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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年11月(閉会中)建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:諸田 洋之 議員
質疑・質問日:11/01/2022
会派名:無所属


○諸田委員
 一問一答方式でお願いいたします。
 まず最初に、うれしかったことをお話しさせていただきたいと思います。
 昨日、太田交通基盤部長と話をしたときに、通常であればこういう事案のときには当局が案を絞り込んでそれを委員会で審査するけれども、今回は非常に難しい問題なので絞り込みの段階から委員会で一緒にやっていく。絞り込みの段階から委員会でやろうと思うと担当者の方はものすごくシミュレーションしなければいけないし時間もかかる。あえてそういうことをやっていただくことに非常に感謝いたします。ぜひこれからも委員の様々な意見をしっかり吸い上げて、絞り込みの段階で反映できるよう丁寧にやっていただきますようよろしくお願いいたします。
 今日は、次回に向けた宿題を投げかける内容が主になりますけれども、まず令和2年12月定例会の当委員会で野球場の国庫補助について国交省に問合せをしている状況と答弁がありました。球場の国庫補助がもらえるのかどうなのか、分かりましたら教えてください。

○伊東公園緑地課長
 今年度も国に直接出向いて国庫補助について確認しました。国では、国庫補助の年間のパイ――全体額が決まっておりますので、なかなか私どもの球場にだけ重点的に充当することは難しいと。例えば国体や東アジア大会などの全国を回る大会がある場合は、国として重点的に配分するとは聞いております。

○諸田委員
 今回の案件については全部県の負担ですか。

○伊東公園緑地課長
 全て県費ではないと思います。少ないながらも国費は入ると思いますけれども、充当されるのが半分とか3分の1ではなく、もう少し少なくなると考えております。

○諸田委員
 大部分は県費ということで承知いたしました。
 球場ではない公園のほうですけれども、公園に当たっては国庫補助事業が細かく決まっていて、今後計画が認められれば補助を受けられるかが分かると答弁がございました。
 現在は、プランが1、2、3と明確になってきておりますので、もし分かるようでしたら教えていただきたいです。

○伊東公園緑地課長
 公園につきましても、今後基本設計や実施設計をする中でもう少し具体的に決まってくると思います。その段階で国に相談したいと思っておりますが、今の段階では明確になっておりません。

○諸田委員
 公園のプランや球場のタイプを議論していくことも非常に大切ですが、私はほかにも考えなければいけないことがあると思っていまして、それは事業費が県の健全化判断比率に与える影響です。
 ちなみに、一番コストがかからないプラン3のみんなが楽しめる健康・スポーツ公園と1.3万人の愛鷹球場相当のタイプDで、補助金が分からないと先ほど言われましたが、補助金が半分出たとしても150億円かかります。将来負担比率を計算してみますと2.5ポイント悪化しますのでこれを令和2年度に当てはめてみますと――先日ちょうど健全化判断比率審査意見書を頂きましたので――令和2年度はワースト10に入っていますけれどもさらに悪化するんですね。秋田県よりも悪い数値になります。健全化判断比率審査意見書にも、地方債などの将来負担額の適正な管理に早急に取り組み将来財政を圧迫することがないようにと書いてあるんですね。大きな方向性としてそういうことをしっかりと踏まえて議論しなければいけないと思っています。
 また、30年に一度の大規模修繕費を抜いた公園全体の維持管理に年間2億円から3億円かかりますけれども、これは当初予算の一般会計に含まれる形になりますので、毎年毎年の固定費として上積みされていくんですね。30年に一度の大規模修繕費を加味すると、ドーム球場の場合は年間維持費が6億円から7億円に跳ね上がる。これが毎年毎年かかる形になります。
 ちなみにほかの事業で6億円から7億円かかる事業というと、県民にとって非常に大切なプロジェクト「TOUKAI−0」が6億6400万円、また多様な保育推進事業費助成――保育する施設に対して保育士を手厚く配置する費用が7億4500万円、これぐらいの事業が一般会計で毎年毎年かかってしまうことも頭の中に入れて議論しなければいけないんじゃないかなと思っています。
 こういうことを踏まえて、健全化判断比率を悪化させないことや固定でかかる維持管理費を抑えるためにも、少なくとも球場だけでもPFIについて議論していくことが必要だと思っております。
 PFIについては、プランが最終的に決まってから議論すればいいという意見やここでは議論するべきではないという意見もあるのかもしれないですが、PFIについてしっかりと議論することによっていろんなことが見えてくるんじゃないかと私は思っているんですね。
 例えば、今回の事業費は莫大ですからその工事を行うことによって地域経済の発展につながることも考えられるんですけれども、PFIの要綱の中に静岡県中小企業の受注機会の増大による地域経済の活性化に関する条例を遵守することを組み込むなど、PFIでも地域の企業に仕事が回ることを担保することが議論することで分かってくるんじゃないかと思うんですね。
 ですから、プランを絞る段階でPFIについてもしっかりこの委員会で議論するべきだと思っております。そういうことも踏まえて、PFIのシミュレーションについても次回資料提出の際に提示していただけると議論を深めていくことにつながると思いますので、お願いしたいと思います。
 それを踏まえて質問ですけれども、令和2年9月定例会の当委員会でPFIについてどのような民間資金が使えるか調査していると答弁されています。また令和3年6月定例会の委員会では、情報収集の結果を踏まえ分析に入ったところですと答弁されています。
 分析結果で分かったことで今お話できることがありましたらお聞かせください。

○伊東公園緑地課長
 PFIにつきましては、昨年度、今年度も浜松市、静岡市の両政令市と県がやっておりますサウンディング調査に出向いて今の私どもの持っている最新の情報を示しております。
 サウンディング調査で確認したのは、野球場単体ではなかなか成り立たない部分もあるかもしれないけれども、例えば海が近く、交通の便が非常にいいところで、最近ではグランピングなどの多様なニーズがあり公園としては非常に魅力的であるとのことでした。ですから公園の配置計画などいろんなものが決まってくる中で、企業としてはもう少し見極めたいといった情報も頂いております。

○諸田委員
 過去にPFIについての資料を委員会でも出していると思いますけれども、もう1回ブラッシュアップしたバージョンを資料として出していただけたら委員の中でもいろいろと議論が深まると思いますが出していただけますか。

○伊東公園緑地課長
 これまで委員会で出した資料をまたブラッシュアップしていきたいと思います。
 主にサウンディング調査の結果になりますけれども、過去の資料は提示できます。

○諸田委員
 となると、私は次の委員会でシミュレーションを出していただきたいと思っているんですけど、出していただけないんですか。

○伊東公園緑地課長
 出したいと思います。ただし今やっているのは主にサウンディング調査ですので、例えば金額がいくらでそれをどう割ってというところまでは提示できませんが、PFIはこういうものという一般的なことであればお示しできると思います。

○諸田委員
 一般的なものもシミュレーションも出せると認識しましたけれども、シミュレーションを出していただけるんですね。

○伊東公園緑地課長
 一般的なものになると思うんですけれども、お示しできると思います。

○諸田委員
 先ほど言わせていただきましたが、絞り込みの段階から委員の意見を丁寧に反映させていただきますようよろしくお願いいたします。

○飯田委員長
 改めて、委員の皆さんに委員会の進め方についてお願いいたします。今7番委員から運営方法について資料にない部分の質問がありましたが、本日新しい資料が配付されましたので、こちらの資料について亀に与える光のこと、そして事業規模について皆さんから御意見を頂きたいと思います。

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