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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年9月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:桜井 勝郎 議員
質疑・質問日:10/05/2022
会派名:無所属


○桜井委員
 一問一答方式でお願いします。
 産業委員会提出案件の概要及び報告事項のページを追いながら、単純なものもありますけれどもひとつよろしくお願いします。
 まず、2ページの真ん中辺にある畜産振興対策事業費助成について教えてもらいたいんですけれども、飼料価格高騰に伴い県の家畜共同育成場を利用する畜産農家に新たな負担が生じないよう運営に係る指定管理料を増額すると。要するに畜産農家、個人が牛とか豚とを共同育成場へ持ってくると。これはどういう仕組みになっているか教えていただきたい。

○吉田畜産振興課長
 家畜共同育成事業は、県内の酪農家から子牛を預かり、人工授精の種つけ、育成をする施設でございまして、伊豆の国市天城にある県が指定管理者を指定している施設でございます。

○桜井委員
 県が指定管理者を指定して運営するということですけれども、畜産農家も今説明があった子牛とか豚に対して畜産農家の人工授精等の負担、これは指定管理料が増えるからそれを増額するというけれども、畜産農家の負担とこの指定管理料はどういう関係があるの。

○吉田畜産振興課長
 天城の牧場へ子牛を預けている畜産農家、酪農家は、1日当たり1頭675円の経費を利用料として支払っております。あわせて県は指定管理料として維持管理に必要な費用を負担しているところでございます。

○桜井委員
 この指定管理者は、どこかの業者に管理してもらうということで、この増額の分は要するに指定管理料が諸物価の値上がりで、畜産農家には負担をかけずに指定管理者に対して増額すると解釈していいですか。

○吉田畜産振興課長
 農家の負担、今回の増額分、そして補正予算についての内容でございますけれども、これは農家からの利用負担を求めるものではなく、県が指定管理料として負担するものでございます。この内容につきましては主に飼料の価格高騰分を利用農家ではなく県が負担するものでございます。

○桜井委員
 説明資料9ページの専決処分事件の報告についてですけれども、2件あるけれど、追突は誰でも起こるから仕方ないにしても、第32号について信号機が急に赤になったから前の車にぶつかったというなら話は分かるんだけど、青になったために前の車に追突しちゃったと。青になってぶつかったって常識的に考えられないんだけれども、これについて詳細を教えてもらいたい。民間ならボーナスの減額や給料減額とか、いろんな処分をするんですよ。こういう職員についてはどういう処分をなされるのかお聞きしたいと思います。

○大橋総務課長
 まず事故の状況についてでございますが、信号待ちで停車をしていた際に職員がエアコンの操作をしており、信号が青に変わったことを認識した後にもエアコンの操作に気を取られ、前方の確認が不十分なまま発進したため前方の車に追突したものであります。
 こうしたケースの職員の処分についてでございますが、過去の同様の事例も職員の処分は行っておりません。今回については特に処分はしていないということであります。

○桜井委員
 民間なら多少なり責任を取って意識を高めてもらうのが必要だと思うんですけどもね。今お話を聞くと処分は一切なしと、おとがめなしということですけれども、自覚させるためにある程度の処分は私は必要じゃないかと思っております。これは私の考えですけれどもね。

 次に、説明資料11ページの台風第15号に係る農林水産業及び商工業の被害状況と県の対応ですけれども、島田市福用採石場跡地について質問させていただきます。
 違法盛土が国道473号線に雨が降ると流される形です。倒産した会社だから県が代執行でやるということですが、その矢先に台風15号が来て、まだ土砂崩壊のおそれのないところまで工事が本格的に進んでいないうちに土砂が道路を越えて下にある大井川鐵道の線路まで流れてしまったということです。大井川鐵道は第三セクターでも何でもない完全な民間企業でございまして、ニュースでやってましたけれども観光シーズンで寸又峡だとかいろいろな秋のイベントが全部パーになった。経済的な損失は物すごく大きい。上流部のいろいろな観光資源が、このいいシーズンのときに旅館からレストランから土産物屋から全然駄目だと。そういうことまで考えて県は対応するのかどうかお聞きしたいと思います。

○大川井森林保全課長
 ただいま御質問のありました福用の採石場の土砂の流出についてですけれども、今7番委員の御質問にあったとおり、9月15日に代執行をした直後に台風15号が来てしまったということで、土砂が大井川鐵道まで流出しております。これにつきましては、交通基盤部と連携して今土砂の撤去の作業を進めています。ただ上流側の観光への影響につきましては、対応できるような状況では今ございません。

○桜井委員
 対応できる、できないというのはね、コロナで休め、酒を出すなっていっていろいろな中小の飲食業はみんな休業した。それで毎月5万円だとか事業継続支援金だとかいろんなことをこれはコロナのせいだと。今度の場合も、やはり突き詰めれば代執行で県がやった以上この影響によって、上流部の経済的な大きな損失はやっぱりある程度県が考慮しなきゃいかんと思っておりますけれども、それについてどう思っていらっしゃるかお答え願いたいと思います。

○大川井森林保全課長
 今、復旧に関しまして大井川鐵道とも話をしながら対応を進めております。ただ観光に関わる具体的な部分まで話が及んでいない状況です。

○桜井委員
 この問題は大井川鐵道だけじゃなくて、上流域の方々は去年、おととしとコロナの問題で疲弊している中に、もうそろそろゴー・トゥーキャンペーンだ、食べトクだとやってる矢先にまた大井川の鉄道が遮断されたんだから効果はまるっきりない。
 だから、やはり経済産業部がそれについて、大井川鐵道だけじゃなくてその上流部にある商店街の人たちのいろいろな遺失利益についても配慮していただくことをお願いしたいと思います。

 次に、説明資料27ページ燃油等高騰対策関連事業についてお聞きします。
 セーフティーネット構築事業に加入しているところが対象になるけれども、加入を要件として事業を推進していくと。このセーフティーネットというのは昔は農業共済事業保険みたいなものでありましたけれども、これに対してセーフティーネット構築事業は対象になる事業所――酪農業者、茶工場とか加入するについてある程度、保険料という言い方はおかしいけれども、そういうものを払ってる会員なんですか。

○中村農芸振興課長
 この仕組みにつきましては、国が日本施設園芸協会と連携いたしまして、燃油価格がある一定以上高騰した場合、基準値を設けましてその高騰分の差額について加入者の負担分と国が負担する分を原資にして高騰分の差額について補塡する仕組みでございます。そういった形で、燃油高騰対策のセーフティーネットという仕組みをつくってございます。
 参考までに、農業共済、災害があった場合の対策につきましても国が運用していますけれども、それとは別の制度となってございます。

○桜井委員
 それはいいんだけど、そういうSN事業に加入するに当たって、共済みたいに保険料みたいなものがあって多少お金を払うんですかって聞いております。

○中村農芸振興課長
 加入に関しまして、何か保険に入るといったものはございません。いわゆる掛金という形でこのセーフティーネット事業について相当額をお支払いする制度になってございます。

○桜井委員
 今掛金って言いました。要するに掛金って、加入者は多少負担してると。
 それで、ここに施設園芸農家や茶工場、畜産農家、あるいは漁業者、基準価格を超えた場合は国が半分払って、そのまた半分を県が払うということにこの資料ではなっています。その基準価格の燃料代、施設園芸の場合は燃油って書いて83.1円はいいとして、次の茶工場は81円、次の養殖、漁業関係の原油って出て39.7円ですけれども、多分原油というのは重油のことだ。A重油もC重油もいろいろあるけども、この燃油の83.1円とこの隣の81円の基準価格が違うけど、これはどういうことでしょうか。

○中村農芸振興課長
 基準価格につきましては、国で過去の燃油価格も参酌しながら設定していると伺っています。ただこの施設園芸と茶工場のそれぞれの金額の違いにつきましては、それぞれの恐らく算定の考え方からこの差が出てきているものと考えておりますが、算出の詳細な仕組みの違いにつきましてはただいまお答えする情報を持ち合わせておりませんので割愛させていただきます。

○桜井委員
 燃油は経済連とか農協中央会ってそれぞれ価格違うと思う。だけどこの漁業関係で原油って名前が出てて、これが39.7円。これ私が察するに、燃油というのは灯油のことで、原油というのは重油だと思うわけ。その点はどうなの。

○花井水産振興課長
 7番委員がおっしゃったとおりでございまして、今回の場合、A重油というやや安い燃料を使っておりますので単価が低くなっております。

○桜井委員
 A重油とかC重油があるけど、A重油は大体漁船、場合によってはボートもそうだけれども、軽油の代わりに重油を使う場合があるのよ。大して変わらないけども軽油は税金がかかるから。A重油はほとんど税金かからない。そういう形でこの漁業用の燃油価格高騰、39.7円が基準価格となると解釈してよろしいと思いますが、そうでいいですね。

○花井水産振興課長
 今、7番委員がおっしゃったとおりでございます。

○桜井委員
 最後の質問にします。
 説明資料67ページに、第8回世界お茶まつりの開催が3年ぶりかな、毎回参加させていただいています。お茶まつり、祭りだからいいことですけれども、知事は皇室呼ぶの大好きだから、これでねお茶はいずれ鹿児島県に量的には負けると思いますし、コストも全然、極論すれば鹿児島のほうが半分で済むという話でございます。
 世界お茶まつりだから、日本全国も含まれると思うんですけれども、静岡県でやる以上静岡のお茶を何とか全国、世界に広めようという考えもおありだと思っています。マンネリ化しつつある感じがしてならない。この世界お茶まつりを意義あるもの、何ゆえにある程度のお金を使ってこれをやるのか、どういう目的でこれをやっているのか。私も島田市の人間ですからお茶に対しては関心があるんですけれども、これをやることによって静岡県の産出茶農家にどういう影響があるのか。これはあくまでもグローバルな考え方だから一地方のためにやるんじゃないって言えばそれまでだけれども、見解を教えていただきたいと思います。

○増田お茶振興課長
 主な成果としましては、静岡茶の新たな販路拡大につながるものと認識しております。
 世界お茶まつりですけれども、県内で生産される煎茶、紅茶、あと茶研センターで開発された香り緑茶などいろんなお茶が一堂に集まりますので、国内外のバイヤーに静岡茶をアピールするよい機会であると思っております。過去のお茶まつりは首都圏のスーパー、小売店、海外のバイヤーを招聘して商談機会を支援しております。
 今回についてはコロナ禍ということもあり、秋の祭典を挟みまして2か月間ウェブでの商談会を開催し、販路拡大につなげてまいります。こうしたことで生産振興につながるような世界お茶まつりを開催してまいります。

○木内委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は13時30分とします。
( 休 憩 )
○木内委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

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