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委員会会議録

質問文書

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令和4年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:諸田 洋之 議員
質疑・質問日:02/21/2022
会派名:無所属


○諸田委員
 一問一答方式でお願いします。
 総合計画後期アクションプラン案213ページのガストロノミーツーリズム推進についてお伺いいたします。
 今後、どのように取り組んでいくのかお聞かせください。

○土泉マーケティング課長
 本県で生産されている多彩で高品質な食材をベースに、静岡の美食と食文化を味わっていただくのがガストロノミーツーリズムでして、アフターコロナの観光戦略の1つとしてスポーツ・文化観光部が施策を展開していくことになっており、経済産業部としてはそのコンテンツづくりに力を入れたいと考えております。
 具体的には、本県の和の食や食材の魅力を高めるため料理人と生産者の連携によるSDGsの理念を取り入れ、食文化と結びつける本県独自の取組を整えてまいりたいと思っております。あわせて従来から取り組んでいる食の国際化や多様化の取組も一層強化し、これらを担う人材育成に取り組みたいと考えております。
 こういった取組により料理人と生産者の参画による地域づくりにつなげ、誰もが安心して本県を訪れ食や食文化を味わっていただくことができる観光支援、環境づくり、地域づくりの支援をしていきたいと考えております。

○諸田委員
 ありがとうございます。
 これについては、地元焼津市が美食のまちとして力を入れています。今年度と来年度にかけてピクトグラムの活用促進やビジネスモデルの創出などいろいろと資料に記載されており、非常に期待しています。また所管事務調査で深堀りさせていただきますのでよろしくお願いいたします。

 次に、後期アクションプラン案196ページの事業所の事業継続計画(BCP)策定等の取組支援についてお伺いいたします。
 コロナ禍で重要性が高まっているBCP策定について、次年度以降の具体的な支援内容をお聞かせください。

○高橋商工振興課長
 現在、中小企業等が策定しているBCPの問題点としまして、新型コロナウイルス等の感染症の世界的な流行には十分に対応していないことが挙げられます。
 このため、県ではこれまでの自然災害等に加え大規模な感染症にも対応できるように県のBCPモデルプランを常に新しい知見を加えながら継続的に改定するとともに、普及啓発やBCP策定セミナー、個別相談会などの開催により、中小企業のBCP策定をきめ細かく支援しておりますので、来年度以降も継続していくことが基本的なスタンスです。
 具体的には、BCP策定セミナーを県内4地域で行うことに加え、中小企業団体中央会を通じて業種組合別にBCP策定ワークショップの開催支援を行います。さらに商工会議所、商工会と協力してそれぞれで個別相談会を開くなどきめ細かい対応をしていきたいと考えております。

○諸田委員
 ありがとうございます。
 今御説明にありましたように、やはりコロナ禍に対応し切れていないといった声が聞こえてきております。しっかり対応し、市町によっては具体的にどのように普及させていくのか、アイデアを出してうまくやっているところもあるようですので、これも所管事務調査で深堀りさせていただきます。よろしくお願いします。

 最後に、後期アクションプラン案195ページの創業しやすい環境づくりと創業後の成長支援についてお伺いいたします。
 創業者やベンチャー企業の創出、育成についてコロナ禍での課題を踏まえた次年度以降の具体的な支援内容をお聞かせください。

○高橋商工振興課長
 県として、大きく3つの施策を展開していこうと考えております。
 1つ目は、市町や商工団体の創業支援担当者に向けてより高度な支援策や手法に関する研修などを行うとともに、産業振興財団による助言や講師派遣等を通じて市町等で実施する相談窓口業務や創業セミナーを充実させていきます。これにより創業を希望する方が創業しやすい環境を整えていきます。
 2つ目は、国の交付金を活用して地域の社会的課題を解決する起業者へ助成する地域創生起業支援事業でございます。令和2年度から採択件数を拡大しており、事業期間内に起業するだけでなく、継続して安定的な経営ができるよう市町等と連携して起業前後の伴走支援を強化していきます。
 3つ目は、ベンチャー企業の創出です。令和元年度から大学発ベンチャーを継続的に創出する体制を県内大学と構築し、各研究室にあるレベルの高い研究・技術シーズの掘り起こしをしております。令和2年度から創業初期のサポートとして試作品の製作や市場テストに対する補助制度を創設し、また本年度からはさらに大学の研究者と地域企業のニーズをマッチングさせるコーディネーターの配置も行っております。
 次年度以降もこうした取組を続けていきますが、コロナ禍で感じることは創業や起業の意欲そのものは落ちておらず、これは先ほど申しました起業支援金の申請が大幅に増加していることからもうかがい知れます。
 ただし、非常に先行きが不透明であり、言い換えれば変化の激しい不確実性の高い時代ですので、これまで以上に創業希望者に寄り添った伴走支援が必要だと思っており、充実強化していきたいと考えております。

○諸田委員
 ありがとうございます。
 ぜひ最後に言っていただいた創業希望者に寄り添うことをやっていただきたい。また大学発ベンチャーは具体的な成果がそろそろ求められてきつつありますので、よろしくお願いします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp