な港湾整備が進められているのかどうかお尋ねします。

 また、清水港で官民連携のカーボンニュートラルポート形成も策定が計画されていますけれども、港湾計画との整合性は図られているかどうかお尋ねします。

○八木河川海岸整備課長
 私からは、清水海岸の景観改善の取組についてお答えいたします。
 三保松原の景観改善につきましては、平成27年2月に学識者から成る三保松原白砂青松保全技術会議におきまして、景観の阻害となっている消波堤を背後地の防護と合わせ、景観にも配慮した突堤に置き換える方針が決定いたしました。これを受け平成31年3月に1号突堤が完成しております。
 景観の阻害となっている1号消波堤の撤去につきましては、令和元年度から段階的に実施いたしまして、令和元年7月に第1段階の撤去、令和2年5月に第2段階の撤去を完了させたところです。令和3年度は2号新堤の整備に向けた施設の配置や構造等に関する検討を行うとともに、約19万立方メートルの養浜を実施いたしました。今後はこれらの対策について学識者などから成るフォローアップ会議に諮り、防護及び景観の両面における効果について評価を受け続く2号突堤の整備などに反映していきたいと考えております。

○北川港湾企画課長
 改定した清水港の港湾計画に基づく整備についてお答えします。
 改定した計画に基づき進める港湾整備の内容につきましては、8委員御指摘の新興津地区の人工海浜・緑地、小型船だまりの整備、駿河湾フェリーターミナルの江尻地区への移転に伴う岸壁の整備といった整備事業があります。そのほかに今回港湾計画改定後に事業化したものもあり、その1つは新興津地区の次世代型高規格コンテナターミナルの整備で、貨物船の大型化に対応しつつ新興津地区と袖師地区に分散するコンテナ貨物を集約する目的のために、昨年度直轄事業で岸壁延伸に着手したものです。さらに今年度からは、港内の水上交通の利便性の向上や大型プレジャーボートの利用を見据えて三保や折戸地区の桟橋の整備を事業化しております。
 
 また、清水港におけるカーボンニュートラルポートの形成を見据えて、今年度末を目標として形成計画の検討を進めております。形成計画につきましては、具体的な脱炭素化のための方策を盛り込んでくることとしておりますけれども、その内容につきましては必要に応じて今後港湾計画を変更することで対応していきたいと考えております

○林委員
 ありがとうございます。
 富士山の世界文化遺産の件ですけれども、世界文化遺産の構成資産として報告をするためには1号突堤、2号突堤も整備しなきゃいけないわけですね。いつまでに整備を完了する予定なのか、分かれば教えていただきたい。

○八木河川海岸整備課長
 1号及び2号の消波堤の突堤への置き換えについては、短期対策としておおむね10年の中で予定しています。その中で2号突堤の設置につきましては、設計施工一括方式で今年度内に施工までの発注を予定しております。

○飯田委員長
 それでは、ここで換気のため休憩します。
 再開は午後2時45分とします。
( 休 憩 )
○飯田委員長
 休憩前に引き続いて分科会を再開します。
 では、発言願います。

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