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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年12月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:宮城 也寸志 議員
質疑・質問日:12/14/2022
会派名:自民改革会議


○宮城委員
 一問一答方式でお願いします。
 まず最初に、文化観光委員会説明資料5ページ、滑走路端安全区域整備事業、RESAの盛土工事についてお伺いします。
 これは一番金額が大きく、6億4570万円の大きい工事になっておりますが、工事内容を教えてください。また工事をするとなると道路を使ったり環境に問題があると思いますが、その辺をどのように考えているか教えてください。

○伏見空港管理課長
 説明資料5ページの断面図のとおり、滑走路端安全区域――RESAの盛土の下部の補強盛土工を施工するものでございます。この補強盛土工は、現地は谷になっていますので、限られた狭い範囲内で高い盛土を行うための言わば土留め壁のような盛土を造る工事でございます。
 具体的には、盛土の中に摩擦抵抗の大きな補強材――樹脂で固めたような加工をした網目状のシートを敷設しまして、その上に大井川の良質な土砂を締め固めながら盛ってまいります。それを交互に繰り返しまして最終的な盛土の構造物を造っていく工事でございます。この工法は空港の建設時にも採用しておりまして、実績のある安全性の高い工法でございます。
 2つ目の地元への影響でございますけれども、RESAの工事につきましては地元の皆様の理解を得ながら進めていくことが重要であると考えております。昨年度は空港周辺の2市1町の住民の皆さんを対象に現地の見学を兼ねた地元説明会を開催し、事業の内容や盛土の安全性につきまして丁寧に説明して御理解頂いたところでございます。
 今回、補強盛土工の施工に際しましては盛土材料を川根本町から空港まで運ぶ格好になります。したがいまして、運搬車両が通過しますので材料の搬入は基本的に、道路幅員がある程度広くて住民生活への影響が少ない空港西側の国道、いわゆる牧之原金谷ルートを用い可能な限り人家が多い地区や生活道路の通行は避けることにしております。
 議案をお認め頂きましたら、工事契約を締結いたしまして事業者が具体的な工事計画を出してまいります。その計画を基に県と連携して工事車両がいつどのルートをどれくらい通過するのかといった点について回覧板などを用いながら地元の皆様に随時情報提供をしてまいります。
 今後、工事の進捗を見ながら現場見学会を実施いたしまして、地元の方に丁寧に説明して理解を得ながら事業を進めてまいりたいと考えております。

○宮城委員
 とにかく、安全で確実な工事をよろしくお願いします。

 次に行きます。
 説明資料11ページ、いちご一会とちぎ国体の評価についてお伺いします。
 静岡県は10位を目指すということで、3年ぶりの国体を頑張りました。今回3年ぶりで全国から優秀な選手が数多く集まっていたので、上位はどうかなと思ったら17位になりました。
 この17位という成績をどのように考えているか教えてください。

○大村スポーツ振興課長
 3番委員から御案内がありましたとおり3年ぶりに開催されました栃木国体ですが、本県は天皇杯――男女総合17位につきましては前回の茨城大会と同順位ではありましたが、点数は33点の増加、皇后杯――女子総合は17位で前回大会から2つ順位を上げまして、得点については25.5点の増加でございました。
 また、3入賞者を御覧頂きますと入賞総数101で前回大会の84から17増で、最近の大会におきましては2番目に多い数字でございました。特に少年男子につきましては入賞者数が前回大会の23から36と13増えております。
 また、2優勝者を見ていただきますと12種目で15名の方が優勝しております。その中の8名が県から強化遠征費とかメディカルチェック費用を支援しておりますアスリート支援選手でございます。そのほか3位以内の入賞者にも9名のアスリート支援対象選手がいました。
 以上のことから、ジュニア強化、アスリート支援に取り組んだことが実を結んだのではないかと考えております。ただし1大会の概要(5)出場種目数が227種目で、目標値であります毎年度231には若干届かなかったところがございます。また国体につきましては東海4県のブロック予選もございますので、ブロック予選の突破を目指して頑張っていきたいと考えております。

○宮城委員
 ありがとうございました。
 正式競技が37競技ございます。その中で32競技に出場で、出ていない競技は何か教えてもらえませんか。

○大村スポーツ振興課長
 未出場の5競技につきましては、ホッケー、ハンドボール、軟式野球、ラグビーフットボール、弓道、以上の5競技でございます。

○宮城委員
 軟式野球とかは出やすいと思ったんですけれども、いろいろな企業の事情があったということでよろしいですか。

○大村スポーツ振興課長
 これにつきましては、先ほども申し上げましたが東海ブロックの予選がございまして、惜しくも敗れてしまったということです。

○宮城委員
 先ほどジュニアの育成の話がございましたが、静岡県の新ビジョン評価書案の107ページ、トップアスリートの活躍によるスポーツへの関心喚起とあります。
 ここ3年間はコロナ禍の中でジュニアの育成を本当に苦労してきてやってきたと思います。イベントも中止になったりしました。
 ジュニアの気持ちを持ち上げるために、どういうことをしてきたのか教えてもらえませんか。

○大村スポーツ振興課長
 県では、ジュニア強化支援事業やドリカムスタート事業などで競技力の基盤となるジュニア選手の育成強化、ジュニアアスリート指導者資質向上事業などでスポーツの導入期に当たる子供の個性に応じた運動指導を行う人材の養成を図るなどジュニアに特化した強化策に取り組んでおります。オリンピック出場選手などのトップアスリートから直接指導を受ける機会であるドリカムスタート事業はジュニアアスリートの競技力向上につながり活動意欲を高める非常に重要な取組でありますので、感染防止対策に十分配慮しながら行っております。ただ今年度につきましても、指導する選手側の事情や学校の感染拡大でやむを得ず中止したケースもございますが、感染対策に配慮しながらやっております。
 ほかには、国体強化におきましてもジュニア指導でICTを活用して体幹トレーニングのリモート指導などの取組も行っております。

○宮城委員
 ジュニア育成がしっかりできていることが分かります。来年の鹿児島国体に向けて、10位以内に入るように頑張って指導願いたいと思います。よろしくお願いします。

 次に行きます。
 ヴァンジ彫刻庭園美術館について聞きたいと思います。
 先ほど5番委員からもありましたが、活用コンセプトが“オープン・ガーデン・アートセンター”とのことですが、なぜこのような事業を行って需要がどのぐらいあるのかなかなか分からないので、もう一度具体的に教えてもらいたいと思います。

○田中文化局長
 まず、1つ目のなぜという部分でございます。
 今年度からの県の文化振興基本計画におきましては、鑑賞機会の充実に加え県民の創造活動や交流活動への積極的な参加の促進によって創造性豊かな地域社会の実現を目指しております。
 また、6月補正予算を活用して調査を実施いたしました。その中で東部地域の20市町にアンケート調査を行った結果、東部地域に求められる文化施設としまして、1つ目が博物館、美術館という鑑賞の場でございました。それに続いて県民の発表、創作、交流の場といったものが2つ目に挙げられております。県の文化振興の考え方ですとか6月補正での調査結果を踏まえまして、必要な環境や施設の機能としてアートセンターを検討しております。
 また、需要についてでございます。
 アートセンターはまだデータがない分野でございますが、今回県が行いました調査の中で必要な施設ということで、東部地域の市町のアンケート結果にもございました。また同じ調査の中で東部地域の博物館や美術館の実態調査を行ったところ、アートを切り口とした施設が東部地域で少数ではあったんですけれども、集客力においては上位を占める状況でございます。
 もう1つ、アートセンターではなく文化施設という観点ですけれども、県が令和3年度に行った文化に関する意識調査の中で、文化的な環境への満足度について県民の方にお伺いしております。地域別に東部、中部、西部で比較すると満足度自体は同じような結果だったんですけれども、理由として東部地域ではホールや劇場、美術館、博物館等の文化施設が充実していないためを要因に挙げている方がほかの地域に比べて非常に多く、例えば中部地域に比べると16ポイント、西部地域に比べると10ポイント多かった状況でございます。これがそのまま需要にならないかもしれませんけれども、こうした状況に加え需要を生み出すために魅力ある事業も考えていかなければいけないと考えております。

○宮城委員
 ただほど高いものはないとよく言われます。無償提供を県が受けたことはほとんどないと思いますけれども、当然維持費も運営費もかかってまいります。そしてほかにもこういう立ち行かなくなりそうな施設があった場合、県が引き受けてくれるんじゃないかと思われるかもしれません。そういうことをちょっと心配しているんですが、どうお考えですか。

○田中文化局長
 基本的には、民間の個別の施設はそこを運営する方が創意工夫をして運営していただくものと考えております。
 午前中にも申しましたけれども、今回は当該施設からの支援要望だけではなく、周辺の自治体からも東部地域のためと支援要望があったことを踏まえまして、県として対応を検討している状況でございます。
 ただ、その検討に当たりましては譲渡される施設ありきではなく、そもそも県の文化振興に必要な機能を担える施設となり得るかどうかという観点で検討を進めております。

○宮城委員
 民間施設の県への受入れが今回もし初めてとなると、すごく重要な案件だと思っております。急速に答えを出さずもっと周りの市町、また経済界、観光関係者としっかり話し合って結論を出してくれるように要望します。以上です。

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静岡県議会事務局議事課

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