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委員会会議録

委員会補足文書

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平成30年11月観光地域づくり特別委員会
株式会社mocha−chai 代表取締役 三井いくみ氏 【 意見陳述 】 発言日: 11/28/2018 会派名:


○三井いくみ氏
 株式会社mocha‐chaiの三井と申します。よろしくお願いいたします。
 本日は、このような機会をいただきましてまことにありがとうございます。浜松のほうで本当に小さくやっているものなので、最初はお声をかけていただいたときにちょっとびっくりしました。よろしくお願いします。
 きょうは、iN HAMAMATSU.COMにおける観光地域づくりということで、私どもは2012年からいろいろ地元の方とやってきましたので、それについてお話しさせていただきたいと思っています。
 私どもは、株式会社mocha‐chaiという名前の会社でございます。もともと私が広告のデザイナー、グラフィックのほうを20年ぐらいやっていまして、会社から独立したときにつけた個人事業主の名前をそのまま株式会社として継続してやっております。本業といいますか、今二本立てでやっていまして、従来からの広告のデザインの仕事と、2012年からiN HAMAMATSU.COMというウエブサイトを始めたことで、インバウンド支援の仕事を行っています。インバウンド支援といっても、もう多岐にわたりまして、インバウンドの困りごと相談所みたいな感じになっています。このiN HAMAMATSU.COMというチラシを配付させていただいていますが、これが弊社の運営している自社サイトです。これをまず2012年に始めました。それに伴いまして、広告のデザイン会社なので、多言語販促ツールの制作もやっています。それから、私どもの地域、在住外国人がいっぱいいるものですから、彼らと一緒に訪日外国人向けの観光マーケティング調査もやっています。それから、地域の方にもうちょっとインバウンドを理解していただかなきゃいけない時期が昔ありまして、その交流会みたいなものを開催して、啓蒙的なこともやっています。あとは、うちには外国人のスタッフがおりますので、彼らの視点で動画撮影とか、配信もしたり、今は旅行商品をプランニングすることもやっています。このように、インバウンドの何でも屋みたいなこともずっとやり続けております。
 これが弊社のスタッフです。私が会社をやっている理念として、全ての人が国籍とか、性別とか、年齢とかにかかわらずに自然体で暮らしていって、楽しみながら地元で生活してもらいたいと思っています。やっぱりチャンスもつかんでもらいたいし、そういう地域にしたいなと思ってやっています。うちのスタッフは多国籍で、日本人3人とオーストラリア人とアメリカ人のカメラマンとインドネシアのデザイナーという形でやっています。彼らも、この2人はもう長く浜松に住んでいて、うちのウエブサイト始めてからチラシとか見て働きたいと言ってきてくれたので面接をして彼らのスキルを生かしたいなということで一緒にやっています。まさに外国人スタッフのスキルを生かす。やっぱり私たちは外国人向けのツールをつくっていますので、日本人の視点よりもやっぱり彼らの視点が大事です。彼はクリエイティブディレクターで、いろんな視点を持っていて、デザインもできますし、そういう視点でうちでやってもらっています。彼はカメラマンですが、ちょっと片言な日本語なのでなかなかカメラの仕事が来ないんです。何かそういう話を聞いて、作品を見せてもらったらすばらしかったので、じゃあ、うちで一緒にやろうよということでもうずっとやっています。彼らは、在住外国人のインドネシアとモンゴルの方なんですけれども、彼らも一緒に動画をつくったり、こういう視点で活動もしています。
 こちらはうちの事務所です。浜松駅から車で10分ぐらいのところにあります。そんなに田舎ではないんですけれども、100年前の古民家が空き家としてありました。これは大家さんが東京に皆さん住んでしまって、こんな古い家要らないんだけど、でも処分はしたくないということで空き家になっていました。そこで、私のほうに管理してくれないかという相談をいただいて、日本人としてはこういう古い家はたてつけも悪いですし、すきま風もひどいですし、クモはいるし、虫はいるし、いいことあんまりないんです。ですが、先ほどの外国人のスタッフがこういう日本の財産をすぐ壊しちゃう日本人ってすごく僕らはマイナスだと思うと言われまして、一緒に管理するから事務所として借りないかと言ってくれたので、ここに来てもう3年ぐらいずっと事務所にしています。ここは全部で300坪あります。お庭も日本庭園があるので、草もこの猛暑で腰の丈ぐらい雑草が生えてしまうので、みんなで休みの日に草刈りをしたりとか、この前の台風で壁や塀が倒れちゃったりしたんですけど、それも近所の人と直したりしながら、コミュニティをつくりながら管理しています。こういう日本文化はこの時代なかなか日本人の若い子でも外国人でもなかなか体験できるものじゃないです。やっぱり天竜とか、北遠のほうに行けばまだ古い建物は残っていますが、街中のほうでは少ないので、うちの大家さんの許可をいただいて、年に数回、こうやって開放して、一般の方々にこの間縁日をやっています。御近所の方とか、日本人、外国人、誰でもいいからぜひお寄りくださいという感じでイベントをやっています。これは留学生の子たちですけれども、やっぱり浴衣を着てみたい、この子たちに言わせるとアニメの世界で日本を体験したいということで毎年すごく喜んでくれています。
 デザインの仕事もしていまして、大河ドラマの井伊直虎のロゴマークも弊社がつくらせていただきました。コンペだったんですけど運よく勝てました。あと、これは舘山寺温泉の多言語マップも観光協会さんとつくったり、この辺は街中の商店街連盟さんと、ホテルのフロントにどういう外国人向けのツールが欲しいですかとヒアリングをずっとしたら、ラーメンと餃子がすごい聞かれるということで、もうすごく大変だったんですけど、これは飛ぶように出ちゃいまして、増刷しなきゃいけなくて、日本語は書いていないんですけど、日本人も持っていっちゃう状況です。ヒアリングしてつくるとやっぱり使われるツールができるんだなというのは、これで感じました。
 それから、これは浜松のダウンタウンマップで、自社が勝手につくらせてもらいました。三、四年前に行政のほうでつくっているマップはあるんです。日本語のマップに外国人オーケーです。イングリッシュの飲食店のメニューありますよというアイコンがついているものがあって、ホテルサイドはそれで外国人のお客様御案内していたんです。全部の店じゃないんですけど、ある一部のお店は、やっぱり外国語で来られると対応できないと入店拒否をされてしまったお店がありまして、すごく評判を落としてしまったんです。ホテルもせっかく御案内差し上げたのにそういうふうに対応されると困るというお言葉を聞きまして、じゃあ、うちで外国人スタッフがここのお店なら信頼置けるよという視点で、さらにお店の方に外国人を快く受け入れますよというしっかり意思を確認した上で、弊社でダウンタウンマップという浜松駅から徒歩圏で行けるようなお店のマップをまず英語でつくりました。これは全部自費でつくって、各ホテルさんに配布していただいて、飛ぶように出ました。そうしましたら、2年目からは浜松市のほうから、これすごく使えるツールなので、中国語の簡体繁体もつくってほしいので、次は行政と一緒につくりましょうと、今は浜松市から予算をいただきながらつくるようになっています。
 こういうこともやっています。GPSの音声ガイドアプリをつくりました。これはそもそも、舘山寺温泉のほうからの依頼で、外国人のお客様がふえてきて、団体バス以外のお客様がふえてきたんですけど、ガイドさんがいない時間に歩いているお客様がふえてきて、ぜひ景色の御案内とか、看板をつくりたいという相談をいただきました。私は看板はできるだけ避けてほしいという気持ちがあります。やっぱり今皆様、写真撮って思い出に残したいときに、日本では看板がどうしても入ってしまうんです。どうしてもおもてなししようとすると、英語以外に中国語、韓国語、浜松だとポルトガル語とか、いろんな国の言葉が入ってしまって看板がどんどん大きくなる。そうすると景観が損なわれてしまうことがあるので、私は何とかいい方法でそれをクリアしたいなと思いました。さらに美術館とかにある音声ガイドですと、あれはリース代とか結構ランニングコストがかかって、なかなか途中でやめてしまうということも聞いていましたので、私としては、皆さん旅行者はもうスマホを持っていますので、自分のスマホでさらにWi‐Fiの届かない田舎でもガイドできる方法はないんだろうかと考えました。これはGPSなので、位置情報でWi‐Fiが届かなくても、インターネットが届かなくてもスマホの中にグーゼンというアプリをダウンロードしてくれるだけで位置情報をキャッチできます。例えば、舘山寺の町を歩いていて、こういうスポットをマッピングしてあるんですけど、その近く何十メートル圏内に行くとそのアプリが立ち上がって、英語、繁体中国語、日本語で音声ガイドが始まります。これはスマホの自分の設定している言語です。例えば音声だとうるさいので消したい人は画面でも見られます。そういうアプリを地元のシーポイントラボというシステム会社に提案して一緒につくらせてもらいました。これは今舘山寺温泉と、フラワーパークの中でできます。フラワーパークも季節によってお花が変わるので、このシーズンに来たらもう一回こんなきれいなお花が見れるというアナウンスをしたい。だけど、看板はつけたくないというオーダーをいただいたので、グーゼンを使ってみたらどうでしょうという提案をしました。今フラワーパークの中にも入っていますし、ことしから隣の動物園もマッピングして使ってもらっています。こういう提案をしながら自社でサービスを展開しています。
 これがiN HAMAMATSU.COMのウエブサイトです。これは2012年に始めました。もともと始めた理由が、私は大して英語しゃべれないんですけど、たまに英語を習いにいくんです。その先生と会話しているときに、きょう、私、今週こんなコンサート見にいってきたんですと言ったら、浜松に外国人こんなに住んでいるのに、僕たちには、英語でそういうコンサートの情報とか、こういう楽しいイベント情報は流れていないから、全然キャッチできなくて、ここに住んでいても全然楽しくないよと言われたんです。君は広告屋さんだからつくれるでしょうという軽い一言でして、確かにそうだなとそこからリサーチを始めたら、やはり日本全国当時はどこを探してもこういうローカルに掘り下げたメディアは全然なかったんです。これはもうからないからやらないんだろうなとかいろいろ考えました。ただ、私はこれから必要ですし、在住外国人が楽しいということは、これから来るだろう外国人のお客様も必ず楽しんでくれる。自分が海外に遊びにいくと、いわゆる主要観光地というのはすぐに飽きてしまうんですけど、ローカルの方々が楽しんでいる生活圏というのは何度でもリピートしたくなる、きっと私はこの地域もそうなるだろうなと思って、これをつくりながら事業化してビジネスにしていこうと決めました。それが2012年です。
iN HAMAMATSU.COMはウエブサイトで、静岡県湖西市から掛川市あたりの県西部の情報をエリアは狭く深堀りしています。なぜ深堀りしているか、エリアは狭いかといいますと、みんなは静岡県全部やったらどうなのとか言うんですけど、私たちは現場まで必ず足を運んで、ネットから拾った情報は一切載せません。必ずうちのスタッフが行って感じたことをしっかり書くようにしています。そうすると、人数も少ないので静岡県全部はフォローできませんので、私たちは県西部に限ってやらせてもらっています。中部はそのようなサイトができているんですけど、東部でやってくださる方がいればそこで連携しようと当初から考えてやっています。ウエブ上の情報発信は顔の見えない発信だけだとすごくつまらないので、そこはここで集まった情報をちゃんといろいろな方々に受け入れてもらい、サポートとして落とし込もうと思ってやっています。その両方でiN HAMAMATSU.COMは、皆様に県西部のほうではかわいがっていただいています。そこでは、徹底した外国人目線でスタッフ一同ずっとやりながら考えております。私たちは日本人ですので、自分たちの視点はゼロ、私たちの視点は全く参考にならないと念頭に入れながらやっています。外国人旅行者には地域のPR、情報提供、あと滞在のサポート、例えば、メールでこの時期にこういう日程で浜松とか静岡に行きたいんですけど、どういうルートで行ったらいいですかとか、この時期何かホテルが全然とれないんですけど、どこかいいホテルありますかというお問い合わせが来たりもします。今だと体験プログラムを予約したいが、日本語でしかできないので手伝ってくれませんかみたいなメールが来るんです。弊社は、それに対しては手数料もいただかず無料でやらせていただいています。やっぱり地域の情報をちゃんとキャッチしてくださって、まだメジャーな観光地でない静岡県西部に来ていただけるということは私としてもうれしいのでここはつながせてもらっています。
 あとは、外国人の方が来始めると事業者の方はどきどきしてしまったり、どうして対応していいかわからないんです。それから、これからインバウンドやってみたいけれどもどうしていいかわからない。浜松には外国人がいっぱい住んでいるけれども、本当は外国の人ともしゃべったことないという人は山ほどいました。なので、私たちは魅力の発掘のお手伝いをしたり、それを商品にするときの整備をしたり、例えば、受け入れの施設は、どういうところを整えていけばいいのでしょうかとか、最低限のところからサポートします。あとは、旅行商品つくりたいですねといったら、そういうプランニングのお手伝いもしたり、海外の販路をつくるお手伝いもしたりしています。ここはBtoB、こちらはBtoCのお手伝いをしていて、さらにここではお客様の情報をしっかり旅行社にお伝えする。旅行社も事業者さんに直接聞けないことは私どもがサポートするという形でつないでいます。
 インバウンドをやる意味として、私たちは最初からこの3つが必要だと思ってやっています。もちろん地域経済の活性化、地域の魅力再発見、誇りを持ってもらう、外国人がいいと言ってくれると日本人は気づかなかったことでも誇りに思い始めるということです。それから、あと多様な文化、グローバル化、これに関しては、私はかねがね思っていました。浜松は多文化共生に対してすごく長い間いろんな努力をしてきている。メディアでも取り上げられ市長が出ていましたが、多文化共生都市であります。ただ、私が感じたのは、外国人はお客様だったり、弱者だったりしている気がしたんです。対等じゃないイメージがありました。外国人がつける仕事も限られていました。永住している外国人でさえ限られた仕事しかしていなかったので、私はそういうところがもうちょっと寛容になっていき、隣にいる外国人と全くしゃべったことがない、ごみ出しに来た外国人と挨拶したこともないという世の中がもう少しミックスされるといいなと思いました。そのためには、インバウンド観光客、ポジティブなお客様でほとんどのお客様がマイナスのことはしていかない、そういうポジティブな楽しいところで外国人になれてもらうきっかけづくりになるといいなと思ってやっています。
 2012年の時点でiN HAMAMATSU.COMを始めました。地域の情報、外国語、英語で発信したいです、皆様御協力いただけませんかといろんな企業さんや団体にお話に行きましたら、ほとんどの方がインバウンドという言葉を知らない、まだメディアで取り上げられていなかったので。それから、浜松は観光地じゃないから外国人なんて来ないでしょうとほとんどの方に言われました。でも、その時点で20万人程度の外国人はもう宿泊していたんです。それはいわゆる観光客じゃなくてもビジネスで来られたお客様とか、長期滞在している出張者とかがたくさんいらっしゃって、週末にどこかへ旅行したりとか、楽しんだり、そういうニーズは確実にあったんです。ただ、それが生活者と密着していなかったので、皆さん、そういうことが全然頭になかったというところでした。私はやっぱりこの地域にもうちょっと自然にそういうことに気づいてほしいなと思っています。
無理やりインバウンドをやりましょうじゃ無理だなと思ったので、土壌整備するところから始めなきゃいけないなと思って、こういうイベントを仕掛けました。2012年に観光地の浜松どう見える、どう見せる、地元の魅力再発見、観光トーク浜松と、このタイトルでやりました。テーマとしては外国人と交流して彼らの価値観を知る、外国人との交流に一歩踏み出そう、地域の観光地、魅力的なコンテンツを体験してファンになろう、この3つの柱を立てました。まず、何をやるかというところからなんですけど、外国人パネラーとのトークセッションを企画してみました。中国、ブラジル、インドネシア、オーストラリア、アメリカ、これらの外国人にいわゆる先生的な感じになってもらって、彼らから見る浜松、県西部、いいところ、悪いところ、ざっくばらんに生活者として、観光の視点として何でもいいから教えてくださいというイベントをやりました。当時は、iN HAMAMATSU.COMといっても全く知名度がなかったので、チラシをつくって告知をしました。20人か30人がいいところかなと思っていたんですが、日本人の方が80人集まってくださって大いに盛り上がりました。彼らとディスカッションしながら、自分たちの知らない視点を日本人の方々も気づいたという感想でした。
 そこから、ここでもっとこういうのを続けていってほしいという日本人の方がいて、これはシリーズ化しましょうということになりました。次はおすし屋さんに行きました。これは浜松駅の近くのおすし屋さんです。ここでは、日本人と外国人がミックスでおすしを食べながらトークセッションをしました。これも自由に話してくださいという形でやりました。おすしのネタの話、おすし食べれる人、食べれない人、あとベジタリアンだけどおすし食べたい人もいるので、どんな国の人でも来てもらえるような工夫をしてやりました。次は、日本人でも地元の人が地元で観光していないよね、それなら、地元の観光地で観光トークしようよという話になり、気賀のまち歩きをしました。ここにいるのは全員外国人ですけど、気賀のガイドさんに日本語で入ってもらって、そこに通訳を入れて、まち歩きをして気賀の歴史とか、気賀の路地裏とか、気賀のみそまんとか、気賀のお母さんたちがつくったお弁当とかを食べてもらいながら一日くるっと回って、気賀の関所でコスプレして、みんな大喜びでした。ここにいるのは半分日本人なんですけど、地元の日本人でもこういうことができるって全然わからなくて、そこがきっかけで、次にまた誰かが来たら連れていくねみたいないいスパイラルが生まれます。
 これは、奥山の方広寺さんでやりました。禅体験と精進料理とトークセッション、これもみんなで座禅を組んで、精進料理を食べてというイベントです。ちなみに、これはインドネシアの子たちで、ムスリムの方たちです。彼らに参加したいと言われたときに、君たちはムスリムだから禅なんていいのかねという話をしたんですけど、これは体験だからやってみたいと。さらに、精進料理を食べます。精進料理だったらムスリムの子たちでもお肉入っていないし、アルコール入っていないから食べれるよねと言ったんです。しかし、実はこれはラマダンの時期で、食べ物も食べられなくて、でもやっぱりこういう体験がしたくて彼らは参加してくれました。その後、彼らは友達を連れてきてくれたりとか、国に帰って、今度家族を連れてきたときにここに来てくれたりとか、そこからすごく広がって、インフルエンサーの役割もしてくれています。何で私が奥山方広寺でやりたかったかというと、浜松にビジネスで来られた方をアテンドする日本人はすごくたくさんいるんです。日本に来たからお寺に行きたい、禅体験したいと言われる方はいっぱいいます。そのときに、浜松の方は新幹線に乗って京都に連れていっちゃったりするんです。私、それすごくもったいないなと思って、浜松でも車で1時間ちょっと行けばこういう立派なお寺があるんだよというのを日本人にもお伝えしたかったところがあってやりました。そうしたら、やっぱり日本人の方もすごく喜んでくださいました。結構、企業で外国人をアテンドする方とか、このイベントに出てくださる方はいるのですが、それからは日本人の方が外国人を案内するときに方広寺さんに連れていっていただくようになりました。今、方広寺さんでは、英語できる住職さんも日によってはいらっしゃるので、外国の方がちょこちょこ来て楽しく体験してくれています。
 これは、バーベキューをやりました。地元の方、特に浜松の街中の人は三ケ日にはなかなか行きません。家の庭ではバーベキューするんですけど、浜名湖でバーベキューしようという頭にならないので、そういうことができるんだよというのをみんなにお知らせしたくてやりました。これもまた半分は外国人で、ムスリムの子、ベジタリアンの子がいます。なので、この網もお肉もしっかり分けて、ムスリムの子が豚肉を食べてしまわないようにとか、参加メンバーがすごく工夫をしながら、相手を思いながらアイデアを出し合うような形になりました。
 これはミカン狩りです。浜松の人は、シーズン中でもミカン狩りに行っている人ってすごく少ないんです。私も小学校以来、実は行っていなくて行きました。これはすごく本当にいい体験だし、外国でリアルな木からミカンをとってその場でむいて食べれるってなかなかないと聞いています。特に、中国では農薬がいっぱいついているのでその場では食べれない。イチゴ狩りでも、そのイチゴは回収されてしまって、別に用意されているイチゴを食べるとか、本当に自分のとったものはなかなか口に入れられない。そういうことを聞いて企画しましたら、これも80人から100人ぐらい人が集まって、大盛況でした。これに関しては本当に毎年この時期になると、ことしはこのイベントないんですかと、外国の子から問い合わせが来るぐらい人気があります。ミカン狩りなどフルーツ狩りに関しては、今、インバウンドの団体ツアーもすごくニーズがあって、商品に入れてもらうようになっています。
 ここまでは弊社が独自でやってきたものです。参加者からは実費のお支払いをいただいて、あと運営はうちでやらせていただいていたものです。こういうのをやっていくうちに、企業とか、行政とか、観光協会のほうから、地元にこんなに外国人がいっぱいいるんだったら、東京とか、大阪とかのマーケティング会社に何百万円も払ってマーケティングをやってもらう前に、まず地元の方々をもっともっと活躍してもらおうという気持ちになってくださいました。
これは舘山寺の観光協会からの依頼で浜名湖のサイクリングの調査をしました。皆さんは県西部に住む外国人で、うちのスタッフ、オーストラリア人とインドネシア、ベトナム、中国、台湾の方々に舘山寺温泉からレンタサイクルに乗って三ケ日まで自転車で走って、そこから船で舘山寺に戻るというルートで楽しんでもらいました。こういうことをやるとわかるのが、まず自転車の選び方とか、ファッションとか、そういうのが国ごとにいろいろ違うんです。なので、サイクリングのツアーをつくるときも、ターゲットに対してどういうふうな商品をつくればいいか、どういうような自転車をいっぱい用意してあげればいいか、どういう距離で設定すればいいかというのがわかります。
 これは、多分5年ぐらい前のことです。参加者が、コース上一番感動したのが、無人販売だったというものです。ミカンの無人販売は、100円、200円なんですけど何でこんなにおいしいのと言って、ママチャリで乗っていた中国の子がまだスタートしたばっかりで、あと30キロぐらい走るのに、かごにミカンいっぱい買っちゃいまして、すごく重たそうに走っていたんですけど、それでも旅の思い出の一番は無人販売だったと言っていました。それ以降は、コースをつくるときに必ず無人販売に寄るようにしています。
 それから、これは日本の文化に関するものです。この彼はちょっと日本に詳しくて、日本でたい焼きを食べているときに、たい焼きの頭から食べるか、尻尾から食べるかで性格がわかるんだみたいなことを言い出したら、台湾の子とインドネシアの子がその話で盛り上がったというものです。本当に小さい日本の日常の文化、そういうことを知りたいんだなというのがわかりました。なので、これからやっていく中で、町の小さな商店とか、それこそ地元の子供たちが行っている駄菓子屋とか、そういうところをコースに入れたらいいんじゃないかなというのがわかりました。あとは、足湯に入ったりですね、船に浜名湖で乗ったりというのもしております。
 これは、静岡県西部農林事務所と一緒に取り組んだもので、美しい茶園でつながるプロジェクトの一環で、うちが依頼を受けまして行ったものです。弊社のオーストラリア人スタッフが春野に入り、春野の地元の方に彼が春野のよさをプレゼンしたりしました。僕は春野のこういうところがすばらしいと思う。ただ、この地元の方々は当たり前なので、そんなところ当たり前でしょう、そんなところにひっかかって観光客なんて来ないでしょうみたいなディスカッションを1年かけてやりました。それから、春野の産業祭りに行って、例えば手もみのお茶をやらせてもらったりとか、いろいろ地元のものを食べて、どういうものが外国人には食べやすいか、でもちょっとこれは日本人は好きだけど外国人はだめだねとか、いろいろリサーチをして、1年間やらせてもらいました。そして、今ここからインバウンド商品ができています。
 これは、茶農家さんから依頼を受けまして、お茶をもうちょっと外国の方に飲んでもらいたい、楽しく飲んでもらいたいということで、茶歌舞伎をやり出しました。ぜひ外国人の方に体験してもらいたいですというオーダーを受けたので、日本文化にちょっと深い理解がある外国の子、カナダ、アメリカ、オーストラリアかニュージーランドだったと思うんですけど、ピックアップさせてもらって体験してもらいました。本当に頭抱えるぐらい真剣にお茶をかぎわけていました。茶歌舞伎は闘茶、お茶の飲み比べゲームです。日本人の私でも詳しく知らなかったんですけど、それをしたら、彼らは本当に悩んで、もう何度もリベンジしたいというぐらい盛り上がりまして、これは何か商品になりそうだねということになり、今ではこれをインバウンド商品にしています。
 これも浜北にあるほとんど家族で経営している小さなしょうゆ屋さんです。こういうおしょうゆ絞り機みたいなもので自分たちがつくります。それを最初日本人向けにやっていました。私、それを体験したときに、これは物すごく外国の子たちは喜ぶんじゃないのかなと思ったので連れてきましたら、案の定、みんなマイしょうゆができると大喜びでした。こういうふうに体験してもらって、自分で絞ったおしょうゆでお餅を焼いて食べたり、あと、蔵の見学をさせていただいたりしました。また、同じ日にブラッドオレンジという貴重なオレンジをつくっている農家さんが近所にあったので、そこに連れていっていただきました。このときはちょうどテレビの何かの取材がたまたま入ったので、こういう写真があります。このおしょうゆ屋さんは、もう三、四年前からインバウンド向けに一緒に仕掛けました。本当にインバウンドは時間がかかるんだなと体感していますが、今、このおしょうゆ屋さんは、団体ではなくて、個人のインバウンド客がふえています。まだそれだけで稼げるという感じではないんですが、月に何組か確実に予約が入ってきて、例えば、成田からレンタカーを借りたイギリス人が来たりとか、フランスやスコットランドから予約が入ったりとかです。どうやってこれを知ったのと聞きましたら、やっぱり口コミで広がっているんです。私たちはウエブで三、四年前からこれに関しては情報発信し続けましたので、やっと効果が出てきたなと感じています。
 これは可睡ゆりの園からオーダーを受けてやったものです。これもいろんな国、ちょっとアジア系の国がこのときは多かったですね。アメリカ人、グアムの子がいましたが、調査をしました。お花に関してはフラワーパークもそうなんですけれども、外国人の方にはすごく満足度が高いんです。可睡ゆりの園については、ゆりだけしかないところでどのような満足度が感じてもらえるかを、社長のオーダーで受けました。これは中国の方なんですけれども、とにかく中国の方は写真を撮るのが大好きなので、本当に写真スポットを探すのが上手です。ポーズも上手ですし、お花を見ているのか、写真撮っているのかわからないぐらいな感じでした。
 これはアメリカ人の方ですけど、彼は何かお土産に買って帰りたいと言い出しました。多分旅行者ですと検疫の問題で海外に持ち出せないかもしれないんですけど、割と種を買って帰りたいとか、お花を買って帰りたいとか、そういうニーズがあるんだなというのがわかりました。あとは茶室を開放していただいて、茶道の体験もさせてもらったりしました。ここは今プロジェクトとして取り組んでいるわけじゃないですが、シーズンになると、在住外国人含めて、今はたくさんの外国の方がいらっしゃっています。
 こういうことをもう6年ぐらいやり続けてきているんですが、その中でいつも思っていることはこれです。先入観とか固定観念を私たちはもう捨てなければいけないなと思っています。ただし、高いアンテナを張らなければいけない。やっぱり外国人の視点とか感性を大切にして、私たちはそれをしっかりアンテナを高くしてキャッチしなければいけないなと思っています。
 あとは、自分との違いを見つける、違うからだめじゃなくて、違うからおもしろいということを見つけられると、インバウンドは楽しめるんじゃないかなと思っています。
 日本人の普通は世界の普通ではないです。外国の方、特にアメリカ人にアメリカの平均って何と聞くと、平均なんていう概念はないからと平気で言われます。やっぱり、世界はそうだと思います。そもそも普通って何だろうといつも感じます。国籍とか、年齢とか、性別に関係なく、みんなそれぞれ違うから楽しい、国によって何となくこういう感じみたいなのがあるんですけど、長年外国人の方とたくさん接してくると、国籍は関係なく、やっぱり人は好きなもの、嫌いなもの、性格も全て違うなというのがわかります。それを楽しめることをしなければ外国人を受け入れるということは続かないだろうなと気づきました。
 ここからが稼ぐ力なんですけど、外国人から教えてもらった地域のすばらしさを事業化して、喜んでもらうことで地域を潤していきたいと考えています。それが稼ぐ力と今言われていますけれども、私たちがこの6年ぐらいやってきたことは、かなり持ち出しの部分もありました。ただ、うちとして、それをボランティアでやっていたのでは観光が産業にはならないと思っています。うちみたいな小さな会社でも観光で稼げる力をつけなければいけないと思っているので、今、うちはここに力を入れています。うちみたいな旅行会社でもなく、プランナー、コーディネーター的な立ち位置の人間がやるべきことは異業種を観光につなげることだと思っています。皆さん、わかり始めてはいるんですけど、観光というと旅行会社とか宿泊施設、空港などのインフラ系とか、いわゆるお土産物屋とか、観光施設、観光協会とか、観光案内所だけのものでしょうねとおっしゃられる方がまだ多いんです。ただ、私たちはそうではなくて、今の観光は、飲食店、小売、農業、ものづくり、そのほかのサービス、町の通訳さん、例えば言語教育をされている方、例えば、ウエブのように情報発信されている方、うちのように受け入れ支援している方、あとは多文化理解として今までは教育としてやってきたけれども、そこから生活の質を上げるために観光というところに目を向けてほしいなど、いろんな方が観光に通じることを私たちがつないでいかなければいけないなと感じたので、今はそこに集中してやっています。
 うちの地域である浜名湖観光圏では、これも10年ぐらいやっていまして、資料としてこのパンフレットを入れさせていただいています。浜松市と湖西市と一緒にやっていまして、ここの観光地域づくりマネジャーという役割を私がいただき、インバウンドの担当としてやっています。浜名湖観光圏といっても、浜名湖を売るわけではなくて、浜名湖を中心としたエリアをブランド観光地にするということで、先月この特別委員会に来られた清水先生と一緒にずっとやっています。こういう取り組みを行政と一緒にやりながら、去年、浜松市、湖西市でSAVOR JAPANという農水省の食と農泊、海外発信地域にも認定されたので、このオブザーバーみたいなものもやらせてもらっています。私は民間の事業者でありながら、半分公的な立場でも活動させていただいています。なので、私としては、つなぐという役割からすると適切な役割をいただいているなと思います。やっぱり民間の事業者として入ってしまうと、どうしてもあなたは金もうけのために来たんでしょうみたいなお話をされてしまいます。ただ、私はそれぞれの役をいただいているので、パブリックなイメージで入っていけますので、そこは大変助かっていますし、活動させていただいています。
 それで、この商品はことしつくったもので、静岡ツーリズムビューロー、TSJと一緒につくって、海外にセールスをかけてもらっています。もともと、浜名湖たきや漁はずっと観光でやってきていますが、やっぱり国内向けだったり、地元の方でもたきや漁をやったことない、高いというイメージが物すごくありました。ですけど、ちゃんと体験してその価値をわかると、たきや漁は全然高くないんです。さらに、舘山寺温泉とか、大きい宿泊地は皆さん御存じなんですけど、実は弁天島に小宿組合という本当に小さい家族でやっている旅館さんが6軒あるんです。そこは宿の裏に船着き場がついていまして、たきや漁の船が迎えにきてくれるんです。それは外国人からしたらもう超VIPなんです。なので、一回それをプランニングして体験させたんです。そうしたら、これは物すごい価値あり、日本人はこれを高いと言っているなんておかしいよという御意見をいただいたので、すぐにTSJと一緒に商品にして、今販売を始めています。これはシーズン物なので、今特にオーストラリアとか、英語圏の方々に販売して、来年の夏にはまた予約が入ってくる予定です。
 これは先ほどの茶歌舞伎を商品化しました。若いお茶農家さんなので、やっぱり観光のノウハウが全然ないんです。なので、私のほうでこういうプランにして、例えば舘山寺温泉の九重さんに来るお客様は価値がわかるお客様が多いので、安いだけがいいのではなく、宿泊とパックにしたらどうですかという御提案をさせていただきました。私どもは舘山寺温泉とか、遠鉄観光開発さんともお取引があるので、こういう茶歌舞伎というコンテンツがあるので、1回やってみてくださいとお願いして、皆さん満足いただいています。今は、九重さんの宿泊パックとして茶歌舞伎を入れて、舘山寺のお寺が近くにあるんですけど、そこの境内を借りて、本堂で茶歌舞伎をして、夜は九重さんに宿泊するというパックを国内向け、それから、台湾向けに売っています。多分来年から台湾からのお客様の予約が入る予定になっています。
 これは、春野にうちのスタッフが入って、西部農林事務所とTSJと一緒につくったものです。静岡県のお茶は海外でかなりブランド力ができてきているんですけど、やっぱり浜松というのはお茶でいうと、なかなか牧之原とか、川根とかに勝てない。ただし、お茶屋さんはすごくこだわりがあり、春野茶だから静岡茶といいたくないとか、浜松茶だから静岡茶じゃないとか、その辺をすごくこだわっていらっしゃるんです。ただ、私としては海外で売るには静岡のお茶というブランドは使いたい。さらに静岡県の中のお茶の地域で春野が勝てるものは何だろうというのを探しました。そうしたら、ここの砂川というエリアですが、ビレッジ全部が有機茶をつくいっている農家さんなんです。それって県最大らしいです。あと、外国人、特に欧米の人と話していると、日本ってオーガニックのものがなかなか食べれないよねと言われます。春野にはオーガニックのお茶があるということで、有機茶のビレッジと、それから、猟師さん、春野には80人のハンターがいて、はるの山の楽校という宿泊施設を運営していて、ここで自分たちのとったジビエ肉を加工する加工所も持っています。そこでバーベキューをしたり、猟師の方たちは、自然林を守っていたりするので、そういう森の話とか、環境の話、それから、猟のお話を全て猟師さんがしてくださいます。それをしっかり通訳をつけてストーリーをお伝えするという商品をつくりました。これは、個人のお客様だと単価的に難しいので、団体で中国、台湾、オーストラリアの教育旅行に向けて商品化して、今セールスをかけ始めました。
 私たちはこういうことをずっとやっていますが、将来的にどうしたいかなんですけど、これはまだ本当に夢でもありますが、近い将来実現したいなと思っています。うちのテーマはLake Hamana Staycationで、勝手に造語でつくっています。いわゆる観光では、浜松、浜名湖の県西部は、やっぱり富士山や伊豆と比べ、若干地味に感じられると思うんです。ただし、長くステイすると本当にいいものがどんどん出てきて心地いい。例えば、三ケ日はその昔大企業の社長の別荘がたくさん建っていて、リゾート地でもありました。今もプレジデントという雑誌の中で別荘に持ちたい町の特集など、そういうところで1位になるぐらいである一定層にはブランドがあります。ただ、そういうことは地元の人間も理解していないですし、バブルがはじけちゃってからは、なかなかそういうところに持っていけない面があります。なので、私はそういうところをもう一回リブランディングして、自然体で暮らし、楽しみ、チャンスをつかむ町にしたい、これが私たちのやっている理念であります。一時の観光じゃなくて、本当に暮らすようにゆっくりステイしてもらいたくて、そこに滞在したことで心豊かになってもらいたいと思っています。なので、観光地域づくりの理念である、住んでよし、訪れてよしのブランド観光地域を目指すために、今私たちはインバウンド客というところを第一歩としてやっています。
最終的には、私は浜名湖周辺はロングステイの聖地になれるポテンシャルがあると思っています。そのために同時進行で、同じ気持ちを持っている仲間たちと、浜名湖西岸の湖西とか三ケ日のあたりの古民家を解体して、こういうふうに農家を始めたりとかしながら活動を細々とやり始めています。できれば、その仲間たちと公益性のあるまちづくり会社を設立して、民営なんですけど、そこで稼いだお金を地域に還元できるようにしたいと思っています。そこで浜名湖圏の地域のグリーン経済を構築して、リブランディングを目指したいと思っています。そこでつくったエネルギーを還元していく、そこで回していく、サスティナブルな町にしたいと思っています。ミッションは、インバウンド人口の誘導、国内の他拠点のワークとライフスタイルの促進などがあります。
今東京の方々は他拠点の場所をすごく探していて、私たちが浜名湖あたりで例えば古民家を買いました、解体ワークショップをしますというと、週末に新幹線に乗って古民家の解体だけしにくるんです。何でそんなことするんですかと言ったら、都会ではこんなことは絶対できないと。古民家を解体して、汗をかいたら目の前の浜名湖に飛び込んで泳いで乾かしてまた汗をかく、そういうことが豊かなんだとこの夏、皆さんから教えてもらいましたので、今、それを私たちは進めています。それを拠点に人の交流をベースとした地域経済、文化の活用をしたい。あとは、そこに来られた方に食べてもらったり、一緒につくったりして、農林水産業を元気づけながら、地域の雇用も生みだしたい。都市としてはある程度の規模感のある地域ですので、豊かな町を続けていければと思っています。こういうことを最終目標として、今地道な小さいことをやっています。
 私の説明は以上です。御清聴ありがとうございました。

○多家委員長
 ありがとうございました。
 以上で、三井様からの説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
 委員の方にお願いいたします。質問はまとめてするのではなく、一問一答方式でお願いいたします。
 それでは、質問、御意見等がありましたら発言願います。

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