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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年決算特別委員会総務分科会 質疑・質問
質疑・質問者:和田 篤夫 議員
質疑・質問日:11/08/2021
会派名:自民改革会議


○和田委員
 一問一答方式でお願いします。
 まず、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書6ページの知事戦略課関係についてです。
 令和2年度は7回も補正予算を組んだ大変な状況にありましたが、国への要望、提案のために知事自身が国へ出向いた回数とそのことによって出た成果を教えてください。

○森岡知事戦略課長
 例年は、秋に要望活動を行う際に知事が静岡県選出の国会議員の皆様に要望内容等を御説明し意見交換を行う機会を設けておりますが、昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響もあって意見交換会を開催できず、副知事が各議員の先生方に説明して回っております。

○和田委員
 1回も出向かなかったということでよろしいですか。

○森岡知事戦略課長
 知事自身が要望活動の関係で出向いたことはありませんでした。

○和田委員
 ウェブ会議などを全国知事会で何回もやっていますよね。出席回数37回のうち16回は書面開催ということは、どういう形にしても知事御本人が半分以上は出席されている。でもこんなに東京に近いのに、行政の長として知事が1回も出向いてお話をされていないことに対して知事戦略課としてはどう思っておられるのか、所見をお伺いします。

○森岡知事戦略課長
 知事会は全て知事が出席しているわけではなく、ウェブ会議や各部局が代理出席している状況であります。
 昨年度知事が要望活動を実施できませんでしたが、現場の意見や県の要望、政策について御理解頂く機会を設けることは大切なことだと考えております。県で一方的に開催するわけにはいきませんが、調整ができれば開催し、御説明して御理解を得て進めていくべきと考えております。

○和田委員
 結果的に昨年度は行っていないと理解しました。
 ちなみに昨年度はコロナ禍で行けなかったという理由ならば――これは去年の決算特別委員会の審査範囲ですが――新型コロナウイルス感染症が関係ない前々年はどうだったのでしょうか。資料があるならばお答えしていただきたい。

○芹澤知事戦略局長
 その前の年は、静岡県選出の国会議員との意見交換会を実施しております。そのような機会を通じて、県の施策を説明するとともに要望も行っています。

○和田委員
 国会議員ではなく、省庁に直接出向いたことはありますかという意味で確認しています。

○芹澤知事戦略局長
 今、手元に資料がございませんので、確認させていただければと思います。

○和田委員
 明確に答えられないくらいだから、あまり積極的に行っていないと理解します。知事ですから国との連携、あるいは国に対して要望するときは自ら出向いていろいろ御要望するのが首長の姿勢として必要だと思います。それをあまりやっていらっしゃらないのはいかがなものかと思います。これ以上の答弁は求めません。少し考えていただきたいと思います。

○河原崎委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は午後1時30分とします。

( 休 憩 )

○河原崎委員長
 休憩前に引き続き分科会を再開します。
 質疑を継続します。
 当局より発言を求められておりますので、許可します。

○芹澤知事戦略局長
 先ほどの3番委員からの令和元年度における知事の要望活動の状況について回答させていただきます。
 令和元年度は、4回上京し国土交通省や財務省など6か所で予算確保の要望等を行いました。

○和田委員
 分かりました、4回ということですね。
 次の質問に行きます。
 説明資料17ページの評価の欄に、県に意見要望がある人のうち伝えた人の割合が載っております。2020年度実績は2021年9月に公表予定となっております。もう11月ですので何%だったか分かりますか。

○横山広聴広報課長
 県に意見要望のある人のうち伝えた人の割合は、今年度出ている結果ですと10.9%です。

○和田委員
 10.9%、どんどん実績は下がっている感じがします。目標値は30%と書いてありますけれども、昨年度下がった要因についてどのようにお考えでしょうか。

○横山広聴広報課長
 県政世論調査では、どうして伝えなかったかという問いも設けております。残念ながらそのうちの多くが、伝えても無駄との回答でした。これについては非常に問題であると考えており、県民の皆様の意見を聞く姿勢を示しながら県民の皆様の御意見を施策に反映する仕組みをつくっていきたいと考えております。

○和田委員
 説明資料18ページに、伝えても無駄と回答した人のパーセンテージが約6割近く記載されています。これはかなり問題だと認識されているわけですよね。今このようにしようという答弁がありました。改善案等を考えておられるのであればお伺いしたいと思います。

○横山広聴広報課長
 伝えても無駄と思っている方がかなり多いのは非常に問題だと考えております。理由として既に決定や制度化された内容でこれを変えるのは難しいと思った方が非常に多くいらっしゃいました。率として大体2割の方がそうお答えになっております。一朝一夕にはいかないかもしれませんが、現在も続けております県民の皆様の御意見が県政に反映された事例等を県民だより等できめ細やかに伝える取組を続けていきたいと考えております。

○和田委員
 説明資料16ページの表の米印に、事案外――誹謗中傷など県政への活用が困難な意見等――の件数が記載されています。令和2年度は5,853件と令和元年度の2,412件から極端に増えています。恐らく新型コロナウイルス感染症の関係と想像できます。令和2年度に件数が増えた要因をどのように分析されていますか。

○横山広聴広報課長
 意見、要望の中には、県に対する御要望、御意見のほかに国や市町などへの御意見、御要望も多く混ざっておりまして、ここでカウントしているのは県に対する御意見、御要望です。
 特に、コロナ禍において国の施策が多数出され、県民の皆様にとっては行政に対する御意見であっても国の施策か県の施策か分かりにくく、県に非常に多くの意見が寄せられたことが要因と考えられます。

○和田委員
 本庁各課及び出先機関に直接寄せられた意見、要望等は県民のこえ担当――各課の課長が対応となっていますが、誹謗中傷も含めてこれだけ件数が多いと業務に支障が出ているのではと思われますが、いかがですか。

○横山広聴広報課長
 電話で来る御意見等が集中しますと、我々広聴広報課の業務もそれにかかりきりになることが多くあります。最近ではホームページやメールでの御要望も多く、そちらはできるだけ早く適切に処理するように考えております。

○和田委員
 次の質問です。
 説明資料26ページ、繰越しの話です。
 令和2年度の繰越額は1035億円余、前年度の比較で294億円余の増加となっております。この増加の要因、あるいは過去と比較してどうだったか教えてください。

○平塚財政課長
 繰越しの関係についてお答えいたします。
 説明資料27ページ上段のA欄にあるとおり、令和2年度の繰越額は1035億円余で前年度から大幅に伸びております。このうち約5割の547億円は国の補正予算等に対応した追加の公共事業といった中身で特殊分と整理しております。この金額が例年に比べ大きかったことが増加の要因と分析しております。

○和田委員
 いずれにしても、繰越しが多いということは、当年度の予算執行が遅れることになりますよね。そうなれば当該年度の繰越しがまた多くなるという繰り返しになる感じがするので、繰越しはなるべく少ないほうがいいと思います。このような流れをどうやって食い止めるのか、どのようにしたら繰越額は多くならないようにできるのか策があればお伺いしたいと思います。

○平塚財政課長
 繰越しに関しましては過去からいろんな取組をやっておりますけれども、最近の取組を御説明します。
 繰越しをする場合、2月補正予算や12月補正予算であらかじめ繰越明許費として枠を設定させていただきます。最近は年度初めから年度末の執行が難しいものに関しては、9月補正あるいは6月補正から繰越明許費を設定させていただき、なるべく早期に発注して実繰越額を減らす取組をしておりますので、引き続きその取組を行い繰越額の縮減に結びつけていきたいと考えております

○和田委員
 最後に、全体的な質問を1点だけさせてください。
 この説明資料の書き方についてです。
 各課の記載を見ると、実施状況が書いてあり評価があって途端に改善になっています。評価して問題があったら改善しましょうというのが普通の考え方だと思います。
 例えば、説明資料32、33ページのデジタル戦略課について見ると、高度情報化推進事業として3つ書いてありますが、それに対する評価も全部書いてあるわけではない。33ページには順調に進捗している、利用件数、手続数とも増加していると記載してある。
 32ページの一番下にマイナンバー制度への対応について書いてありますが、評価としてマイナンバーカードが今の状態でいいかどうか何も評価されていない。マイナンバーカードの普及率は全国的にいえば三十数%ですよね。それを静岡県としてどうしようという問題意識もなければ、引き続き推進するためにはどうするかということも何も書いていない。
 最初に質問した知事戦略課の記載を見ると、主要施策の実施状況は書いてあるけれども評価も改善も何も書いていない。
でも問題点があると思っているから質問しています。評価したら問題点が出てくるわけです。どう改善しようというのが考え方かと思いますが、さっぱり書いていないのはなぜか教えてください。

○内田会計支援課長
 効果的な施策の推進に向けましては、当該年度の施策の実施状況を評価し、課題を明確にした上でその課題の解決に結びつけ、次の事業や施策に生かしていくPDCAサイクルを徹底し効果的な施策展開を行うことが重要であり、3番委員御指摘のとおり課題の明確化が大変重要だと考えております。
 説明資料の作成に当たりましては、実施状況及び評価と課題の項目の評価の欄に評価と改善を記載するようお願いしておりますが、課題を記載する欄が評価となってしまっているので分かりづらく、課題が明記されない状況になってしまっていると推測されます。
 3番委員御指摘のとおり、課題が明確に示されるよう検討していきたいと思います。

○和田委員
 去年も別の委員会で同じ質問をさせてもらいました。単年度で評価しますのでやり方が非常に難しい。であるならば、説明資料をこれほど分厚くしなくてもよいのではと思います。作成作業では恐らく去年の説明資料から年度、項目などを変え新しい項目を入れやっているのでしょうが、無駄な作業がたくさんある気がします。毎年、毎年同じことを繰り返してごっそり資料がたまるだけで見もしないことになりかねないと思いますので、改善されたらいかがかと思います。

○河原崎委員長
 ほかに何か提言とかありますか。

○和田委員
 特にありません。職員さんで考えていただきたい。

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