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委員会会議録

質問文書

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令和4年11月自然災害対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:江間 治人 議員
質疑・質問日:11/16/2022
会派名:自民改革会議


○江間委員
 組織のことで、もう一度確認したいのですが。今、全国のボランティア支援団体ネットワーク、これが各県に災害中間支援組織をつくろうと活動されているということですか。

○明城徹也参考人
 そうですね、平常時の活動については、まさに我々が全国から各地に乗り込んでやっていくのはあまり現実的ではないところもありますし、やはり地域のことを分かっている人がしっかりと調整をすることが非常に大事だと思っていますので、我々がつくるわけではないですけれども、各地でそういうことが必要だということで立ち上げてくれるところのお手伝いをしています。なので、決してそこと上下関係ではないです。少し難しいところでもあるのですけれども。

○江間委員
 例えば、静岡県で大きな災害が起こった場合に、静岡県の中間支援組織が動き出して、要は静岡県にボランティアに来てくれる方々を他県に声かけしていくのも業務の中に入っていらっしゃるということですか。

○明城徹也参考人
 そうですね、平成25年につくられている手引きがあって、静岡県の災害ボランティア本部情報センター、あとは地域防災計画などにも位置づけられているところになりますけれども、こうしたところが、県内のボランティアに対する呼びかけで、必要であれば、県外にも呼びかけたりしている状況です。今回の台風15号は、一般のボランティアは、市町の募集だったり、県内の募集だったりという形でやっていますけれども、NPOなどの団体は、事前に県のボランティア本部に登録して、それから入ってきてもらう形をとっています。

○江間委員
 先ほど、ボランティアの担い手が不足しているというお話もありました。私も阪神・淡路大震災のときに、あの頃からボランティア活動が出てきて、私も行きましたけれども、やはり一般の方が市町村に申し込んでいくのは数が読めません。そういう中で団体の重要性があると思うのですが、その辺のボランティアの参加意識が、ここ何十年の災害の中で、どのような変化があるか、もしお気づきの点があったら教えていただきたいです。それと、それに応じた団体に対しての働きかけのやり方がもしあったら教えてもらいたいと思います。

○明城徹也参考人
 今のはすごく大事なポイントでして、やはりボランティアって何人来るか分からないとか、それは団体もそうですけれども、来てくれるかどうか分からない、誰が来るか分からないところが非常に不安定な部分で、そのボランタリーがゆえにいい面、悪い面両方あると思います。一つはそういうカウントができない、期待をどれだけしていいか分からないのがそもそもあると思います。ただ、それを調整するのが災害ボランティアセンターであり、災害中間支援組織で、ある程度計算できるような形にするために中間があるとも思っています。ですので、今これぐらい必要だからぜひ来てくださいという発信をして、少ない場合にはそういう発信をしたり、多い場合にはある程度地域を縛ったりという調整弁みたいな機能が、ボランティアセンターとか中間支援にはあると思っています。
 あと、今すごく複雑にしているのは、大分変わってきているとは思いますが、コロナの影響があります。行っていいのかどうか、行くべきなのかどうか、動いていいかどうかも含めて、あとは地域が受け入れてくれるのかどうなのか。県外からボランティアに行って、やっぱり怖い、たくさんの知らない人が来ると感染が怖いという意見もまだあったりしますので、地域の感染に対する温度感も含めて考えていかないといけないので、その辺がすごく今難しくなってきていることもありますし、それによって募集範囲を狭めているので、なかなか十分な方が集まりにくい状況が生まれてしまう。これは静岡だけではないですけれども、そういうことも全国では起きたりしました。

○江間委員
 今のコロナのことについても的確な情報提供が、中間支援組織を通してできるのではないかなと思います。
 最後に、JVOADとかあるいは各中間支援組織の運用に関わる資金とか義援金等の管理とかについて、もしやっていらっしゃることがあったら教えていただきたいと思います。

○明城徹也参考人
 今の質問の前に、コロナの話を1つだけお話ししたいのですが、コロナ禍での受入れについては、自治体と社会福祉協議会と中心となっている中間支援とで、しっかりと統一した方針が出されていると、外から入ってくる立場としてはすごくやりやすいのがあります。こういうところを守ってくださいとか、そういったものをしっかり出しているところです。スライドの中に入っている佐賀県の事例は、そうした方針を出していただいて、支援と受援がうまくいった事例でした。
 それから資金面の御質問については、多くは、寄附金、助成金で成り立っているところがほとんどです。なかなか行政からそういう予算がついているところは実は少なくて、その辺が非常に課題だと思っています。中間支援組織は直接支援ではないので、なかなか、寄附を募るにもアピールしにくい活動になるので、寄附が集めにくい性質があります。なおかつ、平常時の活動については、災害が起きていない段階なので、余計に寄附金が集めにくいということで、非常に、二重に集めにくい領域ですが、必要な活動ということで、今全国で立ち上がっているところは、どこも苦労しています。最近は休眠預金を活用した事業で助成金を取っているところも中にはあったりしますし、我々もその事業で一つ行ったりしていますけれども、それも時間が1年とか3年とか限られた期間での助成になってしまいます。こうした取組は、つくって終わりではなく、つくった後にずっと継続していかないといけない仕組みだと思いますので、民間からの寄附金の流れと、行政からの何らかの予算措置とうまく組み合わせて、どう継続させていくかは、これから議論も必要になってくると思いますし、そこはまだまだ課題だと思っています。

○江間委員
 義援金等の管理等は特にやっていらっしゃらないのですか。

○明城徹也参考人
 そうですね、義援金については、赤十字とか行政とかで集められるところで、ほとんどは配分委員会を通じて、被災者の方に直接行かれると思います。義援金がNPOに来ることは、今までは私が知る限りではないです。

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