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委員会会議録

質問文書

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令和2年2月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田内 浩之 議員
質疑・質問日:03/10/2020
会派名:ふじのくに県民クラブ


○田内委員
 よろしくお願いいたします。分割質問方式でお願いいたします。
 今、3番委員からありました文化観光委員会説明資料14ページの東静岡駅南口県有地整備に向けた取り組みについて質問させていただきたいと思います。
 県立中央図書館の整備事業において、主体は当然教育委員会に行っているかと思いますけれども、文化・観光部としての役割は何だと認識されているのかお尋ねしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○高須文化力の拠点推進課長
 文化・観光部の役割としては、東静岡駅周辺地区の整備を担当して、静岡市とも連携を図りながら東静岡駅南口県有地の次期の整備に向けて検討を行っていくことを考えております。図書館の整備につきましては御説明がありましたように、図書館を所管する教育委員会が担当してまいります。文化・観光部として図書館の整備の細かい内容についてまでなかなか口を挟みにくいところはありますけれども、図書館自体は東静岡駅南口県有地の重要な核になりますから、駅周辺地区の魅力の向上であるとか回遊性をどう確保していくのか、あるいは良好な景観をどう確保するのかといった観点から積極的に関与、協力していきたいと考えております。

○田内委員
 積極的な関与については、例えば教育委員会から文化・観光部に対してアドバイスを求められたときに答える程度なのか、それともこちらから中身についてある程度提案していくのかわかりづらいので、そこら辺を御答弁いただけるとありがたいです。

○高須文化力の拠点推進課長
 例えば施設配置については、図書館をどこに配置するのか、どうやってそれを駅であるとかグランシップなりに結びつけるのかは図書館単体で教育委員会が考えるよりも、東静岡駅周辺整備を考える中で文化・観光部で考えて教育委員会に逆にお諮りしていくイメージです。そのほかにも、例えば教育委員会で図書館にカフェを入れるとか、レストランを入れる、あるいは運営について外部の業者に一部運営を任せるといった話は今まで我々で検討してきた部分ですので、事業者とのヒアリングを我々も教育委員会と一緒に協力して行うとか、知恵を出し合うといった協力の仕方はあると思っております。

○田内委員
 要望とさせていただきますけれども、私も10年会社に勤めて部署をまたいだプロジェクトの経験が何度かあるんですけれども、そのときに最初から役割分担を明確にしておかないと進むものもなかなか進まない経験があるものですから、取り組む前に役割分担を明確にして、もう一度しっかり御議論いただけるとありがたいと思います。

 それでは別の質問に移りたいと思います。
 美しい“ふじのくに”まち・ひと・しごと創生長期人口ビジョン総合戦略案ですが、89ページに世界クラスの資源を生かした観光交流の拡大とあります。オリンピックですとか自転車という文字が出てきませんが、せっかく静岡県でオリンピックの自転車競技を開催するのであれば観光交流に生かしたほうがいいと思うのでしっかりと記載すべきだと思いますけれども、御所見をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

○田中企画政策課長
 観光交流の拡大につきましては、7番委員がおっしゃるとおりオリパラのレガシーですとかサイクリングなどが非常に重要な役割を占めると認識しております。現行の戦略では、スポーツに関しては複数に分割して記載しておりまして、オリパラにつきましては、次期総合戦略案におきましてスポーツを全て取りまとめてスポーツの聖地づくりといった形でおいておりまして、スポーツに関してしっかりとやっていくことをお示ししております。
 スポーツの聖地づくりにつきましては戦略の3−1魅力的で快適な暮らしの提供に位置づけております。魅力的で快適な暮らしの提供というタイトルですけれども、快適な社会ですとか住環境の整備だけでなく、本県が持つさまざまな地域資源を最大限に活用して、スポーツや文化芸術の振興などの魅力の磨き上げに取り組むことにより、魅力的なライフスタイルを創出するといった考え方で位置づけております。ここで磨き上げたさまざまな魅力を3−2の多様な交流の拡大の(2)に観光交流の拡大に位置づけておりますけれども、そちらにつなげていく構成としております。3−1、3−2のそれぞれに記載しましたスポーツの聖地づくりと観光交流の拡大の両面において相乗効果が上がっていくように、オリパラのレガシーですとかサイクリングに関する取り組みを進めていきたいと考えております。

○田内委員
 簡潔な御答弁をお願いしたいんですけれども、オリンピックですとか自転車という文言をしっかり載せたほうがいいんじゃないですかと御質問させていただいたので、それに対する御答弁をいただけるとありがたいです。

○田中企画政策課長
 現在の案ではスポーツの聖地づくりのほうに寄せていますけれどもこれは案であり、今回委員会にお諮りして、いただいた御意見をもとに修正することとしておりますので、総合戦略を所管いたします総合政策課と一緒に調整させていただきたいと思います。

○田内委員
 御答弁ありがとうございました。
 スポーツに載っているのはよく理解しているんですけれども、改めてここにもしっかり記載したほうがわかりやすいかと思いますので、要望とさせていただきます。

 次の質問に移ります。
 説明資料20、21ページです。
 今申し上げたスポーツの聖地づくりに向けた取り組みでございますが、8つの重点方針を非常にわかりやすくまとめていただいていると思いますので、重点方針の1と3について質問させていただきます。
 まず、スポーツに誰もが親しむ環境づくりですけれども、スポーツといっても多種多様にわたると思います。個人的なことを申し上げれば、私は競技として空手を大学までやっていて、今でも子供たちを教えていて、あとサイクリングは完全に地域振興のために取り組んでおります。ただ、例えば私がやっている空手とかサイクリングってなかなか手を出しにくい。一飛びには入りづらいと思うんですね。どういったスポーツが一番入りやすいかというと、周りを見ているとウオーキングだったりランニングから入っていくのが誰もが親しむ環境づくりに一番近いのかなと思っております。御提言させていただきたいんですけれども、ウオーキング、ランニングの振興という切り口である程度事業を打ったほうがいいのかなと考えておりますけれども、それに対する御所見をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

○吉住スポーツ振興課長
 7番委員の御指摘のとおり、スポーツに親しむ環境づくりにつきましては競技スポーツに一気に入ることを求めるのではなく、身近なスポーツから少しずつスポーツ習慣を身につけていただくことが非常に大切だと考えておりますので、説明資料21ページの(1)生涯スポーツの振興では、生涯スポーツ振興事業費にありますように、女性や子供が参加しやすいイベントとしてノルディックウオークですとか鬼ごっこといった、遊びや身近な健康づくりを通じてスポーツに親しんでいただける取り組みもやっていく予定です。

○田内委員
 ウオーキング、ノルディックウオークという御答弁をいただきましたけれども、私の地元にも羽立さんというノルディックウオークのスティックをつくっている非常に人気な会社があります。運動負荷が比較的少ないので、体が強くない方でもやりやすいものです。
 要望とさせていただきますけれども、ウオーキングとかランニング用の無料アプリって物すごくいいものがたくさんあるんですね。私は空手を教えるために体を鍛えないといけないので走るんですけれども、皆様の中でもランニングをやられる方はきっとわかるかと思いますが、ちなみに私はナイキの無料アプリを使わせていただいています。平均速度も出てデータを蓄積してトータルで何キロ走りましたというのも全部出てくるので、例えば1カ月どれぐらい頑張ったら県から何かインセンティブがあるといった仕組みでもおもしろいかなと思います。ぜひウオーキングとランニングの振興という切り口で考えていただけるとありがたいかなと思いますので、よろしくお願いいたします。

 3のスポーツ競技力の向上ですけれども、世界クラスの指導者の育成確保、先端技術、サイエンスに基づく競技力の向上とあるんですけれども、先ほど申し上げたとおり私も少年少女スポーツに携わっているので、この肝の部分はけがだと思うんですね。うちの道場にも世界を狙える子供たちもいるわけですけれども、そこで一番気をつけないといけないのはけがです。例えば小学校高学年ぐらいになると成長期もかかわってくるので、当然ひざに痛みが出たりするんですけれども、子供はやっぱり試合に勝ちたいもんですから練習したがるんです。でも私たち指導者としては休ませるときにはしっかり休ませないと将来にかかわるものですから、そこら辺で苦労されている指導者は結構多いと思うんですね。
 ですので、指導者育成において子供たちのけが対策として知識を植える面も織り込んでいただきたいなと思うんですが、御所見をいただければと思います。

○吉住スポーツ振興課長
 スポーツのトレーニングにおきましては、体の発育段階に応じて取得すべき機能があることは認識しております。練習の負荷ですとか内容が過度であったりすると、能力の伸びを阻害したりけがをしたりしますので、予防のためには練習の内容や強度への配慮に加えて、トレーニング前後のウオームアップですとかクールダウンの大切さを子供自身に教えたり、成長期の特性を踏まえて保護者の方に食生活や栄養補助食品などの正確な知識をもっていただくことも含めて、ジュニア指導における指導者の果たす役割は非常に大きいと認識しております。
 県の取り組みといたしましては、ジュニアアスリート発掘育成事業において、指導者に対してトレーニングメソッドだけではなく、コミュニケーションスキルですとか栄養学の知識、そうしたジュニア選手の特性を踏まえた指導ができる資質向上を図る研修を組み入れております。また来年度は種目別の競技団体の指導者以外に、スポーツ少年団といった裾野分野で指導していただいている指導者を対象にいたしまして、いわゆるアスリートのたまごといいますか、これからの予備軍に対して指導されている方にも対象を広げた研修会を開催する予算を新規でお諮りしているところです。

○田内委員
 御答弁ありがとうございました。
 要望とさせていただきますけれども、昔当たり前だった知識が今では全然当たり前ではないことが多々あって、例えばストレッチでも私たちの時代は本当に無理やりギュギュっとやって、内出血で紫になるぐらいやるのが当たり前と言われていたんですけれども、多分今そんなことをやったら逆に体がかたくなるのは当たり前のことだと思います。ただ間違った知識を持ったまま指導している方々も決して少なくはなく、私もいまだにそうなんだということもありますので、そういった方々に知識を提供する機会をぜひつくっていただければありがたいかなと思います。

 最後の質問に移らせていただきます。
 説明資料29ページ、観光デジタル情報プラットフォームの形成ですけれども、非常にいい取り組みだと思っておりまして、特に2の(1)旅行者に対して最適な旅行行程の提案に私は非常に期待しています。新居に関所がありますけれども、何かイベントがあると明らかに外から来られている方がいますので浜名湖で何をされるんですかって聞くようにしています。皆さん来る前にしっかり行程を立てていると思ったら、意外とあした丸々一日あいているんですけれども何したらいいですかっていう方が非常に多いんです。データはとっていないのでどれぐらいの割合でそういうお客様がいらっしゃるかは定かでないですけれども、肌感覚では相当いらっしゃると思っております。
 そういった方に天竜浜名湖鉄道で電車がありますので、ちょっとお若いカップルだったので、牡蠣小屋で牡蠣を食べていただいた後に、天竜浜名湖鉄道で電車に乗っていただいて、都田建設がやっているドロフィーズカフェに行ってみてくださいとお話させていただいたら、わざわざ次の日に携帯電話にありがとうございましたってお電話をいただきましたので、喜んでいただけたのかなって思っています。そういうことがプラットホームをつくることによって提供できるのかなと考えておりますけれども、そういう認識でいいのか質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。

○川口観光政策課長
 観光情報デジタルプラットフォームですけれども、地域の皆様に協力いただきながら観光施設、食事処、土産物店、体験型旅行商品など、また旅行者の属性や嗜好といったさまざまなデジタルデータを収集いたしまして、こうしたデータの旅行者への情報発信、地域の県内DMOや観光事業者のマーケティング等に活用できる仕組みを構築していきたいと考えております。
 情報提供につきまして、7番委員から実体験を踏まえて御紹介いただきましたけれども、まさにそういったことをアプリでやっていきたいと考えております。具体的に申し上げますとプラットホームに格納した観光情報から旅行者が欲しいと思う情報を、合わせて開発いたしますアプリを介してタイムリーにしっかり情報提供できる仕組みを構築していきたいと考えております。情報提供ができるようになれば、今御質問の中にありました次の行き先を探したり、また時間を持て余している旅行者にも魅力的な立ち寄り先をお知らせすることで旅行者にとって最適な旅のプランを提案することになり満足度の向上につながるものと考えております。
 また、立ち寄り、寄り道を促進することになりますので、滞在時間の増加や地域の旅行消費額の拡大にもつながると考えておりまして、事業者にとっても参画するメリットが大きいシステムになるものと考えておりますし、なるようにしていきたいと考えております。

○田内委員
 もう1つ質問させていただきたいんですけれども、今みたいな情報提供の仕組みをつくるとなるとある程度先行事例をつくって横展開していったほうが県内にもいきわたると思うんです。例えば富士山を見に来た方が静岡県全体でどこに行こうかと考えるよりも、富士山周辺でどこに行こうかと考える方のほうが多分多いと思うんですね。だからある程度地域ごとに先行事例をつくっていって横展開していったほうがいいかなと思うんですけれども、そこら辺に対してはいかがでしょうか。

○川口観光政策課長
 御指摘のとおり、いきなり県全域でフルセットでやるのは大変ハードルが高いと考えておりまして、まずは成功事例をつくり上げた上で各地域にしっかりと広げていく手法を考えております。その地域の1つとして、アプリケーションを開発中の浜松・浜名湖ツーリズムビューローがございます。実はプラットフォームのデータを活用したい意向があると伺っておりまして、現在浜松・浜名湖ツーリズムビューローにおいてサイクルツーリズムを絡めた取り組みの中でデータ連携を図りたいというお話もございますので、具体的な調整を進めているところであります。
 こういった取り組みの中で成功事例を創出し、県全域に広げていく横展開を図っていきたいと考えております。

○田内委員
 御答弁ありがとうございました。
 要望とさせていただきますけれども、先行事例をつくっていただいて展開していただければと思います。浜名湖だったら、例えば釣りは外から来て楽しめるアクティビティーだと思うんですけれども、釣り情報って全然まとまってないんですね。浜名湖で釣りをするにしても、昔交通基盤部の新居支所があったところから浜名湖にぴゅっと投げる釣り方もありますし、海湖館という海釣り公園があるんですけれども、そこでサビキといってアジを釣るサビキの釣り方もありますし、当然船をチャーターして沖に出る釣り方もあります。そういうのがぱっと見てわかるものにしていただけるとありがたいかなと思います。それも含めてわかりやすいものをつくっていただけるよう要望させていただいて、私の質問は終わらせていただきます。どうもありがとうございました。

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