本会議会議録


質問文書

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令和6年9月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 唯記子 議員
質疑・質問日:10/03/2024
会派名:ふじのくに県民クラブ


○鈴木(唯)委員
 分割質問方式にて質問させていただきます。
 それでは、文化観光委員会説明資料9ページのスポーツの成長産業化に向けた施策展開から質問します。
 2施策の方向性に県内スポーツ産業の実態を調査の上とあるのですが、どのような方法でどのようなことを調査するのか。

 次に、4のスケジュールにも有識者会議とあるのですが、どんな方たちが参加される予定なのか。

 それから、スポーツの成長産業化に向けたとあるので経済産業部との連携はどのようにしていくの3点をまず伺います。

○小林スポーツ政策課長
 まず、実態調査ですが、このビジョン策定に当たり県内スポーツ環境の実情や課題等を把握することが必要不可欠と思っています。そのためスポーツツーリズムを目的にした観光客数や旅行に行った方へのアンケート調査、プロスポーツチームの収益状況――試合を1回やったときにどれぐらいの収入があるのかなどに加え、県内全体でのスポーツ産業の市場規模を調査し現状を整理した上でKPIの設定や施策の検討等に生かしたいと思っております。
 
 2つ目の有識者会議ですが、もともとある静岡県スポーツ推進審議会と連携した会議として位置づけております。メンバーとしましては審議会委員のうちスポーツ産業分野に明るい学識経験者や実務者として御意見を頂いている方に参加頂いて、それ以外にも県内金融機関、企業関係者やプロチーム経営者などにも声をかけ全体で6、7名を考えております。
 
 次に、ビジョン策定に当たって経済産業部との連携ですが、今回御説明しています施策展開を検討する際にも経済産業部と密に相談しながら進めています。またビジョンの方向性をお示ししていますが、経済産業部に限らず交通基盤部や教育委員会など全庁での取組が必要と思っておりますので、部局横断的な会議を設置するなど関係部局と連携して進めたいと思っております。

○鈴木(唯)委員
 もともとある推進審議会のメンバーがそのまま会議の参加者となると心配だと思いましたが、広くいろんなところから取り入れていくことですよね。
 それから経済産業部との連携ですが、スポーツはほかの自治体だとほかの部局が所管することが多いので、産業化として密に連携していくことが大切と思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
 
 次に、説明資料11ページに本県ゆかりの選手の活躍状況とあるのですが、総括として県はどのように評価をしているのか伺います。

○大村スポーツ振興課長
 県では、オリンピック・パラリンピックの出場を目指す選手を支援しているところです。
 本年度、オリンピック出場を目指す選手16名を支援し7名が出場できました。柔道の橋本選手が個人で銅メダル、混合団体で銀メダル、それから卓球の平野選手が団体で銀メダルを獲得したところです。また陸上競歩の池田選手や川野選手が8位以内の入賞を果たしております。
 パラリンピックにおきましては、今年度出場を目指す選手16名を支援し9名が出場できました。自転車の杉浦選手、車椅子ラグビーの若山選手が金メダルを獲得し、ボッチャの杉村選手が混合チームで銅メダルを獲得したところです。また自転車の川本選手、水泳の芹澤選手、馬術の稲葉選手が8位以内の入賞を果たしました。
 県の支援は、遠征費、競技用具購入、トレーナー費用などで強化活動の一部を支えており、大会出場やメダル獲得に貢献したと考えております。
 また、オリンピック・パラリンピックにおける本県ゆかりの選手の活躍は多くの県民の皆様に夢や希望や感動を与えてくれています。またスポーツへの関心の高まりやスポーツを始めるきっかけにもなっていることから、本県のスポーツ振興にも大きな効果があると考えております。

○鈴木(唯)委員
 しっかり下支えをしていただきたいというのもあるのですが、私は6月15日に自転車競技の壮行会に参加させていただいたんですね。今までは浜松市内だけだったのですが、こういう行事があれば大体どこでも行くのですけれど、自転車競技はあまり県西部では見ることがなくて初めて行きました。皆さん物すごい盛り上がりでこれはもったいないなと思ってしまったのです。東部地域ではすごく盛り上がっているのに、同じ県内でせっかく頑張ってくださっている選手の方をもっと全県を挙げて応援したいです。オリンピックを見ていても自転車競技を見つけるのが難しかったので、もう少しお知らせをするとかみんなでもっと応援できる仕組みもまた検討していただきたいと思います。
 
 次は、説明資料18ページの文化芸術の振興ですが、この団体の対象イベントに対する支援内容について教えてください。
 それから、採択件数55件のうち新規は何件なのか。拡大分の26件と解釈していいのか。
 次に、支援後はどうするのか。ずっと支援していくのか、それともしっかりと自立していくようにしていくのか、方向性を教えてください。

○鈴木文化政策課長
 まず、アーツカウンシルしずおかによる支援の内容ですが、対象プログラムは人口減少や空き家、多様性など様々な地域課題に文化の力を活用して取り組む住民主体のアートプロジェクトになります。これに対して経費の一部を助成するとともに、アートマネジメントの専門家が団体のニーズに応じて助言等の伴走支援を行っています。その助言内容としましてはプログラムの事業目的と事業内容の関連の整理や将来の展望を描くためのアイデア提供、人材やほかの補助金の紹介など団体の状況に応じて臨機応変に支援を行っています。
 2つ目の御質問の採択件数55件のうち新規案件の件数です。
 まず、通常分29件のうち新規は14件です。拡大分につきましては事業としては新規と捉えておりますので合計55件中40件が新規となっております。
 最後に、支援を受けている文化イベントプログラムが最終的に自立していけるのかという御質問ですが、このプログラムの収入構造は例えますと地域のお祭りのようなもので、このプロジェクトだけでの経済的自立はなかなか難しいと思っております。
 一方で、アーツカウンシルの助成は限られた予算で新規プロジェクトを支援していくため現行制度の支援は最長で5回までとしており、伴走支援を行う中でほかの補助金や企業協賛金など別の財源確保を助言しております。ただ支援終了後もアーツカウンシルのネットワーク活用や相談窓口の利用等のつながりは続けていきたいと考えております。

○鈴木(唯)委員
 こういう芸術的なものは難しいと思うので、5回の支援が多いのか少ないのか判断が難しいところだと思います。底上げをしていく意味でもどんどん新規で入れ替えていくことが必要と思ったのでお聞きしました。伴走支援をしっかり担っていただきたいと思います。
 
 次に、説明資料の19ページ(3)文化芸術に触れる機会の提供に学校等訪問プログラムとSPACの鑑賞事業の回数がそれぞれ書かれていますけれど、地域により行きやすい行きにくいがあると思うので東部・中部・西部どれぐらいのパーセンテージで行っているのか教えてください。

○鈴木文化政策課長
 まず、学校等訪問プログラムにつきましては基本的に学校の応募によりますので年によってばらつきがございます。令和6年度の採択学校数ですと音楽に関しては東部が約6割、中部が2割弱、西部が2割強の割合です。演劇に関しては中部が5割、東部と西部がそれぞれその半分の25%くらいの割合になっています。
 先ほど申しましたように、学校等訪問プログラムは学校から応募していただくことがまず第一ですので、学校側への周知を進めるために県では文化施設等が実施している子供対象事業を1つの冊子に取りまとめ、令和5年度の1学期中に県内全小中高校に配付させていただきました。今後も一層の周知やニーズに合ったプログラムの実施について検討したいと思っています。
 次に、令和6年度のSPACの中高生鑑賞事業の参加地域割合ですが、中部が約50%、東部が26%、西部が23%です。中高生鑑賞事業は静岡市内の舞台芸術劇場が多いので、傾向として中部の学校の割合が最も多くなっています。東部、西部の学校はどうしても往復の時間等がかかり来ていただきにくい状況がございました。そこで令和5年度から東部地区、西部地区の文化施設にそれぞれ2週間程度連続して中高生対象事業を行うようにしており、それぞれの地区の学校から参加しやすいように取組を進めております。

○鈴木(唯)委員
 距離と時間が一番気になっており、来にくいところでも平等に触れる機会にしていただきたいので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 
 次は、説明資料22ページの文化財の魅力発信事業のTIPSスタンプラリーに関し、今回文化財のことについてどのような形でやるのか詳細を教えてください。

○鈴木文化財課長
 このたび実施するスタンプラリーにつきましては、しずおか遺産のスタンプラリーということで実施します。しずおか遺産は令和4年度から始めた地域の文化財をストーリーで紹介する事業ですが、もっと皆さんへ周知していきたいということで、このたびスタンプラリーのスポットとして認定して実施します。

○鈴木(唯)委員
 魅力があり、ぜひ皆さんに回っていただきたいので現地へ行きたくなる広報をしていただきたいと思います。

○鈴木文化財課長
 今回、委員の皆様にふじのくに文化財オータムフェアのチラシを配付して、静岡遺産のスタンプラリーについても御紹介させていただきました。表紙と2ページ目にしずおか遺産のスタンプラリーを掲示しており、冊子の本文には右上にスタンプラリーのスポットについてマークを掲示しております。
 参加者を増やしていく仕掛けとしては、文化財オータムフェアが文化財魅力発信の最大イベントになっており、昨年は10月、11月の2か月間で46万5000人の参加者があったことを踏まえますと、今年は例年以上の約95のイベントがラインナップされておりますので、たくさんの方にこれを目にしていただき、相乗効果としてもスタンプラリーの認知度向上と参加者増が期待できると考えております。
 また、参加していただきスタンプを5つ集めるとプレゼントに応募できる仕組みも設けておりますので、今後も関係市町と連携して広報に努めながら多くの参加者を募っていきたいと考えております。

○鈴木(唯)委員
 次に、説明資料27ページの静岡県の観光交流の動向について平均宿泊日数がかなり増加したとのことですが、表からでは詳細が分からないので、まずどのくらい宿泊日数が増えたのか。また県としてもいろいろな施策を打ち出していると思うのですが、その施策がどのくらい増加に寄与したかについて把握されているか伺います。

○花田観光政策課長
 まず、1点目の平均宿泊日数につきましては、1泊が7割、次いで2泊が約2割と大半を占めており、平均宿泊日数は1.56泊で前年度比約110%となっております。
 2点目のこれまでの取組に関しては、まず県内旅行消費額の手応えということでお答えさせてもらいます。現在、県観光基本計画では令和7年度に県内旅行消費額を8000億円まで拡大する目標を掲げていろいろな施策に取り組んでいるところですが、今回令和5年度の県内旅行消費額が7890億円になったことはこうした取組の成果が徐々にではありますが出てきたものと考えております。
 ただ一方で、特にインバウンド客に関しましては関東や関西などの大都市圏に集中し、地方を訪れる旅行客がまだまだ少ないことや、県内の新幹線駅で降りた外国人がそのまま他県に行ってしまうなどの課題がございますので、今後は旅行者の嗜好や行動データの分析をしっかりした上でターゲットを定めて発信、誘客をしていくことにより県内各地域の周遊を促し、滞在日数や消費額をさらに拡大してまいりたいと考えております。

○鈴木(唯)委員
 宿泊していただくのはすごく大事なので、これからもよろしくお願いします。

 次に、説明資料28ページの宿泊業の経営基盤強化ですが、なぜ宿泊業の人手不足対策に配膳やお掃除ロボット導入の助成なのかと思ってしまうんですね。飲食業界やほかの業種を見ても大変なところはいっぱいあると思います。もっと宿泊業に特化した助成がないのかと思うのですがいかがでしょうか。

○花田観光政策課長
 まず、ホテル、旅館などの宿泊業界における人手不足の状況を簡単に申し上げます。帝国データバンクの調査によると約7割弱の事業者が人手不足と回答しており、他の業種に比べてもかなり深刻な状況です。
 こうした厳しい現状を踏まえて、今回の助成制度の設計に当たり、まずは事業者にとって活用しやすい制度となることを最優先事項と考えて事業者や関係団体へのヒアリングを重ねながら御意見、御要望を可能な限り盛り込んでいけるよう取り組んでまいりました。
 事業者からのヒアリング内容を御報告しますと、フロント業務や予約管理の効率化、客室や宴会場の清掃、食事のオーダーや配膳、社員の勤怠管理など施設の規模や営業形態、人員配置等により業務効率化の取組は非常に幅広いことが分かりました。
 御質問頂きました宿泊業に特化したメニューがなかったのかに関しては、例えば配膳、お掃除ロボットの導入について複数の先行事例を確認したところ、人手不足解消と効率化実現、さらに配膳ロボットにおいては顧客との接触を最小限に抑え衛生管理にも貢献することで宿泊業においても非常に効果が高いことが分かりました。こうした宿泊事業者の声や実情、実例に応じた制度設計とすることで従業員の負担を軽減し、より業務効率化の効果が期待できること、さらに宿泊業界は他の産業に比べてDX導入がかなり遅れていますので、副次的効果も期待できることから現在の助成制度としたところです。

○鈴木(唯)委員
 人手不足は全体的にどこの業種もそうで、同じ宿泊業でもいろんなチャレンジをしているところもあるわけです。そういう中でなぜ宿泊業だけに助成なのかという印象を持たれると思うのです。大規模チェーンの飲食店だっていろんな努力をしていたり、自前で配膳ロボットを入れているところもあるわけです。いろいろ業務転換していてもどうしても苦しいとかチャレンジするものに対して助成するのならまだ分かります。こういう予算のつけ方は個人的感想ですけれど、宿泊業だけがサポートされている気がしてならないので、もし支援していくとしても違う観点でサポートしていただきたいと思います。

 次に、説明資料31ページの多彩な地域資源を活用した観光誘客について伺いします。
 2の内容に温泉、サウナを核としたウエルネス体験の魅力発信とあります。これはなかなか難しいと思うのですが、具体的にどのように魅力を発信していくのか。

 また、次のさわやかウオーキングはJRが実施しているものとは別なのか。県内4地区で実施ということでどういうものなのか教えてください。
 
 それから、一番下のロケ誘致のアンチヒーローについて県庁本館で撮影されたことも知っているのですが、県庁への誘客を促進するためなのか教えてください。

○秋定観光振興課長
 近年、健康志向から心と体を整える旅行――いわゆるウエルネスツーリズムが注目を浴びています。本県は都心から1時間から2時間と比較的近い観光地として温泉が豊富で自然が豊かであることからウエルネスをキーワードにした観光誘客、観光振興を進めていくことは非常に有効だと考えております。温泉に加えて近年若者層に非常に人気があるサウナについては、民間事業者で組織された団体が本年2月に設立されていることから、こういった団体が持つノウハウや知見、人材を生かしながらSNS等でサウナや温泉の観光コンテンツの魅力を発信していきたいと考えております。
 
 次に、さわやかウオーキングについて今年度JRのさわやかウオーキングとの連携企画の実施を考えております。9月下旬から伊豆・東部・中部・西部の4地域で開催いたします。
 通常のさわやかウオーキングにはない各コースの見どころ、例えば金谷の石畳や蒲原地区の志田邸など歴史資源を巡るツアーを組んでおります。またそれぞれのスポットで人気声優の音声ガイドにより歴史資源の解説を聞く仕組みも付け加え、通常のウオーキングファン以外の方にも訴求できる仕組みをつくっております。
 
 続いて、ロケ誘致の関係ですが、撮影した実績だけではなかなか誘客につながらないのはごもっともなことだと思っております。情報発信や周辺の観光資源との組合せ、周辺の誘客促進の仕組みが非常に大事だと考えております。
 このため、ロケ地における誘客方法としては、ロケ専門雑誌やSNSなどで県内ロケ地を紹介して観光客の興味を喚起していくことにも取り組んでおります。また実写のロケ地ではないのですが、ゆるキャンシーズン3の舞台となったモデル地の巡礼地マップや、ゆかりの地を巡るデジタルスタンプラリーなど観光誘客促進にも取り組んでいくこととしております。今後はロケ地を観光コンテンツとして食や自然景観、温泉、スポーツなど本県ならではの観光資源と組み合わせることにより周遊促進につなげてまいりたいと考えております。

○鈴木(唯)委員
 県庁本館に誘致したいのかと思っていたので、そうではないと分かりました。
 人気声優の音声ガイドをつけてとなると、若者に来てほしいってことですよね。さわやかウォーキングの参加者は年配の方が多いとなると、どうやって若者に対して周知していくのかが大事になってくると思います。これを実施するときにはどこをターゲットにして、なぜここに呼びたかったのかを明確にしていくことが大事だと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。
 
 説明資料34ページの黄金KAIDOを活用した誘客促進ですが、黄金KAIDOのターゲット層と、黄金KAIDO杯砂金採り大会をどこに周知したのか。2点について教えてください。

○秋定観光振興課長
 黄金KAIDOのターゲットとしては、4県を広域で周遊できる比較的時間に余裕があるシニア層を想定しております。また広域でツーリングを楽しむバイクライダーも対象に実施しております。アクティブシニアに対しては百貨店の物産展などシニア向けの催事があり、4県の観光PRに取り組んでおります。またバイクライダー向けには、今年7月から来年3月までバイクでエリア内を周遊する御刻印を収集していただくイベントを開催するなど4県の周遊促進にも取り組んでおります。
 砂金採り大会は、黄金KAIDO向上に向けて駿河湾フェリーに乗船していただいて実施する取組です。対象としては静岡県の西部・中部・東部エリアの小学校3年生から6年生と保護者の2名1組で合計120名を定員としております。広告ですが、新聞に全5段を2回掲出し、それ以外では周知がなかなか難しいということでインスタグラムによる広告を掲出したところ、中部から222名、西部から118名、東部から106名と多くの方に申込みを頂き先日抽せんして参加者を決定したところです。

○鈴木(唯)委員
 まず、砂金採りは応募が多くてよかったです。2名1組については、例えば兄は行けるけど妹は金額を追加すれば行けるのかなどいろいろ思いましたが、応募があったのであれば全然いいです。
 黄金KAIDOに関して言いたいことが相当あり、2月に当初予算が出たときにほかの議員の方もやっていたと思うんですけど、私の会報でも黄金KAIDOプロジェクトをやるとお知らせして、どうやって申し込むかについてお問合せを頂いたわけです。それで私もお勧めした割には全然知らなかったので、まず自分が申込むつもりでサイトを見たのですが申込みにまでなかなかたどり着けない。
 だから、ターゲット層はどこですかと言ったのですが、4日間ですので時間のあるシニア層の方と思います。シニアの方は自分で運転するのが長期間になると電車や新幹線に乗って移動したい方が多いと思うんです。バス代の補助もありましたけれど、車で回りたいとなると子育て世代や4、5人で車1台でみんなで回ることが現実的と思いました。
 9月の連休も多分除外だったと思うんですけれども、年末年始もプランの除外だったと思います。最初にこういうもののプランを立てるときには、通常は幾らの交通費でこれを使うと幾らお得になるのか。駿河湾フェリーは半額になります。佐渡のフェリー代を調べる際、佐渡汽船に飛ぶならいいんですけれども、静岡県の黄金KAIDOのホームページからはなかなか行き着けない。結局は車で行ったほうが安いのか、レンタカーを借りたほうが安いのか、設定は4日間なのか、山梨県と2日間なのかなどプランをつくるときにそれぞれのサイトで申込みをしてからではないと行き着けない。私はまだ40代ですけれど、教えていただいて入ろうと思っても行き着けません。シニアの方がターゲットだった場合はハードルが相当高くバランスが悪いと思いました。4日間では家族層はなかなか利用できないので、1泊2日それから2泊3日があってもいいと思うし、もう少し丁寧な説明があったり連携してサイトに飛べる仕組みにしておかないと本当に利用できない。
 私のところにお問い合わせされた方はもう断念した方がすごく多くて、1泊2日なら黄金KAIDOに申し込まずに行くほうが安いから利用しないとも伺っているので、県民の方が利用しやすいものをつくっていただきたいと思います。
 TIPSでもデータを取っていると思うので、しっかりターゲット層を絞るのか、どのターゲット層に対してどうやるのか、バイクももちろんいいですけれど観光においてはターゲット層が大事だと思います。そのターゲット層にしっかり届く仕組みをつくっていただきたいと思います。今後どうしていくのかはあると思うのですが、まずはかなり使い方が難しいことをお伝えします。

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