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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年12月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:沢田 智文 議員
質疑・質問日:12/14/2022
会派名:ふじのくに県民クラブ


○沢田委員
 分割質問方式にて質問いたします。
 まず、議案関係です。議案第169号、第170号、第171号について、公の施設の指定管理者で今までと同じ管理者だと部長説明がありましたが、選定理由がそれぞれどのようなものだったか教えてください。

○大村スポーツ振興課長
 県立水泳場、富士水泳場、静岡県武道館の3つの施設の指定管理についてお諮りしております。
 選定に当たりましては、施設経営、建築、スポーツ施設、スポーツ安全管理などの有識者をはじめ施設利用者など7名から成る審査委員会を設置いたしまして書面審査、プレゼンテーション及びヒアリングを実施したところでございます。審査会では経営管理能力、利用者サービス、危機管理体制など5項目について評価、採点し、その適性を判断いたしました。結果として、安定した財務基盤であったり利用者サービスのさらなる向上に向けた取組、これまでの指定管理期間における良好な管理運営実績などが審査会で評価されたところでございます。
 これらを踏まえ、次期指定管理期間についても管理を任せるに適すると判断して議案として上げさせていただいたところでございます。

○沢田委員
 ありがとうございます。
 県民が使いやすい施設になるように、今後も県の関わりをお願いします。

 次の質問に行きます。
 文化観光委員会説明資料8ページ、静岡県理事の設置についてです。
 東アジア文化都市推進班を新設されましたが、これによって文化政策課あるいは政策管理局の職員体制がどのようになったのか、他班からの異動なのか、新たに人を採用したのかをお聞きします。

 同じく説明資料9ページ、東静岡駅南口県有地の活用に向けた取組について、昨年度の実証実験で家族連れは多かったけれども若者、地域住民の割合が少なかったという課題を踏まえ今年度実施されたと思いますが、どうだったのか。
 また、先ほど7番委員の質問にもありましたが、若者の参画が非常によい結果につながっているんじゃないかと思います。今後の若者参画について検討されているのか伺います。

○室伏政策管理局長兼総務課長
 東アジア文化都市の推進体制についてお答えします。
 説明資料8ページにもございますけれども、東アジア文化都市の事業が本格化するということで12月1日付で静岡県理事を置くとともに、文化政策課の中に東アジア文化都市推進班を設置したものです。この推進班につきましては4名体制で、うち2人につきましてはもともと事業を行っておりました文化政策班の2名を再配置しています。残りの2名のうち1名につきましては、部内で時間外勤務等が多い職場に対応するために業務応援要員を1人持っておりますので、その職員を再配置するとともに、もう1人につきましては経済産業部のお茶まつりが10月で終了したので、そちらの職員に来ていただき、4名体制でスタートしております。

○大石企画政策課長
 東静岡の実証実験の来場者についてお答えいたします。
 説明資料にございますとおり、合計で約6,000人の方に御来場頂きました。来場者を対象にしたアンケートの結果では、家族連れは約3分の1、10代、20代の若者の合計が約5割弱で、今回狙った若者の集客については達成できたと考えております。
 今後の若者の活用の検討につきましては、今年度は企画段階から静岡県立大学の学生さんにも関わっていただき、実証実験の中で大学のサークルのステージ発表や大学研究室のブース展示を行ったことで出展者あるいは出演者の知人や友人を含めて多くの方に御来場頂きました。現在、大学で学生さんにも参画頂きアンケートの分析等を行っていただいているところですが、今後も東静岡駅周辺地区のにぎわいづくりや県有地の活用アイデアについて意見交換等を行っていきたいと考えております。

○坪内委員長
 先ほどの8番委員の質問の中で、議案第171号の指定管理者の選定理由の答弁がありませんでしたので答弁を求めます。

○山田観光政策課長
 議案第171号、日本平山頂シンボル施設の指定管理者の選定理由についてお答えいたします。
 指定管理者候補であるASC日本平グループからは、ラウンジ利用者の満足度向上のため県産食材を生かしたメニューの提供といった地産地消の取組、久能山東照宮といった周辺施設との連携による日本平周辺の周遊促進・地域活性化の取組、あるいはインバウンド対応として外国人対応スタッフの配置に加えて新たにスマートフォンを使った案内システムであるミュージアムガイドの導入の提案がなされました。
 指定管理者選定委員会では、こうした具体的な取組に対する期待のほか、提案者が他施設の運営実績が豊富であり、代表団体の財務安定性も高く安定的な管理運営が期待できる点等が評価されまして指定管理者として適格であるとなっております。

○沢田委員
 ありがとうございました。
 まず静岡県理事の設置についてですが、新たな県の事業をやるときに職員体制や勤務時間等が気になりますので健全な勤務形態をお願いしたいのと、必要ならば増員等の計画を立てていただければと思います。
 それから東静岡の県有地の活用についてですが、若者の意見、アイデアを取り入れることがいい結果につながっていると思います。スポーツ・文化観光部ではないですけれども、ほかの部で高校生が県の事業に参加しています。具体的に言うと、地域の日本語教育の構築事業として地域の方たちが外国人の方たちにやさしい日本語を教える事業に高校生が加わっている地域があり、私の息子が通っている高校なものですから参加者に聞いてみると非常に興味関心が高くなっています。もしかするとそれがUIJターンや若者の流出を少なくするのにつながるんじゃないかと思っていますので、アイデアを取り入れるだけじゃなく若者の県の事業への参画、一緒にやってもらうことを進めていただけるといいかなと思っています。

 では、次の質問に入ります。
 説明資料10ページ、大規模国際スポーツ大会のレガシー創出についてですが、今後の主なレガシーの大会、イベント等を含めて大会誘致をどのように検討されているのかお伺いします。
 それと、同じ大会を継続して誘致するのはほかの自治体との競争となりなかなか難しいのではないかと思います。継続して誘致をしていくのであればどのような努力をされるのかお伺いします。

○大石スポーツ政策課長
 今後の主なレガシー大会、イベント等についてです。
 ラグビーに関しましては、ラグビー協会が年4回いろいろなイベントをやっております。協会がいろいろな団体と交渉をしてそれぞれ違ったものを持ってくる努力をしており、そちらを側面支援している状況でございます。
 また、自転車の富士山サイクルロードレースに関しましては、富士市が主体となって新たな大会をつくり上げたためほかから誘致した大会ではございません。大きなすばらしい大会をつくっていただいたので、これを県としても側面的に支援していきたいと思います。
 あと、県が行っている大会といたしましてはジャパンマウンテンバイクカップがあります。こちらはオリンピックのマウンテンバイクコースという唯一のものをうまく使い、新たな大会を創設しました。そのため、ほかとの競合というよりもこの大会をうまく全国的、全世界的なものにしていくのが使命だと思っております。
 ラグビーに関しましては、昨年度は日本代表戦、今年度は女子の日本代表戦を行っています。こちらはエコパの立地の優位性、合宿と同時実施による利点等を日本ラグビー協会といろいろ話合いをして優位性を示した上で来てくれている状況です。ですので、引き続き県のラグビー協会と共に日本ラグビー協会との連携を続けていき、まるっきり同じカードではありませんけれども、引き続き大きな大会を持ってきたいと考えてございます。

○沢田委員
 よく分かりました。
 協会や市町と関係を密に取り、レガシー創出に向けて御努力頂ければと思います。

 次の質問に入ります。
 説明資料21ページ、歴史・文化資源を活用した周遊促進の取組についてのうち、売り込み・誘うの「どうする家康」の部分です。ほかの委員からも質問がありましたが、人数をできるだけ集めるために様々な努力をしなければいけないと思っているんですけれども、ぶしのくには最初ふじのくにの誤表記かなと思ったんですが、ぶしのくに静岡県∞乗り物フェス、「鎌倉殿の13人」でやっていたスタンプラリーが、ヒアリングをしたところ少し年齢層に偏りがあったと感じたんです。県も今発掘しているという説明もありましたが、スタンプラリーで地域を巡る内容について説明をしていただきたいと思います。

○花田観光振興課長
 こちらのイベントは、県内13の交通事業者が参加する静岡10線観光推進協議会と連携して本県の歴史・文化資源と13の公共交通機関の皆様が開催するイベントを合わせたものを10月から3月にかけてリレー形式で開催するものです。
 あわせて、地方鉄道の主要駅やターミナル、大河ドラマ館など計16か所のポイントを巡りクイズに正解してスタンプを収集していただくスタンプラリーも同時に開催しているところです。

○沢田委員
 県内13と言いましたが、どのくらいの範囲かちょっとイメージできないものですから、県内全域なのか、それとも偏るのでしょうか。

○花田観光振興課長
 イベントの具体的内容を少し申し上げますと、中部地域では既に日本平ロープウエーと久能山東照宮の夜間特別拝観のイベントを開催しました。東部地域では伊豆箱根鉄道で巡る源氏ゆかりの地というイベント、西部地域では天竜浜名湖鉄道による家康公ゆかりの地を巡る列車旅など全県にわたったイベントになっております。

○沢田委員
 ありがとうございます。
 せっかく2回連続で静岡県なので、ぜひ静岡をPRしながら観光産業につなげていただければと思います。

 では、最後の質問をいたします。
 ヴァンジ彫刻庭園美術館についてです。
 長泉町が中心となり周辺の3市2町による協議会が組織されて、先ほどから様々な支援、財政負担が話題になっていると思います。民間で立ち行かなくなった施設を県が受け入れた前例がないこともあり、地元にとってはとても大切な施設かと思うんですが、管理運営の中で長泉町も含めた周辺市町の財政負担があるのか伺います。

○田中文化局長
 現状を申し上げますと、長泉町が中心となって教育利用や観光活用を行う面で支援していただく協議会等が設置されることになっております。
 県としましては、周辺市町には例えば教育利用の際にバスの代金を負担頂く、観光活用で入館者数の増加による収入増に寄与頂くといったことを想定しておりますけれども、長泉町以外の市町による直接的な財政負担という話までは至っておりません。

○沢田委員
 ありがとうございます。
 今回示されているコンセプト案ですが、子供の文化芸術上の体験や教育委員会との連携といった教育活用が想定されているんですけれども、施設の受入れについては将来にわたって多額の運営費の負担があるので、やっぱり地元自治体の支援があって初めて県が支援するべきと私は感じています。
 東部地域の方のため、県民の東部、中部、西部のバランスについての話が先ほどあったと思います。実際に私が行って、触れる彫刻と季節ごとに彩る庭園、県民の憩いの場など財産はかなりあるのは十分理解できるんですけれども、県の財政状況が非常に厳しいことを踏まえると地元自治体の財政負担があって初めて県が受け入れられると私は感じていますので、意見として申し上げ私の質問を終わります。

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