委員会会議録

質問文書

令和４年10月17日自然災害対策特別委員会質疑・質問

	質疑・質問者：	髙田　好浩議員
	質疑・質問日：	10/17/2022
	会派名：	公明党静岡県議団

○髙田委員
　本当に御丁寧にありがとうございました。いろいろシステムが分かりました。
　問題なのは、先ほどもお話がありましたが、的中率の問題、25％で、そのほかでそれが発生しなくても大雨になるというのが６割強です。話の腰を折るつもりはないですが、やはり線状降水帯に注目することは非常にいいことだと思いますが、それにあまり集中するとほかのことを見逃したり、ここにも書いてあるとおりで、今言ったとおりにほかの確率が６割と、そう考えると何となく、この線状降水帯を分析する労力はすごくかけていただいていますが、もちろんそれは意味があることだとは思うが、結局、申し訳ないけど事後発表で、これは降水帯でしたというのが多いのかなと思いまして。だからやめろということは全く思っておりませんが、もう一歩この気象全体を捉えた、もう少し大きな意味での気象の報道の仕方や発表の仕方が出来ないのか。もう１つ、もう複雑過ぎて、土砂があり大雨があり、それで１から５まであって、なかなか僕らも頭が回らなくて、その辺は整理していくことが非常に賢明な、情報発信の上では大事だと思うが、何せ市・県・国が関わっているので、気象庁、国交省、なかなか難しいと思うが、ここはもう少し県民にとって、危ないというか、また今お話のあったとおり事前避難、これを誘発できるようなものがあればと思っていますがいかがでしょうか。

○渡部圭吾参考人
　線状降水帯の的中率が上がってくれば、発表することに非常に有効だと思いますが、今おっしゃられたように大雨の原因は線状降水帯だけではなくて、例えば夏の夕立とゲリラ雷雨みたいな、局地的に雨雲が発達する。あれも線状ではないですが、やはり局地的に１時間に100ミリを超えるような猛烈な雨を降らせますし、そこが重要なところだと思います。私が今大事だと思っていることは、線状降水帯だけが大雨の原因ではないところは、やはり正しく皆さんが理解する必要があると思うんです。例えば大雨になりますよという、大雨に警戒してくださいという情報があって、その中で線状降水帯が発生するおそれがあります。だから多分、プラスの情報なんです今は。さらに危険になりやすいですよという、プラスの情報で捉えることが大事だと思います。
　今後、的中率が上がってくれば、その大雨プラス線状降水帯の危険度がだんだん伝わりやすくなっていきますので、どんどん存在感は増していくと思います。

○髙田委員
　本当にいろいろな情報がテレビを見ていると出てくるので難しいですね、受け止め側が。
　後ろに山がないから、うちはこの土砂情報は、これは関係ないんだとかそういうのは分かりますけど、私は静岡市ですけど、市も出すのがものすごい頻繁でした。
　ここに出しますからね、避難指示をこの地域に、追手町とか。だからちょっと現実に合ってないものでも、申し訳ないけれども聞き流しちゃうんです。確かに裏山があるところは危ないのは分かりますが、この町場で、うちの町内も本当に町場にあるんですけど、出るんです避難指示が。行政の人が全部避難所の準備をして、申し訳ないなと思うんですけど、誰も行かないですよ。行かなくて安全ならいいんですけど、もうちょっと的確なジャッジをしてもらいたいと思います。

○渡部圭吾参考人
　確かにこの台風15号の一件で、静岡市は大雨注意報が出たら避難指示という方針ですが、理想論ですが、例えばこの葵区の中でもせめてあともう少し細分化する、５つぐらいに分けるとか、その市街地、あと安倍川の下流、上流とか、それくらいでもいいので、何とか分けられないのかなと思っています。

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