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委員会会議録

質問文書

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令和2年12月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 隆久 議員
質疑・質問日:12/14/2020
会派名:無所属


○山本委員
 それでは、一問一答方式にて質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
 まず、建設委員会説明資料12ページ、交通基盤部戦略広報の推進についてでございます。
 3(2)情報発信につきまして、入職促進に向けた静岡どぼくらぶ動画6本、社会インフラを紹介する静岡どぼカード22種類、交通基盤部カレンダー1,000部などをPR用品として製作しておりますが、それぞれの実施額はお幾らだったのかお聞かせください。

○高梨建設政策課長
 交通基盤部の戦略広報の取組の実施額についてお答えいたします。
 まず、静岡どぼくらぶ動画は5種類を制作しており、映像制作会社に作成の業務委託をする形で約330万円を要しております。次に静岡どぼカードはデザインを自前で行いまして、印刷費として約19万円を要しております。それからカレンダーは静岡どぼカードと同様にデザインを直営で行っておりまして、県内の小中高等学校、大学向けの1,000部につきましては印刷費として約8万円を要しております。

○山本委員
 ありがとうございます。
 どぼくらぶ動画――アニメーション仕立てのものを見たんですけれども、歌までつくられてい楽しいんですが、5本で330万円はちょっと高いのかなと。逆にどぼカードは印刷のみの19万円と非常に低予算、しかもこれは子供たちにすごく人気のあるカードですので、できますれば予算を配分してもっとたくさん印刷して、例えばスーパーの前でパネル展をやり子供に配るなどして広く県民に認識してもらい工事の際の協力を募れるようにしていただければと思います。

 一方、10月の改正建設業法施行に伴う建設業許可基準の要件見直しのアニメ動画を作成したとのことでございますが、制作費はお幾らかかっていますでしょうか。

○野毛建設業課長
 建設業課で作成した改正建設業法の動画に関しましては、建設業課の職員が作った文字情報を基にICT政策課のソフトを利用して作成したものですので、特に予算を使って作成したものではございません。

○山本委員
 ありがとうございます。
 そうですね、動画を見るとシステム的にどぼくらぶ動画と全く一緒だったのでそうなのかなと思っておりました。
ただ、建設業の業者向けにそこまでアニメで遊ぶ必要があるのかなという気もしたので、今後は検討していただきたいと思います。

 続きまして、説明資料26ページの無電柱化の推進でございますが、国の無電柱化の推進に関する法律を受けて平成31年4月に静岡県無電柱化推進計画を策定したとのことでございます。
この計画は2018年度から2021年度までとなっておりますが、計画を策定した後の実行機関、それから最終目標の数値について教えてください。

○羽田道路企画課長
 無電柱化の推進に係る実施機関と目標の設定についてです。
実施機関は国、県、政令市及び各市町の4者で構成しております。目標につきましては基本方針に合致する候補箇所のうち、優先度や実現性が高い箇所のさらなる推進を図ることとし、計画期間中の工事着手を目標として設定しております。

○山本委員
 ありがとうございます。
 説明資料15ページの無電柱化実施率を見ますと防災が7%、安全・円滑な交通確保が20%、景観形成・観光振興が10.4%、目標値は微増であり無電柱化は本当に工事は難しいしお金もかかるし大変なことだと思うんですけれども、例えば無電柱化をやっていくのに今までは円滑な交通確保が目的だったんですが、今後は防災や景観を主軸に進めていくなどの計画的な方向性があるようでしたらお示しください。

○羽田道路企画課長
 無電柱化推進計画の今後の動きや考え方についてお答えします。
 現在行っている計画は、6番委員のおっしゃるとおり防災、安全・円滑な交通確保、景観形成・観光振興の3つの基本方針で計画を進めております。次期計画につきましてもこの3つの基本方針は変えず、同様に取組を進めていこうと考えております。

○山本委員
 ありがとうございます。
 今までどおりということは、軸足としては景観形成・観光振興の項目がぎゅっとした地域なのでやりやすいと思うんですけど、そこを強く進めていく考えでしょうか。

○羽田道路企画課長
 次期計画につきましては、今まで行っている無電柱化区間の連続性を踏まえてなるべく区間がつながるような計画を立てております。また市町の各駅前や景観形成を要するところなど面的に無電柱化を推進するような計画を立てようと考えております。

○山本委員
 ありがとうございます。
 実は私、静岡県は観光地でもあるので景観形成のための無電柱化はすごく大切だなと思っております。富士山がよく見えるところの無電柱化をこれまで進めていると思うんですが、無電柱化したらスポーツ・文化観光部と連携して、いわゆる富士山の撮影スポットマップみたいなものに落とし込んでいくとか連携して、県内外にアピールしていただくようにお願いいたします。

 続きまして、説明資料28ページの「暮らしを守る道」緊急対策事業のうち、サイクリング環境整備が2年間で10億円とありますが、サイクリングって趣味的なもので暮らしを守る道に私はちょっと違和感を覚えるんですけど、まずそれについてお聞かせください。

○羽田道路企画課長
 「暮らしを守る道」緊急対策事業は、令和元年度から今年度までの2か年で行っている事業で、そのうちサイクリングルートの環境整備のほか、日常生活における自転車走行環境の整備も対象としてございます。

○山本委員
 ありがとうございます。
 これは、当然次ページの国のナショナルサイクルルート指定促進事業と連動しているものと認識してよろしいでしょうか。

○羽田道路企画課長
 「暮らしを守る道」緊急対策事業とナショナルサイクルルート指定促進事業の違いについてお答えします。
 「暮らしを守る道」緊急対策事業については先ほど答弁したとおりですが、ナショナルサイクルルート指定促進事業については、令和元年9月にナショナルサイクルルート指定制度が創設されました。それを受けまして太平洋岸自転車道の早期指定を目的とし、対象を太平洋岸自転車道に絞って施設の再整備を実施するための令和2年度限りの新規事業であります。

○山本委員
 ありがとうございます。
 静岡県はほかの都道府県に比べても自転車の利用率は高いと聞いておりますので、自転車に乗る方の安全確保の部分では必要なものかと思います。
 と同時に、ナショナルサイクルルート指定促進事業は指定に向けて今促進しているとのことですが、これが開通すれば指定を受けることが確実だという認識でよろしいでしょうか。

○羽田道路企画課長
 太平洋岸自転車道のナショナルサイクルルート指定についてお答えします。
 ナショナルサイクルルートの指定の手続といたしましては、国の自転車活用推進本部が指定候補ルートを抽出しまして、その後有識者で構成されるナショナルサイクルルート審査委員会の審査を経て、国土交通大臣が指定することとなっております。
 現時点では、太平洋岸自転車道の指定の可否については未定ですが、この指定に向けて今後地域の機運を盛り上げたり、関係機関と協力してサイクリングイベントなどの啓発活動、ルートマップ、PR動画の作成等にも取り組んでいこうと考えております。

○山本委員
 ありがとうございます。
 非常に健康面や観光資源としても大きなものとなりますので、ぜひしっかりした整備を進めていただきたいと思います。

 続きまして、説明資料40ページの遠州灘海浜公園篠原地区基本計画の策定について質問させていただきます。
 9月定例会の常任委員会において、アフターコロナに対応するため様々な知見を参考にし、そのためには静岡県野球協議会など専門知識を持つ団体にも意見を聞くとのことでございました。
様々な知見と専門分野の意見を聞いて出来上がったプランは専門性の高いプランになると思うんですけど、そもそもこのプランに対して一般の県民からパブリックコメントを頂くことは何か矛盾しているというか、意味がないような気がするんですが、それについてお答えください。

○内山公園緑地課長
 県民の皆様から伺う御意見につきましては、野球場のみに関するものではなくて公園の計画全体について伺うものになっております。一般の方々が広く利用される公園でありますので、御意見を頂くことの意味は大きいと考えております。

○山本委員
 ありがとうございます。
 そうすると、今までのプランはまだ野球場だけのプランが主なんですが、先ほど答弁にありました公園全体のプランも来年度前半ぐらいにまとまってくるという考えでよろしいでしょうか。

○内山公園緑地課長
 9月の定例会後に見直しの方向性を出して、その中で比較検討プラン原案を見直しするとさせていただいておりますので、お示ししている公園全体の配置計画を見直すことを予定しております。

○山本委員
 続きまして、各地の野球場では人数制限等を行いながらもプロ野球観戦をスタートしているわけですね。そのような中において今後は球場をアフターコロナで見直すと。
現実、プロ野球観戦も観客を入れてやっていてクラスターも発生していませんし、コロナ、コロナと言ってばかりいては計画が進まないと根本的に思うんですが、もう一度その辺についてお答えをお願いします。

○内山公園緑地課長
 新型コロナウイルス感染症などの感染症対策の部分での情報収集もありますし、その感染症により生活様式、行動様式などが変わってきております。そういったものも踏まえて今後の公園としてあるべき姿を検討するために情報を収集したいと考えております。

○山本委員
 分かりました。
ということは、例えば現状の草薙球場も篠原の球場がコロナ対策でこんなことをやると決まったら、同じように改築されるんでしょうか。

○内山公園緑地課長
 既存施設につきましても何らかの対応が必要になってくるのではないかと考えておりますが、検討が終わった後にどのように対策していくのか考えていきたいと思っております。

○山本委員
 ということは、篠原の野球場はじっくり考えましょう、同じ県営の草薙球場は考えながらそのまま営業していきましょうと、ダブルスタンダードになると思うんですが、いかがでしょうか。

○内山公園緑地課長
 既存施設につきましては、もう既に県民の皆様に多数の御利用を頂いており、全てぱっと止めて改修することは難しいと考えておりますので、できるところから対策していきたいと考えております。

○山本委員
 全国的に野球場、サッカースタジアム、それから屋内的な要素を持つアリーナでも観戦客を入れて営業を始めております。その中でクラスターが発生した事例もないわけですから。
要は前回の建設委員会で言わせていただいたように、財政的な部分により一旦足止めをすると正直に基本計画をつくってもらわないと、県民は納得できないと思うんですがいかがでしょうか。

○内山公園緑地課長
 9月にお示しさせていただいた見直しの方向性につきましては、当然それを検討するに当たっては財政課と協力して実施した総点検に基づくものでありまして、財政的な観点、視点は盛り込んでおります。
 例えば、民間資金を活用した運営や見直しの方向性における公園全体の段階的整備の検討につきましては、財政負担の軽減につながるものだと考えております。

○山本委員
 県民に、特に浜松市の西部、南部の皆さんに対してどのように説明すればよろしいでしょうか。
 前回の委員会では、勝又都市局長から財政的なものが一番大きいと答弁があったので、私はそのような説明をすることが県民の理解を得やすいと思います。民間活用も財政負担を少なくするためなのか、新しい民間のアイデアを取り入れるためなのか、サービスを向上させるためなのかによって違ってくると思うんです。
 再三お話しさせていただいておりますが、やはり財政難の中ということを明記していただきたいと思いますがいかがでしょうか。

○勝又都市局長
 財政が厳しいことは皆さん御承知であり、やはりこの公園に多額の事業費がかかりますので公費――例えば国の交付金とか県の予算――のみではなかなか厳しいところがあるのかもしれません。
 そのような意味では民間資金を活用することが非常に重要な視点で、先ほど内山公園緑地課長が申したとおり段階的整備も含め予算を平準化しながら使っていく手法、視点で進めてまいりたいと思います。

○山本委員
 最後に意見でございますが、前回の建設委員会で予算がないんだからすぐに進めることが難しいのは理解できる、例えば2年凍結だとかスケジュール感を出してほしい。3番委員からも1年間凍結して白紙に戻すべきじゃないか。8番委員からは3つの案についてそれぞれコロナ対策を講じるんじゃなくて、3つの案から1つに絞った上でコロナ対策を模索していくのが効率的じゃないかと意見が出たと思います。今回のこの策定案にはどれもこれも反映されていない気がいたしますので、しっかりと委員の声を反映させていただきたいなと思います。以上で質問を終わります。

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