• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:蓮池 章平 議員
質疑・質問日:07/03/2020
会派名:公明党静岡県議団


○増田委員長
 休憩前に引き続きまして、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○原田人身安全対策課長
 前半の7番委員からの児童虐待の御質問について補足いたします。
 初めに、警察がどのようにして児童虐待事案を認知するかですが、関係者からの110番通報により認知する場合、一般加入電話により認知する場合、さらに直接口頭で認知する場合などがありまして、その合計が405件となります。
 次に、この405件の内訳でありますが、児童自身からが43件、加害者からが192件、家族からが41件、一般人、例えば近所のもの等からが58件、児童相談所からが28件、市町からが5件、学校からが3件、消防からが5件、他県警察からが23件、その他としまして警察による保護活動あるいは事件処理による認知で7件、合計405件となります。

○増田委員長
 では、質疑等を継続します。
 発言願います。

○蓮池委員
 ありがとうございました。
 それでは、分割質問方式で、後半の部分で幾つか質問させていただきたい。
 まず、コロナウイルス感染症が拡大している中で飲酒運転の取締りについてであります。
 これまで、飲酒運転の取締りは呼気で最初に確認作業をしていたと思うんですが、コロナの感染の可能性もあり、対応はどうされているのかお聞きしたいと思います。

 あわせて、飲酒運転なので少し別角度ですけれども、飲酒運転撲滅の重要な役割を担っている1つに代行運転業があります。代行運転業については静岡県警とはかなり昔からいろいろと連携を取りながら立ち上げてきた経緯があるわけでございます。
 公共交通ではないのでなかなか難しい部分があると思うんですが、まず代行運転業の位置づけについて警察署でどんな考えを持っておられるのか伺いたいと思います。

○加藤交通企画課長
 初めに、飲酒運転取締りに係る感染症対策についてお答えさせていただきます。
 飲酒運転取締りにつきましては、運転者の酒の匂い、いわゆる酒臭を確認するとともに運転者の呼気検査を行うことによりまして、7番委員御指摘のとおり新型コロナウイルス感染が危惧されております。
 県警察といたしましては、新型コロナウイルス感染防止対策として必ずマスクを着用した上で、飛沫による感染防止対策のため運転者の酒臭を直接嗅ぐことなく運転者の顔色でありますとか目の充血、態度、言動等から飲酒の有無を判断するように指導しております。また呼気検査に当たりましては、手袋を着用して運転者の呼気を採取した風船などに直接触れることのないよう現場対応に当たる警察官に具体的な指示を行っております。

 続きまして、自動車運転代行業の関係についてでございます。
 自動車運転代行業は、飲酒した者に代わり自動車の運転サービスを提供する事業形態でありまして、特に自家用自動車が移動手段として活用されている地方都市におきましては飲酒運転の防止に一定の役割を果たしているところであり、飲酒運転根絶を推進する警察といたしましては、その受皿として運転代行サービスの普及促進を図っていくことが必要であると認識しております。

○蓮池委員
 飲酒運転の取締りについては、引き続き警察官がウイルスの感染を防止できる万全の体制をお願いしたいと思います。
 代行業については、警察だけではなくて県当局も、所管部局も含めて代行業界も。真っ当なという言い方がいいかどうか分かりませんがきちっとした、例えば保険に入っているとか事務所を持って運用しているとか。比較的手軽に参入できる業界でもあり、全国的には保険に入っていなくて事故を起こして依頼主の保険を使う問題ですとか様々な課題があろうかと思いますが、これについてはぜひしっかりとした位置づけをしていくように、課題として検討、議論をしていきたいと思います。引き続きよろしくお願いします。

 2点目は、先ほど8番委員からも出ましたが、6月30日に道路交通法が改正されあおり運転が厳罰化になるわけですが、きちっと証拠として残っていないとなかなか摘発の対象にならないということで、やはりドライブレコーダーが未設置の場合は訴えられても難しい部分はあろうかと思います。
 あおり運転をされたと訴えたときに、証拠が確実にない場合には、警察でどんな対応をされるのか。

 もう1つは、自転車を運転していて前の自転車に対して鈴を異常に鳴らしたりする場合にはこれもあおり運転の、今回の改正法の適用になろうかと思いますが、特に学校、学生ですね。教育委員会との連携はどうされていますでしょうか。

○加藤交通企画課長
 まず、あおり運転を受けた場合でございますけれども、確かに7番委員御指摘のとおり客観的な証拠に基づきまして適正に捜査しておりますが、県民の皆様に申し上げているのは、あおり運転を受けた場合にお一人で運転している場合にはまず安全な場所に避難していただく。つまり一般道であれば左隅に、高速道路でありましたらサービスエリア、パーキングエリア等の交通事故のないところに止めていただいた上でドアロックをして、相手の挑発に乗らずに直ちに110番をしていただくようにお願いしております。またドライブレコーダー等に相手の行為が映っていればもちろんありがたいのですが、目撃者でありますとか通報内容でありますとか総合的に勘案しまして、何か適切な証拠を収集した上で適正に処理して捜査をしてまいりたいと考えております。

 2点目の自転車運転者のあおり運転等の啓発等についてですけれども、このたび7番委員御指摘のとおり、あおり運転が自転車も該当する形になります。自転車につきましては成人ばかりではなくて小学校、中学校、高校でも自転車の交通安全教室も実施しております。また安全運転管理者の講習等におきましても事業者等に対しまして、ドライバーだけではなくて自転車の乗り方等も当然、講習の中でも触れる部分がございます。ですので多角的に広報啓発をして、自転車といえども例えばベルを執拗に鳴らすでありますとか、割り込みといった部分はいわゆるあおり運転になることを周知徹底してまいりたいと考えております。
 教育委員会との連携につきましては、学校を通じた交通安全教室等も踏まえ、また連携を取りまして子供たちの世代で自転車の安全な乗り方を周知すると。そして特に通学をしている中学校、高校もございますので、その関係につきましてもよく連携をして対処してまいりたいと考えております。

○蓮池委員
 高校については、まずは道路交通法が改正されて自転車でもあおり運転があることをぜひ認知していただくようにお願いしたいと思います。
 今、国でもドライブレコーダーについての補助制度等を検討して、なるべく多くの車がドライブレコーダーが搭載できるように、厳罰化というか捕まえるよりも、それによって事故が発生しないところが1つの大きな目的だと思いますので、それについてもぜひ進めていただければと思います。

 もう1点です。
 このコロナの状況下で自転車通勤、通学が非常に増えていると。実は毎日、朝子供たちの通学路に立って旗振りをしておられる方がいらっしゃいます。我々の同僚の中にもそういう議員がおります。そういう議員の中から非常に自転車の数が多くなってきていると。各地域で状況が違うと思いますが、特に静岡市等では自転車の台数が非常に多くなっていると。このままどんどん増えていくと非常に危険な、自転車同士もそうだし歩行者と自転車の事故も想定されるので、できれば警察に街頭指導をしていただいたほうがいいんじゃないかという声もあるんですが、その点についてはいかがでしょうか。

○加藤交通企画課長
 街頭指導の強化についてお答えいたします。
 7番委員御指摘のとおり、自転車は県民にとって非常に身近な乗り物でございます。また今般、社会全体が新型コロナウイルス感染症対策に取り組む中で感染リスクも少ないと言われ通勤、通学の手段としての自転車の利用がますます促進されるものと承知しております。
 しかしながら、本年5月末現在県内で発生した自転車関連の事故につきましては前年対比こそ減少傾向にありますけれども、約1,100件もの人身交通事故が発生するなど看過できない状況にございます。
 これまでの現状を踏まえまして、県警察では朝夕の通勤退社時間におけるレッドパトロール等の警戒活動を強化するとともに、自転車運転者に対する街頭指導により交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を促すなど、自転車利用者の交通安全意識を高める活動を行っているところでございます。
 また、このような街頭指導に加えまして、先ほども申し上げましたけれども事業者向けの企業講習等の教育機会を捉え自転車の安全な乗り方の指導でありますとか損害賠償保険の加入を呼びかけるとともに、被害軽減効果が認められますヘルメットの着用を働きかけるなど自転車利用者の安全意識を高めるための広報啓発活動を推進してまいりたいと考えております。

○蓮池委員
 ぜひ、こういった自転車事故がないような街頭指導、また強化をお願いしたいと思います。

 次に、県警では既に県警のヘリとパトカーによる高速道路の違反摘発を行っておられると思います。特に新東名高速道路の110キロ区間を中心にやっていることは承知していますけども、実際にどのぐらいの摘発をされたのか。これまでの取組について、まず伺いたいと思います。

○加藤交通企画課長
 県警察におきましては、特に高速道路は平成30年からヘリコプターを活用した空陸一体の取締りを年数回実施して交通違反者に対する指導、取締りを行っております。令和元年中に3回ほど実施しておりますけれども、例えば一番右側の追越し車線をずっと走る通行帯違反でありますとか、左側から追い抜きをする追越し違反等の検挙や指導をしております。

○蓮池委員
 道路交通法の改正がありましたけれども、あおり運転の摘発等もヘリコプターとパトカーによる連携で対応できるのかなと思います。

 もう1つは提案ですけれども、よく高速道路上に覆面パトカーが摘発をしていますよという表示がありますが、これに加えて空からも見張っていますという表示で事故防止の一環とすることを御提案したいと思うんですが、その点についてはどうでしょうか。

○加藤交通企画課長
 まず、ヘリコプターの活用につきましては7番委員御指摘のとおり、空陸一体の取締りは非常に運転者に対してもインパクトがありますし、実務的にも悪質、危険な運転に対して抑止効果がある取締り手法であると考えております。
 したがいまして、今後もヘリコプターによる取締りを継続実施しまして、全てのドライバーに対しまして空からも見られているという認識を与えることで悪質、危険な運転を抑止してまいりたいと思っております。

 空からもという表示につきましては、今後検討してまいりたいと思っております。

○蓮池委員
 ぜひいいことは取り組んでいただいて、交通事故がやっぱり1件でも、また悪質な違反が起こらない取組についてよろしくお願いしたいと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp